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(混合ワクチン接種直後)インフル集団感染、入院高齢者6人死亡(読売)
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/372.html
投稿者 阿保の洞窟 日時 2010 年 11 月 10 日 08:43:20: bqCIRkIGb9yyY
 

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101106-OYT1T00517.htm

秋田県は6日、北秋田市の病院でインフルエンザの集団感染があり、10月31日から今月5日にかけ、60〜90歳代の入院患者6人が死亡した、と発表した。

 簡易検査で6人からA型の陽性反応があり、別の1人の検体から「A香港型」ウイルスが検出された。


同病院では10月29日、死亡者も含め入院患者全員に「A香港型」「B型」「新型」の混合ワクチンを接種していたといい、発症者には全員に「タミフル」を投与した。5日現在、入院患者25人、職員8人が症状を訴えている。
--
昨日インフルエンザにかかる前にワクチンを接種しましょうと女子アナがニュースで呼びかけていて気分を害したのだが、早速被害が出たか。
 当局はこの件に関してもし何か言うのであれば、ワクチンとの因果関係は断定できないと発表するのだろうが、上の記事で効き目がないのは間違いないのだから接種する必要もないのも明らかだ。

 

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コメント
 
01. 2010年11月10日 10:44:05: lqOPOFnyLE
職員がワクチン接種にも関わらず発症しているというのは、短期的にはワクチン効果がないことを意味すると思える。あるいは、感染速度が速いというので、最初の感染者が分かったときには、すでに感染していたということなのかもしれない。さらなる調査の結果をみたいものだ。

02. 2010年11月10日 16:20:28: L0TE8cTeWY
インフルエンザワクチンは接種してから2週間くらいたたないと効果が発揮されません。
ですので10/29に接種しても効果が出るのは11月中旬頃になり、記事の集団感染はまだ免疫ができてない時期の感染です。
つまりワクチンの効果とは関係がありません。あとインフルエンザワクチンは不活化ワクチンなので、これで感染することはありません。

通常は12月から流行が始まるので10月下旬から11月上旬の接種が通例となっているのですが、今年は10月に入ってから流行の兆しが出たようです。
またこの記事の続報では、続いて二人の方が亡くなっています。


03. 2010年11月10日 17:43:02: 2xRdKzkXEs
病気を患っている高齢の母が接種して具合が悪くなると本人が言っていた。だからやめとけと何度も言ってやっと今年同意してもらった。具合が悪くなっても薬を信仰しているから毎年接種を受けていたのだ。

「ワクチンの効果とは関係がありません」なんて絶対に言い切れる物ではない。
ワクチンから感染しなくてもワクチン接種によって免疫力が一時的に下がって外部から感染させられる事もあるのではないのか?

とにかく、利益至上主義の製薬メーカーが幅を利かせている限り、医者や政府の発表は全く信用することは出来ない。


04. 2010年11月10日 18:26:28: gBIrN1RHaA
予防接種が始まると、流行も始まる。

05. 2010年11月10日 19:35:13: L0TE8cTeWY
>>03
「ワクチンの効果とは関係がありません」とは「接種から数日ではワクチンが効果を発揮する前なので、ワクチンが感染を防げなかった(ワクチンに効果がない)という結論にはならない」という意味です。
 記事中に「上の記事で効き目がないのは間違いない」とありますが、それは前提が間違っていますよ、という主旨です。
 納得いただけたでしょうか。

 それとインフルエンザワクチンにはウイルス自体は含まれず、このワクチンでインフルエンザになることはありません。
 記事の患者さんはインフルエンザに罹患していますので、このインフル集団感染は「ワクチン接種が早ければ防げたかも知れない」事例の一つです。

 ようするに、この記事にワクチンに関するマイナスの情報は含まれていません。
 流行が早かったことにより「ワクチンで防げた可能性がある」命が失われた、痛ましい事件です。


06. 2010年11月10日 22:04:54: 38lDYW3Kgg
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2010-11-10

報道のみの情報から考えると、
納得の行かない点が多々あるのですが、
これは報道の正確性もあるので、
軽率には発言は出来ません。

ただ、病院より特別養護老人ホームなどに、
より近い環境と考えられ、
老人ホームと関わりのある身としては、
より慎重な対応が必要と改めて思いました。

認知症のあるご高齢の方の感染では、
リレンザは使用出来ず、
タミフルの小児用のドライシロップを、
主に使用していたのですが、
点滴の治療剤、
ラピアクタを少量納入し、
すぐに使える状態にしておくことにしました。
リスクのあるケースでは、
初期に点滴で治療することが、
有用ではないかと思われるからです。


07. 2010年11月11日 07:28:08: LT53P52Hns
ワクチンを集団接種したら、たった数日で集団感染を起こしたって記事でしょ?
人を死に到らしめる効果があったと見るべきじゃないの?

08. 2010年11月11日 10:22:28: lqOPOFnyLE
>07ワクチンを集団接種したら、たった数日で集団感染を起こしたって記事でしょ

最初の感染者が出たのは、集団接種の前ですから、これは誤りですね。むりやり自分の思うところに話をもっていかないでください。


09. 2010年11月11日 12:11:17: qffr3YAKIH
集団感染があったのは、医療法人社団博愛会「鷹巣病院」。発表によると、死亡したのは男性4人、女性2人。10月27日に最初の発症者が確認され、計49人が発熱などの症状を訴えた。

の部分が転載されてるのにはすっぽり抜けているのはなぜなんでしょうか?
読売のほうが後から追加されたのか?転載者さんが意図して抜いたのかお聞きしたいですね。

読売の記事が最初から記載に変わりないのであれば、リンク先をよく確認しなかった私の落ち度ですのでお詫び申し上げます。


10. 2010年11月11日 17:44:43: 9mn1ZFroX6
西洋医学の薬は石油から作られる。よって、世界の製薬会社の全ては、ロックフェラー財閥に行き着く。エイズ、エボラ、O-157、鳥インフルエンザ、口蹄疫などの伝染病や、タミフルや非加熱製剤やDDT、抗うつ剤、インフルエンザワクチンといった薬の皮をかぶった毒薬は、すべてロックフェラーの命令によってつくられ、実行されたものである。今回の事件も氷山の一角である。東アジアの小さな列島で、黄色いサルを相手に、「ああ、また人体実験が行われたか」ということだ。「俺は優秀な人種」とうぬぼれた金融資本家どもは、「人口削減」という名の大量殺戮を行って、新しい地球の支配者になりたいのだろう。

11. 2010年11月12日 00:03:34: hITvHqbguA
http://www.asyura2.com/10/warb5/msg/484.html

http://www.asyura2.com/07/gm14/msg/304.html

http://www.shirleys-wellness-cafe.com/vaccine-warning-japanese.htm

http://www.whale.to/vaccines.html

http://www.jesus-is-savior.com/Health_Concerns/vaccination-the_hidden_facts.htm

http://www.vaclib.org/index.htm


12. 2010年11月14日 10:27:30: QXVaulDOhs
昨年来の豚インフルエンザ(日本では途中から『新型』なんていっているが、英語では今でも『swine flu』である)のワクチンを打ってから短時間で死亡した老人が百数十人いる。2時間一寸で死亡した人もいるがそんな例を含めてマスゴミの報道では「ワクチンとの“明確な”因果関係は不明」である。わざわざ“明確な”を省いた報道さえ見られた。
専門家の会議の意見で「因果関係は否定できない」まで、マスゴミ報道になると「因果関係は不明」となる。そのように報道されるように誘導した記事を提供した側に問題があるのかもしれないが、マスゴミも少し注意すれば分かること、誰かが情報統制してワクチンの摂取を推進しているとしか考えられない。
一方高齢者で豚インフルエンザで死亡した人は数人(3人?)その中にはワクチンを接種した人もいる。
これを考えてもワクチン摂取に利益は無く(摂取される側の利益です、摂取する側では大きな利益が発生します)危険が非常に大きなものであることがわかるだろう。

13. 2010年11月16日 19:58:08: E6ilQUTMAE
だまされるにはだまされる理由(わけ)がある。

徹底的にだまされ尽くして、ようやく確固たる真実を掴む。

とくに日本人はその一番手になっている。

ゆえに、表面的には馬鹿でマヌケでアホな日本人に見える。

が、気づくのは世界で一番先になる運命にある。

マスコミはもちろん、医療大本営発表の手先であるが、記事を書く者さえその自覚は無い。
つまり、だます側もだまされる側も夢うつつの中で演じているような役者というわけだ。

すべては体験、体験を重ねて人間は知恵を智慧にできるのだ。
                   お逆様


14. 2010年11月18日 15:04:48: zNWGb1IAao
>ようするに、この記事にワクチンに関するマイナスの情報は含まれていません。
> 流行が早かったことにより「ワクチンで防げた可能性がある」命が失われた、痛ましい事件です。

やはり頭に来る返答していたか。見なきゃ良かったな。

もっともらしいこと言わないでもらいたい。
「ワクチン接種によって免疫力が一時的に下がって外部から感染させられる事もあるのではないのか?」に対しての答えになっていないじゃないか。・

あのね、私は前からワクチンそのものに疑問を持っているんですよ。上の事件だけの話じゃないんだ。あなたの回答は、多くの読者にまだワクチンが有効であるかのような印象を与える。この事件だけを見てワクチンは大丈夫なんて思わせるような誘導はやめてもらいたい。

ワクチン接種後、二週間後でないと効果が現れないというが、その間に体の中はワクチンを打たないときと比べて変化しているのは明らかだ。人間の体は電気がなければ動かない家電製品と違って単純なものではない。その体の変化をあなたは無視できるのか?


失礼な言い方だが、あなた、もしかしたら、製薬企業関係者か医療従事者?一見すると患者をいたわっているように見えるが、そんな風には見えないな。木を見て森を見ない学者肌のような感じがするね。医療も資本主義に毒されている事を認識しないと駄目だ。医者が発表するエビデンスやら統計なんてカネの奴隷になっている限り全く信用できない。

ワクチンの害は現役医師も言っているんだ。免疫系の無い血管になぜ直接毒をぶち込まなければならないんだ? >11氏が貼り付けたビデオを見てから発言してもらいたいものだ。

ワクチンなんかするより、住環境を快適にした方がずっと予防に繋がる。病院は安上がりに患者を看病するために患者をスシ詰めにする妥協の産物に過ぎない。患者が多数密集しているから病気が蔓延するのは当然のことだ。


悪いがもうこのスレッドは見ない。またもっともらしい反論をしてワクチンを擁護する書き込みがあるだろうからだ。

最後に

9氏の言う、
>の部分が転載されてるのにはすっぽり抜けているのはなぜなんでしょうか?
>読売のほうが後から追加されたのか?転載者さんが意図して抜いたのかお聞きし>たいですね。

これは著作権を考えると全文コピーするのに気が引けたからだ。それ以外の理由はありません。


阿保の洞窟


15. 2010年11月25日 19:28:50: 38lDYW3Kgg
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2010-11-25

11月16日の時点で、
インフルエンザワクチン接種後の死亡事例が、
3例報告されています。
専門家のコメントも既に添えられています。

昨年の新型インフルエンザワクチンの接種後死亡事例は、
133例でしたから、
それから比較すると今年のワクチンが死亡事例が少ない、
と思われた方が多いかと思います。

ただ、報告の文面をよく読むと、
11月16日の時点で死亡事例は9名と書かれています。
そのうち主治医が「ワクチンと関連あり」と記載したものが、
3例でその3例のみが今年は公表されているのです。

ちなみに昨年のケースでも、
実際に主治医が「ワクチンと関連あり」としたケースは、
今年の報告と同じ3例です。
それ以外の130例は「因果関係不明」の事例だった訳です。

つまり、今年度から行政は公表の方針を変えたのです。

もし昨年度も今年度と同様の方針であったとすれば、
3例の死亡事例しか詳細は公表されなかったことになり、
昨年のような問題にはならなかった筈です。

要するに、去年の騒ぎに懲りて、
「密かに」公表の基準を変更したものと、
僕には思えます。

それは勿論「ワクチンは安全だ」という神話を守るためです。

報道用の資料には以下の記載があります。

副反応報告は、接種との因果関係にかかわらず、予防接種後に死亡した場合に報告を求めているため、基礎疾患による死亡も含めて報告されることがある。今後、専門家による因果関係評価を行ない、結果を踏まえて必要な情報提供を行なっていきたい。

これを読むと、
如何にも全ての死亡事例が、
報告されているようですが、
実際には「特定の症状を呈したものと、因果関係の推測出来るものだけを報告しろ」
というのが実際のところです。


より安全性の高いワクチンを目指して、
臭い物に蓋の対応ではなく、
もっと誠実かつ真剣な取り組みを、
行政と専門家には期待したいと思います。

厚生労働省:健康:新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

インフルエンザワクチンの接種後の死亡事例の報告について(その2)(PDF:376KB)2010年11月22日
インフルエンザワクチンの接種後の死亡事例の報告について(PDF:484KB)2010年11月8日


16. 2010年11月25日 20:18:56: jTKNrQmCu6
私も医療関係者だがワクチンについてすでにいわれている既成概念を無視すれば、インフルワクチンはインフル感染材であるとしかいえない。

17. 2010年11月30日 20:12:18: 38lDYW3Kgg
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2010-11-30

風邪の熱は下げない方が良い、
解熱剤は身体の有害であるし、
免疫系を高める働きをしているのだから、
と物知り顔で言う人がいます。

しかし、実際にはそれは全てのお子さんに、
当て嵌まる事実ではありません。

日本人の2〜3%は、
熱に弱い脂肪分解酵素を持っていて、
そうした体質のお子さんでは、
高熱で食事の取れないような環境で、
細胞が簡単にATP欠乏の状態に陥り、
脳症などの深刻な事態を招きかねないのです。

従って、そうした体質のお子さんでは、
熱は解熱剤を使用しても、
速やかに下げる必要があります。

皆さんは例外的にお子さんの熱を下げる場合として、
それまでに熱性痙攣を起こしたケースを、
思い出されるかと思います。
これはクリアに分かっている訳ではありませんが、
熱性痙攣も同様に熱に弱い体質が、
その基礎にある可能性があります。

つまり、これまでに熱性痙攣や脳症、
発熱時の異常行動などの症状を来たしたお子さんは、
高熱に細胞が弱い体質の可能性を考えて、
解熱剤は速やかに使用する必要があります。

タミフルの害が、
全くないとは言えませんが、
インフルエンザなのにタミフルは使用せず、
解熱剤も使用しないという判断は、
もしあなたのお子さんが熱に弱い体質であれば、
本末転倒である可能性もあるのです。

本来はそうしたリスクの高い遺伝子多型は、
事前に検査をしてそれを確認するべきです。

しかし、現状はそうした遺伝子診断が、
少なくとも一般に普及するのには、
まだ時間が掛かることは間違いがありません。

従って、これまでに熱性痙攣や熱による脳症状の出現したケース、
また血縁で脳症などの事例のあるケースでは、
この体質の可能性を考えて、
発熱に対して早めに対応する必要があります。

また、脂肪の分解の必要性が高まるケースで、
こうしたことが起こり易いので、
脂質分解酵素の必要性がない、
ブドウ糖の補充を、
発熱時には心掛ける必要があります。

熱が出て食事の取り難い時には、
ブドウ糖を含む飲料を補充し、
それが困難で重症感があれば、
早期に点滴でブドウ糖の補充を検討します。
通常膵炎に使用される、
プロテアーゼを分解するような製剤が、
早期に使用されることも有効性があるかも知れません。

今日はインフルエンザ脳症のメカニズムについての、
最近の考え方についての話でした。

主だった論文には目を通しているので、
そう誤りはないと思うのですが、
専門分野ではないので、
もし不正確な部分があればご指摘下さい。
また、後半の予防法については、
論文等に書かれていることではなく、
僕の推論ですので、
その点は誤解のないように、
お読み頂ければ幸いです。


18. 2010年12月15日 00:30:12: WkjjsZiplI

H1N1ワクチン接種に依る流産が7倍に上っている!!

http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/

全く、報道されないが、
新型インフルエンザワクチンに依って、
妊婦の流産率が7倍に増加したらしい・・・・・。

拡散してください。


19. 2010年12月16日 12:17:59: 38lDYW3Kgg
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2010-12-16

先日こんなニュースがありました。

【新型インフル重症例、「季節性」の抗体原因】
昨年世界的に流行した新型インフルエンザでは免疫力の強い青壮年層にも重症例や死亡例が出たが、もともと体内に持っていた季節性インフルエンザの抗体による異常な免疫反応が原因であることが、○○大学などの研究で明らかになった。

この元ネタは、
Nature Medicine 誌の電子版に、
12月5日に公開された、
「Severe pandemic 2009 H1N1 influenza disease due to pathogenic immune complexes 」
と題されたレポートです。

内容を端的に言えば、
新型インフルエンザの重症化のメカニズムには、
免疫複合体が関与している、
つまり、
新型インフルエンザは一種の免疫複合体病だ、
というものです。

これは僕の考えでは、
かなり画期的な論文なのです。
さすが、ネイチャーという感じです。
それは今まで謎だった幾つかの疑問、
たとえば、季節性ワクチンの接種が、
新型インフルエンザの予防に対して、
有効なのかそうでないのか、
ワクチンの接種が却って新型ウイルスの感染を増やした、
というような報告があったのはどうしてなのか、
何故特定の年齢層に重症化が多いのか、
といった疑問について、
説得力のある答えを示しているからです。

以下、その内容を僕なりに噛み砕いてご説明します。

僕は免疫の専門家ではないので、
誤りがあるかも知れません。
もしお気付きの点があれば、
ご指摘を頂きたいと思います。

さて、免疫複合体病とは何でしょうか?

免疫複合体が過剰に組織に沈着することにより、
その病態が出現する一連の病気のことです。

それでは、免疫複合体とは何でしょうか?

抗原と抗体とが、
色々な割合で結合した物質のことです。

抗原というのは身体にとって、
異物である蛋白質で、
その多くは細菌やウイルスなど、
病原体由来の成分です。

抗体というのは身体のリンパ球が作る蛋白質で、
抗原を捕捉し、
その情報を他の免疫細胞に伝えて、
体外からの病原体を、
身体から排除するために重要な働きをしています。

つまり、抗原と抗体とがくっつくことは、
免疫にとって当然の反応で、
それがスムースに進めば、
何の問題もないのです。

ところが…

この抗原と抗体との結合物が、
身体に沈着して病気の原因となることが、
幾つかの病気で知られています。

その代表の1つは急性糸球体腎炎です。

この病気は溶連菌という細菌の感染症の、
1〜3週間の後に急激に腎機能が低下し、
浮腫みや高血圧などが見られるものです。

その原因は腎臓に沈着した、
免疫複合体です。

つまり、細菌由来の蛋白質と身体の抗体が結合し、
それが腎臓に付着することによって、
腎臓に炎症が起こるのです。

しかし、免疫は身体を守るものの筈で、
外来の抗原に抗体が結合することも、
それ自体は正常な反応の筈です。

それがどうして、病気の原因になるのでしょうか?

次の図をご覧ください。
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_fb8/rokushin/E5858DE796ABE8A487E59088E4BD93-6140e.jpg

これは免疫複合体が、
自分の組織を破壊する、
そのメカニズムを示したものです。

全ての免疫複合体に、
こうしたことが起こる訳ではなく、
抗原が過剰であったり、
また抗体が過剰であったり、
更には抗体の働きに問題があって、
抗原をうまく押さえ込むことが出来ないような場合に、
速やかに処理されない免疫複合体が、
組織に沈着して、
こうしたことが起こるのではないか、
と考えられているのです。

補体というのは、
この場合大きな免疫複合体を、
溶かして小さくするような役目を持っているのですが、
その補体の活性化が、
白血球のような炎症細胞を活性化させ、
また種々のサイトカインや、
蛋白を分解する酵素などを産生させます。

免疫複合体自体には、
毒性はなく病原性もないのですが、
それが除去されずに局所に存在することで、
その周辺に炎症が過剰に起こり、
それは結果的に周辺の組織を、
破壊する結果になるのです。

つまり、こうした免疫の異常亢進による、
身体の組織の自己破壊が、
免疫複合体病の本質です。

今回の論文で明らかになったことは、
新型インフルエンザで重症の肺炎を起こした患者さんの、
その肺の組織を分析したところ、
そこに免疫複合体の指標である、
Cd4 の沈着が認められた、
というものです。

この変化は平均39歳という年齢層の、
重症の事例でのみ見付かりました。

日本の流行では必ずしもそうではありませんでしたが、
欧米では青年から中年層で、
こうした重症の事例が多く、
高齢者での感染の事例は少なかったのです。

同年齢層の血液を分析すると、
H1N1 という、
新型インフルエンザと蛋白の抗原の性質としては、
同タイプの抗体が高力価で陽性でした。
この検出された抗体は、
1999年の季節性のH1N1 ウイルスには、
強い親和性を持ち、
それに対して、新型ウイルスには、
弱い親和性しか持ちませんでした。

これはすなわち、
Aソ連型と称される、
季節性の同じタイプのウイルスの、
抗原に対する抗体だった訳ですが、
この抗体は弱いながら新型インフルエンザの抗原と、
くっつく能力があり、
それでいて、
新型ウイルスを中和させる働きは、
殆どないことも同時に明らかになったのです。

これはどういうことでしょうか?

高齢者は1918年のスペイン風邪の系統である、
H1N1 タイプのウイルスの抗体を持っています。
このウイルスには昨年の新型インフルエンザのウイルスと、
似通った性質があり、
従って、新型ウイルスにも有効な免疫を、
誘導出来ると考えられます。

すなわち、このために、
高齢者はこの新型ウイルスに抵抗力があります。

一方、概ね1957年以降のH1N1 の流行株は、
少し性質の異なるものなので、
ある程度新型ウイルスにも反応し、
その抗原にくっつく抗体を誘導しますが、
その働きは弱く、
有効な免疫にはなりません。

すると、抗原と抗体とのバランスの悪い免疫複合体が、
生成され易い条件がここに成立する訳です。

つまり、季節性のウイルスに対する抗体が、
不充分に反応して抗原とくっつき、
それが肺の組織に沈着すると、
そこで補体の活性化が起こり、
サイトカインの過剰な産生から、
急激な組織破壊が起こって、
インフルエンザを重症化させると、
考えられるのです。

ちょっとややこしいのですが、
何となくお分かり頂けたでしょうか?

明日はこの知見を、
新型インフルエンザの予防と治療に、
具体的にどう結び付けるべきかを、
僕なりに考えます。

それでは今日はこのくらいで。


20. 2010年12月17日 12:47:55: 38lDYW3Kgg
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2010-12-17

今日は新型インフルエンザの重症化についての話です。

昨日、免疫複合体が、
インフルエンザの重症化に関与しているのでは、
という文献をご紹介しました。

今日はそうした知見を、
実際に臨床において、
どのように活かすべきかを考えます。

昨年流行した新型インフルエンザは、
ウイルス表面の抗原のタイプから言うと、
H1N1 というタイプのものです。

過去の流行から紐解くと、
1918年の所謂スペインかぜのウイルスは、
このH1N1 のタイプのものでした。
また、現在も季節性インフルエンザとして、
冬場を中心に流行している、
Aソ連型のウイルスも、
このH1N1 のタイプのウイルスです。

ただ、こうした過去のウイルスの免疫が、
新型インフルエンザに対して有効なのか、
そうでないのか、という点については、
色々な意見があって、
一定の結論に至ってはいません。

この3種類のウイルスに、
ある程度の交差免疫が成立していることは事実です。

つまり、季節性のAソ連型の抗体は、
ある程度新型インフルエンザの抗原に、
結合する性質を持っています。

しかし、問題はそれが有効な免疫なのかどうかと言うこと、
すなわち、身体において、
その別の抗体が、
その感染を防御したり、
重症化を阻止したりする働きを持っているのか、
という点にあります。

1957年以前には、
1918年のスペインかぜのウイルスの抗原が、
存在していたことが分かっていて、
その抗原に対する抗体が、
それ以前に生まれた人の血液中では、
少なからず上昇していることが分かっています。

新型インフルエンザの感染が高齢者に少ないことと、
この知見とを考え合わせると、
どうやらスペインかぜの抗体は、
新型インフルエンザにも有効であることは間違いがなさそうです。

それでは、Aソ連型の抗体はどうでしょうか?

昨日ご紹介した文献から分かることは、
Aソ連型の抗体は、
新型ウイルスにある程度反応し、
抗原抗体反応を起こし、
免疫複合体は生成するけれど、
その作用は弱く、
ウイルスを排除するための、
中和抗体としては働かない可能性が高い、
ということです。

そればかりか、
こうした不充分な抗体は、
抗原と抗体とのバランスの悪い、
免疫複合体を生成し、
それが肺などの組織に沈着すると、
サイトカインの異常な増加から、
組織障害を起こして、
インフルエンザの重症化の引き金を引くのでは、
と考えられるのです。

去年季節性のワクチンを打つと、
却って新型インフルエンザが重症化する、
という報告が一部であったことを、
ご記憶の方もいらっしゃるかと思います。

今回の知見からすれば、
その理由は明らかです。

新型の免疫を持たない人が、
季節性のワクチンを打ち、
それまでなかったAソ連型の抗体が上昇した、
とします。
その抗体が却ってバランスの悪い免疫複合体を生成すれば、
それは新型感染の重症化に繋がる可能性があります。

つまり、昨年の季節性のワクチンに、
新型と同じタイプの抗原が入っていたのは、
誤りであった可能性があるのです。

昨年の季節性のワクチンは、
A香港型とB型との2価にして、
それに併せて新型のワクチンを打つべきだったのです。

従って、基本的には今年のワクチンから、
Aソ連型が抜けたのは、
正しい選択です。

同じ型のウイルスがほぼ同時に流行ることは、
基本的には有り得ないことで、
流行らない同じ型のワクチンを打ち、
その抗体を上昇させることは、
却って有害になるからです。

今年のインフルエンザの抗体価の測定は、
健康保険の範囲内でも可能です。
そして、その抗体はH1N1 に関しては、
新型ウイルスのものに切り替わっているので、
その抗体価が上昇していれば、
概ね有効な免疫が出来ていることが確認出来ます。

僕は従って、感染で重症化のリスクの高い、
持病をお持ちの方では、
抗体価の計測を行なうようにしています。

タミフルなどの抗インフルエンザ剤は、
副作用など解決されない問題を残してはいますが、
現行の知見から考えて、
重症化の予防には早期の使用が有効だと思います。

以前の脳症のメカニズムについての日本の研究でも、
今回の免疫複合体の知見でも、
ウイルス量を早期に抑え込むことが、
その重症化の阻止に、
ある程度の有効性があることは、
推測出来る事項だからです。

今日はインフルエンザの重症化についての、
最近の知見についての話でした。

上記の内容は、
あくまで最近の知見を元にした、
僕自身の考え方で、
教科書的な事実ではありませんので、
その点はご理解の上、
お読み頂ければ幸いです。

それでは今日はこのくらいで。


21. 2011年1月23日 13:47:19: 6kuobrWeYc
>>17

解熱剤は腎毒性が強い。


22. 2011年1月29日 22:20:42: 8lVi4oJp72
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2011-01-27

今日はまた診療所周辺のインフルエンザ情報です。

インフルエンザの患者さんは、
先週から増え続けていますが、
矢張りその殆どは所謂新型(H1N1pdm)です。

ただ、その年齢層は、
当初の20代〜30代中心より、
次第に拡大しているようです。

10代前半の小学生層の患者さんが拡大し、
また50代から60代の患者さんも、
次第に増える傾向があります。

どういうメカニズムによるものなのか、
はっきりと説明し難いのですが、
季節性インフルエンザの流行は、
いつもこうした経過を取ることが多く、
最初は特定の年齢層から感染が拡大し、
それがしばらくしてから、
周辺の年齢層に拡大します。
そして、それが高齢者や乳幼児に波及すると、
重症の事例が多く、深刻な事態になるのです。

幾つか、印象的な事例をご紹介します。

お孫さん2人がインフルエンザに感染し、
それから数日して咳が出て、
少し身体がだるくなった、
というご訴えで、
診療所にお見えになった、
60代の男性の方がいらっしゃいました。

熱はありません。
咽喉も腫れてはいません。

通常はこれでインフルエンザの検査はしないのですが、
お孫さんのことがあったので、
検査をしてみると、
はっきり陽性反応がありました。

つまり、不顕性感染に近いような、
非特異的な症状で、
実際には感染しているケースがあるのです。

軽い症状であれば処方はせず様子を見るのですが、
この方はかなり咳込みが強かったので、
リレンザを処方して使って頂くことにしました。

勿論簡易検査の偽陽性の可能性も皆無ではなく、
この方の場合はご同意の上で、
抗体価の測定も確認のため行なっています。

比較的ご高齢で熱はないか微熱で、
咳込みの強い風邪症状の方は、
今構いらっしゃるのですが、
その全例では勿論ないものの、
ある程度の部分は、
所謂新型インフルエンザの感染です。

これはきちんとしたデータがある訳ではありませんが、
こうした方ではインフルエンザの診断を行なった上で、
初期に抗ウイルス剤を使用すれば、
咳込みの期間は短縮出来る、
というのが僕の経験的な印象です。
長引く咳はご本人にとっては、
非常にお辛いことが多いので、
抗ウイルス剤を使用する意味合いはある訳です。

また、持続する咳症状は、
ウイルスの刺激による、
免疫の過剰反応の部分が大きいのですから、
早期にウイルス量を減らすことは、
その後の症状の終息を早める可能性があるので、
一応の理屈は成立するのです。

ただ、こうした不顕性感染主体の時期から、
重症化の時期に移行するケースは、
2年前のAソ連型の流行時にも見られたので、
注意は必要だと思います。

次の事例は11歳のお子さんですが、
まずだるさと咳込みが1日あって、
その翌日に熱が38度台に上がりました。
発熱から半日で医療機関を受診すると、
すぐにインフルエンザの簡易検査が行なわれました。

結果は陰性だったので、
その担当医は「これはインフルエンザではないですね」
と断言し、
バナンというセフェム系の抗生物質と、
ロキソニンを処方しました。

それが金曜日の夕方のことで、
お母さんは土日はそのまま様子を見たのですが、
月曜日になっても熱が下がらず、
咳も酷いので診療所を受診されました。

咽喉を見ると、
その腫れ方はインフルエンザに典型的です。

それでもう一度簡易検査を行なうと、
すぐに陽性反応が出ました。

こうしたケースはよくあります。

他の医者の批判めいたことは、
あまり言いたくはないのですが、
こうした対応は矢張り頂けません。

流行状況と症状から言えば、
確率的にはインフルエンザの可能性が、
このお子さんの場合はどう考えても高いのです。

簡易検査は非常に参考になるものではありますが、
どの時期から陽性になるかは、
結構個人差が存在します。
またそのキットの感度の問題もありますし、
しっかり適切な部位から、
検体が採取出来ているかどうかの、
手技のレベルの問題もあります。

従って、最初の受診の時点で、
簡易検査が陰性であったとしても、
それは感染自体が否定されたものではないのですから、
「インフルエンザではない」と断言してはいけません。
この場合は流行状況と症状経過の方が重要で、
金曜日の午後という時間帯を考えれば、
親御さんにインフルエンザの可能性について説明し、
抗ウイルス剤の「見込み使用」について、
その選択をするだけの情報は、
しっかりと提示するべきです。

月曜日の時点で診断をしても、
もう抗ウイルス剤を使用するタイミングは、
半ば逸することになるからです。
勿論可能性は考慮した上で、
抗ウイルス剤は使用しない、
という選択肢もありますが、
簡易検査だけでその可能性自体を否定するのは、
本末転倒なのです。

新型インフルエンザで重症化した事例を検証すると、
簡易検査で陰性であったので、
抗ウイルス剤を使用していないケースが結構あった、
という報告が先日ニュースになりました。
症状で疑いのある事例は、
早期に遺伝子検査を行なうべきなのでは、
というのがその結論の趣旨のようですが、
末端の診療の現場から言えば、
これは臍が茶を沸かすような話で、
遺伝子検査は行政の許可がないと行なえず、
行政では集団感染などの事例以外には、
許可はしてくれないのが現実なのです。

従って、末端の臨床の現場では、
簡易検査をうまく利用しながら、
それだけには頼らずに、
診断と治療を行なってゆかざるを得ないのです。

今日はインフルエンザ診療の現況でした。

それでは今日はこのくらいで。


23. 2012年8月25日 00:30:58 : G5G4yb2AsE
 こういう話を聞きました。
「インフルエンザが流行ってるとかってテレビでやってるけど、職場や取引先の人が風邪で休んだりして病院に行っても、誰もインフルエンザだと診断された人いないよ。」
 お医者さんたちだってバカじゃない。自分とこの病院で死者を出したくない。だから「ただの風邪ですね。」という診断を下すのだろう。
 つまりワクチンを打つとインフルエンザになる疑いが強い。
 若手の新人医師は学校で習ったり、クスリ業者の言うとおりに処方して重症化すると推測される。

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