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http://blog.livedoor.jp/nishiokamasanori/archives/5507981.html

神経内科の医者として言ひます。

何が「病気」で何が「病気」でないかは、実は患者や社会が決定する事で、医学は、患者や社会が「病気」とみなした現象の原因を究明し、患者と社会の要請に答えて治療する事が使命です。

ですから、自閉症は「病気」なのか？と問はれれば、本当の事を言へば、それを決めるのは患者と社会であり、医者が決める事ではないとは言へます。

しかし、です。現に多くの家族が自閉症と診断された人々の社会への適応性について悩み、苦しみ、そして医療機関を訪れて居ます。そして、それに応える形で、多くの臨床医と研究者たちが、自閉症の治療法について研究を続けて居ます。

と、言ふ事は、矢張り、社会は自閉症を病気と見なし、その治療法を見つける事を医師と研究者に求めて居るのですから、自閉症は病気なのではないでしょうか？

もし、自閉症が病気でないと言ふなら、何故、自閉症と診断された患者さんたちは医療機関を受診し、検査を受けたり投薬を受けるのでしょうか？そして、何故、自閉症の治療が研究されて居るのでしょうか？

自閉症が病気だからではないのでしょうか？

私は、このニュースを全く理解出来ません。自閉症を「病気」と呼ぶ事が、自閉症を持つ人々への「差別」だとでも言ふのでしょうか？

魔女狩りもここまで来たのか？と思ひます。テレビ朝日が謝罪する理由が、私には全く理解出来ません。

平成２４年５月１６日（水）

　　　　　　　　　　　　　　西岡昌紀（神経内科医）

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■番組で自閉症を「病気」、テレビ朝日がおわび
(読売新聞 - 05月16日 14:54)
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番組で自閉症を「病気」、テレビ朝日がおわび
（読売新聞 - 05月16日 14:54）

　テレビ朝日は１４日放送のクイズ番組「Ｑさま！！」中で、先天的な脳の機能障害と考えられる自閉症を病気として扱ったとして、同番組の公式ホームページにおわびと訂正を掲載した。

　テレビ朝日広報部によると、１４日の放送中に、「ここ１０年で患者数が増えている病気を選びなさい」という問題を出題、自閉症を正答の一つとした。視聴者から放送中に指摘があったことから誤りが発覚した。

　広報部では「設問の事前チェックが不行き届きで、誤解を与えてしまった」と話している。

コメント
01. 2012年5月16日 23:32:33 : OJNSj4m5pU 「ここ１０年で認定者数が増えている障害」といえば良かったのだろうか。 それとも『障がい』でないといけないとか。
02. 2012年5月17日 00:56:55 : 7RU088Xctk 「正常か自閉症か」、「０か１００か」みたいな話でもない思うよ。 程度の違いはあっても、誰にだって“自閉的”なところはある。 「おっちょこちょい」も「怠け者」も「オタク」も「天才」も、 最近は、なんでもかんでも病気に認定されてしまうね。1qmOy4Hy0U
03. 2012年5月17日 09:06:20 : MU5piKCZQ6 　＞何が「病気」で何が「病気」でないかは、実は患者や社会が決定する事で、医学は・・・・・ 　そうかなあ？　　　以前から思っていたのだけれど、殊に精神医療における診断、つまり「病気であるか否か」を決めているのは患者や社会ではないよ。　医者だ。　医者の能力に関係なしに。　　 　精神的現象面における様々な現れ方について正常と異常の境界線を引くのは難しい。　　そこを無理に引いているのが医者だ。　その結果いかに多くの人間が「精神異常者」にされているか、そして多種多様の薬剤を強制されているか・・・・ 　昔から「かわったひと」はいたものだ。
04. 2012年5月17日 12:53:31 : jNhLiHGQnc アル中の定義も似たようなものだと何かで読んだような気がします。ただの「酒飲み」と「アル中」とではどこが違うのか？どこからがアル中なのかという明確な定義はない。たとえば、あきらかに酒が本人の体を壊しているのに飲むのがやめられなかったり、飲まないと幻覚症状が出てしまうのがアル中。これはわかりやすい。 しかし、肉体的にはさほどの害が出ているわけではないが、しばしば酩酊して周囲に迷惑を及ぼす、本人の社会生活が壊れる、でも酒はやめられない。こういう場合もやはりアル中として治療が必要だが、その人の職業や家庭の状況など、人によって周囲の寛容度は異なるので、どの程度から治療の対象とするのかは様々でしょう。 しかし、自閉症には根本的な治療法があるという話は聞きません。当人がどうやったら社会に適応していけるかというサポートがメインでは？でもそれは、根治の難しい他のさまざまな病気や障害を抱えている人も同じこと。そして誰でもそのような病気（障害）を持つ可能性はある。「病気（障害）ではあっても特別な病気（障害）ではない」という認識に持っていくことが必要では？
05. 千早＠オーストラリア 2012年5月17日 16:49:02 : PzFaFdozock6I : AI6qSsjw9k 自閉症も、他の学習障害等々の発達障害も、すべては乳幼児期にほぼ無理やりさせられる 各種"予防接種"が原因でしょう。 すでに「それらが自閉症の原因だ」と主張した医師（英国人でしたよね）がランセットに発表したあと 糾弾されてひどい目に遭ったが、殊に米国の親たちは「それだ！」と知っている。 自分（親）が子供に「そんなひどいことをした」などとは絶対考えたくない親たちは そうした主張を見ないように、見ないようにするけど 真実を直視する勇気ある人々は、ちゃんと理解した。 乳幼児期に水銀、鉛等の毒性物質に汚染されたことから起きる　と主張した医師の発言も見ました。 ＃モロ、「予防接種」の愚民化じゃないの！ 何度でも言うけど、 インチキ医療行為が、彼等（医療＆製薬業界）の将来の顧客を作っている！！ のです。 「病気」だろうが「障害」だろうが、 "意図的に作られた＆彼等に収入を提供してくれる"問題なのです。
06. 2012年5月17日 17:02:31 : BznWQMDgnm アインシュタインより高いＩＱを持つ自閉症の子供（12）が、「相対性理論」を発展させた独自の理論を構築中！！ ソース　「The Autism News　(自閉症ニュース)」 http://theautismnews.com/2011/03/25/autistic-boy12-with-higher-iq-than-einstein-develops-his-own-theory-of-relativity/ 「依存症」に関してはこんなニュースも 来年5月に出版が予定され、現在改定作業が行われている"精神科医のバイブル"「診断マニュアル(DSM-5)」。 先日は「統合失調症の前駆期」という概念を反映した「弱精神病症候群」という診断名が、「臨床的に根拠がない」との世界的な非難の中で取り下げられたが、自閉症やＡＤＨＤ，うつ病と並んで今欧米で議論になってるのがアルコールなどの依存症関連。 DSM-5 では「依存症」と診断される症状がいくつも追加され、診断に必要な項目（当てはまるもの）の数は減らされる。 その結果、大学生の40％、国民の60％は「アル中」と診断され、「依存症」の激増が予想される。 さらにギャンブル依存症やインターネット依存症も加わる。 これに対し、DSM-IV タスクフォース委員長のアレン・フランセス氏は、"overly broad and vaguely worded definitions will create more “false epidemics” and “medicalization of everyday behavior.「過剰に広く曖昧な定義は、さらなる「精神疾患のでっち上げ流行」を生み、日常的な日々の行動のメディカライゼーションとなる」と警鐘を鳴らすが・・・・。 ソース　「The New York Times　(ニューヨークタイムズ)」 https://www.nytimes.com/2012/05/12/us/dsm-revisions-may-sharply-increase-addiction-diagnoses.html?hp

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