妊婦の血液でダウン症検査＝高い精度、来月にも開始−国立成育医療研究センターなど
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012082900454
2012/08/29-13:36　時事通信

　妊婦の血液を調べて胎児がダウン症かどうかを９９％の精度で診断する検査を、国立成育医療研究センター（東京）と昭和大（同）が来月にも始める方針を決めたことが、２９日分かった。他にも複数の医療機関が導入を検討している。
　異常が見つかった場合には、人工妊娠中絶につながる可能性があり、論議を呼びそうだ。
　国立成育医療研究センターによると、胎児の染色体異常のリスクが高まる３５歳以上の妊婦らを対象に、臨床研究として行う。妊娠１０週前後から実施可能で、妊婦の血液に含まれる胎児のＤＮＡを調べてダウン症など３種類の染色体異常の有無を診断する。公的医療保険は適用されず、費用は約２０万円となる見通し。

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妊婦血液で出生前検査 異常９９％判明
動画　http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120829/k10014608571000.html
8月29日 11時0分　NHK

妊婦の血液を調べるだけで胎児にダウン症などの染色体の異常がないかどうか９９％の確率で分かるとされる新たな出生前検査が、来月、国内の２つの病院で始まることが分かりました。
検査を希望する人は大幅に増えることが予想され、異常が見つかれば人工妊娠中絶にもつながることから、検査前後のカウンセリングなどの態勢を整えていくことが課題です。

新たな出生前検査を始めるのは、いずれも東京にある昭和大学病院と国立成育医療研究センターです。
検査は、アメリカの検査会社が去年１０月から行っているもので、妊娠１０週目以降の妊婦の血液を調べるだけで、ダウン症など３種類の染色体の異常がないかどうか９９％の確率で分かるとされています。
現在、出生前検査として行われている「羊水検査」は、妊婦のおなかに針を刺すため、０．３％の割合で流産の危険性がありましたが、新たな検査は採血だけで済むため、流産の危険性がなく、同様の検査はアメリカやヨーロッパなどで広がりつつあります。
２つの病院のほか、今後、導入を検討している病院の医師らが３１日、研究組織を立ち上げ、検査を行う際の共通のルールを作ることにしています。
この中では、検査の対象は、胎児の染色体異常のリスクが高まる３５歳以上の高齢出産の妊婦などとしたうえで、検査の前に専門の医師らが３０分以上カウンセリングを行うことや、検査後も小児科医らが妊婦のサポートを続けていくことなどを検討しています。
費用は保険が適用されないため２１万円かかりますが、高齢出産の妊婦が増えていることなどから、検査を希望する人は大幅に増えることが予想されます。
異常が見つかれば人工妊娠中絶にもつながることから、正しい情報に基づいて妊婦が判断できるよう検査前後のカウンセリングなどの態勢を整えていくことが課題です。

■現在の出生前検査は

子どもが生まれる前に病気などがあるかどうか調べる出生前検査は、現在、国内では▽「羊水検査」▽「絨毛検査」▽「母体血清マーカー検査」などが行われています。
専門家によりますと、こうした検査を受ける妊婦は、年間の出産数およそ１００万件のうち３％前後に当たる３万人と推計されています。
このうち、羊水や絨毛といわれる組織を採取して調べる「羊水検査」と「絨毛検査」は、胎児にダウン症などの染色体の異常がないかどうか確定診断ができます。
しかし、母親のおなかに針を刺すため、羊水検査は０．３％、絨毛検査は１％ほど流産の危険性があるほか、破水や出血のおそれもあり、母体への負担もあります。
費用は保険が適用されていないため、１０万円から１５万円かかります。
「母体血清マーカー検査」は、今回の新たな検査と同じように妊婦の血液を調べるもので、流産などのリスクはありませんが、ダウン症などの確率が分かるだけで確定診断はできません。

■十分な情報提供の態勢を

新たな検査が始まることについて、日本ダウン症協会の玉井邦夫理事長は「海外の動向からいずれ日本でも検査が必ず始まると思っていた。新しい技術ができ、それによって分かることを知りたいと思うのは個人の権利なので、検査の導入は否定できないが、ダウン症の子どもたちや家族を否定するような世の中につながることは絶対にあってはならない。検査が簡単になっても結果の重みは変わらないので、安易な気持ちで検査を受ける妊婦が増え、混乱が広がることが懸念される」と話しています。
そのうえで、「今回、検査を始める病院が共通のルールを作ることは評価できるが、今後、導入するすべての病院がルールを守るようチェックしていくべきだ。妊婦やその家族が正しい情報に基づいて考えられるよう、元気に暮らしているダウン症の子どもをよく知る小児科の医師らが、十分な情報を提供できる態勢を整えてほしい」と話しています。

コメント
01. 2012年9月01日 05:13:57 : txKoq6KBVw http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/577.html 妊婦の血液でダウン症検査？ 来るべき事態に備えて言い分け体制整え中ってとこね。 >費用は保険が適用されていないため、１０万円から１５万円かかります。 検査出来るのは金持ちで情報通な奴だけやん。いやらしい！
02. 2012年9月11日 14:52:36 : P0CWXam8a2 この検査は、大阪でできないのかな？ 羊水検査はリスクが高すぎる。子供への影響も心配だが、母体影響のほうが心配。 歳を重ねるごとになんらかの影響はないのか？？って思ってしまいます。 （１人目の時に、羊水検査を行った！２人目はこの血液検査で行いたい。） 費用の問題ではない。健康な子供を授かりたい！自分たちの将来も考えたい。
03. 2012年9月18日 13:13:14 : lqOPOFnyLE 高い精度で診断できるとあるが、実際にはトリソノミー混合の状態にもよるわけで、その状態も検査細胞数などから把握できるというのだろうか。診断結果に責任を持つわけでもない機関が、営業面から推進しているとしか思えないが。もっと実用化させる前に、多くの人が納得するような確実性を高める研究を累積すべきであろう。（とかく恐怖させながら、ことを進めるようなことが多すぎる）
04. 2012年9月20日 09:50:47 : lqOPOFnyLE やはり、検査はこけおどし。誇る高い精度が事実かどうか判定不能な領域に近いから。というのも、高い確率でそうなのです、といわれれば、ある程度は生むのを止めてしまうし、覚悟して生んだ結果が正常に近ければ、その時は残りの１％であるとか、特別な例であるといって、なんの間違いとも思われないから。 ポイントは、ＤＮＡ配列（この場合はトリソノミ）だけで、障害の程度がわからないような診断は、単に仮の安心を売るだけで、誇大広告だ。心配しなくてよい人は安心し、今までの心配を（驚かされるような人へ）ある意味圧縮しておしつけているようなものだ。これが医療や技術の進歩とはとてもいえないだろう。真の技術の進展は、未然に修正したり、その後に治療回復させるような技術である。もちろん、そのような技術に進展させるために、これまでの研究費用を少しでも取り戻せるような応用面を開発せざるを得ないのが、進歩の要件たることもやむをえないが、本技術もそれ以上の技術でないことがわかるだろう。 　診断について言えば、結局はかなり分娩期に近い段階で、画像的な検査などを利用する以外に今のところないだろう。そして、それは、まさしく当事者の感情に大きく作用するものなので、はたしてその利用がよいものかどうか、疑問であろう。案ずるより生むが易しで、どんな状況になろうとも、それ以後の支援が十分なされることが、社会としてもより望ましいのではなかろうか。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ＭＰＳ法・マイクロアレイ法　ＤＮＡ解析の高度化 ダウン症か９９％の確立でわかるという方法は、ＭＰＳ法と呼ばれ、日本でも臨床研究が始まる。この診断法は、２１番目染色体の占める割合を調べる。２１番目染色体由来の染色体が占める割合は、通常は１．３％に対し、ダウン症児の場合は１．４２％。妊娠１０週目程度で、母親の血漿中のＤＮＡ断片を（胎児のものがかなり混じっているわけでそれで）解析するわけだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
05. 2012年10月12日 10:51:43 : mAKWjxKjsw こんなもん、アメリカはネット通販で売っとるわ。 だからヨーロッパが解禁した 禁止のしようがないでしょ みんな家で検査してるんだから 日本人は英語欄は読まないから、こんなことで今更騒ぐ でも、アメリカのカウンセリング体制はばっちりだ 日本で通販の存在すら教えないのは カウンセリングをしてくれるところがないから。
06. 2012年11月13日 00:00:38 : ADvRyvbaq6 >>01 染色体異常の確定検査は羊水検査が主流ですが、この検査にだいたい10〜20万円かかります。しかも300分の1の確率で流産する可能性があり母体への精神的、肉体的な負担が大きい。ですからリスクなく、同じ料金で検査できるというのは大変画期的な技術ですし妥当な料金設定ではないかと。 （実際には、血液とるだけですので羊水検査よりもコストはもっと安いはずで、 ぼったくりといえばぼったくりな気はするんですけどね。） >>05 是非、そのネット通販とやらを教えてください。 ＃念のため検索しましたが出てきませんので。 ＃まさか、クアトロテストと混同しているわけじゃないですよね？
07. 2013年3月21日 22:20:02 : JQnA89eusM 本来は確定診断に用いられるべきだと思いますが、ようやく一歩前進しましたね。 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130309-OYT1T00829.htm?from=popin 妊婦の採血で３種類の染色体の病気が高い精度でわかる新型出生前診断について、日本産科婦人科学会（日産婦）は９日、実施指針をまとめた。 　遺伝カウンセリング体制などを条件として日本医学会が認定・登録した施設に限定し、すべて臨床研究として行う。週明けにも実施施設の受け付けを始め、４月にも検査が開始される見通しだ。 　日本医学会、日本人類遺伝学会などと東京都内で合同の記者会見を開き、発表した。安易な検査の実施は「命の選別」につながるとの懸念もあることから、「慎重に開始されるべきである」とする共同声明を発表した。 　指針によると、実施施設の条件として、産婦人科医と小児科医が常時勤務し、いずれかが遺伝の専門医であること、遺伝に関する専門外来があることなど、十分な情報提供や相談に応じる遺伝カウンセリングが行えることなどを定めた。 （2013年3月9日21時49分 読売新聞）
08. 2013年4月09日 09:16:45 : cIkmTyypTY 　医学とは　毒を薬として　利用することであり 　人体を　メスで切りつけて　組織の一部を削除したり　バイパスしたりする 　刺青と同じような物でもある 　＝＝＝ 　人類は　既に　サイボーグであり　自然に戻ることはできない 　医学の進歩で　病気の根源がＤＮＡにあるならば　ＤＮＡに手を加えて 　無傷の人類を作り出す事も　その延長線上にある 　人類は　好むと好まざるをえず　完全なサイボーグへの道のりを歩む 　 　＝＝＝ 　韓国人が　整形美容に金をかけるのも　刺青の進化と言える 　いまや　医学を否定しては　何人も生きてはいけない

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