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「小指の半分」の血液で高精度がん診断 注目のAICS〈AERA〉 
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/744.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 9 月 13 日 14:26:00: igsppGRN/E9PQ
 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130913-00000006-sasahi-hlth
AERA  2013年9月16日号


 血液中のアミノ酸濃度を測るだけで複数のがんの可能性が一度に分かるアミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)が注目されている。簡単だが高精度。新技術が将来のがん検診を変える可能性も秘める。

 AICSに必要なのは、小指の半分程度(5ミリリットル)の血液だけ。内視鏡検査などと比べて体への負担も少ない。そうでありながら一度の採血で2〜5種類のがんが存在するリスクを予測できる。さらに特筆すべきはその精度。腫瘍マーカーなど既存のスクリーニング検査との比較で同等以上の成績なのだ。進行したがんにも、早期がんにも反応する。料金は1万〜2万円程度で自費受診が基本だ。

 AICSを開発したのは味の素。調味料など食品事業にとどまらず、医療や化粧品などの分野でアミノ酸の高度利用に取り組んできた成果の一つだ。患者の血液に含まれる約20種類のアミノ酸濃度を健康な人と比べ、両者の差を統計的に解析することで判別式を導いた。アミノ酸濃度の差は、がん細胞による臓器や全身の代謝状態の変化を反映すると考えられている。

 同社の吉元良太アミノインデックス部長はこう話す。

「アミノ酸をモニターすると、がんの可能性が分かるのは驚きでした。新しい医学や医療の分野が開かれつつある思いです」

 同社によるとAICSは現在、全国の約600の医療機関で実施されている。受診すると約2週間で医療機関に届く結果には、がんの種類ごとにリスクの大小が3段階で評価されている。ランクCが最もがんの可能性が高いとされるのだが、結果の受け止め方には注意も必要だ。

「AICSは細胞診や組織検査のように、がんであるかないかをはっきり示すものではありません。言うならば、がんの存在確率を示すものです」

 東京都港区にある虎ノ門・日比谷クリニックの大和宣介院長は、そう指摘する。判定するのはあくまでがんであるかもしれない「可能性」だ。大腸がんでランクCの場合、体の中にがんがある可能性が健康な人と比べて8.2倍、ランクBなら1.3倍高いことを意味するが、必ずしもがんがあるとは限らない。だからこそ、結果をどう理解するべきか、医師との対話が欠かせない。大和院長の場合、方針はこうだ。

「自覚症状を重視します。ランクCで症状があれば、大腸カメラなどの精密検査ができる医療機関を紹介します。ランクBでも、症状があって本人が希望すれば、精密検査につなげます」

 こうした注意点を踏まえれば、AICSのメリットは大きい。


 

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01. 2013年10月03日 14:13:07 : e9xeV93vFQ
2013年 10月 02日 16:08 JST
病院はなぜ患者から医師に「手を洗いましたか」と尋ねさせるのか
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By LAURA LANDRO
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Centers for Disease Control
患者と医療従事者に院内感染注意を呼びかけるCDCのポスター

 とてもシンプルな要求だが、病院の一室で弱さや恐怖、居心地の悪さを感じる患者やその家族にとっては、この問題はとても脅威となり、「手を洗いましたか」などとは言い出せない場合がある。

 病院は、抗生物質に耐性を持つ感染症への不安が高まる中で、患者たちにもっと自己主張をするよう求めている。

 手を完全に清潔に保つことは医療に関連した感染症を減らす上で最も大事なことだ。米疾病管理予防センター(CDC)によると、病院はもとより、介護施設や外来手術センター、それに医院も含めて、年間100万人が感染症にかかり、これによって10万人近くが死亡している。

 研究によると、何年にもわたる医師や患者への教育にもかかわらず、医療従事者が石けんや水、アルコールジェルなどで手を洗うという規則の順守率は50%にすぎない。二つの新研究では、患者は医師やスタッフに手を洗うよう求めることに10年前よりも苦痛を感じているという。

 病院は、不必要なカテーテルをやめたり、手術前に患者の皮膚を抗菌石けんで洗ったりすることで、過去4年間に一部の感染症を減らすことができた。一部の病院では、厳しい手洗い規則を導入して順守率を100%近くにまで高め、また一部では、指定されたスタッフが同僚の衛生管理状態を監視している。病院の共同購入事業を行うプレミアのジーナ・パグリース氏によると、一部の病院は手洗いの改善は規則順守や、これを無視する医師に対する勤務資格の一時停止などによるものだとしている。2010年の研究によると、ケンタッキー大学医療センター(レキシントン)の医師の勤務資格停止を含む罰則の導入によって順守の度合いが高まったという。

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Centers for Disease Control
手洗いを奨励するCDCのポスター

 電子式センサーや赤外線画像装置、ビデオカメラなどを使って手洗いの監視をする病院が増えており、一部では病室に入る前に手洗い室を使ったかどうか無線で管理するバッジをスタッフに付けさせている。一部の監視システムは患者の関与を高めるようになっており、スタッフが病室に入ってくる時に患者に声をかけさせるためのアラート音が鳴る。

 CDCは「手洗いが命を救う」という題名のビデオを1万6000本作り、患者が入院時に見せるようにしている。ビデオでの一つのシナリオでは、医師が病室に入ってくると、患者の妻が「先生、大変失礼ですが、ここへ来る前に手を洗ったかどうか尋ねてもよろしいですか」と言うと、医師は「部屋に入る直前に手を洗いました」と答える。すると妻はさらに、「できましたら、もう一度私の前でしていただけませんか」と頼んでいる。

 10年の研究では、シンシナティに本部を置くカトリック・ヘルス・パートナーズが運営する17の病院は患者にこのビデオを見せたが、その後医療スタッフに手を洗うよう求める患者の比率、それにそう要求されたと報告した医師と看護師の比率が高まったという。CDCの院内感染症予防を担当するジョン・ジャーニガン氏は「手洗いはおそらく、患者を感染症から守る上で医療従事者ができる最も重要なことだ」と指摘し、患者が声に出して言えば、「安全の文化」を創り出すのに役立つと述べた。

 NPOの感染管理・疫学専門家協会は10月にキャンペーンを開始し、手洗い励行で患者がいかに能動的な役割を果たせるかを説明したポスターを1万5000の病院に郵送する計画だ。同NPOは、医療スタッフに手を洗うよう要求し、病院の部屋が不潔に見える時はこれを清掃するよう要求するよう患者に求めている。

 レキシントンの感染症予防コンサルタント、キャロル・マクレイ氏は「われわれはずっと以前から、医療従事者の手指の衛生状態改善を訴えてきているが、ほとんど進展は見られない」とし、「患者とその家族が声を上げられるよう力を与え、その役割を理解してもらう」と話している。


Most patients wouldn't dare to ask their doctor to wash his or her hands. But with growing concerns about antibiotic-resistant germs, it's more critical than ever. WSJ's Laura Landro and Premier Safety Institute Vice President Gina Pugliese explain. (Photo: Associated Press)

 一部の病院では「手洗いが済んだかどうか私に聞いてください」と書かれたポスターやプラカードを貼ったり、スタッフにバッジを付けさせたりしている。フィラデルフィア小児病院の小児感染症担当の医師スーザン・コッフィン氏は、多くの善意の努力が払われているが、「これらのバリアの一部を克服するにはまだ不十分だ」と指摘した。同氏は今年6月にAmerican Journal of Infection Control誌に掲載された研究の共同執筆者。この研究によると、84%の親は感染症のリスクを承知しているが、病院スタッフに手を洗うよう求めるとしているのは67%止まりだった。これは、そんなことを言うのが失礼に見えたり、スタッフの権威を損ねたりするのではないかとの懸念が主な理由だった。ただ、スタッフが受け入れる用意があるならそうすると答えた親は92%に上った。コッフィン氏は、同病院はこうした会話を日常的にできるようにしようとしていると述べた。

 9月にInfection Control and Hospital Epidemiology誌に載った研究では、ピッツバーグ大学医療センター(UPMC)の患者の3分の1は医師が手を洗わなかったのを見たと答えたが、3分の2近くの患者は手の衛生状態について医師に何も言わなかったとしている。この研究によれば、ほとんどの患者は医師に手洗いを求めるのが自分たちの役割だとは考えておらず、これを要求した場合の医師からの報復を恐れているという。

 医学部准教授のグレゴリー・バンプ氏は、患者は手洗いについては医師よりも看護師の方が要求しやすいとし、「白衣には医師に挑戦しにくくする何かがある」と語った。同氏は、医師は患者の要求に抵抗したり、頑固に受け入れなかったり、さらには患者の言葉に敵意を持ったりする可能性があると話している。

 UPMCの研究では、患者らは感染症や手洗いに関する情報を受ける代わりに、むしろ病院スタッフが手を洗ったかどうかを示すボタンやライトを身に付けてくれた方がいいと思っていることも明らかになった。UPMCはスタッフが手洗いをしたかどうか測定・追跡できるシステムや、スタッフが病室に入る前に手洗いをしたかどうか尋ねることを患者に喚起させるコンピューター音声システムの開発を進めている。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304676604579110560674701056.html?mod=trending_now_3


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