健康体は自然治癒する／（Ｃ）日刊ゲンダイ

ＣＭで大宣伝 インフル治療「点滴薬」はホントに効くのか
http://gendai.net/articles/view/life/147268
2014年1月16日　日刊ゲンダイ

「インフルエンザ治療には点滴薬もあります」
　尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏が出演しているシオノギ製薬のＣＭに対し、医療関係者の間から疑問の声が上がっている。「間違いだらけ」というのだ。

　このＣＭは、子供を抱える母親たちと尾木ママがカフェでお茶を飲みながらインフルエンザについて意見を交換。「早く病院に行くのが大事」「早く熱を下げてあげたい」「どんな薬があるの？」と言う母親たちに、尾木ママが「点滴薬もあるのよ」とオススメする内容だ。

　このＣＭを見ると、インフルエンザの早期治療には点滴薬が効果的なように思えるが、現場の医師から「問題だらけだ」といった批判が相次いでいるのだ。

　医薬品の評価監視研究機関「ＮＰＯ法人医薬ビジランスセンター」理事長で、内科医の浜六郎氏は言う。

「点滴で使われるラピアクタは、飲み薬のタミフル、吸入のリレンザ、イナビルなどと同じ種類の薬剤です。抗ウイルス剤といわれますが、インフルエンザウイルスを死滅させてウイルスの数を減らしているわけではなく、用いた人の免疫を抑制して発熱などの症状を軽くみせているだけにすぎないのです。つまり、点滴しても早く完治するわけではありません」

　抗インフルエンザ剤を投与しても、症状の持続期間が１日たらず短縮されるだけだといわれる。それなのに、点滴を早く打つべきだとのイメージを与えるＣＭが流されている。医師たちが反発するのも無理はない。

　都内のある内科医もこう憤る。
「抗インフルエンザ剤を投与しても、重症化率や死亡率が低下するわけではありません。そもそも健康な人がインフルエンザに感染しても、もともとの免疫力で自然に治るケースがほとんどです。重症化しやすい６５歳以上の高齢者や妊婦、慢性疾病がある人への効果も不明です。患者なら誰でも抗インフルエンザ剤を投与する必要はありません。それなのに、症状が軽かったり、重症化リスクの低い患者がＣＭを見て病院に殺到するようなことになれば、周囲への感染を拡大させてしまう危険が大きくなるのです」

　しかも、抗インフルエンザ剤はかねて副作用の危険が指摘されている。幻覚あたりで済めばまだマシで、最悪の場合は脳の中枢の働きが抑制されて呼吸が止まり、突然死する危険もあるという。

「抗インフルエンザ剤を用いると、インフルエンザに対する抗体が５分の１しかつくられなくなるため、再感染しやすくなることを警告している報告があります。また、免疫を抑制するので、他のウイルス疾患にかかりやすくなり、後から肺炎になるケースもあります。点滴はもちろん、吸入でもイナビルは作用が続くので、副作用のリスクも大きくなるといえます」（浜氏＝前出）

　もともと健康な人にインフルエンザの薬は本当に必要なのか。

コメント
01. 2014年1月19日 19:24:24 : mAKWjxKjsw ＣＤＣは健康な人は抗ウイルス薬を使わないように と書いているよ、ホームページを読んでごらん アメリカではＮ１Ｈ１の時に緊急で使用しただけ それも重症で、タミフル投与するも効果のない患者 薬が飲めない、吸入できない患者専用でね 使ってみたけど、もともと重症だったから半数が死亡 特にいい薬ではない、という評価だった 自分としては、この薬がすごい速度で体内に入るのが怖いと思う 海外ではパンデミック時のために、耐性が出るのを極力押さえたいんだよ だからあんまり使わない だれか鼻から吸入するインフルエンザワクチンを投稿してよ 使えないのは日本だけだぜ カナダでは全てのこどもはこれでワクチン接種だって
02. 2014年12月23日 20:58:08 : VJ9JOk5TXw 世界の７割が日本で使用とか。 欧州じゃ何もせず家で安静にしていてくださいと返される。 医療費がパンクするわけだ。
03. 2015年1月04日 12:45:32 : Lmp50gNDzI そもそも、西洋式現代医学は病を悪いものとしてみている。 インフルエンザは風邪の一種に過ぎない。 風邪とは体内清潔作用であり、風邪も引かないヤツはバカだとされてきたのに。 今は風邪を引かない方が利口だとされている。 だからいざ病気になると風邪引かないヤツの方が重くなる。 （野口氏の風邪の効能」） しかも、風邪（インフルも含む）を治す薬など古今東西あった例しがない。 しかし、あれがよい、これがよいと言う。 それは、使ったから治ったのでは無い。　と言うことを知らないのだ。 本当に治るのは自分の力に過ぎない。 薬など使わないで治るのだから、使っても治る場合が多い。（時にはそのまま悪化の場合もあるが、これは無薬でも起こるが後者の方が起こりやすい） すると・・ 「使ったから治った」にしてしまう（笑 こんな手口は業界では当たり前。 勘違いさせるのはマジックショーの主要な手口でして（笑 そもそも薬で治るのでは無い（症状に対しての抑制効果はあるが） 治るのはすべて自分自身の治から（力） その力を知っているからこそ、治す効果が無くても通用する（して来た訳） 要するに、自然治癒（別名；放置療法とも言う）の力があるからこそ、医者も安心して薬を使えるわけだ。 信じる心は治癒力も増す。 「薬が病を治す。健康にしてくれる」という信心のことだが。 だから、むしろ小麦粉の常在の方がよっぽど副作用が無くて効果が出る。 ひとは薬という毒に絶大なる信仰を抱いて来た。 それが崩れたら、いまの医療世界は一気に崩壊してしまう。 紙切れがお金として通用するのも信心があるからだし・・

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