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「被災地最前線の真実」 自衛隊員たちが見た 「地獄」     フライデー
http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/834.html
投稿者 愚民党 日時 2011 年 4 月 05 日 00:40:35: ogcGl0q1DMbpk
 

    瓦礫、油、海水といろいろなものが混じった異臭の中、遺体を搬送する陸上自衛隊の捜索部隊(岩手県大槌町)


「被災地最前線の真実」自衛隊員たちが見た「地獄」

 2011年04月03日(日) フライデー


「ある家に入ると、ふすまが床に倒れていました。ひっくり返すと、お婆さんが横たわっている。外傷もなく、眠っているような状態だったので、肩を叩いて声をかけたが応答がない。そこで、両手で頰を挟むようにして、お顔をこちらに向けたんです。すると、口の中から大量の泥が出てきて・・・」

 陸上自衛隊東北方面隊(本部・仙台)に所属する井上健一郎さん(仮名。以下同)はそう言って声を詰まらせた。

 1週間で約2万人。自衛隊が、東日本大震災で救助した被災者の数である。

 今回の災害救援活動でその評価を一変させた彼らだが、その代償≠ヘ小さくなかった。最前線に急行した世界で唯一、救った命のほうが多い軍隊≠待っていたのは、車の中を覗いても玄関を開けても必ず遺体を目にするような、文字通りの地獄だった。

 井上さんと同じ東北方面隊に所属する藤原勲さんは、震災翌日から岩手県釜石市付近で捜索活動に従事していた。

「今回の任務を厭う気持ちはまったくありません。家族も『とにかく、一人でも多く救って』と送り出してくれた。海岸や住宅地を回り、『どなたかいらっしゃいませんか?』と、ひたすら声をかける。棚が倒れていれば、丁寧に起こし、冷蔵庫の中も確認する。何もないことが確認できると赤い布を建物の外壁にかけて、遺体を見つけたら、赤い布の付いた棒を側に刺していく。


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陸海空10万人の自衛官が現地で作業に当たっているが、被災者は推定で十数万人。道のりは遠く険しい 
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生存者の捜索が最優先で、遺体の回収は後回しなのです。捜索活動も2日目に入ると、高ぶっていた気持ちもだいぶ落ちつき、改めて東北の惨状に胸が痛くなりました。見つかるのは遺体ばかり。若い隊員の中には、泣きながら作業している者もいました」

 首都圏から被災地入りした部隊の中で、世間の注目を大いに集めたのが中央特殊武器防護隊である。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2356

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福島第一原発3号機へ放水を行ったCH-47は木更津駐屯地(千葉)の第一ヘリ団所属
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/0/d/600/img_0d5084e891394913e6d6bd7bf7b79b1521960.jpg
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「 '95年の地下鉄サリン事件や東海村JCO臨界事故の際に出動した化学科部隊です。3月14日に福島第一原発に入ったんですが、東京電力の『安全だ』という言葉を信じて作業を始めたとたんに3号機が爆発して隊員が負傷。一旦、後方に退いています」(軍事評論家・神浦元彰氏)

 その後の任務も過酷だった。告白するのは防護隊員の糸井健二さんだ。

「再び、原発で復旧作戦に参加しています。しかし、装備は不十分。放射線を防ぐ防護服が一人一着ない。現地で着まわししているのが実情です。部隊には放水して放射性物質を除去する除染車があるのですが、私はこのシャワーを使って遺体の洗浄を行っています。一体一体、丁寧に泥を落としていく。死体など見たことがなかったのに、今回、無数の亡骸を一気に見せられ、ショックで・・・」

 十数万人と見られる途方もない被災者数ばかりではなく、原発クライシスも救援作業を一層困難なものにしている。中でも常に見えない放射線の恐怖と戦っていたのが、陸海空の各部隊から集められたヘリコプター部隊だった。西日本の駐屯地に勤務する平山正二さんが、インタビューに応じた。

「被災地へ向かったのは、震災の翌朝。集合場所に指定された陸上自衛隊・霞目(かすみのめ)駐屯地には大型輸送ヘリ・CH-47が8機、汎用ヘリのUH-1が20機前後、多目的ヘリ・ブラックホーク(UH-60)3機が待機していました」

 最初の任務は、福島原発の近くにある小学校に取り残されている被災者たちの救出。


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屋内退避エリア内の住宅を回って、自主避難が困難な被災者をケア(福島県南相馬市) 
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飛行に先立って、平山さんらには地図が渡されたのだが、なかなか目的地に辿り着けない。土地勘がない上、目印となるべき街がなくなっていたからだ。

 眼下がそんな状態なら、上空は自衛隊ヘリで大渋滞。パイロットは他の機と接触しないよう周囲もケアしながら操縦しなければならず、何度も目標をロスト。

「着いたら着いたで、グラウンドが狭くて1機ずつしか降りられない。5~6機が上空で旋回しながら接地(着陸)する順番を待っていたんですが、中には福島第一原発の真上で待機している機もありました。任務を終え、深夜1時過ぎにようやく霞目基地に帰投すると、異様な光景が目に入りました。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2356?page=2


 通常はスポットと呼ばれる駐機場に降りるべき陸自のヘリがなぜかランウェイ(飛行機の滑走路)に接地させられている。その理由は何と、『放射能に汚染されている可能性がある』というものでした。

 その時はまだ、放射線測定器も除染する装備もなく、誰もどう対応していいか分からなかったんです。

『来て数時間で被曝かよ・・・』と笑うしかなかった。結局、原発の安全が確認されたという情報が入るまで、4時間も待機させられていました」

 翌朝は5時に起床。ヘリ部隊は孤立住民の救助やホイスト(巻き上げ装置を使った吊り上げ救助)に従事した。

「50フィート(約15m)くらいの低空で飛んで、肉眼で探すわけです。忘れられないのが、お婆ちゃんと40歳くらいの女性の救助。ベランダで赤い服を振ってSOSしていたのを私が見つけ、ヘリのドアを開け閉めして、『今から行きますよ』というメッセージを送ったら、お婆ちゃんが両手を合わせて拝むんです。

 もう一人の女性は無言でポロポロ涙を流していました。吊り上げるとお婆ちゃんが『この人、流されてきたんです』と言う。てっきり娘さんだと思っていた女性は家ごと流されてきた赤の他人で、お婆ちゃんの自宅に激突した時に助けたというんです。女性はその後もずっと放心状態。記憶がなく、自分の名前も分からないと言っていました」


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海上自衛隊のヘリで病院へ患者を搬送する。物資の空輸とともに現在の主要な任務だ
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 任務をこなしながら、常に原発事故の成り行きを意識していたという平山さん。だが、ロクに情報は与えられなかった。

「テレビが情報源でした。ある時、ニュースを見ていたら『空中から原発への放水を検討中』という。『マジかよ』『(命令が)来るとしたらCHかな』とウワサをしていたら、まさにそのCHが放水用バケットを付けて原発方面に飛んで行った。

 空中放水したCHは帰投する前にどこかで除染するよう指示されたんですが、どこの自治体にも接地を断られたと言います。

 お国のために犠牲になった仲間を見て、映画『アルマゲドン』を思い出しました・・・。20代前半の隊員に放射能汚染地域への飛行任務が下ったこともあった。


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捜索隊の中には若者の姿も。20代前半から40代まで幅広い年齢の隊員が前線へ赴いた
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『心を決めました。大丈夫です』と気丈に振舞う後輩の姿を見て、『結婚して子供もいる年上のオレが身代わりになるべきでは』と悩みに悩みました」

 放射線を遮蔽するタングステンを床に敷くという"応急措置"で特攻した英雄が、各自治体からつまはじきにされるという"被曝差別"を受ける---。

 これが被災地最前線の真実。救援作業の終わりはいまだ見えていない。

〔PHOTO〕嘉納愛夏 菊池雅之 濱崎慎治 VC.SPEELGOED

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2356?page=3

 

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