（抜粋はじめ）
だからといって、昭和天皇として、戦争責任がないとは、言わぬ。
一切の責任を背負う役が天皇なのだから、これは宿命であろう。
日本の歴史は、天皇があって、天皇の元に国としての礎がある。
これは日本の文化なのだ。それは、神に対して「最高に仕える者」としての存在であって、人を支配する存在ではない。
「神の希望」を申し宣べる、それが天皇の本質なのだ。
希望が聞き入れられるか、希望が実現されるか否かは、国民が背負う宿命にあるのだ。
このようにして、日本の国には古代から天皇という座が存在してきた。
天皇という宿命を背負った者は、これからも身を慎み、口を慎み、生活を慎み、すべての人に神の愛を一身に受けて、人々に接する者であると私は考えている。
（一部省略）
人には、それぞれなすべき使命がある。
その使命は、他のために役立つということ、他の心を喜びに進化させたか、正しい心に向上させたかということなのだ。
他の人に喜びを与える、これが神の愛に入る条件である。
（一部省略）
日本の民として日本に生まれながら、日本を敵として暮らしている者がいる。
これらの者は、大和の国に生まれ、一切のものと、調和する精神を学ぶために、縁あって日本に生まれた本質を悟らず、自分に与えられた使命を忘却している。
（一部省略）
日本の天皇は、尊いものである。天皇は国民の飾り物、象徴ではない。
天皇は、人類の心の模範である。
天皇の心を手本として、口を慎み、思いを正し、行いを正して生きなさい。
（一部省略）
人々よ、全世界の人々よ、生きる中で憎しみを燃やして、テロ殺人を行うことを止めよ。
戦争を放棄せよ。
（一部省略）
人を生かすためにのみに、人は生まれてくる。
（一部省略）
人は皆、大調和に向かって行進せよ。喜びを人々に分け与えよ。
すべてが仲良く愛和して、生きるよう申し宣べておく。

（抜粋おわり）