【ワシントン】米ホワイトハウス高官らは7日、先月25日のデトロイト行き米ノースウェスト機で起きた爆破テロ未遂事件で、同機が飛行中に国境警備監視員らはアブドルムタラブ容疑者の名前の割り出しを済ませており、同機着陸後、質問するための準備を進めていたと明らかにした。

　しかし、同高官らによれば、国境警備監視員らはウマル・ファルーク・アブドルムタラブ容疑者を逮捕する計画はなく、同容疑者は最も厳重な取り調べの対象にもなっていなかった。

　より徹底的な尋問を準備できなかったことは、オバマ大統領が米国情報機関の「システミック」な欠陥と呼ぶ問題があることを強調する格好となった、と政権高官は語った。ホワイトハウスは7日午後、オバマ大統領が再度、米国民向け演説を行った後に、25日のテロ未遂事件に関する機密扱いでない部分のリポートを公表する計画。

　米国家安全保障会議のジェームズ・ジョーンズ事務局長はＵＳＡトゥデー紙に対し、同リポートの調査結果は、「ある種のショック」をテロに疲れた米国民に伝えることになるだろう、と語った。

　オバマ政権高官らは、米国土安全保障省が今回のテロ未遂事件への対応策として、米国の民間航空機に搭乗する航空警察官の増員を検討していると述べた。

記者: JONATHAN WEISMAN
【記事転載元：http://jp.wsj.com/World/node_20273】

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オバマ大統領は、今回の件に関して「人為・組織的なミスがあった」と述べ、当局の責任を認めた。また今回のテロ未遂によって、オバマ大統領は空港監視システムの強化を示唆している。

ところが、下記サイトマザージョーンズでは、空テロ未遂事件で搭乗客全身透視検査システムを売り込む業界には米政府保安関連天下り役人がズラズラ。
911テロ直後全米空港に導入された爆発物探知システムは欠陥商品だとマザージョーンズ誌はすっぱ抜いた。【英文記事：http://motherjones.com/mojo/2010/01/airport-scanner-scam】

だんだんとカラクリが見えてきた。
こうして、オバマはどんどん追い詰められていく。アメリカは制御不能に陥っている。
　

コメント
01. 2010年1月08日 16:59:52 1 アルカイダという万能語を使い偽テロ事件を起こす。 ２当局にも手落ちがあった，と謙虚に認める。 ３テロから国民を守るためとの大義名分で，政府も反省の上にしおらしいスタンスになり，セキュリティーを強化する＝国民プライバシーと行動の自由のコントロールを強める。 ４テロリストに仕返しする、といって、外国に攻撃。 いつも，このレトリックを使っています。３にとって、２が、ポイントです。情報はもっていたけど、十分行き届きませんでした、というのです。政府がわざと，隙（すき）を作った上で，すみません手落ちがありました、というわけです。必ず，このパターンの構造です。 マスコミ各社にアルカイダという語を必ず使わせるよう，経営者にワイロを支払っていると見られます。

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