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物は言いよう? でも >「査読」とは何か
http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/337.html
投稿者 千早@オーストラリア 日時 2009 年 12 月 29 日 00:24:26: PzFaFdozock6I
 

(回答先: 「クライメートゲート事件」続報・科学にとって「査読」とは何か (国立環境研究所・地球環境研究センター 江守室長) 投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 12 月 28 日 19:18:59)

>こういった問題を抱えながらも、査読は研究者の共同体が科学的議論の質を保つ上で必要
>不可欠と認識され続けており、およそ350年前にヨーロッパで学術雑誌の原型が産まれてから、
>今までずっと機能し続けているシステムなのです。


なるほど物は言いようですね〜。(^^;
確かに、記録に残る査読が最初に行われたのは1665年だそうですが、

The first recorded peer review process was at The Royal Society in 1665 by the founding editor of Philosophical Transactions of the Royal Society, Henry Oldenburg.[24][25]
(中略)

Peer review has been a touchstone of modern scientific method only since the middle of the 20th century, the only exception being medicine. Before then, its application was lax in other scientific fields. For example, Albert Einstein's revolutionary "Annus Mirabilis" papers in the 1905 issue of Annalen der Physik were not peer-reviewed by anyone other than the journal's editor in chief, Max Planck (the father of quantum theory), and its co-editor, Wilhelm Wien. Although clearly peers (both won Nobel prizes in physics), a formal panel of reviewers was not sought, as is done for many scientific journals today. Established authors and editors were given more latitude in their journalistic discretion, back then. In a recent editorial in Nature, it was stated that "in journals in those days, the burden of proof was generally on the opponents rather than the proponents of new ideas."[28]
http://en.wikipedia.org/wiki/Peer_review

実は査読とは、

現代の科学的方法の価値を図る目安となっているが、それも医学の領域を除けば、
たかだか20世紀の半ばからのこと だそうですよ!

だから、

>今までずっと機能し続けているシステム

というのは、

>およそ350年前にヨーロッパで学術雑誌の原型が産まれてから、

今までずっと ではないということです。
ここ、誤解しないで読める方はいらっしゃいますか??

おまけに、最近の『ネイチャー』誌の論説には

「その頃の論文で(正否を)証明する責任は、新たな考えの提案者にではなく反対する者
にある
のが普通だった」

と記されていたそうです。

それって多分、誰かが論文を出したら、その中の間違いを他の研究者が指摘して改善を
目指していた形だったのが、論文を出す際に査読という方法で箔をつけ、そうして
「査読さえされていれば信頼に値するものだ」というシステムを構築してきた
のでは
ないでしょうか? 
#その際、IPCCのように仲良し同士で査読し合って......と。

つまり以前は何か提唱しても、他から異論があればそれをきちんと受け止めて色々
精査しながら真実の探求をやっていたのに、最近では異論を唱える者をすぐに
「懐疑派だ」というような表現でけなして排除しようとするようになった
 
ともいえると思いますよ。

それが以前書いたティム・ボール博士が述べていた
「なんでも査読、査読というようになった」ということだと思います。

この「20世紀の半ばから」がミソですね〜。
それについてはまた後日。(^^)

千早@おやすみなさい。

★上の絵は「peer review」で出てきた漫画ですが、IPCCの場合は、論文を持った彼を
待ち構えていた人々は、そんな武器など持っていなかった ということですね。
 

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コメント
 
01. 2009年12月30日 15:11:24
いろいろ書いてるけど、査読されたことはあるのかね?
ないのならいろいろ言わぬがよろし。査読とは実によくできたシステムです。
それを通り抜けられないのは、ひとえに、力不足以外の何物でもない。
査読論文、書いてみ。わかるから。ないのなら憶測だけで物を言わないことですな。

02. 2009年12月31日 07:30:57
「偉い人」の意向により、査読が歪められるという問題を指摘していると思いますが。査読者も業界内で生き残るために、偉い人(有力者)に媚びる必要があるわけです。

査読があろうとなかろうと発生する、政治的な業界支配という問題ですけどね。査読システムではなくても、「偉い人」が敵対する論文を妨害するのは可能ですし。

ダイナモ氏は科学の権威(正確には科学業界)を利用して温暖化説を擁護しようと考えていますが、シロクマという情緒的な宗教的権威を使ってしまった。


03. 2010年1月01日 17:22:45

そういえば、IPCCもアル・ゴアも(オバマもか..) ノーベル平和賞もらってるな。。

「権威」って、一体何???


04. 2010年1月01日 20:20:26
>そういえば、IPCCもアル・ゴアも(オバマもか..) ノーベル平和賞もらってるな。

未だにイラクは撤退しない、アフガンは派遣する軍隊を増やす人に平和賞。エスタブリッシュメントの戦略もボロが出てきていますね。

本当に「権威」って、一体何???ですね。

ちなみにアルゴアは2001年までのCO2地球温暖化説を放棄しました。CO2は40%程度だそうだ。

http://www.prisonplanet.com/al-gore-admits-co2-does-not-cause-majority-of-global-warming.html


05. 2010年1月02日 20:50:27
温暖化推進派って01さんみたいなことを言う傾向がありますよね。

例えば

あなたは環境の専門家なのか?
→専門家は環境問題に何もいうな。疑問を持つな、みんな信じろ!IPCCが目に入らぬか!温暖化しているんだ、しているんだよ!!

多くの科学者がそういっている。
→科学はいつから多数決制になったのだろうか?

スーパーコンピューターは多くのパラメーターを計算できあなたより賢いのであなたより正確だ!
→全知全能の神の意思を冒涜する気か!

石油業界の回し者だ
→温暖化論者は、原子力利権(リオティントジンク、アングロアメリカン、ミノルコは世界中のウランなどの鉱物資源を扱っており、みんな基本的にロスチャイルド系の会社)と排出権取引を行いたい金融業界の回し者(リーマンブラザーズ(倒産しましたが)や悪名高きゴールドマンサックスが排出権取引を主導しており、これもロスチャイルド系)

異常気象が多発している。氷河の融解、雪が降らない、干ばつ、川の枯渇など
→それは結果であってCO2による原因かどうかの明確な証拠ではない。

CO2などの温室効果ガス以外に考えられない。
→科学は線形科学なので科学でしか扱えないもの以外は全部無視。そんな馬鹿な話があるのか。自然は『非線形』です。

実際はこれから石油を使いたいアジア勢とそれを金融システムで押さえたい、物作りをすっかりやっていない英米+EUの科学と情報操作を武器にした経済金融戦争なのでは?

まあ戦争の時もそうでしたが、実行部隊はいつも知らずにそういうこことを『正しい』と信じて他国の人々(鬼、畜生)と平気で殺し合いしたわけですからね。

今は『炭素』は悪魔だと思い、戦って減らすことが本当に『正しい』と信じているのでしょう。(植物は炭素がないと生きられないし、その植物を食べて動物は生き、そして人間が植物、動物を食べて生きているわけですから、生き物の全てベースは炭素なんです。それが『悪魔』なんですからね。こういうイデオロギーは選民思想の強い宗教や民族浄化といった『優生学主義』からきているわけですから非常に危険です。)

なーんにも変わっていませんね、人間は。


06. 2010年1月07日 05:03:05
 私は学術雑誌の査読をしたことも、査読をされたことも、査読をされて却下されたことも掲載されたこともあります。査読は有益な場合もありますが、理不尽な場合(自分にとって有利、不利に関係なく)もあるというのが実感です。江守さん自身の原稿にもいろいろ問題があることは書かれていますね。問題は査読されているか否かが二項選択式に業績評価の基準にされていることで、これは科学の権威主義、内容のチェック機能の低下、空疎化につながっています。
 ノーベル賞を受賞しているか、もそうです。これはもう誰でも気がつくと思います。まして科学者を自認するなら、人間の評価システムそのものと科学の社会における構造的問題点(政治経済の歪みを反映し、時に世論操作の道具にもされること)からも目をそらすべきではありません。査読は時に有益だが、論文改善の手段の一つであり、論文の中身を読んで評価できない人が、査読されているかどうかだけで内容を評価すべきではありません。以上一般論です。

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