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ロボットが変える戦争 (日経サイエンス)
http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/504.html
投稿者 ダイナモ 日時 2010 年 9 月 02 日 22:35:15: mY9T/8MdR98ug
 

http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1010/201010_038.html


 「戦争」という言葉から,何を思い浮かべるだろうか。死の恐怖,血と硝煙,飢えとの戦い,望郷の思い……。そんなものを思い浮かべる人が多いだろう。
 だが今や,戦争の様相は一変している。朝起きて,車で出勤し,コンピューターを立ち上げ,システムを操作して地球の裏側にいる反政府勢力と戦う。米軍では,そんな兵士が増えつつある。交戦中に命を落とすより,交戦を終えて帰宅する時に交通事故に遭う危険の方が大きいのだ。
 ロボットは,2003年のイラク侵攻時には米陸軍に1台もなかったが,今や1万2千台を超えている。空軍や海軍でも似たようなものだ。今や兵士は米国を一歩も出ずに,パキスタンを空爆している。
 兵士たちの命を危険にさらすことなく敵を攻撃できるのは,見方によっては成功と言えるかもしれない。だがその一方で,様々な問題を提起している。戦争の敷居が低くなり,マスコミの報道もなく,国民が知らないうちに戦争が始まってしまう。攻撃される側の怒りは激しく,誤爆などの間違いが起きた時,誰がどこまで責任を取るのかも明確でない。
 機械に何を,どこまで任せてよいのか。ロボット戦争が抱える政治的,倫理的,法的な問題にどう向き合えばいいのか。それは今やペンタゴンだけでなく,国民一人ひとりに投げかけられた問いなのだ。


著者
P. W. シンガー
ブルッキングス研究所の21世紀国防計画のリーダーであり,7月に日本でも出版された著作『ロボット兵士の戦争』(下欄を参照)の原書,“Wired for War: The Robotics Revolution and Conflict in the 21st Century”(http://wiredforwar.pwsinger.com/) は,米国で2009年のベストセラーとなった。

原題名
War of the Machine(SCIENTIFIC AMERICAN July 2010)
 

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コメント
 
01. 豪太郎 2010年9月02日 23:56:48: bXIuQyr/MBF7E: 8I0MuP5QYc
サラ コナー を探しに ターミネーターが やってくるんじょか!

02. 2010年9月03日 00:42:45: JjYOoQxF3E
 ネタとしては若干古いが(日経の取り上げが遅すぎただけか)、当事者はゲーマート見なされることに警戒し、前線と変わりがないことを殊更に強調している。しかし、操作するものは反撃されても生命を脅かされることはない。そのような環境下では、ゲーム感覚になっていくのはある意味必然であろう。やられたら、再ゲームをするだけ。もし、戦争に倫理というものを強引に当てはめるなら、被攻撃側にも同じようにロボット戦争の環境をそなわせるべきだろう。

 かくして、戦争はバーチャルの世界だけで行われる。しかし、現実の戦争は、生命を奪ったり、負傷させたりすることが、戦争の目的となっており、金と技術の優れた側が正義とは無縁の勝利を得る。そして、その成果を背景に軍需産業が一層栄える。


03. 2010年9月03日 06:35:18: AQqyLULhMc
ロボットを操作する兵士への攻撃は、戦闘行為ですよね。
たとえ地球の裏側であったとしても。
車で出勤する兵士が襲われたらテロじゃなく戦争。
そしてそこは最前線。

04. 2010年12月06日 07:14:51: 8ZXG5AAQQ6
03氏へ
そういう見方も確かにできますね。「目からう○こ」です。
「○」は「ん」ではありません。念のため。

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