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ハチ激減、未来の食料事情に影響も 国連が警告 AFP
http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/594.html
投稿者 ダイナモ 日時 2011 年 3 月 11 日 18:51:15: mY9T/8MdR98ug
 

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2789972/6942369


【3月11日 AFP】国連環境計画(UNEP)は10日、ハチの激減に関する初の報告書を発表し、野菜や果物の受粉に欠かせないハチを保護する国際的な対策が必要だと警告を発した。

 ハチが激減しているのは主に北半球で、欧州ではミツバチの10〜30%、米国では30%、中東では85%が死に絶えてしまったという。

 原因は複合的だとされ、農薬や大気汚染、寄生虫、環境破壊、花の咲く植物の減少、欧州で養蜂家が減ってしまったことなどが挙げられている。
 
 UNEPのアヒム・シュタイナー(Achim Steiner)事務局長は「この自然の財産の扱い方次第で、21世紀の人類の未来の一部が決まってくる。世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」と訴えた。

 報告書の著者の1人、スイス国立ハチ研究センターのペーター・ノイマン(Peter Neumann)氏は、「多くの原因が相互作用を起こしている。1国では対処不可能なことは明らかで、国際的なネットワークによる世界的な対策が必要だ」と主張している。

 ハチの減少は過去40年にわたって観察されているが、激減し始めたのは90年代後半から。理由は解明されていない。(c)AFP
 

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コメント
 
01. 2011年3月11日 21:34:29: 0X74cDKlCc
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△ 2011年2月12日 土曜日 臨時増刊配信
△ タイトル <投資銀行までもが心配し始めた−蜂の生息数だけでなく>
△ 書庫:子供達に良い環境を残そう
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この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/goldrush21japanbranch/34143008.html

解説

★この記事(左)は、オランダの投資銀行、Rabobankが、そのホームページに掲載したものです。 右は Rabobankのホームページです。

人口爆発する人類にとって最重要な物資は当然、食品であり、根幹は農産物です。
殆どの農作物の結実には蜂等の虫媒昆虫が必要ですが、それが、絶滅寸前である事は、これまでに紹介してきました。

下記のバックナンバーを参照下さい。
[熊蜂が消えた]  2011年1月12日 水曜日 配信
この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/goldrush21japanbranch/33937859.html

[米国養蜂検査協会の中間集計発表]  2010年5月21日  金曜日配信
この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/goldrush21japanbranch/32052315.html

  

この記事の重要な部分を概説しますと:

★加州のアーモンド農園では、受粉率が減少を続けたままです。世界中で、この現象が広がっているようです。

★Wageningen 大学のTjeerd Blacquiere教授の研究では、コーヒー豆、果樹、ナッツ農園の大規模化も大きな問題であることが判明してきました。
経済的効果、利益の最大化を追求すれば、大きな面積の農園が望ましいのですが、蜂は巣から遠く離れた場所まで飛翔して採蜜するのは
体力的に不可能なのです。

コーヒーの場合、一種類だけの蜂では駄目で何種類もの蜂が必要です。 その為には、農園の周囲に森が残されて居なければならず、
コーヒー以外の花も咲いている必要があるのです。

将来の農業で重要なのは小規模農園だと言うのです。これはブラジル等で起きている事態と反対の方向性なのです。

メロン、スイカ農園でも同様なのですが、大規模農園になると、周辺部での結実は問題無いのですが、中央部では虫媒結実されていません。
元々虫媒昆虫の飛行距離は余り長くありませんし行動範囲は狭いので、大規模農園は不可能なのです。

又 大規模農園では各種の薬剤の使用量が多いのも問題です。 欧州の蜂で問題が無くても、アフリカの蜂では、一体どうなのかも全く不明なのです。

記事の内容は以上です。

 

☆いずれにせよ、蜂の絶滅カーブは、このまま進むでしょうから、食糧難はSF世界の仮想ではなく、現実世界の実話となるでしょう。
どなたか全世界の蜂の生息数を、直ぐに50倍に飛躍的な増殖させる技術をお持ちの方が居れば助かるのですが。


02. 2011年3月11日 21:35:56: 0X74cDKlCc
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△ 2011年1月12日 水曜日 配信
△ タイトル <熊蜂が消えた>
△ 書庫:子供達に良い環境を残そう
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この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/goldrush21japanbranch/33937859.html

解説

☆イリノイ州立大学の昆虫学 Sydney Cameron教授率いる研究チームの米国科学アカデミーでの調査報告についての報道記事です。

★その内容を一言で言うと「全米の至るところに棲息していた四種類の熊蜂が絶滅寸前状態である事が判明。」 
この熊蜂は農業生産にとって非常に重要な虫媒昆虫です。

★この四種類の熊蜂の生息数が96%も減少しているそうです。棲息面積で言えば23%縮小して87%へと減ったそうです。
蜜蜂の場合と同様に熊蜂も病原体による伝染病も原因の一部ですが、それ以外に生息地域の縮小による近親交配も
一因になっている事が判明したそうです。

熊蜂は蜜蜂と同様に最も重要な虫媒昆虫の一つですが、研究は殆どされていないのが実態です。

★この熊蜂によって受粉交配される植物はトマト、ブルーベリー、クランベリー、ブロッコリー等などだそうです。
全米で約50種類の熊蜂が棲息しているが、その殆どは全く調査研究がなされていないのが現状です。

★これまで 欧州、アジア地域での熊蜂の消滅が報告されているそうですが、全米調査は今回が初めてで、
全米の中から40の州の382地域で3年間の追跡調査をした結果です。

★熊蜂の特徴は他の蜂等と比較して冷たい天候でも飛行が出来るので、ツンドラ地帯や高山地帯でも活動が出来る事だそうです。

☆蜜蜂の大量死については下記のバックナンバーを参照して下さい。
[米国養蜂検査協会の中間集計発表] 2010年5月21日  金曜日配信
この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/goldrush21japanbranch/32052315.html

☆これが物価上昇にどのように影響してくるのか? そのレベルと時期は何時ごろになるのか? それは不明ですが、
蜜蜂の大量死と共に非常に心配される状況、傾向です。


03. 2011年3月11日 21:36:55: 0X74cDKlCc
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△ 2010年5月21日  金曜日配信 
△ タイトル <米国養蜂検査協会の中間集計発表>
△ 書庫:子供達に良い環境を残そう
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[米国養蜂検査協会の中間集計発表]
この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/goldrush21japanbranch/32052315.html

解説

☆蜜蜂の群れが、行方不明になっている現象は、既に御存知だと思います。 この現象を 面白がって蜜蜂集団脱走現象と呼んで、
その原因は養蜂家の過酷な搾取であると云う解説も以前はありました。
さて その真偽は別にして、この現象が毎年毎年繰り返し発生しており、即ち 全世界の蜜蜂の数が どんどん減少しているのは
間違いないようです。 

(1)は農務省の「蜜蜂集団崩壊」のニュース発表です。

(2)が その報告書です。
★米国の養蜂群は全部で推定246万群。 その内の22.4%に対して調査を実施した所、 2009年の冬期
(2009年から2010年の冬季)の損失率は33.8%の高率であった。

このデータを元にグラフを作ってみました。 (6)です。
★青い棒グラフは この四年間の損失率の比率の変動を示しています。 毎年3割減少しているのです。 
(私見ですが、繁殖率以上の損失率(即ち死亡率)ですから、今後 回復すると期待するのは、あまりにも楽観的かもしれません)

★緑色の棒グラフは、調査した養蜂家のサンプル数です。 サンプル数が2009年/2010年冬季では4231軒の養蜂家ですから、
前年の778軒より大幅に増えて、調査結果の精度が上がっているはずです。

★認容できる養蜂群の損失率は14.4%との回答であるので、その3倍もの失踪率になっています。

★専門的にはCCD,集団崩壊症候群と呼ばれている、全くミツバチの死骸が見つからないケース、死骸が確認されているケースの
区別はしていない。

さて もう少し見ていきます。

集団崩壊症候群の原因は特定出来ておらず、寄生虫、病原菌、バクテリア、殺虫剤、栄養失調が挙げられています。 
(栄養失調とは、温暖化で花の咲く時期と女王蜂の産卵期が、ずれる事によって起きます)

★米国農務省の調査では 花粉、蜜蝋の分析結果では121種類の殺虫剤が含まれているそうです。
複合汚染の可能性が高いと見ているようです。

★又 遺伝子を検査すると 遺伝子異常が見られるそうです。これでは、繁殖も難しくなってきます。
(3)がそれを伝える農務省の報告です。

★(4)は農務省の委託を受けて、この問題を調査している米国養蜂検査協会のウェッブサイトです。

★(5)を見て下さい。 世界的機関である 世界動物健康機関の調査では、単一原因ではなく、複合汚染で、殺虫剤の無責任な
大量使用がミツバチの健康を阻害し、病気に掛かり易くしていると指摘しています。
その報告書では「ミツバチは全世界の食糧供給の基本であり、ミツバチの絶滅は震撼すべき生物的大災害を招く」としています。 
赤枠は 日本でも発生している事を示しています。

★最初にこの集団崩壊症候群を報告したペンシルバニア州の養蜂家の Dave Hackenberg氏によりば、2009年5月から2010年4月
の一年間の損失率は62%にも上るそうで、事態はドンドン悪化しているとの事です。
何故なら、米国養蜂検査協会の調査は冬季のみの調査であり、夏の時期が、殺虫剤を多く巻く時期なので、通年での調査が必要だ
と語っています。

★昆虫媒介による穀物、果物、野菜、飼料用の草、農作物は非常に多く、一番効果的な昆虫はミツバチであり、約90種類の商業農作物に
必要であり、その代表的なものは林檎、オレンジ、蜜柑、イチゴ、人参、玉葱、ナッツ類、向日葵、菜種、コーヒー豆、大豆、
クローバー(家畜用)、綿花など 非常に重要なものが多いのです。

☆伝染病とネズミ講は酷似しています。 一定以上の人口密度と人口数が必要です。人口が少ないと宿主を滅亡させ、自体が
死滅するからです。過剰人口と成れば為るほど、そのリスクが高まります。人口を抑制させる必要があるのですが、全員が
満足する方法は残念ながら見つかりません。独裁は許してはなりません。 民主主義は人間の理想の象徴ですが、それを構成する
人民自身が愚かでは、役に立ちません。
人民自身が しっかりと常に学び、考える事しか 生き延びる方法は無いと思います。



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