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STAP細胞 理研一問一答 「極めてずさん」 「研究者連携に不備」: 識者の見方 : 日本の科学研究に傷 
http://www.asyura2.com/09/news8/msg/1013.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 3 月 15 日 04:10:18: Mo7ApAlflbQ6s
 


STAP細胞 理研一問一答 「極めてずさん」 「研究者連携に不備」

 理化学研究所の野依良治理事長らは14日、都内で記者会見を開いた。常識では考えられないようなミスが次々と見つかり、驚きを隠さなかった。なぜ、重大な過誤があったのか。その理由は明かされず、会見時間は4時間を超えた。主な一問一答は以下の通り。


 ――日本を代表する研究機関で疑惑が起きた。

 野依理事長「大変ゆゆしき問題だ。科学の主張を説得させる客観的事実が論文に記載されるべきだが、極めてずさんで、あってはならない」

 ――論文の画像が2011年の学位論文と酷似していると指摘され、疑念が大きく膨らんだ。小保方晴子氏の説明は。

 石井俊輔調査委員会委員長「学位論文とは言及していないが、昔の画像を間違えて使ってしまいましたと発言している」

 ――そんなことが起きうるのか。

 石井委員長「客観的にみると、かなり珍しいケースだ」
 竹市雅俊発生・再生科学総合研究センター長「通常の研究者はこういうことはしない。論文の体をなしていない」

 ――画像の加工について小保方氏は問題とは思っていなかったのか。

 石井委員長「やってはいけないことという認識はなかった、申し訳ありません、ということだった」
 野依理事長「未熟な研究者が膨大な実験データを集積しながらずさんに無責任に扱ってきたのはあってはならないこと。徹底的に教育しなおさないといけない。氷山の一角かもしれないので倫理教育をもう一度徹底してやりなおしたい」

 ――共著者がチェックすればミスは防げたのでは。

 野依理事長「今回の研究では4チーム14人の協力者がいる。複数の研究グループが強みを生かし、信頼して齟齬(そご)なく統合する責任者が必要だった。チーム間の連携に不備があった」

 ――この1カ月、調査中を繰り返し、何も説明しなかった理由は。

 川合真紀理事「放置していたわけではない。すぐに調査を始めてデータを検証してきた。1日や2日でできる作業ではない」

 ――STAP細胞は本当に存在するのか。

 竹市センター長「共著者の中には自身で検証を重ねていて、一部ポジティブ(前向き)な結果が出ていると聞いているが、第三者の検証は受けていない」

 ――小保方氏は今どこにいるのか。今回の件は故意だったのか。

 川合理事「神戸にいる。本人は間違いであったとしており、未熟であったということに反省の言葉を発している」

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識者の見方

「ミス」通用せず

 慶応義塾大学の吉村昭彦教授(免疫学) 論文の重要な部分の画像に別の論文の画像を使ったとしたら、ミスでしたという説明は普通は通用しにくい。最大の焦点であるSTAP細胞は本当に存在するのかという疑問には、山梨大学の若山照彦教授の手元に残る細胞がES細胞と同じゲノム配列を持つかなどを調べればある程度はわかるはず。第三者の科学者が作製の再現を試みて検証するのが一番だが挑戦する科学者は少ないだろう。

過度な成果主義

 愛知淑徳大の山崎茂明教授(研究不正) 今回の切り貼りや論文盗用の背景には、再生医療の担い手としての成果を示すことが優先されており、過度な成果主義が理化学研究所の組織内に横行しているからではないか。2004年に理研で起きた実験データ改ざんよりはるかに大きな研究不正だ。指摘されている疑義は科学者の間では明瞭に「意図的な不正行為」と認められる。

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日本の科学研究に傷 

 新しい万能細胞「STAP細胞」を巡る騒動は日本の科学研究に深い傷を残しそうだ。疑惑が浮上してから1カ月たって理化学研究所はやっと記者会見を開いたが、その対応は後手に回り、社会の不信感を募らせた。科学に関わる全ての人が、研究する責任をいま一度考え直す必要がある。

 STAP細胞の登場は華々しかった。いったん成長した細胞が酸にさらしただけで再び受精卵に近い状態に戻る現象は、生物学の定説を覆す大発見と世界を驚かせた。

 この論文を多くの研究者が好意的に受け止めたのは、実績のある笹井芳樹理研発生・再生科学総合研究センター副センター長や丹羽仁史理研プロジェクトリーダーらの名前があったからだ。

 インターネットによる「監視」の下で論文の内容に疑問点が次々と見つかり、多くの研究者が「なぜ事前に点検できなかったのか」と不思議に思った。再現できない批判に応えて発表した実験手順の内容が最初の論文と違った点も、不信感を一層深めた。

 再生医療につながる幹細胞研究での日本の水準は高い。山中伸弥京都大学教授らによるiPS細胞の開発で万能細胞の研究も活発だ。論文に重大な過誤が確認された今回の「不祥事」は、この分野の研究者の意欲をそぎ水を差しかねない。国際的な信用も失墜する。

 理研は2004年に血液を巡る研究で実験データの改ざんがあり、調査委員会を設けて研究者に論文取り下げを勧告した。再発防止に向けた規定を整備してきたが、個々の研究者にまでその認識は行き渡らなかった。

 この1カ月余り、理研の対応は「調査中」「STAP細胞開発の事実は揺るがない」とのコメントのみで、詳細な説明は避けてきた。14日の中間報告でも、なぜ重大な誤りがたくさん見つかったのかなど、釈然としない点が多々残り、組織的な対応に課題を残した。最終的には当事者たちが包み隠さず事態を説明しないと、疑惑がくすぶり続けるだけで解決に向けた取り組みも遅れる。

 税金を使って研究開発ができる科学者、技術者は本来、社会の課題の解決を託された人たちだ。恵まれた施設で挑戦できる状況をもっと謙虚に受け止めなければいけない。国民が科学技術を支援する大前提だ。

(編集委員 永田好生)

[日経新聞3月15日朝刊P.3]

 

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コメント
 
01. 2014年3月15日 08:21:29 : jGBvShvpwg
当初の話では、iPS細胞は3ヶ月も掛かるが、
STAP細胞は3週間ほどで作成できる、と。
ならば、STAP細胞が本当に作成可能なのかを
小保方リーダー、若山教授、笹井副センター長らが共同で実証すれば良いではないか。

何故、理研はそうしないのか?


02. 2014年4月18日 21:18:52 : jDUea84PZI
植草一秀氏のblogに
かなり、詳しいことが書かれていました。
また、ややこしいことが出てきそうですね。

日本の科学会の、汚点を図った罪はおおきいです。
偶然では、ないと思います。


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