あらゆる物質に質量を与えたと考えられる仮説上の素粒子「ヒッグス粒子」を探しているジュネーブの欧州合同原子核研究所（ＣＥＲＮ＝セルン）は４日、同研究所の大型粒子加速器「ＬＨＣ」の実験で新たな素粒子を見つけたと発表した。この粒子はヒッグス粒子と考えて矛盾のない結果だが、確定には追加で実験、分析する必要があるという。今年中には結論に至る見込み。

【やさしく説明】ヒッグス粒子って何？＝回答・河内敏康

　ヒッグス粒子は、あらゆる物質に含まれる素粒子の基本理論として１９６０年代に提唱された「標準理論」で存在が予言された。

　標準理論では、宇宙誕生（ビッグバン）直後、水が氷になるような状態変化「相転移」が起き、ヒッグス粒子が宇宙空間全体に充満したため、質量が生まれた。標準理論で存在が指摘された他の素粒子は９８年までに次々と見つかったが、唯一未発見だった。

　【ことば】質量の誕生

　宇宙が誕生した１３７億年前の大爆発（ビッグバン）の瞬間、ヒッグス粒子を含むあらゆる素粒子は光速で飛び回っていた。しかしその約１００億分の１秒後、宇宙が急膨張したことで冷やされ、「相転移」という急激な変化が起きた。その時、飛び回っていた素粒子の周りにヒッグス粒子が結露のようにまとわりついた。これにより素粒子は水の中を泳ぐように動きづらくなった。この「動きづらさ」が質量と考えられている。素粒子の種類ごとに質量が異なるのがなぜなのかは解明できていない。

　投稿者コメント〜
　これ、ひょっとしたら２１世紀前半の歴史的・最大・超ビッグニュースかも。
　

コメント
01. 2012年7月05日 04:01:37 : zEe221xX9o 　投稿者からのお願い〜どなたか、以下についてご教示下さいませ。 　１．以前、レオン・レーダーマン著『神がつくった究極の素粒子、上・下』（草思社）を読んで、面白かった記憶があります。ただ、著作の中で語られている「真空の相転移」という概念がどうもよくわかりません。 　２．ＣＥＲＮの「超高速素粒子加速器」、原発よりも危険（地球そのものが一瞬にして吹き飛ぶ可能性があるとか）という学者の指摘があると聞いたことあります。どうなのでしょうか？ 　とりあえず以上です。よろしくお願いします。
02. 2012年7月05日 21:53:15 : kFSBHHnrzo 女は宇宙、女心、不思議が一杯 女は印象七変化、様変わりと言うことらしい 　検索→ 真空の相転移　　・皆さん関心高い 真空エネルギーの相転移について教えてください。 - Yahoo!知恵袋 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1130177046 ヒッグス粒子とみられる新粒子発見がどれだけのレベルで すごいことなのかがよく分かる現場の写真まとめ、ピーター・ヒッグス氏も登場 http://gigazine.net/news/20120704-higgs/ 　検索→ 素粒子加速器 タイムマシン　　　・どうかな・・・ 　検索→ asyura2 素粒子加速器 タイムマシン
03. 2012年8月02日 10:01:51 : DBGQHyEN8I ヒッグス粒子だって？ 馬鹿馬鹿しい！ らっきょの芯を探すような行為だ！ 巨額な費用をかけて巨大な実験装置を作った本当の目的は、 他にあるんだろう！ そう言えば、ハリウッド映画『悪魔と天使』の中にヒントがあった！

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