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今こそ、取り調べの可視化を!〜足利事件から何を学ぶべきか〜
http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/479.html
投稿者 gataro 日時 2010 年 1 月 30 日 21:27:49: KbIx4LOvH6Ccw
 

今日は午前中に映画「おとうと」を観てから、午後には、はるばる足利事件の菅家利和さんと佐藤博史弁護士がやって来てお話をされるというので聞きに行った。

映画「おとうと」は前評判どおり封切り日の第1回目上映から満席の大入り、好調な滑り出しだ。山田洋次監督お得意の笑っては泣き、泣いては笑いの人情もの。心の中いっぱいに広がる豊かな気持ち。その気持ちをおかずにしておにぎりをぱくつきながら、集会の開かれる兵庫県弁護士会館へむかった。

事前の案内では、弁護士の佐藤博史さんとともに菅家利和さんも見えることになっていたが、都合で参加されなかった。代わって元枚方副市長で談合事件えん罪被害者の小堀隆恒さんが参加された。

集会始めに「取り調べの可視化」について富田智和弁護士が報告。富田弁護士は密室における取り調べによって取調官の筋書きどおりの作文、つまり「一人称独白形式の調書」がつくられていくと問題点を指摘し、取り調べの全面可視化の必要性を強調した。

報告によれば現在、イギリス、オーストラリア、アメリカのいくつもの州、イタリアなどの欧米諸国で可視化が実現あるいは進められている。またアジアでも香港、台湾、韓国、モンゴルでも可視化が導入、拡大されている。

我が国の場合、一部可視化が行われているだけ、全面可視化が実現されない限り問題の解決にはならない、富田弁護士はそう強調した。

今国会での可視化法案の提出は困難との報道もあるが、早急の可視化実現が望まれると結んだ。

続いて足利事件弁護団の佐藤博史弁護士が「足利事件と取り調べの可視化の必要性」と題して説明された。

足利事件に先立つ連続幼女誘拐殺人事件と真美ちゃん事件(足利事件)の説明から始まり、菅家利和さんの逮捕に至る経過が説明された――取り調べや公判での菅家さんの供述が一転二転したこと、自分の無実を訴える菅家さんの家族にあてた手紙、当時の報道記録などについて。

高裁での控訴審、最高裁での上告審につづいて地裁での再審請求でも敗北し、三連敗したときにはさすがに落ち込んだ。佐藤弁護士はそう、しみじみと述懐した。それでも気を取り直して高裁に再審請求してやっとDNAの再鑑定が認められた。法律の知識がほとんどない素人の菅家さんが早い時期から「DNAの再鑑定をしてもらえば自分の無実がわかる」と主張し、実現を願っていたもの。

この辺りからはかなり詳しく報道がなされてきたので、あまり説明の要らないところでもある。

佐藤弁護士は説明の最後に、再審公判で流された取り調べの録音について説明。テープ(全部で20数時間のうち再審公判では8時間分が再生された)を聴いて明らかに誘導が疑われる部分、威迫の部分があるのを指摘した。その上、可視化によって警察や検察が取り調べにあたって何らかの支障があったかというと、何もなかったことも指摘した。よって取り調べ側が可視化について反対するのは、取調官の筋書きどおりの作文が作れなくなるからにほかならない。

次に大阪府枚方市発注の清掃工場建設工事をめぐる談合事件汚職の共犯に問われ、一審で無罪が確定した小堀隆恒さんが、大阪地検特捜部による人権無視の取り調べを受けた経験を語った。

「ゴミ野郎、くず野郎、バカ野郎」「二度と枚方に住めないようにしてやる」などの罵声と暴言。拘置所の取り調べ室の備品を蹴り飛ばしたりして耐え難い轟音を立てる。取調中に近隣住民から「やかましいのでやめるよう」苦情が来るほどだったという。さらには「家族も同じ目に遭わせると」脅迫されたとも。

取調中に持病が悪化しておむつをつけることも余儀なくされた。屈辱に負けず、負けてなるかの一念で潔白を主張、取り調べの状況も持ち込みを許されたノートに密かに書き記し、その記述をもとにいま報告していると、抑えがたい怒りをやっと抑えての語り口だった。

最後に「えん罪を生まないためには取り調べの全面可視化が必要」と訴えた。

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結局、裁判というものは、取り調べの際には色々微妙なニュアンスが表現された供述のうち、都合の悪い部分は一切省略して作文された供述調書を追認する場所なのだ。大方の場合、正しい意味で供述調書が吟味されることはない。


 

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コメント
 
01. 2010年2月07日 18:37:42
取り調べの可視化以上に問題のあるのが代用監獄制度である。
足利事件の菅谷さんや植草さん、小沢幹事長関連の人々、等の冤罪を生む制度である。こういった非人道的方法で自白を迫ることを許される日本は前近代的司法制度で、改革されるべきであろう。  多くの日本人は冤罪と関係がないので、警察・検察は正しいと、正義であると思っている。マスコミがそれに検証も加えず鵜呑み報道をしたり、圧力によって嘘の報道を行っている。
  
以下引用
『日本独特の制度が、「代用監獄」制度である。
逮捕後23日間(別件で逮捕を繰り返せばさらに長期間)も拘禁され、身柄を管理されるのである。この警察の留置場を監獄の代用として被疑者を長期間拘禁し、取調べを行うことを認める制度である。
 そもそも代用監獄は、拘置所の不足と財政上から暫定(ざんてい=臨時)的制度として発足したもので、政府自身もその弊害を認めて、「将来は監獄として用いない」ことを約束した世界に類例がない代物(しろもの=代用品)である。だが、実際には捜査(警察や検察)にとって便利なために現在も維持、活用されており、自白を強要しがちな日本の警察・検察の実態ともあいまって、深夜までの厳しい取調べによって無実の者が虚偽の白白を強制させられる等、えん罪の温床の大きな要因の一つになっている。
 いうまでもなく国際的には、代用監獄は許されない。1966(昭和41)年に国連総会で採択され、日本も1973年に批准し、1976(昭和51)年に発効した国際人権規約や1988(昭和63)年12月に国連総会で日本政府代表を含む全会一致で採択された39条からなる「あらゆる形の拘禁・受刑のための収容状態にある人を保護するための原則」は代用監獄を禁止し、被拘禁者の弁護人との面会制限を国際法規違反としているからである。』

02. 2010年3月14日 17:37:50
わが再審請求事件と多くの類似点がみられる この筆跡は明らかに石川氏のものではない。
発売中の冤罪Fileから
http://suihanmuzai.hp.infoseek.co.jp/100313.jpg.html


小沢一郎が不起訴となったとたん民主党は取り調べの可視化を目指すことをやめた。民主党には最初から司法改革・検察・警察改革に取り組む気は無く、可視化は小沢の保身のため、検察に圧力をかけることが目的だったのだ。

「この日、急きょ取りやめとなった会合がある。取り調べの全面的な録音・録画を目指す民主党の「可視化議連」だ。この日は法務官僚を呼んで第2回目の会合を開くはずだった。

「天の声だよ。起訴されなくなったから、もうやる意味はないということだ。そもそも(可視化を嫌がる)検察に圧力をかけるのが狙いだったから…」民主党議員は言う。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/354019/


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