「申し訳ありません」裁判官３人法壇から謝罪菅家さん「真っ白な無罪」　足利事件再審判決まりお

　「申し訳ありませんでした」。午前11時前。裁判官３人の謝罪の言葉が法廷に響き渡った。こわばった表情のまま、法壇で頭を下げる裁判官らをみつめる菅家さん。異例の謝罪に、閉廷後、感極まって涙をみせた。

　佐藤正信裁判長は判決理由の朗読後、「菅家さん、判決は以上です」と一言。菅家さんが「はい」と答えた。その後、一瞬の静寂。佐藤裁判長が「今回は、自戒の意味を込めて菅家さんに謝罪させていただきたい」と切り出した。菅家さんを真っすぐに見つめたまま、「菅家さんの真実の声に耳を傾けられず、17年半にわたり自由を奪う結果になったことを、裁判官として誠に申し訳ないと思います」と謝罪。

　その後、３人の裁判官が法壇で立ち上がり、「申し訳ありませんでした」と、深々と頭を下げた。

　「晴れて真っ白な無罪判決をいただきました」。閉廷後、菅家さんは満面の笑みを浮かべ、地裁正面入り口に姿を見せた。大勢の支援者が拍手で出迎える中、菅家さんは何度も両手を大きく広げ、喜びを爆発させた。

　菅家さんはグレーのスーツにピンクのネクタイ姿。「完全無罪」と書かれた旗が広げられる中、菅家さんは晴れやかな表情を浮かべた。支援者と涙ぐみながら抱き合っていた。

　この日の法廷に響き渡った裁判長の謝罪の言葉。菅家さんは「感無量です」と一言。「これで二度と冤罪をつくってほしくない。これで最後にしてほしい」と語気を強め、「裁判長が謝り、すっきりして、納得しました」と話した。

　前日までの雨から一転、朝から晴れ間が広がったこの日の宇都宮。青空を見上げながら、菅家さんは「心も晴れた。完全無罪判決です。この日を待っていました」と喜んだ。

　当時のＤＮＡ鑑定の証拠能力を否定した判決について、菅家さんは「再鑑定を早く実施していれば、17年半も入っていることはなかった」と悔しさをにじませた。　

01. 2010年3月29日 21:21:17
実際に担当した裁判官はどうしたの？
他人が謝ってみせたってボクは嬉しくもなんともないよ。
と自分だったら言うけど。
その時の警察官も検察官も実際の関係者読んでこい！
もしボクだったら、そう言うけど。
そして、その時報道していた新聞屋はどうした！記事書いた奴はどいつだ。
関係ない奴が謝って見せたってパフォーマンスにしか見えないぞ。
と、ボクだったらそう思うだろうな。
それほど「１７年」の苦しみは言い尽くせないほどの心身の拷問だった。
と、ボクなら叫ぶぞ～～～

02. 2010年4月01日 16:16:35
阿修羅さんへ
私、どうしても最近裏読みしすぎているようです。

菅家さん事件もそうですが、「何故犯人をでっち上げなければならなかったか」考えてしまうのです。
これを考え出すと、警察検察が真犯人を隠すためではないかと思えてくるのです。
白バイ警官？億円強奪事件（迷宮入り）でも、真犯人は警察官の息子であるような記事をどこかで見た記憶があります。最終的に金が返ってきたとか。
こうして考えると冤罪事件の警察検察裁判官も、犯人の逃亡を手助けした罪に問われるのではないかと思えてなりません。
国松長官狙撃事件の公安部長の会見も、証拠もなしにオウム信者を犯人呼ばわりし、これまでの捜査でも真犯人の逃亡を助けていたのではないかというようなことばかりです。
数多の冤罪事件も、時効を迎えた長官狙撃事件も、本質的には全く同じではないか？そんな風に思えてなりません。

確たる証拠の無い妄想も止めなければいけませんが、腑に落ちないことが多すぎて疑問符が必ず付きまといます。

03. 2010年4月06日 23:25:30: Vcy6d
01さん同感
菅家さんも言っているように可視化が絶対必要と。検察、裁判官が本当に謝罪するなら、可視化法案を通してください。それが最低でも17年間無罪の菅家さんを牢獄に入れた謝罪の一つに過ぎません。
頭を下げて終わりですか？と聞きたいです。

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