東電ＯＬ事件、受刑者に有利か…ＤＮＡ一致なし
2011年7月21日14時31分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110721-OYT1T00607.htm?from=main1

　東京都渋谷区で１９９７年に起きた東京電力女性社員殺害事件の再審請求審で、無期懲役が確定したネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者（４４）以外の第三者が殺害現場にいた可能性を示すＤＮＡ鑑定結果が出た問題で、東京高検が警察庁のＤＮＡデータベースに照会した結果、この第三者のＤＮＡ型と一致する人物はいなかったことが分かった。

　事件当日に被害者の女性とホテルで会ったとされる知人男性らとも一致しなかった。第三者が特定されなければ、第三者が犯行と無関係であることを証明するのは困難となり、マイナリ受刑者に有利に働くとみられる。

　今回の鑑定では、被害者の女性の体から検出された精液がマイナリ受刑者以外の男性のもので、そのＤＮＡ型が現場に残された体毛のうちの１本と一致したことが判明。これを受け、東京高検が警察庁にＤＮＡ型の照会を依頼していた。

　データベースは警察庁が２００４年１２月に運用を開始した。警察庁によると６月末現在、過去の事件の容疑者約１５万人分と、現場に残された血液や毛髪などの遺留品約３万件のＤＮＡ情報が登録されている。新たな鑑定結果は、第三者が被害者と現場に入った可能性を示すもので、「第三者が被害者と現場にいたとは考えがたい」とした２審・東京高裁の確定判決の認定に疑問が生じることになる。 　

コメント
01. 戦争とはこういう物 2011年7月21日 22:29:21: N0qgFY7SzZrIQ : cc7bPh94OA 　足利『冤罪』事件ののちも，冤罪疑惑事件のDNA再鑑定が行われたケースは余りに少ない。 　今回の再鑑定が大きく報じられれば、数十人の死刑囚を救ったと言う「イノセンスプロジェクト」が日本でも実現するだろうか。
02. 2011年7月24日 13:33:44: 8qkp570kfE 体内の体液と。床に落ちてた毛髪の一致。だからといって新しい証拠の主が殺した証拠にはならないと検察は言うだろうけど、だったら殺してない証拠になるのか。ゴビンダさんを無期懲役にした根拠は何だ。比べ物にならないほど重要重大絶対的な証拠なんてあったか？ 冤罪で15年も牢屋にぶち込むなんて、略取誘拐か拉致監禁。万が一、死刑にでもなってたら殺人罪だわ。殺すつもりで刑に処してんだから、『過失』なんて認めない。今回冤罪なら、裁判官は15年、牢屋にぶち込まれてしかるべきだわ。賠償は国家公務員２種の年収×15ぐらいで。ネパール大使館に外務省法務省から出向いて謝罪しなければ。ネパールの日本大使館からもゴビンダさんの家族に謝罪しなければ。

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