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タイは天国に二番目に近い国 2 _ 誰が私をこんな女にした
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/378.html
投稿者 中川隆 日時 2010 年 7 月 26 日 21:51:25: 3bF/xW6Ehzs4I
 

(回答先: タイは天国に二番目に近い国 1 投稿者 中川隆 日時 2010 年 7 月 25 日 22:19:53)


タイ人は、どんな意味でも「被害者」ではなく、「貧しさゆえに強いられて」土人売春国家体制をとっているのでもない、ということが重要である。

これが彼ら自身が好んで選択している彼らの自画像なのである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/cat4875090/index.html

タイは決して貧しい国とはいえない。昭和初期に日本の農村で娘の身売りが続出したときのような切迫した飢餓がある国ではない。

タイでは、貧困というよりも都会との貧富の差をバネに、農山村から(あるいは少数民族の村や国境のむこうから)親が娘を売り飛ばすような構造を温存助長して来た。この関係は、タイの主要産業のひとつである観光業の一環に組み込まれ再生産されているのである。

また、日本も少女売春は盛んというが、12歳の娘が売春するとしても、ネットの出会い系サイトで見つけたオヤジにお小遣いをもらって・・・・、というのと、高床式の家に住んでいる娘が親に行けといわれて行くのとではまったく意味が違うだろう。

後者については、社会、国家の直接の責任が問われなければならない。

また、タイで買春しているのは日本人ばかりで、白人がタイ女を連れているのは「自由恋愛だ」という荒唐無稽な反論もまだある。

これは日本のマスメディアの通説でもあり、また白人世界もこの立場に依拠して自己の倫理性や政治的な正しさ、歴史解釈の正当性などを主張しているのである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/10/post_8b81.html

1. タイ女性を堕落させた白人崇拝


タイ女性は白人の女奴隷であることが嬉しい


仏教や王室に対する侮辱にヒステリックに反応して見せるタイ人だが、自国の娘たちが白人の女奴隷として扱われることには何の抵抗も感じない。

現にまったく抗議しないのだ。 嫌だという意思表示も一切しない。

だから白人側も安心して、後に載せるような文章をタイ女ポルノの商売のコピーに使うことができる。

タイ人自身、どうせ自分たちは「土人」だと思っているからである。

それが土人の土人たるゆえんでもある。

そして、白人の前で他の有色人種がタイ人より勝って評価されないようにその足を引っ張ることにのみ専念する。


「日本人もヨーロッパに行くときには往復航空券が要るよね」

「日本人の女の子もファラン(白人)が好きだよね」

タイ人が日本人に対する決め手として出してくるのはだいたいこんなとこである。

次のようなことをヨーロッパの堂々たるサイトに書かれていても、タイ人は白人には一切文句を言わない。彼らは白人からはどんな扱いを受けても平気なのである。

次の文章はhttp://www.apenstaart.be/という立派なサイトのerotiekというカテゴリーからスッと入れるページにある。日本人女性のポルノもあるがここまでひどい能書きはついていない。

Join us as we assault Thailand's incredible talent pool of whores, and fuck one of them who will hold still long enough for us to bust a nut! This site is not for the feint-hearted and we apologize for none of it. It is raw, rude, uncut and downright immoral at times.

Watch these young Thai whores fuck, suck, beg us to give them babies, act stupid and take loads of cum on their faces and up inside their super tight Asian pussies... all just to survive in The City of Angels and Orgasms!

What can we say about Ae? We were chilling out at a go-go bar drinking a few beers when when we first saw her.

She doesn't speak much English, but once she understood what we wanted, she smiled knowingly & said "we go." Her sexy young body plus a heavenly wet & bald pussy called for a huge messy load from DiscoFly. A top notch whore!

Lek was found walking the streets outside Nana Disco at 2am as everything was closing. We quickly saw BSW potential and stepped to her doing our usual "we're American talent scouts" song and dance.

She was dumb and desperate so of course she went with us and didn't bat an eye when the cocks came out, she simply asked if she was supposed to "smoke" it.

This shy whore claimed she was down for whatever until she got a peek of Mr. Kincade's 9 1/2 inch cock. She then desperately tried to talk her way out of getting fucked but as soon he shut her up by stuffing his cock in her mouth, the peace talks were over.

Then he split her wide open! We all know that Kincade brings the pain, but damn she's bleeding!

http://www.bangkokstreetwhores.com/1/bangkokwhore1.html

これが白人男がアジア女に求めているものである。

When it comes to sex, well I'm still submissive and I prefer a man to do just do anything he wants to me. I love being thrown around like the little rag doll I am. I'm what many men call an Asian Fuck Doll because I like to dress up in really sexy and colorful Go Go outfits and then show them off to my boyfriend. He can't help but want to fuck me in all the positions imaginable.

http://asianbutterflies.com/galleries/8/th/001_01/th/1060318.html
http://www.apenstaart.be/
http://www.apenstaart.be/erotiek.php


日本が白人を歓迎すればするほど、白人からも他のアジア人からも舐められ軽蔑されるようになるという事実は軽視すべきではない。
    
Youtubeに白人による人種差別的な反日侮日動画がひしめいていることは私も知っている。

アジア女を使った私製ポルノみたいなのもあるだろう。

白人に「自由な表現」を許すと何が出てくるかがよくわかる。

しかし上の文章は、ポルノとはいえ立派なサーバーで堂々たる業者の営業として運営されているサイトの商業コピーであって、個人が好き勝手に人種差別的な表現をしているものとは性質が違うと思う。

なお、グーグルは「差別を嫌う」などと能書きを垂れているようだが、今の世界でもっとも人種差別的な表現を垂れ流す手助けをしているメディアはYoutubeを所有するGoogleにほかならない。Googleは現代の白人の偽善の象徴のような会社である。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2007/08/post_eecb.html

"The Sleeping Dictionary"(セックスする辞書)マレーシアの映画 2006年8月 1日


なんとも情けない話である。

イギリスの植民地になった国々は、旧宗主国に対する尊崇の念が自己のアイデンティティの一部になっていることは確かなようだ。

準植民地だったネパールでもそうだし、ミャンマーでもアメリカは嫌われているのにイギリスはそれほどでもない。

イギリスの場合は「植民地経営」と呼ばれたりするが、日本の場合は必ず「植民地支配」と呼ばれるのは納得がいかないが、長く支配した者の勝ちという教訓だろう。


植民地支配は、


十分な実力を背景に容赦なくやること、

被支配者を人間と思わないこと(言葉らしいものをしゃべる猿と人間との中間的な存在ぐらいにみなすこと)、

被支配者同士を戦わせ争わせること、

支配者の言語を複数の被支配者の共通語にすること、

そして、

とにかく長く支配を維持すること


が重要であるようだ。


他者をモノとみなすこと、あるいは本当に見下すことは、日本で思われているほど簡単なことではない。
これは訓練を要する心の技術であり、少年時代からの教育と修練が必要である。

"The Sleeping Dictionary"という映画がマレーシアのテレビで放送されるらしい。

ここで"Sleeping Dictionary"というのは、「引かないで眠ったままになっている辞書」のことかと思いきや、そうではなかった。

sleepを英和辞典で引くと・・・「((略式))(異性と)寝る((together/with ...)). ▼「性交する」の婉曲(えんきょく)表現」とある。

サラワク(現在マレーシア領のボルネオ島の一部)の"Sleeping Dictionary"とは、イギリス人の植民地役人にあてがわれた、「寝床の辞書代わり」つまり「現地語教材かつ召使を兼ねた性処理用の土人女」のこと。

つまり「イギリス人殖民役人に寝物語で現地語を教える女奴隷」という意味である。


そしてこの物語は、高邁な精神を持つイギリス人役人が、あてがわれた土人売春婦とヤってるうちに愛が生まれたという世にもまれなる御伽噺のようである。

また、イギリス人に女をあてがったのは地元の土人側が勝手にしたことで、土人の未開な悪習からそうしただけであって、イギリス側が求めたわけではないという立派な結構にもなっている。

forbidden loveとあるのは、「土人側にはよくても文明国のイギリスからは禁じられた関係だった」という、まことによくできたお話である。


なお、この女の出身母体である土人は、サラワクの非ムスリムのIban族ということになっている。

あるツーリストは「ボルネオはタイの次に白人崇拝がひどかった」といっていたが、マレーシアの「土人売春国家」的な面が、非ムスリム少数民族との関係で噴出するということだろうか。

マレーシアも、ムスリムの少ないボルネオでは白人向け土人売春ツーリズム・レンタルワイフツーリズムを、タイ並みに振興したいのかもしれない。

なお、サラワクは、Brookeという白人のゴロツキが私的に占領して「白人王」(White Raja)を名乗っていたという歴史のある土地でもある。

誰か志のある人が、大川周明の「英国東亜侵略史」でも英訳して七つの海の国々に配布してくれると良いと思う。


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(記事全文 NEW STRAITS TIMES, AUGUST 1, 2006 より)

A tale of forbidden love By Hizreen Kamal

Set in the 1930s in Malaysia's rainforests, The Sleeping Dictionary tells the story of the tempestuous and forbidden love affair between a young, idealistic Englishman and a beautiful Iban tribeswoman.

When John Truscott (Played by Hugh Dance) takes up a job in the British colonial outpost of Sarawak to "civilise" the Malaysian natives, he is taken aback when he is presented with a native servant Selima (played by Jessica Alba) as his "sleeping dictionary", a local term used for women given to settlers to teach them the local language as well as sleep with them.

Although this unorthodox practice is a readily accepted custome in the local comunity, the pair is monitored closely by Governor Bullard - John's crusty superior - and Bullard's wife Aggie (played by Brenda Blethyn) to ensure that no romantic attachments result from the liaison.

(土人側には喜んで受け入れられた習慣だったが、イギリス植民当局は渋い顔をしただと。


ただの肉便器辞書女の関係なら良いが、「恋愛」に発展するのはまずいと。)

John and Selima soon fall passionately and openly in love.

(普通は同国人の素人娘でも簡単にやれてしまうと急速にさめてしまうのが男の性だと思うが・・・・・

確かに、通常の恋愛とはまったく異質の「南国コロニーでの女奴隷遊び」という「特別な分野」に夢中になる白人は今も少なくないようである)


The colonial authorities and the native population soon turn against the lovers, setting off a chain of events that test their resolve to the limit.

(ローカルに受け入れられたのは「肉便器関係」だけであって「恋愛」ではなかったと。)


Filmed in Malaysia, the bettersweet love story directed by Guy Jenkin boasts spectacular cinematography, featuring the lush rainforests of Sarawak and rich colours of the exotic 1930s (including architecture and traditional custumes).
The Sleeping Dictionary premieres on Asian television on Aug 27 at 10pm (Cinemax, Astro Channel 41).

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サラワク原住民Iban族の野蛮性を良く表現した映画であるといえる。

ぜひとも「野蛮」の存在を確認し、野蛮の中に神秘的な美を見出すとともに、それによって自己を確認したい白人にとっては垂涎の物語であるということになるのだろう。


はっきりいって、こういう白人に媚びた土人オリエンタリズムは迷惑である。

これを見た毛唐は「ああ、アジアはやっぱりそういうところか。そうかそうか」と納得して喜ぶだろう。

サラワクへの土人買春白人ツーリストが増えることは間違いない。

「非ムスリムのアジア・土人のアジアは、白人にとって都合のいい便利な所だ」という白人ツーリズム振興目的の宣伝は、ムスリムのマレー人のプライドは一向に傷つけない。

ネイティブ(土人)でない移民系にも関係ない。だからマレーシアでこういう映画が抵抗なくまかり通ることになるのだろう。

なにより"The Sleeping Dictionary"というタイトルが下品というほかない。

いっそのこと日本も「肉便器」というタイトルの映画を作って、「アジア女にカネ使うなんて、よっぽどもてない不細工な白人なんだろうね」というキャンペーンをはってみたらどうだろう。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/08/the_sleeping_di_33a7.html


"Sleeping Dictionary" 再考


聞くところによれば、日本語を習得したいと思っている白人男性がまずなすべきことは「日本人のガールフレンドを作ること」というのが、日本語学習を志す白人たちの「教科書的な答え」になっていて、そのとおりに活字にもなっているそうである。


彼らの日本語テキストには「日本語を覚えるために日本人のガールフレンドを作りました」とか「作りましょう」という話題が平然と出てくるのだとか。

白人にとってはいまでも、日本人を含めた「アジア女」は、望めばいつでも自由に手に入るもの、コンビニで買えるものという感覚なのだろう。

その意味で彼らにとってタイの売春婦も日本の英会話学生も変わるところはない。

(違いがあるとすれば、

タイでは多少なりともカネがかかるのに対して、日本ではカネが入る、

ただし、タイではハゲデブ60過のオヤジでも白人ならOK、

日本ではそれはちょっと難しいかもしれない、というぐらい)。


この関係は、当事者の主観的な認識には左右されない「客観的な枠組み」として確立しているものであり、彼らが仮に主観的にまじめであったとしても、この枠組みから外に出ることはできない。

彼らがそれを意識しなかったとしても、世界的には、当然のようにその枠組みの中で人々に扱われる。

それは、タイの上品な高級ホテルで白人男性とアジア人妻のカップルが歓迎されないのと同じく自然なことであり、タイの有名高級ホテルで白人客がつねに優先されるのと同じように揺るぎがたい、確立した枠組みである。

もし彼らが果敢に、その枠から「外に出よう」と努力するなら、その「努力」という行為自体によって、あらためて彼らの関係の「特殊性」が再規定されることになるだろう。したがって、世界に広がるこの枠組全体を壊してしまう以外に、個別にこの枠から自由になる方法はないということになる。


昔「セブン・イヤーズ・イン・チベット」という映画があったが、そこでも簡単に手に入ってしまうチベットのローカル女性と白人との「模範的な関係」が表現されていた。

そこでは、チベット女性をモノにすることは(よっぽど歪んだ性格の白人でない限り)ちょっと色目を使えばすぐに落ちてくるような容易なことなのだが、珍しい素材としての彼女を磨いて付加価値を付けるのは白人の嗜みである。

彼女の文化にすり寄ってみるのも白人の風流な遊びであり、趣味の類である。

彼女の携える文化は一見異質そうに見えても、実は白人に容易に「理解可能な」ものばかりである。

白人にとって「異文化との出会い」は「深刻な葛藤」ではありえず、選択肢がひとつ増えたという素朴な喜びにすぎない。

そこで彼らが出会うのは決して白人に理解不可能な、アクセス不可能な「他者」ではない。

もしそのようなものだったとすれば、それは断固として根こそぎにすべき野蛮だということになる。

「異文化との出会い」とか「異文化コミュニケーション」という気持ち悪い言葉が日本に流布するようになって久しいが、その「出会い」が少しでも「まじめ」なものであるならば、当事者の内面に「深刻な葛藤」を生ずるのが自然だと思う。

「異文化」は「厄介なもの」なのである。

この認識は、英語だとか英会話だとか言って喜んでいる多くの日本人にも欠けているように思う。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/08/sleeping_dictio_51bf.html

タイで雇った売春婦を連れて東南アジアを旅して周るというのは白人セックスツーリストが好むバカンスである。


彼ら偽善白人は、互いに「ボーイフレンド」「ガールフレンド」と称し、本当の恋人同士のように振る舞い、彼らの援助交際の売春性を糊塗しようとする。


白人にとって「売春」とは、売春宿でケモノのように動物的なセックスをすることであり、麻薬と密接な関係のある行為である。白人が「日本人のセックスツーリズムを批判するときも、そのような行為のイメージが前提とされているといってよい。


彼らは、しばしば売春婦と結婚さえする。

もちろん別れるのも簡単である。自国に帰ってしまえば、タイにいる売春婦に賠償請求や扶養請求の裁判を起こされるようなことはまずない。

それはバカンス中の遊びの一環で、多くの場合タイや他の国に二人で長期滞在するための手段であって、書類上のことにすぎず、日本人のように「戸籍が汚れる」という観念もないから簡単である。
http://journal-ibrahim.blogspot.com/


タイでは都会はもとよりよほどの田舎町でも、ごろつき白人が奴隷女を囲って貴族滞在している風景を普通に見ます。

そういう「白人のいる風景」を毎日見ていて平気でいられる、それが普通なのだと思っている、というのがタイ人です。

これほど白人を受け入れている国民はアジアでも他にはあまりないと思います。

自国民の女をクズ白人爺が奴隷女のように囲って自分の町や村に滞在している、そんな「白人のいる風景」をタイでは普通に自分の生活空間の中で、屋台でも喫茶店でもモールでも、毎日のように目にしなければならない。

つまり、ごろつき白人はタイ人の生活の一部になっているわけです。

これがもしネパールだったら、と考えてみると、カトマンドゥのタメル地区(ツーリスト地区)には土人女連れ毛唐をたまに見ますが、女奴隷連れで旅行している白人で、女はネパールで調達したのではなくタイなど外国から連れてきたのが多いように見える。
ネパールでは契約売春婦の調達は簡単ではないようです。

ネパールの田舎町だったら、仮にその毛唐が囲っているのが自分とは無縁のカーストの女であったとしてもネパール人は黙ってはいないと思います。

______

ヨーロッパ人はタイのバービア嬢やゴーゴー嬢と安易に結婚して(短期間=結局破綻するので)本国に連れ帰る例が多いようですね。

白人ツーリズム=買春拠点であるチェンマイではそんな話をよく聞きました。

ヨーロッパで暮らしたことがあるというのを自慢にしている売春婦(自称「ガールフレンド」、「支払われるガールフレンド」を稼業にしている女)のも少なくないような。
そんなタイ女がヨーロッパにいっぱい住んでいるのだから、タイ人の場合、先進国で差別されて当然というほかないような気がします。

ごろつき白人がタイでだらだら暮らすために売春婦と結婚して本国にも連れて行くという例も非常に多いのですが(係累のない孤児のような女を必死で探すのだとか=それは納得ですが)、堅いイギリス人などで育ちの良いのがちょっとタイに来て売春婦につかまってしまう例も少なくないと聞きました。

タイに来ただけで「アジア」がわかってしまったと思い込むタイプの白人が多いようです。

まじめなヨーロッパ人男が初めてのアジア旅行でタイに来て、自分が教えられてきたヨーロッパの価値観や美意識とはまったく違うものがまかり通っていて、しかもそれで結構楽しい思いができたことにショックを受け、

「これだ!これでいいんだ!これがアジアなんだ!」

とか思い込み、売春婦と本気で結婚してしまうこともあるのではないかと思います。

実際、人身売買、児童売買、海外移送の手先として国際的に活躍しているタイ女が非常に多いので、タイ女が国際社会で胡散臭い目で見られるのはむしろ当然でしょう。それはタイが国策として長年やってきたことの当然の結果です。

タイの「ガールフレンド産業」のせいでタイ人以外のアジア女性全体が「ガールフレンド」や「レディー」のような目で見られている面が相当あるのだから、タイ人が差別されるのは自業自得というほかありません。

私は日本の入管もタイ女だけは極力入れないようにすべきだと思います。

フィリピン女よりたちが悪い。

彼女らが売春するだけならまだしも、そのかげではるかに弱い立場にいる少数民族などの少女が売買され搾取されている可能性が非常に高い。

白人の児童性的虐待のカバーとして、児童の母親役のタイ女と偽装カップルになるというのはタイではごくありふれたことです。

児童とも母親役の女とも・・・ということがあるかどうかまではわかりません。 これでは偽装親子○ですね。

これだと目立ちにくいので、それによってタイが「児童買春支援国家」として国際的非難を浴びることもないから、タイ国内では白人がやってる分にはほぼ野放しのようですね。

しかし(どうでもいいことですが)こういう悪い遊びをするにはある程度ネットワークが必要です。

児童の調達はもとより、母親役の女の調達など、現地人の支援と白人同士の助け合いが必要になります。

日本人買春オヤジはこういう組織性が必要な遊びは苦手なように見えます。

たしかに、白人同士はアジアでよく助け合っているように見える。

「野蛮人の地では助け合う」というのは、数百年にわたる経験で白人が得た知恵かもしれません。

在外日本人たちのようにいつも互いに足を引っ張り合っているよりは麗しいことかもしれません。
ちょっと下品になりましたがタイの現実を包み隠さず語ろうとすれば下品にならざるを得ません。
http://ibrahim.blog49.fc2.com/blog-category-10.html

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2. 誰が私を こんな女にした


最初にタイに行ったころ、そこでの白人たちがやっていることや振る舞いを見たときは本当にカルチャーショックでした。ここはまだ列強の植民地時代だとしか思えないところでした。

売春婦やレンタルワイフを白昼堂々と連れまわす白人オヤジが大量にいるだけでなく、それ以外の白人も圧倒的に多く、植民地の主人然として振舞っている。

いつもキレイごとを言う白人たちだが、だれも買春白人オヤジを批判しない。

買春白人があまりにも堂々としているので、しばらくそういうところにいると、彼らの旅の仕方やバカンスの楽しみ方(レンタルワイフを雇って同棲)のほうがここでは正しいのではないか、彼らは正しく人生をエンジョイしているだけなのではないかという気すらしてくる。

こういう国を長期旅行する人は、どこに行っても買春白人たちが偉そうにのさばっているので、まともな感覚の人でもいちいち気にしていられない。次第に無感覚になっていくし、自分の倫理的な防波堤も危うくなってくる。

このように、タイなどに長くいる人は、白人の振る舞いにどんどん無感覚になっていく。そうならないといられない。

また、白人のセックスツーリズムはレイシズムと不可分だと思いますが、タイなどに長く滞在している日本人は、白人の堂々たるセックスツーリズムに無感覚になると同時に、白人のレイシズムにも無感覚になってしまう。

タイ人による人種差別、白人優遇も強固なルールになっているので、それにいちいち反発してもしかたがない。結局、どんどんまともな感覚が鈍磨していきます。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/08/post_1d2e.html


道端に女の子のパンツがいっぱい干してあるようなのどかな村に、西洋式生活を全部入れた巨大なバックパックを背負っておしかけ、欧米直輸入のギラギラした眼差しで、女の子が水浴びしている姿やおばさんが昼寝している姿をノゾキ歩くというのが、白人ツーリズムである。

白人ツーリズムの目的はつねに、征服感なのである。

未知のものを暴き出し、未知の領域を踏破し、その空間に白人が滞在できるシステムを設置したという、征服および空間の支配の感覚こそ白人ツーリズムがあくことなく求め続けているものである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/12/post_ba4e.html


白人ツーリズムの本源は、十字軍ツーリズム、大航海ツーリズム、植民役人ツーリズムであり、その実相はまず持って、レイプツーリズムにはじまり、幼女姦ツーリズム、人買い・児童買いツーリズム、すなわちゴーギャン鬼畜ツーリズムを基本とするものである。

ゴーギャンこそ児童ポルノのパイオニアである。
このように、白人ツーリズムは「セックスツーリズム」と不可分である。

しかし、この「セックス」は本国におけるセックスと同じではない。「隠されたもの」を暴き出し、「未踏の地」を白人の30センチのビブラムソールで踏みにじり踏破する。
目に付いた処女の脚を開かせてその日常における処女膜の様態を確認し、さらにその断裂の様態をも観察する。これもまた人種分類をうちたてた白人人類学に属する。

重要なことは、これら一連の破壊行為が白人にとってはたんなるエネルギーの消費ではないということである。彼らは「野蛮人」の文化の収奪、有色人種の文明的なエネルギーの収奪という意味を持つようなシステムを確立した上で、この破壊行為に及んでいるのである。

ツーリズムは多かれ少なかれ伝統文化の破壊を将来するが、白人ツーリズムの特徴はやはりその宣教師的な性格、すなわち、熱心な「破壊+宣教」活動にある。
つまり、白人(セックス)ツーリズムは、「破壊」であると同時に「宣教」もあるのである。それは次のようなシステムを持つ。

白人ツーリズムはセックスツーリズムと不可分であるだけでなく、「男女関係」にかんする規範の破壊を必ず将来し、旧来の規範に変わる新しい規範を強要する(恋愛ツーリズム)。

ところが、この「男女関係に関する規範」こそ、あらゆる伝統文化の「形」を維持する堤防なのであり、文化の要(かなめ)なのである。

白人ツーリズムによって「男女関係に関する規範」を破壊された土地は、いわば堤防を壊された「輪中」部落のようなものである。

そこには何の歯止めもなくなり、新しい規範たる白人消費文化と(キリスト教を含む)白人イデオロギーとが無制限に流れ込むことになる。

このように、白人ツーリズムは、たんなる「恋愛ツーリズム」によってさえ、白人世界による非白人ローカル文化の破壊と宣教、その文化的なエネルギーの収奪の尖兵となり、その文化破壊と「新規範の注入」を敢行していくのである。

白人ツーリズムの動因は今も昔も「セックス」(これは「破壊と宣教」でもある)である。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/12/post_1ade.html


白人の性犯罪がニュースになるのは、起訴されたり判決が下ったりしたときだけです。それも全部報道されている保障はない。報道されるのは氷山の一角のまた一角。
白人は、ごろつき滞在者やいわゆるセックスツーリストだけでなく、「地元に根付いて」「地元に貢献し」ている実業家など、堅気に暮らしているように見える者も、ほとんどこの範疇に入ると思ったほうがいい。

なぜなら、これはもともと白人にとっては「普通のこと」だからである。

彼らが何百年間アジア太平洋で普通にやってきたこと、地道にやってきた騒ぐほどでもないこと、アジア太平洋(というより世界中の非白人世界)における「白人の権利」であったことだからである。

何度でも言うが、白人世界でゴーギャンが非難されたことが一度もないように、白人のこの種の「特権」概念がラディカルに批判されたことは一度もない。彼らがそれを自己批判する道理もない。

彼ら白人にとって、アジアはもともと「それをやっていい土地」だったのだ。

いつから「いけない」ことになったのか腑に落ちないくらいなのである。

彼らがアジアを見る目は、「最近ちょっと金持ちになってお澄まししているが中学生のときからずっと誰とでも寝て金をせびっていた女」に対して男たちが投げかける視線のようなものである。


「どうせ・・・・」

「条件次第ではいまだっていくらでも・・・・」

「警察さえ何とかすれば・・・・」

という感覚である。


「アジア」に来ればあたり構わず女に声をかけ代金を示して交渉する、年齢にかまわずスキのある女児男児に付け入ろうとする、というのが白人の常態である。

外国人犯罪抑止のためにもこの事実は正しく知らなければならない。

「エイズ以前」の東南アジア、とくにタイを中心とするインドシナのセックスツーリズムなど今よりさらにひどいものだったので、それを考えるとエイズは天罰というほかありません。

「セックスが安全」なら大量のセックスツーリストが「貧しくてタブーの少ない」地域に押しかける。

体力のある若い男なら(むなしさを感じる感性もなければ)、一日4回でも5回でもセックスが出来る。貧しくタブーがなく住民のすれていない地域で誘惑すれば、一人のツーリストが一日4人でも5人でも買春または「恋愛」できるということ。

「タダで、生で、処女で、何人やった」ことを誇る白人ツーリストは、いまでもタイ北部ではあとを絶たないのである。そういう話は容易に立ち聞きすることができる。

性的本能として、妊娠の可能性の高い行為からより強い刺激を得ることが出来る。

男にとって安全(死ぬほどの病気にならない)であれば本能のままにやり放題になる。

実際にこういう白人ツーリストが大量にやってきて、貧しい地域を中心に大量の売春婦を創出した。

売春によって初めて貨幣経済の洗礼を受けた山岳少数民族などにとっては、経済(お金)=売春・娘(幼女)売りということになる。

いったん貨幣経済の洗礼を受ければカネなしで生活できない、しかし売春以外にカネを得る方法を知らない。また、売春婦は遠隔地からもどんどん集まってくる。地元で売春をする者は少ない。

セックスツーリストは時に大量にやって来て、売春婦不足を起こす。

売春婦はある意味で慢性的に不足している。

客はすぐに今までの売春婦に飽き、売春ズレした女に飽きる。

白人客がアジアに求めるものは「ゴーギャンのような体験」なのであり、未踏の地の桃源郷に咲くだれも見たこともない花を摘み、独占するというイメージである。

新たな付加価値のある売春婦が大量にリクルートされることになる。

若い売春婦、幼女、処女などが農山村から常にリクルートされる。

しかし客が大量に来る時期は限られている。来ないときは来ない。

同じ売春婦を繰り返し買う者も少ない(タイの売春バー、レンタルワイフバーは、同じ売春婦を継続的に買わせる制度という面もある)。

いったん売春生活に入って「近代生活」に入ってしまった者は、客が来ない間以前と同じ生活に戻るわけにはいかない。第一、あまりに若い時期に村を出て、売春婦またはレンタルワイフとしての生活を始めた者は近代生活しか知らない。

売春婦はツーリストの少ない間も何とか貨幣を得ていなければならない。
それゆえにまた、売春婦の慢性的な供給過剰が生じる。

売春市場においては、同地域においても、需要過剰と供給過剰とが同時に起こりうるのである。

すなわち、売春においては供給過剰の中でも供給不足がおき、さらに売春婦がリクルートされることになり、さらなる供給過剰を惹起する。そして供給過剰は買春客の創出を引起せざるをえないし、また「自由な市場」においてはすることができる。これが売春力商品の特殊性の第一である。

「自由な」売春市場の隆盛は、売春への倫理的ハードルを低くし新規参入者による供給を創出することにより売春価格を押し下げ全般的に売春婦を抑圧すると同時に、新鮮で若い売春婦の参入は、よりエキセントリックで狂気じみた楽しみの分野を開拓する。

「マジメな場所」や「清純な場所」にセックスを持ち込むことがセックスの大きな刺激であってみれば、(というのは男性の性欲は多かれ少なかれ「破壊」のイメージと不可分であるから)、これは伝統文化、倫理規範の破壊自体を楽しみとするものとなり、同時に多くの児童幼女少年たちを犠牲にしていくことになる。

供給上の都合からも需要からも、両面からの要請により、売春婦は限りなく低年齢化に向かうことになる。

このようなプロセスを経て売春価格は慢性的に下落し、売春婦は安い値段で回数人数をこなさなければならなくなり、売春施設・売春産業の拡大、ツーリスト以外の顧客層、ローカル客の開拓が要請されることになる。

タイは「豊かな国」であるにもかかわらず、タイの売春価格がもっと貧しい国より安く抑えられていることの理由のひとつはここにある。(奴隷労働者に近い少数民族や外国人労働者、広範な家内奴隷的使用人の存在と、大量の貧乏白人ツーリストとが、サービス業一般の物価を低く抑えているという背景もある)。

売春ツーリズムおよび売春産業は、「自由」に放任しておけばこのように爆発的に膨張するとともに、地場に根を張り伸ばし、地域の伝統的な性的倫理規範を猛然と破壊していくことになる。

倫理規範という「ハードル」を失った社会においては、売春市場は、先にも述べたとおり、「売春婦の創出」と「顧客の創出」の両輪をフル回転させながら膨張していくのであるが、必ずしも単線的に膨張するわけではない。

売春市場は常に不安定な市場である。この不安定に対応するために、売春市場の巨大化と成熟は、売春システムに一種の柔構造を与えることになる。
すなわち、それは売春の慢性化と普遍化であり、これは言い換えれば社会全体のの「売春宿」化である。

社会の売春宿化とは、とりもなおさず社会のタイ化にほかならない。
具体的にいえば、次のような現象である。ごく普通のホテルのフロントで事務の仕事をしている女の子が宿泊客の求めに応じてごく普通に売春し、終わるとまた仕事に戻っていく。

ゲストハウスの下働きの少女が若い白人客に押し倒される(北タイならミャンマー籍タイヤイだったり少数民族だったりする、イサーンならラオス籍だったりする)、「やや強引な恋愛」だと思っていた白人客は意外にも直後に純朴そうだった少女から3000バーツを請求され、いくらなんでもそれは高すぎるだろうといって交渉して1500バーツにしてもらう(それでも「素人」となまでやれたから彼にとっては結構いい思い出である)。

少女は何もなかったかのようにまた普通の仕事に戻るが、また遠からず別の客に「押し倒される」だろう。これは「普通の仕事をしながら押し倒される」という形式の売春である。

タイマッサージについてはあらためていう必要がない。
タイマッサージは健全なものである。しかし、タイマッサージをしながら恋愛に至ることもある。

生活が大変であることを理解してもらい援助してもらうだけである。

1時間でも2時間でも恋愛は恋愛である。

きわめて健全なタイマッサージを普通に行っている女性が、ときどき客を選んで売春するのである。

この客を選ぶというモメントが、売春力商品の性質を曖昧にし、その商品性を隠蔽する。

これが売春力商品の特殊性の第二である。

売春婦が客を選ぶというモメントが、売春に過ぎないものにあたかも自由恋愛のような情緒とカバーを与える。

白人は恥知らずにも自分が買った売春婦を「ガールフレンド」と呼ぶ。

日本人男たちは売春婦に「嫌われないこと」に躍起になって卑屈に立ち回る。

白人男たちの中には、レッドネックバー(おもに白人用の売春バー)で女の取り合いをして喧嘩を始める者もいる。売春の慢性化、社会の売春宿化、社会のタイ化は、売春に対する社会全体のマトモな感性を麻痺させる。

上等なところに売春婦丸出しの女が白人ジジイを連れて入ってきても平気である。

一方で、10歳前後の少女少年が白人バーを回って薔薇を売る。

客が売春婦にやるためだが、白人客の中には必ず少女少年たちを買おうとするものがいる。実際に買っていく。

それを見ている他の客も、ローカルも何もいわない。

やってるのはどうせ山岳民族の子である。

白人がいっぱいいる中で白人がすることには、アメリカの全面的な精神的バックアップを受けるタイ国家の警察はよほどのことがない限り手を出さない。

アメリカとは実は、「白人世界」の利益を代表する権力のことである。。

タイ人と結婚して定住している白人に、彼らは平然と「少女の紹介」を頼む。
男のほうも怒らないらしい。これは白人から直接聞いた話である。

また、山奥定住白人が、自分が経営しているゲストハウス(単に自分の家の離れのバンガローに白人ツーリストを泊めてやっているというだけの、看板も何もないところだと思う)に「母親役」のタイ人女性と小学生くらいの女の子という偽装家族で泊まりに来た白人男を追い払ったことがあるという話も当人から聞いた。

追い払われた偽装家族は、別の白人が経営するバンガローに泊まり、部屋に篭って顔も見せず少女をscrewしていたという。

白人は「個人主義」のせいか、自分のポリシーは守っていても他人のやることには口出ししたりしないようだ。特にアジアにいる白人同士で密告することは白人世界のタブーのようである。

私もタイの田舎を回っているとき、不自然な3人家族を見かけた。

「父親」の白人とタイ人の「母親」、そして白人にはまったく似ておらず母親とも口を利かない娘が、黙ったままホテルに泊まり、すぐに移動していく。

白人にとってこれらのことは、東南アジアを植民地にしていたときにはごく普通の白人の権利としていくらでもやれていたことだ。

植民地支配を一度も自己批判したこともなく、それを迫られたこともない白人たちがアジアを見る視線は、当時と何も変わっていない。

むかしはゴーギャンも堂々と植民地で子供とセックスをして立派な芸術を残した。
さらに、キリスト教ミッショナリーによる子供の性的搾取がある。

現実には、子供とセックスをしたい者がミッショナリーになって辺地に出て行くことが多いと思われる。キャリアにもならずマラリアの危険もあり白人女と仲良くなれるわけでもない辺地に定着し、現地の子に英語を教えたり聖書を読ませたり、子供に英語名をつけて民族名を捨てさせ西洋風の習慣を仕込む仕事をするミッショナリーにあえてなろうとする若者には、それ以外の強い動機がなければならない。真に敬虔なものは理屈抜きでこのようないかがわしい仕事は避けるだろう。

ミッショナリーは白人キリスト教徒の寄付も多く、かなり儲かる事業のようである。
経営者側も、ミッショナリー志願者が来ないよりは子供とセックスをしてもたくさん集まったほうがいいのである。

アメリカやヨーロッパから彼らに金を出している人たちは、アニミズムの未開の村の子供たちが洗礼を受けて英語名をもらい英会話を覚え賛美歌を歌い先祖崇拝などの「野蛮な風習」を捨てているいうことだけで「良いことをした」と満足するのである。

彼らの活動にはアメリカ大使館の支援もあり、アメリカ言いなりの「仏教国w」タイ政府も山岳少数民族の村でのミッショナリーの活動には大いに協力的なようである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/cat6835141/index.html


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3. 少女の調達先


1)タイ娘

東南アジアにおける「買春」といえば日本人だと思ってる人も多いかもしれない。日本はなぜか児童ポルノ・児童買春が「野放しになっている」と「国際社会」から批判を受けているそうだ。日本ではそういう報道が多いから、アジアでの児童買春の犯人も日本人ばかりだと思っている人もいるかもしれない。

しかし東南アジアの売春大国にしばらく滞在して観察してみれば、セックスツーリズムに関する欧米の日本人非難がいかに根拠のないインチキなものか分かるはずである。

そういう国でまずもって目立つのはレディーバー、レッドネックバーにたむろしアジア女を連れまわす白人であり、日本人ではない。

アジア女の「レンタルワイフ」を雇って一緒にのんびり滞在するというのが、東南アジアにおける白人ツーリストの一つの典型的な「型」になっていて、そのための女性紹介業者もある。

タイの英字のフリーペーパーなどを見るとそのような広告―いい女紹介します―を容易に見つけることができる。

日本の駐在員は都会で生活しているので農山村に長期滞在することはないが、バカンスの白人長期滞在者は地元の女を囲って田舎に滞在することも多い。
現地ガイドを雇ったり自分で現地語を覚えたりして、いい女をさがすのにも熱心である。

タイの農山村から、貧しい「処女」や「児童」を掘り出してきてこっそり同棲する白人は跡を絶たない。

彼らは相手を「ガールフレンド」「ボーイフレンド」と称し他人にも堂々と紹介するが、「援助交際」が売春ならばこれらもれっきとした売春であろう。

私もタイのチェンマイで「17歳まで数年間白人の『ガールフレンド』として同棲していた」という山岳民族の少女に会ったことがある。

もちろん「支払われるガールフレンド」である。男に捨てられたあとはNGOのようなところに保護されて売春婦にはならなかったようだが、白人に使い捨てにされた心の傷は浅くないように見えた。

若い娘を囲う男は若いから好きなのであり、トウが立ったら捨ててしまう。たいていの子の「その後」はより厳しい売春の道しかないようだ。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/cat6065804/index.html


一回20-50バーツで売春していた小六少女等を保護

記事:「タイの地元新聞を読む」より
http://thaina.seesaa.net/article/22822059.html


国立行政開発大学院校(NIDA)のスパンニー教授は25日開かれたセミナーの席上で、ウタラディット県内の複数のコミュニティー内で一回20バーツから50バーツで売春をしていた小六から中一くらいの年齢の少女達が保護されていた事を明らかにした上で、その少女達の多くが家庭内不和や両親の離婚、更には母親も同じく売春をしていたという問題を抱え、また中にはエージェントが学校にまで迎えに行き中心部で売春をさせていたケースがあったことを明らかにしました。

ウタラディットはタイ北部。タイ北部ほど売春が堂々とまかり通っていて、買春白人が堂々としている地域も世界に少ないのではないかと思う。
地域の人びとも売春には無関心で、むしろレンタルワイフ連れ白人客を歓迎する態度である。

それは彼ら北部タイ族住民が、売春婦やレンタルワイフたちをはなから「同胞」とは思っていないからである。同胞でない者を外国人に売り払うことにはなんの抵抗感もない。この感性こそ、タイ北部の文化である。


• タイ南部はビーチなどの特別の場所(白人用リゾート)を除けば、住民の目は白人に対して冷ややかであることが多いと思う。イスラム教徒も多い。

• 貧困といえば東北部が有名である。バンコクで働いている売春婦にも東北部出身は多い。
バーで雇ったレンタルワイフを連れて女の故郷に遊びに行く白人も多い。これは「恋愛」ではなくタイでの「定番の遊び」の一つである。

日本人もたまにやっているが、コミュニケーション能力と長期休暇が必要なので数は少ない。圧倒的に白人の市場である。

また、こういうのを素人の日本人が真似すると、泥沼にはまったり容易に手玉に取られたりすることが多いようである。

白人もタイに慣れている人は北部で身寄りのない少数民族の娘を探して同棲したがることが多いようである(売春婦と書類上の「結婚」さえするが、離婚も容易である)。
ただ、東北部は全体的に貧しい地域であり、北部ほど、貧富の差、固定した身分の差、少数民族(クメール系、クイ族など)に対する差別、等は顕著でないように見えた。

• タイ北部には、身分的に固定した貧富の差が存在し、少数民族や合法非合法の越境外国人の身分の不安定と貧困が慢性的に存在している。ここには目に見えない奴隷制があり、人身売買類似行為への抵抗感も少ない。
女奴隷としての売春婦を供給する構造が伝統的に存在するといえる。


1バーツは3円ぐらいだから、20バーツは60円、50バーツは150円。1回1j以下の売春。
この価格から考えて、客はタイ人だったように思われる。外人相手に小学生を売るとやばいことになるという感覚が生まれているのだとすれば、それは結構なことといえるだろう。

しかし、本当は特別価格で外人にも売っていたのだが、それは当局も表に出したがらないので、永久に隠蔽されたという可能性も高い。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/cat6065804/index.html


イギリスで人身売買組織摘発、タイ人9人を逮捕 借金を背負わせ売春を強要

「人々の優しさと・・・ゆったり流れる時間・・・物質文明に縛られず」の「微笑みの国」タイ王国の・・・・これが嗣業! 相当悪質なもののようである。

 
【タイ】英国のロンドン首都警察は22日までに、ロンドン市内でタイ人を中心とする女性約30人に売春を強要していた人身売買組織を摘発し、少なくとも9 人のタイ人を含む15人を逮捕したことを明らかにした。過去に英国で摘発された人身売買組織としては最大規模。この組織はインターネットなどで英国への渡航希望者を探し、1人2万8000ポンド (約170万バーツ)の借金を背負わせて密入国させ、売春を強要していたもようだ。

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2) ミャンマー娘


 数年前から急激に増えたミャンマー娘、一時期はカトリーヌやラデフォンスなどのマッサージパーラーに多数在籍していたが、度重なる手入れによってほとんど一掃された。

(この2店は警察のコネが弱め)いったいどこに雲隠れしたのだろうと思ったら、現在は何とアムステルダム、ノア、V2に多数潜伏中という話である。(前者2店はコネが強い)

この娘たちの中には未成年も多く、通常の店では働けないので、ほとんどがエージェントの庇護の下でかなりのパーセントを搾取されながら働いている。

未成年の場合は、店のマネージャーにもパーセントを搾取される。 働かせてやる見返りである。

この娘たちの中にはすでに死亡したタイ人のIDを5万バーツ払って取得し、タイ人に成りすます娘もいる。

市の職員が金銭目当てでそういうことをやっている。 従って、IDカードだけでは見分けがつかない。

現在はかなり締めつけが厳しくなって18歳未満のタイ娘は以前よりも減った。

エージェントも、未成年は厄介なので庇護することに消極的だ。

ところが、ミャンマー娘かラオ娘は驚くほど若年の場合がある。
警察に捕まっても娘だけが処罰されるだけだからである。

もし、未成年のタイ娘がいたらIDを誤魔化して働いているか、店も承知で働いているだけである。

日本では考えられないが、田舎の親元から離れてバンコクや、外国人観光客の多い都市でブラブラしている未成年もたくさんいる。仕事ではなくて、金の必要から何らかの“活動”をしようと思ったら、ここタイでやることは限られている。

そこに法律などほとんど意味がない。ちなみにタイ人は15歳未満にはIDカードは発行されないから所持していない。

従ってIDカードを持っていない娘は15歳未満であるか、IDカードを絶対に見せない娘は所帯持ち(女性だけ既婚者は敬称がちがう)か、実はタイ国籍ではない、いずれかの可能性が濃厚である。
http://hage.momo-club.com/news/mp-ura.html

3) タイ山地民

タイ北部に広がる標高500メートル〜1500メートルの山岳地帯には、アカ族、ラフ族、リス族、モン族、ヤオ族、カレン族など十数部族、約75万人の少数民族が生活しています。

多くは中国南部やミャンマー、ラオスからここ1〜2世紀の間に移住してきた人々で、どの民族も独自の言語と高度な手芸技術による民族衣装をもち、焼畑農業にともなう数年〜十数年ごとの集落移動を繰り返しながら、伝統的な世界観と文化を保持してきました。

しかし、今、彼らの生活や文化が脅かされつつあるのです。

タイ政府による森林保護政策により、森林の伐採、焼畑が禁止され、定住を余儀なくされた彼らは、生活の基盤を根こそぎ失いつつあります。

かつてのように肥沃な土地を求めて自由に移動することができず、かぎられた土地で連作を繰り返さなければならないため、地味のやせた山の傾斜地では収穫量が極端に低下し、収量を上げるには高価な肥料や危険な農薬に頼らざるをえなくなるのです。

今では主食の米でさえ自給できなくなっている村も多く、人々は貧困にあえいでいます。

かつて唯一の現金収入の手段だった違法のケシ(阿片)栽培は、近年厳しい取り締まりをうけ、逮捕者も続出しています。

一方でタイ経済の急速な発展と近代化の流れの中で、貨幣経済や物質文明への誘惑から、村の若い人々は現金収入を求めて労働者としてバンコクやチェンマイといった都会に流れて行きますが、タイ語の教育を受けていないことから不当な差別や低賃金で苛酷な労働に甘んじねばならず、若い女性たちの中にはことば巧みにだまされて売春組織に連れ去られるといった例もあります。

村は過疎化が進み、共同体意識は衰退し、農業に期待が持てなくなった男たちは阿片やヘロイン、覚醒剤などに手を出すようになり、村の中にも麻薬中毒者や覚醒剤の売買による逮捕者が急増しています。

親がわずかばかりの借金のかたに娘を売春宿に売り渡し、帰ってきた娘がエイズに感染していたなどという悲劇は今でも枚挙にいとまがありません。
http://chmai.loxinfo.co.th/~sakura/hilltribes.htm


かつてケシ(阿片の原料となる植物)栽培は山地民の唯一の現金収入であり、民族衣装に使われる銀や美しいビーズなどを他の人々と交換する手段でした。それに阿片を他国に売ることが外貨獲得にもつながるため、タイ政府が山地民のケシ栽培を奨励していたのも事実です。

しかし、第2次世界大戦後辺りから、次第にタイが阿片供給国として国際的非難をあびるようになりました。国の発展のために各国と外交を結ばなければいけない政府は、この非難を抑えるためにケシ栽培を禁止しました。
それからというもの、山地民の村も厳しい取り締まりをうけ、逮捕者も続出しています。
ケシ栽培が禁止された今、村人たちは昔のように簡単に阿片を手に入れることができず、高額で買い取る必要があります。
しかし、そのようなお金を得ることは特に中毒に陥ってしまった人々には難しく、子どもが町で稼いだわずかばかりのお金を親が麻薬や覚せい剤を得るために使ってしまうということもしばしば起こっています。
このような負のサイクルの繰り返しのなかで、親がわずかばかりの借金のかたに現金収入をもとめ、娘を売春宿に売り渡してしまうということもおこっています。
そして、帰ってきた娘がエイズに感染しているということも起こりえるのです。
http://www.mirrorartgroup.org/japan/opium.htm


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子供らの誘拐多発、3年で755人=人身売買や臓器摘出目的
2007年4月19日16時0分配信 時事通信


 【バンコク19日時事】タイで子供などを狙った誘拐が多発している。2004年以降の被害者は755人に上り、その大半が行方不明のまま。人身売買や売春、臓器売買が主な目的とみられ、子を持つ親たちを不安に陥れている。

 タイ警察と社会・人間開発省によると、事件は全国的に発生しており、被害者の多くは18歳未満の男児。ワゴン車で連れ去られるケースが多い。

 被害児童は無給で働かされたり、臓器移植が必要な人のために肝臓や腎臓などを摘出されたりしている。また、売春や物ごいを強要されるケースがあるほか、子供がいない外国人の「養子」にさせられる被害者もいるという。

 バンコクで薬を飲まされ意識を失った少年2人がそれぞれ1万バーツ(約3万5000円)で売られ、漁船員として働かされていた事件もあった。

 深刻な事態を憂慮した労働省のパドンサク労働保護福祉局長は18日、全国の保護者に対し子供がさらわれないよう注意を呼び掛けるとともに、誘拐の疑いがあったり、幼い子供が重労働をさせられている現場を目撃したりした場合、警察などに通報するよう求めた。

保護者のあるタイ族の子供はタイ警察も保護するだろう。しかし、山岳少数民族や陸路で拐取移送される隣国民の子供の人身売買・児童買春については、無視、容認がタイの伝統である。

外で重労働をしていないとしても、北タイに行けば山岳少数民族やミャンマーから来ている「家内奴隷」のような女の子をしばしば目にすることができるだろう。

借金のかたに売り飛ばされるのはもちろん子供だけではない。タイ南部の町でもナイトクラブの前にたむろしているお姉さんたちにちょっとインタビューしてみれば、北部から来ている子や山岳民族らしい子が非常に多いことを実感するはずである。うちはチェンマイなどといっても、チェンマイの街中でも南部でも聞いたことのないような発音だったりする。

恒久的IDカード取得も難しくタイ国民としての地位も明確でない山岳民族の女性が、陸路南部まで拘束移送され、マレーシアを経てシンガポールなどの置屋に売られるという事例が後を絶たないようである。

最近もそのような事件が報道されている。

事件になったのは、シンガポール人の男が置屋にいたその彼女と出来て結婚しようとした(シンガポールではそういうことがよくあるのだろうか)らしいのだが、シンガポール当局は不法入国者として逮捕し、追放しようとしたりして裁判になっているという話。

バンコクポストは、シンガポールでひどい目にあっていた女性がたまたまタイ国民だっただけの、「置屋の恋」みたいな感じで取り上げている。しかし、英語はもちろんタイ語さえ満足に話せない女性だという。

タイ北部の山の中で拐取され深南部まで拘束移送された過程における「タイ人の関与」などまったくなかったかのごとくである。
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2007/04/3755_6018.html


チェンマイで逗留してる際に聞いた話ですが、現地じゃ日本円で2万も出せば小学生児童(少女でも少年でも)の買春が市内各所、どこでもできるそうです。

もちろんタイでも建前上、人身売買や児童買春は禁止されていますが、収賄により官僚や警察も「シンジケート」に取り込まれている状態で、法律は機能不全です。
梁石日の「闇の子供たち」という映画でこの問題がとりあげられてましたが、人身売買どころか臓器売買も横行しています。

10数年来現地にロングステイしている方々と会食中、自分は肝炎を患ったことがあり、あまり酒が飲めないと話したところ、「500万円ほど用意すりゃ、肝臓だろうが腎臓だろうが、角膜だろうが、なんでも’新品’に交換してやるよw」と言われ背筋が凍りつきました。

この’新品’ってのがミソです。つまり、タイ東北部の貧農や少数民族、カンボジアやミャンマーなど周辺国から子供を買い付け、解体して臓器売買するルートがある、ってのは都市伝説でもなんでもない、現実だということです。


さらに驚いたのは、子供の買取価格、つまり「原価」ですね。

地域やブローカーによって幅があるとのことですが、日本円にして4、5万円も出せば十分とのことです。なんせ山岳民族には算数すら習っておらず金勘定ができない、今だ貨幣価値や相場がわからない人も多くいるわけです。上手くやれば家電品との交換で交渉成立なんてのもザラだそうで、これが人間1人、「命」の値段です。

市場経済においては人間ですらモノとして流通され、生命に対する畏怖の念もクソもありません。まして人身売買ビジネスというのは、最短1、2ヶ月で数100倍という桁外れのリターンが望めるわけですから、これに資本が投下され一大産業と化すというのも当然の成り行きです。

結局、資本主義というイデオロギーは貨幣物の神化現象であり、「資本の利回りを最大化せよ」という啓示においては、奴隷商人や臓器ブローカーですら、神官や司祭に通ずるということです。
http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/905.html


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4. セックスワーカーの悲しさ


1) なぜ西洋人や日本人はタイでHIVに感染するのか 


963 :オー様と名無し:2010/07/24(土) 01:24:19 ID:i9jATCtE0
http://blog-imgs-30.fc2.com/p/a/s/passageiro/kenko_aids.gif

これってエイズ患者の件数を表した日本地図なんだけど、
タイ人女の出稼ぎ都道府県がぶっちぎりなのがヤバスwwww
長野県www群馬ww


187 :名無しさん:2008/08/15(金) 20:02:40 ID:Y2NMfIVs
エイズ撒き散らし確信犯のドイツ人が再入国・逮捕【タイ】


HIVに感染していると公言しているハンス・オットー・シーマンという54歳のドイツ人が、木曜日に逮捕され、イミグレーションポリスに引き渡された。

彼は3度にわたりタイに入国していた。

バンコク入管警察は、彼を追放することを確認したが、彼がいつどうやってタイに再入国したのかについては言及を拒否した。

エイズ感染を公言しながら何百人ものタイ人女性と無防備なセックスをしたシーマンは、ブラックリストに載っていながら3月にドンムアン空港から再入国し、2度目の逮捕をされている(今月が3度目の逮捕ということ)。


近所の人によれば、昨年シーマンは街を車で乗り回し、生徒たちに大金を見せてセックスを持ちかけ、またカラオケバーに足繁く通って女性を「お持ち帰り」していた。

197 :名無しさん:2008/08/19(火) 20:39:29 ID:Sw63qcGB

>>187の事件は、タイという国自体がいかに白人に対して甘いか、という事の露呈
だよね。シーマンとかいうオッサン、早く発症して、人の何万倍も苦しんで死ね!
タイでエイズを流行らせたのは間違いなく白人なのに、未だマンセーなんて、何ともお気楽。

http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/world/1193226362/l50

@ 外国人にとってタイは最大のHIV感染国

 性行為を介したHIV感染を考えたとき、コンドームを適切に使用していればほぼ完全に感染は防げるはずです。この知識は日本を含めた先進国の国民であれば知らない人はまずいないでしょう。そして、タイでHIVが蔓延していることを知らない人も、少なくともタイ国に渡航する人たちの間にはいないでしょう。

 にもかかわらず、性行為を介してタイでHIVに感染する人は後を絶ちません。

 例えば、British Medical Journalという医学専門誌の2004年3月号に掲載された「Sex, Sun, Sea, and STIs」というタイトルの論文によりますと、2000年から2002年の間で、UKの国籍を持つ異性愛者でHIVに感染した男性の69%は海外で感染しているそうです。そして、海外ではタイが最も多く全体の22%に相当するそうです。(女性については24%が海外でHIVに感染しているそうです。)

 では、コンドームを使用していれば感染を防げるという知識を持っているはずの英国人が、なぜタイ国でHIVに感染してしまうのでしょうか。

 この論文には、性行為を目的としてタイ国を訪れる西洋人(データはドイツ人)のタイ国でのコンドーム使用率が紹介されています。なんと、コンドーム使用率はわずか3〜4割しかないそうなのです。この論文では「sex tourism」という言葉が使われており、そもそもセックスワーカーにHIV陽性者が多いことが自明な国に性行為を目的に渡航すること自体がおかしいのですが、それにしても、コンドーム使用率が3〜4割というのは少なすぎます。タイでセックスワーカー相手に対して、コンドームを使用せずに性行為をするなどというのはキケン極まりない行動なのです。

 では、知識がありながら、なぜコンドームを使用しない性行為がおこなわれるのでしょうか。

 その鍵がこの論文に掲載されています。タイを性行為目的で訪れる外国人の多くは、セックスワーカーをセックスワーカーとは見ないそうなのです。セックスワーカーではなく「親密な友達」(原文はintimate friends)と見るそうなのです。

 しかしながら、果たしてこのようなことが実際にあるのでしょうか。いわゆる風俗店に行って、その女性をセックスワーカーではなく、「親密な友達」とみなすなどということは理解しがたいことです。また、風俗店ではなく、個人売春であったとしても金銭が介入する以上はそれがセックスワーカー相手の売春であることは自明です。

 タイのセックスワーカーが、セックスワーカーでなく「親密な友達」とみなされるのは、何か理由があるに違いありません。


A 最大100万人のセックスワーカー

 「タイのHIV/AIDS事情(総論)」でもご紹介しましたが、ここでタイにおけるHIV感染者の職業別の割合をみてみましょう。第1位は一般の被雇用者、第2位は無職、第3位は僧侶、そして第4位が主婦であるということは総論で述べました。第5位以降は、商人、小児、経営者、公務員、と続きます。 

 実際にタイで患者さんと接すると分かりますが、女性の患者さんは、主婦を除けば大半が(元)セックスワーカーです。この表では、セックスワーカーは「その他」に含まれておりわずかな人数しかいないことになっています。 

 なぜこのような差異が生じるのでしょうか。

 それを考えるために、タイのセックスワーカーの実態をみていきましょう。まずは、人数、つまり、いったいタイではどれくらいの女性が売春行為をしているのかをみてみましょう。

 表は、『ゴーゴーバーの経営人類学』市野沢 潤平著(めこん社)から引用したものです。この表から、タイのセックスワーカーの人数は出展によって随分と異なることが分かります。例えば、厚生省(Public Health Ministry)の調査では、63,941人のセックスワーカーが存在するとしているのに対して、Mueckeという学者の調査によると、最大で100万人にもなるのです。

 6万人と100万人は大きな違いです。なぜ、同じ目的の調査をしてこれほどの違いが生じるのでしょうか。そして、本当はタイにはどれくらいのセックスワーカーが存在するのでしょうか。


B どこにでもいるセックスワーカー

 タイのセックスワーカーを正しく把握するために、彼女ら(一部は彼ら)がどのような場所で働いているのかをみてみましょう。
 表は、『今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ』谷口恭著(文芸社)に掲載されたものです。(この表はもともと『ゴーゴーバーの経営人類学』に掲載されていたものを構成しなおしたものです。)

 表の1行目から5行目、すなわち、置屋、冷気茶屋(中国式置屋のこと)、マッサージパーラー(ソープランドのこと)、街娼、コールガールは、誰がみてもセックスワーカーの勤務地です。ここまでは問題ないでしょう。

 次に、表の6行目から16行目に注目してください。ゴーゴーバー、会員制クラブ、ビアバー、ナイトクラブ、ゲイバー、ラムウォンバー、パブ、カクテルラウンジ、カフェ、ディスコ、となっていますが、日本的な感覚で言えば、これらはいずれも女性を買いにいく場所ではありません。単にお酒を飲みにいったり、音楽やダンスを楽しみにいったりするところのはずです。こういった店にも女性(あるいは男性)がいて、日本でも、場合によっては客に身体を許すようなことがあるかもしれませんが、身体を売ることを目的に働いている従業員はほとんどいないでしょう。また、ナンパが目的であったとしても、初めから身体を買うことを目的としてこういった店に出向く客もほとんどいないと思われます。

 ところが、タイではこういった店の従業員の大半が売春行為をおこなうセックスワーカーだというのです。さらに、このグループの人数をみてみると、およそ8万5千人で、最初のグループ(1行目から5行目)までの人数4万5千人の2倍近くにもなります。

 次に残りのセグメントをみてみましょう。これらは、女性(男性)を目的とするどころか、お酒を中心に提供する場所でもありません。17行目のガーデンレストランに注目してください。人数が4万1千人と、この表のなかで最も高い数字です。

 ただし、この4万1千人のすべてが従業員ではないと思われます。タイのガーデンレストランの多くは、チャージを取られませんし、飲み食いした分だけを支払うようなかたちのところが多いといえます。おそらくこの4万1千人になかには、(レストランの)客として店に入り、(自分の)客を探しているフリーのセックスワーカーが多分に含まれているものと思われます。次の行のコーヒーショップやサウナも同じことが言えるでしょう。

 古式マッサージの人数が多いことも注目すべきです。観光客の多くは、タイ古式マッサージが売春宿であるなどとは微塵も思いません。ところが、実際には売春宿を兼ねているマッサージ屋は少なくないのです。なかには、売春をしているなどとはつゆしらず、マッサージを受けている最中にマッサージ嬢から売春の話をもちかけられ、半ば強引に性行為となり、その結果、急性B型肝炎で1ヶ月以上の入院をしたという日本人観光客もいます。

 理容師や美容師にセックスワーカーが多いという現状も知っておいた方がよいでしょう。髪を切ってもらっている最中に「営業行為」をされることが少なくないからです。

 ホテルのセックスワーカーとはどういう意味でしょうか。これはおそらくホテルの従業員という意味ではなく、観光客、とりわけ外国人の観光客を目当てに「営業」をしにきている女性(男性)だと思われます。

 下の写真は、バンコク中心部のあるホテルのロビー、時刻は午前2時です。突然スコールのような雨が降ってきて、多くの女性が雨を逃れるためにホテルのロビーに集まってきました。写真はロビー内の喫茶コーナーから撮影していますが、彼女たちのなかには、喫茶コーナーまでやってきて「営業」を始めるものもいます。

おそらく彼女らの多くは街で「営業」をしていて、雨を逃れるためにホテルのロビーに非難し、そこでも「営業」を開始したというわけです。とすると、表にあてはめると、彼女らのセグメントは、「街娼」から「ホテル」に変わったということになります。ということは、この表のなかでもかなりの流動性があると考えるべきでしょう。


 それにしても、ホテル側が彼女らに対して何も言わないことに驚きます。


バンコクの繁華街にあるロビーの風景。午前2時。彼女らの「営業」のパワーに圧倒されます。

 ところで、セックスワーカーのなかでどれくらいの者がHIVを含めて性感染症に罹患しているのでしょうか。 

 残念ながら、それを示すデータは見当たりません。そもそも、セックスワーカーの数自体が正確に把握できないのですから、それも無理はないでしょう。

 下に示すのは、サンクトペテルブルクのセックスワーカーのHIVに対する罹患率を示したものです。このグラフによりますと、顧客の多いセックスワーカーほどHIVの罹患率が高く、1週間に20人以上顧客を取るセックスワーカーの67%がHIV陽性ということになります。性交渉の回数が増えれば増えるほどリスクが増加するのですから、これは当然でしょう。

 このグラフから察するに、タイのセックスワーカーの正確なHIV罹患率は分からないとしても、たくさんの顧客を取る、要するに「売れっ子」のセックスワーカーであればあるほどHIV陽性率が高いことが予想されます。また、HIV陽性率が高いということは、他の性感染症に罹患している可能性も高いのです。

 セックスワーカーが美しければ美しいほど、それだけリスクが上昇すると言えるかもしれません。

C 狂乱のリゾート地パタヤ

 パタヤはバンコクからバスで東に3時間程度のところにあるタイ有数のリゾート地です。このリゾート地は、ベトナム戦争の際、アメリカ兵の娯楽地(これをR&R, Rest and Relaxationの略、と呼びます)として発展したという歴史があります。アメリカ兵を相手に身体を売る女性がタイ全土から集まり、終戦後も娯楽地として栄えているのです。

 パタヤには主に西洋人を対象としたオープンバーがたくさんあります。写真はパタヤの典型的なオープンバーで、カウンターの内側にホステスが立ち、外側に西洋人の客が座っています。この写真の左側にムエタイのリングがあり、客はムエタイ観戦と女性とのコミュニケーションを楽しめます。そして、「交渉」がまとまれば、ホステスは客と一緒に店を出るのです。

 オープンバーには西洋人が多く集まるのに対して、日本人は店舗型、さらに女性が制服を着用した店を好むようです。写真の店は、日本語、ハングル、中国語で案内がなされています。(「いらっしゃいませ」ではなく「いらっしゃませ」となっています。)

 オープンバーやパブばかりではありません。パタヤには街娼がたくさんいます。写真はパタヤビーチ沿いの海岸通で「営業」をおこなっている街娼です。彼女らの近くを歩くと、かたことの英語や日本語で話しかけられます。なかには、ニキビや皮疹の目立つ女性もいて、感染予防上の問題が示唆されます。

D バンコクの夜の実態

 バンコクの人口は公的にはおよそ800万人とされていますが、これには旅行者や中期滞在者の数が正確に反映されておらず、実際は1000万人を超えるのではないかと言われることもあります。

 そして、おそらくパタヤ以上に、タイ国全土からセックスワーカーが集まっているでしょう。先に示した、深夜の繁華街のホテルの一光景がそれを物語っています。

 バンコクには、ありとあらゆるタイプの売春施設があり、さらにフリーのセックスワーカーも相当な数に昇ると思われます。

 下の写真は日本人御用達のタニヤを撮影したものです。タニヤでも、そのほとんどの店で働く女性は、客に対して身体を売っていると言われています。派手なドレスを身にまとった美しきセックスワーカーたちは、日本人受けする容姿の者が多いと言えます。
 
タニヤの一光景。このエリアには日本人に好まれる容姿の女性が集められていると言われている。

E 北タイの売春事情

 90年代初頭に、北タイでのAIDS蔓延が大きな問題となりました。一部の報道では、北タイのセックスワーカーの4人に1人がHIVに感染しているとさえ言われていました。現在は、さすがにそこまで高い感染率があるとは思えませんが、それでもHIVに感染する者が跡を絶たない現状は続いています。

 北タイが、パタヤやバンコクと異なる点はいくつかあります。

 そのひとつが、一度の売春価格が圧倒的に安く、一部の売春宿ではわずか数百円で売春させられている女性もいるそうです。価格が安い店で問題なのは、コンドームが使用されているかが疑わしいからです。

コンドームの価格と売春の価格がほとんど変わらない状況で、適切なコンドーム使用がなされているかはかなり疑問です。実際、北タイの売春宿でHIVに感染したであろうと思われる患者さんは珍しくありません。

 次に、セックスワーカーの年齢の低さです。現在のパタヤやバンコクでは、(最近はそうでもなくなってきたとは言え)、10代前半のセックスワーカーの割合はそれほど高くはありません。それに対して、北タイでは10代前半のセックスワーカーが当たり前のように存在するそうです。

 売春の是非というのは非常にむつかしい問題ですが、少なくとも10代前半で身体を売るという行為は絶対にあってはならないことです。セックスワーカーに対して、労働環境を整備し、きっちりと権利を付与するべき、ということが言われることがあり、それはたしかにその通りなのですが、こういったことができるのは、アイデンティティの確立した成人に限ってのことです。

 まだ、アイデンティティも性感染症に対する知識もままならない10代前半の女性がセックスワーカーとして働くなどというのは、どんな事情があれ、あってはならないことです。

 北タイ独自の問題はまだあります。それは、少数民族、さらには「トラフィッキング」と呼ばれる、ミャンマーを初めとする諸外国から不法に入国した者の売春行為です。特に、トラフィッキングで不法入国したミャンマー人がタイでHIVに感染した場合、AIDSを発症してもタイで治療を受けられず、またHIV感染が理由で母国に帰ることもできなくなる場合があるそうです。90年代半ばには、タイでHIVに感染したミャンマー人の女性がまとめて処刑されたという話もあります。
 


F 恋愛、結婚、叶わぬ恋

 「売春はいいことですか、それとも悪いことですか」、と問われれば、おそらくほとんどの人は、「悪いこと」、もしくは「善くないこと」と答えるでしょう。もちろん、「いいこと」でないことは自明でしょうが、古今東西を問わず、人類の歴史とともに「売春婦=セックスワーカー」が存在してきたのは事実です。

 現在の日本でも、風俗店というのは存在しますし、成人どうしが金銭の介入の伴う性交渉をおこなっているのは事実です。

 では、売春は「必要悪」なのかと言うと、それほど単純には片付けられないように思われます。なぜなら、最初は、たしかにセックスワーカーと顧客の関係であったはずの二人が、後に恋愛関係を結び、さらには結婚にまでいたることも珍しくないからです。こういう話が、タイではごく当たり前のように存在します。

 タイのセックスワーカーのなかには、「誰にでも身体を許すわけではない」女性がいるということも、恋愛に帰着する要因のひとつでしょう。彼女らは、自分の気に入った男性に対してのみ身体を売り、なかにはしっかりと貞操を守る女性も少なくないそうです。

 『今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ』では実際のラブストーリーを紹介していますが、何もモテない男性がセックスワーカーと恋に落ちるわけではありません。

 たとえ、「売春」が「悪いこと」「善くないこと」あるいは「必要悪」であったとしても、結婚して幸せな家庭を築いている二人を誰が責めることができるでしょうか。

 100個の恋愛があるとすれば、それは100通りの恋愛であるはずです。セックスワーカーと顧客の恋愛であったとしても、その経過や転機は様々です。幸せな結婚生活を送っている夫婦もたくさんいますが、不幸な結末となるケースも少なくないようです。

 例えば、男性が恋愛だと思っていたのに、実は女性(セックスワーカー)に本当の恋人(タイ人であることが多い)がいたという話がよくあります。全財産をつぎこんだとたんに本当の恋人のところに逃げられた日本人男性の話などタイにはごまんとあります。

 また、自分の恋人と思っていた女性に、本当の恋人がいることを知り、自殺を図った若い日本人男性の話が、ときどきタイのマスコミで報道されています。

 不幸な転機をたどるのは若い男性だけではありません。最近、日本での仕事をリタイヤした後タイに長期滞在し、現地でタイ人女性と結婚する日本人男性が増えていますが(なかには初めから結婚目的で長期滞在する日本人も少なくないそうです)、結婚した(籍を入れた)とたんに謎の変死体で発見されたという事件が頻発しています。疑惑が大きいため警察が捜査をやり直すこともあるそうです。
 
 結局のところ、セックスワーカーと顧客の間に生じる恋愛というのは、他のかたちで始まる恋愛と本質的な意味では大差がないのではないかと思われます。

 しかしながら、セックスワーカーや買春を繰り返す顧客が、HIVを含めた性感染症のリスクが高いという現実はしっかりと認識する必要があります。

 恋愛の威力に足元を見失い「盲目」になる前に、正しい知識を持つ必要があるのです。もちろん、正しい知識を持たなければならないのは、施設のセックスワーカー、フリーのセックスワーカー、顧客、のいずれもが、です。

 つまるところ、性行為をおこなう以上は、すべての人が、正しい知識を持ちHIVや他の性感染症のリスクを把握することが必要なのです。こういった話をしたり聞いたりする機会はそれほど多くはないかもしれませんが、生活習慣病には予防が最大の治療であるのと同様、HIVや性感染症を防ぐには正しい知識をもつことが最善の対策なのです。


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2) 南タイの売春事情


@ 置屋訪問で健康管理

 2006年6月上旬、タイ南部のソンクラー県にあるThaksin大学を訪問しました。同大学の公衆衛生学教室教授Dr.Chutaratに会い、南タイの売春事情について教えてもらうことが目的です。

 Dr.Chutaratは、南タイ、さらにはマレーシアにいたるまでのHIV/AIDS、性感染症、セックスワーカーといった諸問題についての研究をされており、すぐれた業績を残されている教授です。

 Dr.Chutaratは、私の訪問に合わせてフィールドワークの日程を組んでくれていました。フィールドワークに参加するのは、Dr.Chutarat、地域の保健師、地域のボランティア、大学院生、そして私、の計5人です。

 フィールドワークの内容は、ソンクラー県にある「置屋」を訪問し、そこで働くセックスワーカーの健康状態を把握し相談を受け付け、コンドームを無料配布する、というものです。Dr.Chutaratたちは、定期的にこの「置屋訪問」をおこない、労働者(=セックスワーカー)の健康管理をおこなっているそうです。

 ソンクラー県の置屋は、密集しているのではなく、いろんなところに点在しているのが特徴です。衛生的とは言えない路地裏の奥に位置する置屋もありますが、なかにはいろんな店が並んでいるメインストリートに沿って営業しているところもあります。

 地元の人間でない限り、そこが置屋だとはなかなか分からないような入り口です。看板に「置屋」と書いてあるわけでもありませんし、入り口を少し覗いただけでは、普通のレストランやバーのように見えますから、一見(いちげん)である外国人が、女性を買うためにこういった店に辿り着くのは、まず不可能のように思われます。

A 少なくない日本人の顧客

 にもかかわらず、こういった置屋を利用するのは、地元のタイ人よりもむしろ外国人の方が多いそうです。何人かの従業員(=セックスワーカー)に、「客はどこの国の人が多いですか」、と聞いてみると、「世界中のいろんな男性がやってくるわ」、という答えが返ってきました。

 「日本人は来ますか」、という私の質問に対しては、「もちろん、日本人も大勢くるわ」、と少し遠慮しながら彼女らは答えました。

 私は日本人も客として大勢やってくる、ということに驚きました。なぜなら、ソンクラー県では、西洋人は少しは見かけますが、日本人とはほとんど会わないからです。ソンクラー県は、タイ国一大きな湖がありますし、海岸沿いに位置していますから、きれいな海もありますが、特に観光名所と呼べるような場所はなく、私はソンクラー県に行ったことのある日本人というのを聞いたことがありません。

 実際、ホテルやレストランの人に聞いてみても、「日本人なんてめったに来ないよ」、という答えが返ってきますし、「君(私のこと)が、私がみる初めての日本人だよ」、と言われることも多いのです。

 にもかかわらず、置屋で働くセックスワーカーたちは、「日本人の客もよく来る」、と言うのです。

 

B 両親を助けるための売春


 今回の置屋訪問は、私がゲスト(?)として加わっていることもあり、従業員(セックスワーカー)との話し合いに、いつもよりも時間を割いてくれました。

 彼女らの特徴をご紹介したいと思います。

 まず、彼女らのほとんどは、タイ東北部のイサーン地方出身であることが大きな特徴です。逆に、地元のタイ南部の女性は皆無です。これは、タイのセックスワーカーの特徴であり、彼女らはよほどのことがない限り、地元で売春をおこないません。「地元には知り合いがいるから」、というのがその理由です。

 今回の訪問で我々が接したのは、全員がイサーン出身者ですが、ハジャイ(タイ南部最大の街で国際空港もある)まで行くと、チェンマイやチェンライなどタイ北部の出身者も多いそうです。これは、タイ南部ではマレーシア人やシンガポール人の顧客が多く、彼らは色の白い女性を好むから、だそうです。タイ北部の女性は肌の色が白いことが特徴です。

 Dr.Chutaratの話によると、タイ南部はイサーン地方などに比べると貧困層は多くはないが、それでも売春をせざるを得ない女性も少なくはないそうです。そして、彼女らは地元を離れ、ほとんどはバンコクに出稼ぎに行くとのことです。
 彼女らが身体を売っている目的は、ほとんど例外なく「両親を助けるため」で、給料の大半を仕送りしているそうです。そして、例外なく両親は、自分の娘が売春をしていることを知っているそうです。

 この話題になったとき、Dr.Chutaratの表情が変わりました。おそらく、私がそんな両親を非難することを危惧されたのでしょう。私自身は、これまでにエイズホスピスなどで多くの患者さんと接しており、彼女らからそのような話を数多く聞いていましたから、「両親が娘の売春を知っている」ということに対して、もう驚くことはなくなっていましたが、なかなか外国人(特に西洋人)からはこのことが理解されず、両親の非難につながることが多いそうです。

 「なぜ売春をするのか」、この答えは「貧困」です。売春の良し悪しを語るときに、「貧困」だけでは本当の問題が見えてこない、などと言う人がいますが(日本の知識人に多い)、実際は、「貧困」こそがその理由なのです。

バンコクやナコンシータマラート県出身で売春をしている女性のなかには、ある程度のお金はあり、売春しなくても生きていけるが、もっと裕福な生活がしたいから身体を売っている、という女性もいますが、タイのセックスワーカーの大部分は両親を助けるために身体を売っているのです。

 彼女らの大半は、2〜3年で売春をやめて実家に戻る予定だそうです。2〜3年仕事を続ければある程度の金額を稼げるそうですが、それでも家族一同が生涯安定となるにはほど遠いように思われます。

 彼女らの娘たちも、また同じような仕事をせざるを得なくなるのではないか、と私は思いましたが、それを口にすることはできませんでした。

 タイの東北部の女性は、結婚・出産が早いのが特徴です。10代で二人の子供がいる、という女性も珍しくありません。ただ、不幸なことに父親はすでにどこかに行ってしまっている、というケースが非常に多いのです。10代で二人の子供を生み、その二人の子供は父親が異なり、その父親は二人とも他に女をつくって逃亡、というケースをこれまでに、タイの女性から何度聞いたか分かりません。

 今回の置屋訪問でお会いした女性たちは、全員が20歳前後で、ほぼ全員に子供がいるそうです。なかには妊娠中にその子の父親が去って行ったという女性もいました。

 ちなみに、これがバンコクでは事情が大きく異なります。バンコクの女性、特に中流層では、女性は結婚(初婚)が遅いのが特徴です。あるバンコク出身の女性によると、「おそらくバンコクの平均初婚年齢は30歳を超えるのではないか」、と言います。日本文化にも詳しいその女性は、「日本の女性はどうして早く結婚するの?」、と言います。

 データでみる限り、日本の女性の平均初婚年齢は次第に上昇しており、地域にもよりますが30歳近くのところもあり、決して早く結婚するわけではないように思われます。にもかかわらず、このタイ女性からみると、「日本の方がタイよりも女性の結婚する年齢が早い」そうなのです。

 タイでは、都心部と地方では同じ国とは思えないほど文化や考え方が異なります。これは、タイの売春という問題を考えたときに、忘れてはならないことです。
 


C 売春価格は900円

 彼女らの一回の売春価格は、300バーツ(約900円)です。これは外国人価格で、タイ人が顧客の場合はさらに安い金額となるそうです。約900円というのは客が支払う金額で、彼女らの取り分は半分の約450円となります。

 その女性にもよりますが、だいたい一晩で3人から5人程度の顧客がつくために、平均すれば一日に3000から5000円くらいの日収になるそうです。この大半を親への仕送りと貯金にまわすため、彼女らの生活は質素そのものです。 

 驚くべきことに、彼女らが住んでいるのは、置屋の奥にある個室です。そして、売春行為はこの個室でおこなわれているのです! 3から4畳程度の狭い部屋に、彼女らは衣服や化粧台を置き、その横にあるベッドで客と売春行為をおこなっているのです! まだ10代のあどけない彼女らは、ドアや壁に男性アイドルのポスターを貼っています。色あせたポスターの中で笑顔を浮かべているその男性アイドルをみていると、私は泣きたい衝動に駆られました。

 なかには、その狭い部屋の中にシャワーがとりつけられている個室もありました。そして、そのシャワーは決して衛生的とは呼べないようなもので、壁にはなんと数十匹のゴキブリが張り付いています!


D 最大の関心ごとは性感染症 

 彼女らの最大の関心ごとは「性感染症」です。そのため、同行した保健師は、彼女らひとりひとりに対し、現在なにか症状はないか、どのようなことを心配しているか、といったことを詳しく聞いていました。

 タイのHIV/AIDS患者さんのなかには、売春行為が原因でHIVに感染したという女性が少なくありません。そのため、性感染症には細心の注意を払っており、コンドームを2枚重ねて使用しているという女性もおられました。

 彼女らの多くは、私にコンドームについて尋ねてきました。「タイ製のコンドームは破れやすいので困っている」と彼女らは言います。私は、保健師が配布しているコンドームをひとつもらって開けてみましたが、別段日本製のものと変わりないように思えます。口で空気を入れて膨らませてみましたが、破れやすいという印象はありませんでした。

 しかし、よく考えてみると、私はたしかに医師ですが、コンドームについてきちんと教育を受けたことはありませんし、コンドームの比較をしたこともありません。私に質問してもらっても専門的に答えられるはずがありません。

 日本製のコンドームでも破れるときは破れます。私はそれを話して、ゼリーをたっぷりつける、とか、ラージサイズのコンドームを保健師に用意してもらえばいい、とかそういう話をしましたが、一番の原因は、顧客が乱暴な性行為を求めることではないか、と感じました。

 ある女性が、私に対して興味深い質問をしてきました。彼女によると、「お金を倍払うからコンドームなしのセックスをさせてほしい」、と懇願する顧客がいるそうなのです。彼女らは定期的にHIVの検査を受けていますが、それでもコンドームが破れるなどのトラブルもあるため、検査を受けているから安心というわけではありません。もちろん、HIV以外の性感染症のリスクもあります。

 にもかかわらず、顧客のなかにはお金をつんでコンドームなしの性行為を求める者がいるというのです。なぜ、そんな危険なことを懇願するのか彼女は理解できないと言います。そして、そのようなことを言ってくる男性の大半が、なんと日本人だというのです。彼女は、私に対して、医師としてではなく、日本人としてのコメントを求めていました。

 私には返す言葉がありませんでした。彼女に対して謝ったところで何の解決にもならないわけで、私はただ呆然と彼女の瞳を見つめることしかできませんでした。

 店を去るときに、彼女らは全員、私に対して「ワイ」(タイ人が習慣としている目上の者に対する両手を合わせて軽くお辞儀をする挨拶)をしてくれました。私は、今回の訪問で、彼女らに対して何もしておらず、ただ話を聞いただけです。

 将来的に、GINAとして(あるいは私個人として)、彼女らに対して何かできることがないか、考えていきたいと思いますが、現時点では何も思いつくことはありません。
 彼女らから去っていくときに、なんとも言えない虚しさが残りました。


 
E 娼婦よりも高級な男娼 

 タイの売春を語るときに、けっして忘れてはならないのが、「男娼」、つまり男のセックスワーカーです。『今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ』でも述べましたが、タイはおそらく世界一ゲイに寛容な国で、そのため全世界からゲイが集まってきます。
 もちろん、ゲイがゲイを求めてタイに集まることには何の問題もありません。たしかに、男性が男性に身体を売ることには問題がありますが、これは女性が男性に対して身体を売るときに生じる問題とまったく同じものです。

 今回のフィールドワークで、最後に訪問したのが「男娼」専門の置屋です。なんと、この置屋は、地域の保健所の横に位置していました。保健所といっても小さな規模のものであり、普通の店のようなつくりなのですが、それでもきちんと保健師が常駐しており、コンドームの自動販売機も置いてあります。その横に同じようなつくりの店があり、そこが男娼専門の置屋となっているのです。
 
 ソンクラー県の男娼と、娼婦(=女性)とは、いくつか異なる点があります。
 まず、ひとつめは、彼らは両親を助けるため、というよりもむしろ自分の生活のために身体を売っているということです。タイでは女性が両親を支えるという伝統があり、そのため親の面倒は女性がみるのが一般的なようです。

 男娼の顧客は漁師が多いようです。西洋人よりもむしろ、カンボジアやマレーシアの漁師が仕事で上陸した際に彼らを買いにくるそうです。娼婦のいる置屋には、大勢の日本人が来るのとは対照的に、男娼の置屋には日本人はほとんど来ないそうです。パタヤやバンコクに行けばたくさんの日本人のゲイがいますが、ここまでくる日本人ゲイはそう多くはないのでしょう。

 もうひとつ、興味深い男娼の特徴があります。ソンクラー県の男娼の売春価格は、一律500バーツ(約1500円)だそうです。女性が一律300バーツ(約900円)ですから、この地域では(というよりもタイ全域で)男娼の方が高級なのです。

F HIV陽性のセックスワーカー

 私がお会いした男娼のひとりは、HIV陽性でした。そのため、同行した保健師は、彼に対しては特に念入りに健康状態を聞いていました。HIV陽性のその男性は、定期的に検査を受けてエイズが発症しないように細心の注意を払っています。

 しかし、仕事(=売春)をやめるわけにはいかないのです。キレイごとの好きな人は、「HIV蔓延防止のためだけでなく本人の健康を考えると直ちにやめるべきだ」、と言うかもしれませんが、仕事をやめれば明日から食べていくことができなくなります。大学の公衆衛生学の教授や保健師がそこにいて、勤務地(置屋)の横には保健所がありますが、そのような状況でも、彼に仕事をやめさせることができないのです。私自身も彼に仕事をやめさせて生活を保障することなどできません。

 これがタイの実情であるということをここで訴えたいと思います。今回私がお会いしたHIV陽性の人は男性だけですが、もちろんタイ全国には、HIV陽性の娼婦もたくさんおられます。タイでHIVに感染する外国人が後をたたないという現状は別のところでも述べました。

http://www.npo-gina.org/repo/rpb5.html#anchor


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2) タイのフリーの売春婦(Independent Sex Workers)について

@ 背景

 日本、韓国、シンガポールなど、例外はあるものの、概ねいわゆる先進国ではHIVの新規感染が減少してきていると言われています。ところが、全体ではそうであったとしても感染の内訳をみると、先進国に共通したある問題が浮き彫りになってきます。

 その問題とは、「海外での異性間性交渉による新規感染の増加」です。
 
 例えば、「British Medical Journal」という医学専門誌の2004年3月号に掲載された「Sex, Sun, Sea, and STIs」というタイトルの論文によりますと、2000年から2002年の間で、イギリスの国籍を持つ異性愛者でHIVに感染した男性の69%は海外での性交渉によるものです。そして、海外ではタイが最も多く、全体の22%に相当します。

 海外で(特にタイで)異性間性交渉によるHIV感染の増加は、ときおりメディアでも報道されています。

・ オーストラリア北部のHIV新規感染者の大半が、タイやベトナム、フィリピンといった東南アジアで売春行為をおこなった結果によるものである。(2006年9月3日、NEWS.COM.AU)

・ フィンランドでは2006年のHIV新規感染者が現時点で117人を記録し、同国の厚生省は最終的に170人にのぼるとみている。2001年の感染者は53人であることを考えると、急激に感染者が増加していることになる。フィンランドの新規感染者のうち4人に3人は性交渉によるもので、最も多いのが40歳前後の異性愛者である。そしてその多くが海外での売春行為による感染で、なかでも「タイでの売春行為が問題だ」、とフィンランド政府が公式に発表した。(2006年9月7日号Helsingin Sanomat(International edition))

・ イングランドの北西部では2005年にHIV/AIDSの新規発見者が14%も増加していたことが分かった。感染ルート別でみると、異性間の性交渉によるものが急激に増加しており、特に海外での感染が問題視されている。
 (2006年9月5日BBC  NEWS(Website版))

・ マレーシアのケランタン州知事が、「ケランタンで感染者が多いのは、地理がタイに近いからであり、タイに売春目的で渡航する男性がHIVに感染し、その後妻に感染させていることが問題である」、と指摘している。
 (2006年1月30日号 The  Nation)

・ 最近HIV感染が急増しているイギリス領ジャージー島では、新規感染の50%がイギリス内、30%が西ヨーロッパ内、そして20%がタイでの感染である。(2006年9月22日BBC NEWS(website版))

 これらの情報で、イングランド北西部のもの以外は、すべて「タイ」という国名を挙げて海外での売春行為が問題であるとしています。

 では、「タイの売春婦」には他国では見られない特徴があるのでしょうか。

 前述の「British Medical Journal」の論文では、ドイツ人のタイでのコンドーム使用率はわずか3〜4割しかない、というデータを掲載しています。

 これは簡単には理解しがたいことです。マッサージパーラー(日本でいうソープランド)や置屋といった風俗店で、コンドームを使用しない性交渉がおこなわれているなどということは考えにくいからです。それに、タイは「100%コンドーム・キャンペーン」を成功させたことで有名です。実際、ほとんどの風俗店にコンドームが置かれていると言われています。小学生にも「コンドーム膨らませ大会」などをさせるくらいコンドームが身近にあるこの国で、コンドームを使用しない性交渉をおこなう者が多いなどということは信じがたいことです。
 
 「British Medical Journal」のこの論文で、西洋人がタイでコンドームを使用しない理由を、売春婦を売春婦と見ずに「親密な友達(intimate friends)」と考えていることが問題であると指摘しています。

 しかしながら、これもにわかには信じることができません。風俗店に入って、その女性を売春婦ではなく、「親密な友達」とみることなどあるのでしょうか。

 タイには、風俗店で勤務する売春婦以外に、バーやレストラン、コーヒーショップ、ホテルのロビー、ストリートなどで客をとるフリーの売春婦(Independent Sex Workers)が大勢います。

 西洋人が「親密な友達」とみるのは風俗店に勤務する売春婦ではなく、フリーの売春婦ではないか、GINAはそのように考えて、彼女たちに対する調査をおこないました。


A 方法

 GINAが4人のタイ女性を雇い、実際にフリーの売春婦200人に聞き取り調査をおこないました。対象となった売春婦は、バンコク、パタヤ、プーケットのバーやレストランで外国人をターゲットにしているフリーの売春婦です。

 調査方法は、タイ語で質問事項を記載したアンケート用紙を用いました。質問は27問で、ほとんどが選択式ですが、一部自由記述の欄も設けています。(アンケート用紙)
 
 質問内容は、かなりプライベートなことまで聞いていますので、どれだけ正確に記載してくれたかは分かりませんが、GINAのスタッフはできる限りプライバシーに配慮して尋ねるようにしました。


B 結果

A. フリーセックスワーカーのプロフィール

1) 年齢

 有効回答数は200人。平均年齢は29.2歳。20代未満が4人、20代が119人、30代が60人、40代が15人、50代も2人いました。50代のふたりは、平均すると一週間にひとり程度の顧客しかとっていませんが、売春行為が貴重な収入源になっているそうです。


2)未婚・既婚

 有効回答数は200人。100人が未婚(50%)、既婚が67人(33.5%)、離婚者が33人(16.5%)でした。既婚者が多く、全体の3分の1を超えていることに驚きます。


3) 子供

 有効回答数は195人。子供がいる者が130人、いない者が65人です。3人に2人は子供がいるということになります。既婚者と離婚者をあわせても100人にしかなりませんから、いかに未婚の母が多いかということが分かります。


4) 出身地

 バンコクを含む中央部が27人、北部が39人、南部が11人、東部が5人、そして予想通りイサーン(東北部)が118人と、およそ6割がイサーン地方出身でした。


グラフ4 フリーの売春婦の出身地

 ここで、人口比及び一人当たりのGDP(GRP)と比較してみましょう。

人口比(%) SWの割合(%) 1人あたりのGDP(バーツ)

北部 18.8 19.5 52,860
イサーン 33.8 59.0 33,903
中央部 28 13.5 170,147
東部 6.1 2.5 250,004
南部 13.3 5.5 78,684


表1 タイの地域別の人口、売春婦の数、一人当たりのGDP
注)1人あたりのGDPは、Thailand's state economic-planning agencyのNESDB National Economic and Social Development Boardが公表している2005年のデータ


 人口比と比較したときに、イサーン出身者が圧倒的に多いことが分かります。そしてイサーン地方では、一人当たりのGDPが33,903バーツ(約10万円)しかありません。要するに「貧困」が売春につながっているということです。

 他の地域をみてみると、イサーンと同様、以前は貧困が深刻な状態であると言われていた北部では、人口比とセックスワーカーの割合がほとんど同じとなっています。これは、イサーンが以前と変わらず貧しい状態にあるのに対し、北部ではここ5年から10年で経済状態がよくなったことと関係しているのかもしれません。ただ、1人あたりのGDPは依然、52,860バーツ(約16万円)しかありません。

 タイのなかで裕福な地域とされている中央部及び東部では人口比に対するセックスワーカーの比率が少なくなっています。尚、中央部の一人当たりのGDPは、17万バーツとなっていますが、これをバンコク及びその周辺県だけでみると、276,027バーツ(約83万円)となります。


5) 恋人の有無

 現在結婚していない者(未婚者+離婚者)133人のうち、恋人がいると回答したのが51人(38%)、いないと回答したのが82人(62%)でした。結婚している者が67人ですから、これに未婚で恋人がいる者51人を加えると118人(59%)となり、およそ6割の売春婦は特定のパートナーがいるのにもかかわらず売春行為をおこなっているということになります。

 未婚で恋人がいると答えた51人にはその恋人の国籍を尋ねています。タイ人が14人、西洋人が32人、日本人は6人、その他が5人となりました。これらの合計は51人を超えますが、これは、一部の回答者が複数回答しているからです。

例えば、タイ人の恋人と西洋人の恋人がいるという答えや、西洋人と日本人という答えもありました。また、その他については中国人と答えたのがひとりで、残りは「気にしない」(バンコク勤務ナコンサワン県出身33歳)、「忘れた」(バンコク勤務パッタニー県出身18歳)、「世界中に恋人がいる」(プーケット勤務ランパーン県出身25歳)、「まだ聞いていない」(バンコク勤務チェンライ県出身25歳)、となっていました。

6) 勤務地域

 今回協力が得られたフリーの売春婦は、バンコクが161人、パタヤが23人、プーケットが17人です。200人のなかで、マッサージパーラーやゴーゴーバーでも働いており、そういった本来の(?)職場以外でも、顧客を求めている女性が65人、そういった風俗店には所属せずに完全にフリーの売春婦が135人でした。


B. フリーセックスワーカーの売春の実態

1) 一週間の顧客数

 有効回答数194人。7人以上と回答したのが14人(7.2%)、4人から6人が60人(31%)、2人から3人が72人(37%)、1人以下が48人(25%)でした。3人に2人以上が、1週間に2人から6人の顧客をとっていることになります。


2) 売春行為にコンドームを使うか

 この質問では、コンドームの使用頻度を、「いつも使う」(100%)、「だいたい使う」(70-99%)、「ときどき使う」(40-69%)、「あまり使わない」(1-39%)、「まったく使わない」(0%)の5段階で尋ねています。


@ 腟性交の場合

 有効回答数200人。「必ず使う」が150人(75%)、「だいたい使う」が11人(5.5%)、「ときどき使う」が34人(17%)、「あまり使わない」が3人(1.5%)、「まったく使わない」が2人(1%)という結果になりました。


A オーラルセックス(フェラチオ)の場合

 有効回答数193人。「フェラチオはしない」が37人(19.2%)、「必ず使う」が73人(38%)、「だいたい使う」が8%(4.1%)、「ときどき使う」が46人(24%)、「あまり使わない」が22人(11%)、「まったく使わない」が7人(3.6%)となりました。

 90年代の半ば、タイが「100%コンドーム・キャンペーン」に力を入れていた頃のセックスワーカーのコンドーム使用率は95%以上と言われていました。2006年9月9日のBangkok Postの記事では、90%にまで落ちてきているというコメントが載せられていましたが、その数字と比べても、今回のデータの75%は少ないように思います。風俗店の場合、店側がコンドームを用意していますが、フリーの売春婦の場合は自分で、もしくは顧客に用意してもらう必要があるため、それだけ使用率は下がるのでしょう。

 しかしながら、この数字は、UNAIDSが2006年のレポートで発表した、北タイの売春婦のコンドーム使用率が51%というデータよりは大幅に高いと言えましょう。

 次に、オーラルセックス(フェラチオ)でのコンドーム使用率ですが、これは「オーラルセックスをしない」と「常にコンドームを使用する」を合わせると、57%となります。日本の風俗店ではオーラルセックスでコンドームを用いないことが多いようですから、日本よりもタイのフリーの売春婦の方が感染予防の知識が高いということになるかもしれません。

 また、調査結果のなかに、「フェラチオが好きなのは日本人。ファラン(西洋人)は人による。インド人やアラブ人はフェラチオを求めてこない」(バンコク勤務ウドンタニ県出身24歳)、という回答もありましたから、フェラチオの嗜好性に国民の違いがあるのかもしれません。

 「コンドームを使用しない」、と答えた売春婦にはその理由を尋ねています(複数回答可)。回答者は126人です。「常にコンドームを使用する」と答えたのが75%なのに、この設問に回答している者が全体の50%を超えるのは、「現在は常に使うが以前は使っていなかった。あるいは常に使うのだがたまたま使えないときがあった」という状況であろうと思われます。

 やはり回答で最も多いのが「顧客がコンドームの使用を拒否する」です。ついで、「コンドームを使うと気持ちがよくない」という回答が多いのですが、売春行為で快楽を求めているということは興味深いと言えましょう。三番目に多いのが「装着するときにムードが壊れる」です。「気持ちがよくない」と「ムードが壊れる」という回答を考えると、外国人の顧客だけでなく、フリーの売春婦自身も「親密な友達(intimate friends)」を求めているのかもしれません。

 その他で、具体的な理由を書いてくれた回答者が何人かありました。この理由が大きくふたつに分かれ、ひとつが「コンドームを使わなければお金をたくさんもらえるから」(バンコク勤務ノーンカイ県出身20歳)というものです。もうひとつは、「お客さんとは長いつきあいだから」(バンコク勤務コーンケン県出身39歳)のような意見です。
 
 風俗店に勤務するセックスワーカーなら、通常は店に置いてあるコンドームを使うことができます。では、フリーのセックスワーカーはコンドームを所持しているのでしょうか。

 この質問については有効回答数199人。「いつも所持している」が104人(52%)、「だいたい所持している」が12人(6%)、「ときどき所持している」が27人(14%)、「めったに所持しない」が22人(11%)、「所持しない」が34人(17%)となりました。

3) 性感染症に罹患したことがあるか

 有効回答数が165人と最も回答率の低いのがこの設問でした。何らかの性感染症に罹患したことがあると答えた者が65人、ないと答えた者が100人でした。内訳をみると、HIVが1人、B型肝炎が5人、腟カンジダ症が15人、腟トリコモナスが49人でした。

 日本では最も多いクラミジアが0人、淋病が0人でした。これについて、GINAのタイスタッフのひとりは、「タイではクラミジアなんていう病気を知っている売春婦はほとんどいない。症状もほとんど出ないことから考えると実際に感染している女性は少なくないと思われる。淋病も症状がでなければ本人は気付かないから実際は感染している者もいるに違いない」、と言います。

 今回の設問全27問のうちで、おそらくこの設問に対する回答が最も信憑性が低いのではないかと思われます。同世代の女性が差し出したアンケート用紙に「性感染症に罹患したことがあるか」と聞かれて、あったとしてもなかなか正直には回答できないのかもしれません。

 次に、「性感染症の罹患率」と「一週間の顧客数」の関係を見てみましょう。

 1週間に7人以上の顧客をとっている売春婦では、58%が「性感染症に罹患したことがある」と答えており、これは理解できることです。売春の回数が増えれば増えるほど、それだけ性感染症に罹患するリスクも増えるからです。

 ところが、1週間の顧客数が6人以下の場合、顧客数が多ければ多いほど、性感染症に罹患した経験が少なくなっているのです。これはにわかには理解しがたいことです。ここで、グラフ11-bを参照してみてください。これは、第15回国際エイズ会議で発表された、サンクトペテルブルグの売春婦の顧客数とHIVの罹患率の関係を示したグラフです。

 では、なぜ、GINAが調査をおこなったタイのフリーの売春婦では、「顧客数が少ないほど性感染症の罹患率が高い」、という一見理解しがたい結果がでたのでしょうか。

 おそらく、その理由のひとつが、「ひとりの顧客と親密な付き合いをする」ということだと思われます。

 今回調査対象とした、バンコク、パタヤ、プーケットはいずれもリゾート地で長期滞在者が少なくありません。バンコクをリゾート地というには無理があるかもしれませんが、実際にバンコクに当てもなく長期滞在している外国人は少なくありません。

 長期滞在している外国人のなかには、特定の売春婦と長時間行動を共にする者も大勢います。パタヤを拠点に活動している20代のあるセックスワーカーはこのようにコメントしています。

 「あたしはひとりの客と何日も過ごすのが好きなの。だってその方が安全だし楽しいんだもん。先週は金払いのいい日本人が、一週間連続で毎日3000バーツ(約9千円)もくれたのよ」

 たしかにこの女性が言うように、金払いがよくて安全な顧客と毎日過ごす方が効率はいいでしょう。ただし、「安全な」というのは、暴力をふるわれたり金品を盗まれたりしない、という意味です。

 性感染症という観点から考えれば、このように親密な関係になるのはむしろ危険と言えるでしょう。何日もの時間を過ごすうちに、情がわいてきて、ついついコンドームを使わないようになるかもしれないからです。これが、「親密な友達(intimate friend)」ということなのかもしれません。

4) 性感染症の検査を受けているか

 定期的な性感染症の検査を受けているかという質問に対する有効回答数は198人。「月に一度以上受けている」が21人(11%)、「2,3ヶ月に一度受けている」が89人(45%)、「年に1,2回受けている」が74人(37%)、「受けたことがない」が14人(7%)でした。

 この数字を見れば、積極的に性感染症の定期的な検査を受けている者は少なくない、ということになるでしょう。

 しかし、200人のうち、65人はマッサージパーラーやゴーゴーバーでも働いているという背景があります。通常、こういった風俗店では最低でも3ヶ月に一度は性感染症の検査を義務づけているそうです。

 では、風俗店には所属していない完全にフリーの売春婦でみてみると、「月に一度以上」は0%、「2,3ヶ月に一度」が34%、「年に1,2度」が55%、「受けたことがない」が11%ということになります。しかも、この質問は、本来、症状のないときに「検査」目的で受診しているかどうかを聞きたかったのですが、結果としては、何か症状が出現してから「治療」目的で受診した者も含まれてしまったため、純粋に「検査」目的でどれだけの者が受診しているのかが分かりませんでした。この調査の問題点のひとつです。

5) どんなセックスをしているか

 腟性交、オーラルセックス、アナルセックスのうち、どれをしているか(複数回答可)を尋ねています。回答者は199人。「腟性交のみ」が185人(93%)、「腟性交+オーラルセックス」が5人(2.5%)、「オーラルセックスのみ」が5人(2.5%)、「腟性交+アナルセックス」が1人(0.5%)、「腟性交+オーラルセックス+アナルセックス」が3人(1.5%)となりました。


6) コンドームなしのセックスの強要

 コンドームを用いないセックス(腟性交)を強要されたことがあるか、という質問です。有効回答数は191人。「ある」と答えたのが129人(68%)、「ない」と答えたのが62人(32%)です。

 次は、コンドームを用いないオーラルセックス(フェラチオ)を強要されたことがあるか、という質問です。有効回答数193人。「ある」が131人(68%)、「ない」が62人(32%)です。

 腟性交、オーラルセックスとも、3人に2人が強要されたことがある、と答えています。この数字からも、フリーの売春婦という仕事がどれだけ危険かということが分かります。


 
7) 収入 

 彼女たちの月収について尋ねています。有効回答数は193人。平均はおよそ1万7千バーツ(約5万円)ですが、差は少なくなく、月収が5千バーツ未満(約1万5千円以下)と答えたものが13人(7%)だったのに対し、5万バーツ以上(約15万円以上)と答えた者が11人(6%)いました。

 タイの大卒の初任給が1万から2万バーツ程度ですから、彼女たちの平均月収は決して低くないと言えます。今回の調査では、彼女たちの最終学歴を聞いていませんが、セックスワーカーのなかには小学校しか卒業していない者も少なくなく(義務教育は中学までですが貧困から中学に行けないことが珍しくないのです)、最終学歴が小学校、あるいは中学を卒業していたとしても、そういった女性が売春以外で働けるようなところ、例えば単純作業の工場やレストランのウエイトレスなどでは、せいぜい5千から6千バーツが相場だと言われています。そういったことから考えても、貧困が売春の原因になっていると言えるでしょう。


 今回の調査では質問していませんが、彼女たちのなかには顧客から携帯電話や服などを買ってもらう者も少なくありません。「売春婦にプレゼントなんてどうして・・・」と疑問に思えますが、彼女たちが顧客にとって「親密な友達(intimate friends)」になっている場合はプレゼントも珍しくないのです。

 ここで、タイの経済学について試算をしてみましょう。仮にタイ全域の売春婦の月給が平均1万7千バーツとして、タイ全域に30万人の売春婦がいると仮定すると(実際はもっと多いという説もありますが)、合計51億バーツ(約150億円)となります。これに12をかけて年収ベースで計算すると、612億バーツ(約1840億円)となり、タイのGDPがおよそ7兆バーツですから、彼女たちの収入はGDPのおよそ0.9%に相当するということになります。

C フリー・セックスワーカーの意識

1) どこの国の顧客が好きか

 有効回答数199人。回答は複数回答です。

最も多いのが西洋人で154人です。

彼女たちの大半は、「コン・タイ(タイ人)」「コン・ファラン(西洋人)」「コン・イープン(日本人)」などの表現を使いますから、西洋人を細かく分けて聞くことはしていません。

2位が日本人の26人で、西洋人に比べると大幅に少ないと言えます。
最近、バンコクやパタヤに買春目的で旅行する日本人が増えているようですが、そんな日本人たちは必ずしも彼女らから好んで受け入れられているわけではないということを示しています。


2) 顧客を恋人にしてもよいか

 有効回答数197人。「イエス」と答えたのが152人で77%、「ノー」と答えたのが45人で23%です。


3) 顧客と結婚してもよいか

 有効回答数197人。「イエス」と答えたのが161人で82%、「ノー」と答えたのが36人で18%でした。

 もう少し詳しくみてみましょう。「恋人にはなれないけれど結婚はできる」と答えた者が16人、「恋人にはなれるが結婚はできない」と答えた者が9人、「どちらも考えられない」と答えたのが26人、という結果となりました。


 「顧客を恋人にしてもよいか」、「顧客と結婚してもよいか」、いずれの質問に対しても「イエス」と答えた者があまりにも多いことに驚かされます。彼女たちの大半がこのように考えていることの良し悪しは別にして、彼女たちのこういった意識が、外国人に対し売春婦ではなく、「親密な友達」と思わせるようになり、それがコンドームを用いない性行為につながっているのではないかと思われます。


 それにしても、こういった感覚はタイのフリーのセックスワーカーに特徴的なものなのでしょうか。今回は比較調査をおこなっていませんが、マッサージパーラーや置屋といった風俗店に勤務するタイのセックスワーカーの意識と比べてみたいものです。また、他の国のセックスワーカー、例えば日本の風俗嬢の意識と比較してみるのも興味深いかもしれません。

5) 「売春」という仕事は嫌いか

 有効回答数194人。ほとんどのセックスワーカーが「嫌い」と答えるのかと思いきや、「嫌い」はわずか15人(8%)。「それほど嫌いではない」が147人(76%)。「好き」と回答した者も32人(16%)いました。


6) 充分なお金があれば「売春」をやめるか

 有効回答数196人。「やめる」と答えた者が176人(90%)、「やめない」と答えた者が20人(10%)となりました。20人ものセックスワーカーが「やめない」と答えていることに驚かされます。

 この質問では「やめない」理由も尋ねています。「楽しいからやめない」(バンコク出身バンコク勤務30歳)、「この仕事ができて幸せ」(パッタニー県出身バンコク勤務18歳)、「楽しいだけでなくたくさんお金がもらえる」(ブリーラム県出身バンコク勤務24歳)、「この仕事が大好き」(バンコク出身プーケット勤務26歳)、「もっとこの仕事を知りたい」(チェンマイ出身バンコク勤務25歳)、などの答えが相次ぎ驚かされます。


7) 性感染症に対する知識

 次の5つの質問をしています。

@ HIVはオーラルセックスでも感染することがある
A 子宮頚癌の原因は性感染症ではない
B 性交渉でB型肝炎に罹患することがある
C 性交渉でC型肝炎に罹患することがある
D 性交渉でA型肝炎に罹患することがある
E 性交渉でE型肝炎に罹患することがある


 ?@につ@については、正解は「イエス」ですが、有効回答数196人のうち正解者は166人と85%の正解率でした。これは高い正解率と考えていいのではないかと思われます。

先に述べたように、「オーラルセックスはしない」と「オーラルセックスをするときはいつもコンドームを用いる」を合わせると57%という数字になりましたが、彼女らはオーラルセックスでもHIVに感染するという事実を知っているためにこのような高い数字になるのでしょう。

 参考までに、2006年9月12日のnewsclip.be(http://www.newsclip.be)によりますと、バンコク都内バンラック地区の病院が、「同病院を受診してHIVに感染していることが分かった男性のうち10人に1人が口腔性交による感染であった」、と報告しています。この報告を受けて、タイ保健省はオーラルセックスの際にもコンドームやデンタルダム(女性器にあてる薄いシート)を使うよう呼びかけています。

 子宮頚癌はHPV(ヒトパピローマウイルス)の性感染により発症しますから、?Aの正Aの正解は「ノー」です。有効回答数194人のうち、正解者は80人で41%の正解率でした。(タイの女性にとって、子宮頚癌は最も罹患率の高い悪性腫瘍であり、人口10万人あたりの患者数は約20人です)
 
 B型肝炎は、ときに劇症化し致死的となりますから非常に重要な性感染症のひとつです。?Bの正Bの正解は「イエス」となります。有効回答数192人で、正解は114人、正解率は59%となります。

 C型肝炎は、劇症化はまれですが、感染すると大部分は慢性化し、放置しておくと肝硬変、さらには肝癌になることもあります。B型肝炎に比べると感染率は低く、少し古い医学の教科書には「性感染はない」と書いてあるものもあります。最近は「性感染する」という見方が有力ですから、この設問の正解は、一応は「イエス」ですが、正解率が高くなくても止むを得ないでしょう。もっとも感染経路は(母子感染を除けば)B型肝炎とほぼ同じですから、B型肝炎の知識を持ち、適切な予防をおこなっていれば特にC型肝炎の対策をする必要はありません。有効回答数192人、正解者53人、正解率28%です。

 A型肝炎は経口感染であり、ウイルスは糞便に混入していることから、「肛門性交で感染しやすい」、という特徴があります。ただ、感染力は極めて強く、わずかなウイルスが手に付いただけで他人に感染させるリスクがあります。E型肝炎は、A型肝炎ほどは感染力が強くないもののA型肝炎と同様の感染経路をもちます。この肝炎ウイルスは日本ではそれほどありませんが、東南アジアでは珍しくないために質問に入れてみました。?D?EとD?EともEとも一応正解は「イエス」ということになり、両質問とも有効回答数は191人。正解者はそれぞれ48人、50人、正解率はそれぞれ25%、26%です。

 実は、性感染症の知識を問う質問は他にもいくつか用意していたのですが、クラミジアや淋病といった他の性感染症に対する知識が乏しく、質問に答える以前にその病名を知らない者が非常に多いということが調査を開始してから分かりました。これは今回の調査の反省点のひとつで、次回調査をおこなうことがあれば、「病名を知っているか」という質問から始めたいと考えています。


C 結論

1) 貧困が売春の原因である 

 なぜ買春をおこなうのか、この理由はたしかにいくつも存在すると思われますが、「貧困が買春の最大の理由である」ということを曖昧にすれば事の本質が見えなくなってしまいます。

 実際、今回調査した売春婦のうち90%が「充分なお金があれば買春をやめる」と答えています。また、59%に配偶者もしくは恋人がおり、67%に子供がいるというデータを見ても、貧困があるからやむをえず買春をしている、という現実が見えてくるといえるでしょう。

 さらに、タイで最も貧しい地域である東北地方(イサーン地方)出身者が58%、その次に貧しい北部の出身者が19%であり、今回調査した売春婦の4人に3人以上がこのどちらかの出身ということになります。


2) フリーの売春婦は脆弱(vulnerable)な存在

 約4割がこれまでに何らかの性感染症に罹患したことがあると回答しており、またコンドームを用いない性交渉を顧客に強要されたことがあると答えた者は68%にも昇ります。また、コンドームを使わないことがあると答えた者が挙げる理由で最も多いのが「顧客が使用を拒否する」というものです。

 風俗店の場合は、顧客の乱暴に対して店がある程度は売春婦を守ると思われますが、フリーの売春婦は、危機管理の責任はすべて本人に帰せられ、かなりのリスクを背負わなければならない脆弱(vulnerable)な存在であると言えるでしょう。


3) 低くない性感染症の知識

 オーラルセックス(フェラチオ)の際、コンドームを常に使用すると答えた者が57%と、これは日本の性風俗と比べてみても決して低くはない数字だと思われます。腟性交では75%が常にコンドームを使用していること答えています。これはバンコクの風俗店が90%であることと比較すると少ないですが、北タイでは51%(UNAIDS 2006年)であることを考えると、性感染症予防の意識は低くはないと言えるでしょう。

 また、87%が、「オーラルセックスでもHIVに感染することがある」と回答しています。

 これは、少なくともHIVに関しては感染予防の知識が低くないと言えるのではないでしょうか。

 ただ、クラミジアや淋病といった自覚症状の出現しにくい性感染症に関しては病名すら知られていない可能性もあり、今後彼女らに対する性感染症予防の啓発は必要となるでしょう。


4) 「親密な友達」

 今回の調査ではフリーの売春婦だけを対象としており、いわゆる風俗店に勤務する女性に対しては調査をしていないため比較ができませんが、タイのフリーの売春婦は顧客と「親密な友達(intimate friends)」になりやすいのではないかと思われます。

 77%が「顧客を恋人にしてもよい」と回答し、82%が「顧客と結婚してもよい」と答えています。なかには、「恋愛のためでなくお金のためだけにやっている」(バンコク勤務28歳、スコータイ県出身)とはっきりと意見を述べる女性もいましたが、大多数が顧客を恋人や結婚相手の対象ともみており、今回の調査には含めていませんが、「過去に顧客と交際したことがある」とコメントした女性も少なくありません。

 また、10%は「充分にお金があったとしても買春を続ける」と回答していることにも驚かされます。その理由も「楽しい」「幸せ」「この仕事が大好き」などが目立ち、彼女たちのこのような意識が、顧客とより親密な関係になる要因であると思われます。


5) この調査の限界と今後の展開

 今回の調査では「外国人の顧客にとって、フリーの売春婦が“親密な友達”となり、それがコンドームを用いない性交渉につながっているのではないか」という予想を立てましたが、これを科学的に実証するにはフリーでない、つまり風俗店に勤務する女性との比較調査が必要になりますが、今回はそれをおこなっていません。

 性感染症に関する調査は信憑性に乏しいと思われます。検査については、調査の意図は「定期的に検査目的で(症状がなくても)クリニックを受診しているか」というものだったのですが、回答の多くは「検査目的ではなく治療のために受診した場合」も「イエス」と回答していることが分かりました。また、性感染症の知識を問う項目では、質問の難度が高すぎたことが分かりました。次回は、たとえば「クラミジアという病気を知っていますか」といったような質問から始めるべきだと思われます。

 冒頭で述べたように、フィンランド、オーストラリア、ジャージー島といった先進国のHIV増加はタイが原因であると公的なコメントが発表されたことが問題となっています。今回の調査結果は、それを裏付けるものとなった可能性はありますが、きちんと実証するためには他国の売春婦と比較しなければなりません。GINAの今後の課題としたいと思います。


D 参考 フリーの売春婦の性に対するモラルについて ―大学生との比較―

 この調査は、2005年にソンクラー大学公衆衛生学教室でおこなわれた大学生(男性37人、女性106人、合計143人)に対する意識調査と同じ質問を、フリーの売春婦に対しておこなったものです。

 質問した内容は以下の通りです。各質問に対して、「強く賛成」「賛成」「どちらでもない」「反対」「強く反対」の5つのうちからひとつを選択してもらっています。

@ 10代の性交渉は問題ない
A 大人は10代の性交渉に干渉すべきでない
B 婚前交渉はいい経験だ
C 10代の売買春は個人の権利だ
D 10代でも恋人がいて当然だ
E 性行為によってリラックスできる
F コンドームを使うのは不快だ
G 公衆の面前でキスやハグをおこなうことに問題はない
H 自分の配偶者が結婚前に他人と性交渉をもっていてもかまわない
I 本物の恋愛に性交渉は不可欠である

 結果は以下のようになりました。上のグラフが売春婦200人に対する結果、下のグラフ
は大学生に対するものです。

 データを比較してみると、「性行為によってリラックスできる」、「コンドームを使うのは不快だ」、「公衆の面前でキスやハグをおこなうことに問題はない」の3つの質問に対する回答は両者間でそれほど差はありません。

 一方、「10代の性交渉に問題はない」、「大人は10代の性交渉に干渉すべきでない」、「婚前交渉はいい経験だ」、「10代の売春は個人の権利だ」、「10代で恋人がいても当然だ」、「自分の配偶者が結婚前に他人と性交渉をもっていてもかまわない」、「本物の恋愛に性交渉は不可欠である」は、両者の間で大きな差が認められました。

 特に、「本物の恋愛に性交渉は不可欠である」は、売春婦の84%が「強く賛成」もしくは「賛成」と答えているのに対し、大学生ではわずかに4%です。性交渉を生業としている売春婦と保守的なタイの大学生では生活スタイルがまったく異なるでしょうが、それでも同世代のタイ人の間にこれほどの大きな差があることは興味深いと言えるでしょう。

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3) 日本人はフェラチオ好き


@タイと日本のフェラチオ事情

 以前、地元の研究者や保健師らと共に、タイのある地方都市の置屋を訪問しセックスワーカーにインタビューしていたときの話・・・。

 地方から出稼ぎに来ているという19歳のセックスワーカーは(タイでは地方から地方にセックスワーカーとして出稼ぎにでることが多い)、私が日本人だとわかるとニッコリと笑みを浮かべてこう言いました。

「日本人はほんとにフェラチオが好きね。それもほとんどの日本人はコンドームをしたがらないわよ・・・」

 何と答えていいか分からずに呆然とするしかなかった私に、彼女は、私が彼女のタイ語を理解していないと思ったのか、はにかみながらも口をあけてフェラチオをするポーズをとりました。そんな思い切ったポーズをとった後、やはり恥ずかしかったのでしょう。真っ赤になった顔を両手で覆い、恥ずかしさを紛らわすために笑い出しました。

 私が二の句を告げずにいたのは、彼女のタイ語が分からなかったのではなく、このような外国人がほとんどいない地方都市に日本人が買春のためにやって来ているということにまず驚いたのです。その次に、初対面の女性にこんなことを言われてどう答えていいのか分からなかったのです。おそらく、彼女がすぐに恥ずかしく感じたのも、私が彼女の「客」ではなく「普通の日本人」だということを思い出したからでしょう。

 彼女と彼女の同僚のセックスワーカーは、口をそろえて日本人はフェラチオ好きだと言います。彼女らによると、フェラチオには国民性があるらしく、中東人はオーラルセックスを(フェラチオだけでなくクンニリングスも)まったくしないそうです。西洋人は人によると言います。タイ人やマレーシア人の場合は、日本のアダルトビデオが好きな男はフェラチオを求めてくるそうです。

 しかし、フェラチオのときにコンドームをしたがらないのは彼女らによると日本人だけだと言います。

 私が、日本のセックスワーカーの多くはコンドームなしのフェラチオをさせられている、という話をしたところ、彼女らは真剣な顔をして、「それは危険すぎるわ。日本人の女の子がかわいそう・・・」と言いました。私からすれば、両親を助けるために1回の価格がわずか900円ほどで(その半分が彼女らの手取り)、売春を半ば強要されている彼女らが日本人のセックスワーカーに同情しているその様子に、不思議な感覚を抱きました。

 以前、私が主宰するNPO法人GINA(ジーナ) が、バンコク、パタヤ、プーケットで活動するフリー(個人営業)のセックスワーカーに調査をしたことがあるのですが、そのなかで200人のセックスワーカーに「フェラチオでHIVに感染するか」という質問をしました。

 その結果、全体の85%のセックスワーカーが「する」と答えています。これはもちろん正解で、非常に稀ではありますが、フェラチオでもHIVに感染することはあります。タイでは、フェラチオを含めたオーラルセックスの感染が少なくないと言われていますし、日本にもフェラチオでHIVに感染したセックスワーカーの事例があります。(これについては拙書『今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ』 でもとりあげています)

 つまり、タイのセックスワーカーの多くは、「コンドームなしのフェラチオは危険」ということが分かっていて、仕事上フェラチオをせざるを得ないときには当然のこととしてコンドームを用いるのです。

 しかし、日本人男性の顧客が「フェラチオはコンドームなしが当然」と考えており、さらに日本人のセックスワーカーも、(おそらく不本意に)コンドームなしのフェラチオを強制されているというわけです。


A 危険なフェラチオ

 さて、愛し合うカップルが、あらかじめお互いに性感染症に罹患していないことを確認した上でコンドームなしのフェラチオをおこなうことにはまったく問題がないと思われますが、相手が何か感染症を持っているかもしれないとき、あるいは不特定多数を相手とするセックスワークをおこなっている女性(男性も)がコンドームなしのフェラチオをおこなえば危険が伴います。

 日本でもフェラチオでのHIV感染は非常に稀ながらもありますし、他の性感染症も感染しうることはよく知られています。おそらく代表的なのが淋病とクラミジアでしょう。しかし、これらは「治る病気」ですし、普通は重症化しません。淋病やクラミジアが子宮けい部(子宮の入り口)に感染した場合、早期に治療を開始しなければ、ときにおなかの奥の方にまで菌が侵入し、腹痛がおこり、場合によっては入院や手術ということもありえます。しかしながら、のどの感染であれば、命にかかわるような状態になることは、普通はありません。

 フェラチオでの感染で最も危惧すべきなのはおそらく「B型肝炎」でしょう。B型肝炎ウイルスはHIVなどとは異なり、感染力が極めて強いのが特徴です。実際に(日本の)セックスワーカーのなかにも、客からフェラチオでB型肝炎に感染し入院したという女性は、ものすごく多いというわけではありませんが珍しくはありません。

 そして、B型肝炎ウイルスはときに「死に至る病」となります。急性肝炎をおこせば、かなりの確率で入院しなければなりませんし、もしも急性肝炎が劇症肝炎と呼ばれる状態に移行すれば、致死率はかなりのものとなります。急性肝炎の状態から回復して元気になったとしても、何割かはウイルスが消えずに体内に残ることになります。そしてこうなればかなり長期にわたって(あるいは生涯)、強い薬を飲まなくてはなりません。そして、今度は「フェラチオを含む性的接触で他人にB型肝炎ウイルスをうつしてしまうかもしれない」という状態になります。

(したがってB型肝炎はなんとしても防がなければならない感染症ですが、ワクチンを打っておけば感染することはありません。これについては機会を改めてお話したいと思います)

 淋病、クラミジア、B型肝炎ウイルス以外にも、梅毒やヘルペスなども、コンドームなしのフェラチオで感染することがあります。

 さて、フェラチオで性感染症のリスクがあることが分かったとしても、セックスワーカーのなかには、「それは分かるけど現実はコンドームなんてできないし・・・」と考えている人もいるでしょう。

 理想論を言っているだけでは仕方がないので、コンドームなしのフェラチオをせざるを得ないときの対処について考えていきましょう。

 まず、男性(顧客)には、接客の前にトイレに行ってもらうのがいいでしょう。淋菌やクラミジアは尿道に棲息していますから、排尿をすればかなりの菌が尿と一緒にでていきます。その次に考えるべきことは、できるだけ喉の奥にペニスを入れないことです。よく言われるように、射精の前に分泌される透明の分泌液(カウパー腺液)にも病原体は含まれています。

 そして、射精はできれば口腔外にさせるべきですが、それが無理でも、できる限り舌や歯を使って、精液が喉にいくのを防ぐようにしなければなりません。そしてその後は「うがい」です。


Bうがいにイソジンは使わない!

 前回は、コンドームなしのフェラチオは、いくつかの性感染症のリスクがあり、「上手なフェラチオ」をしなければならないという話をしました。ここで言う「上手なフェラチオ」とは、セックスワークでいえば、"顧客にとっての"上手なフェラチオではなく、"自らの安全を守るための"上手なフェラチオです。

 前回もコンドームなしのフェラチオをするときの注意点をいくつか述べましたが、今回は「うがい」についてお話したいと思います。

「うがい」について、最も大きな誤解は「イソジンを使ったうがい」です。

 イソジン(ポピヨードガーグル)は、結論から言えば、「使わない方がいい!」のです。
 これを意外に思う人がいるかもしれません。実際、医療の現場でも数年前までは「うがいにはイソジンを使いましょう」などと言っていたからです。(今でもイソジンでうがいをすすめている医療機関があるかもしれません)

 これはある研究チームがおこなった「風邪とうがいとの関係」を示したグラフです。縦軸は風邪にかかった人の割合で、横軸は日数です。

 これをみると、ヨード(イソジン)でうがいをした人と、まったくうがいをしていない人は同じような割合で風邪をひいており、水でうがいをしている人が風邪をひきにくいという結果となっています。

 これは一見、奇妙な結果に思えます。なぜなら水には殺菌力がなく、イソジンには強力な殺菌作用があることは明らかだからです。では、なぜ強力な殺菌作用を有するイソジンを使えば、病原体に感染するのでしょうか。

 イソジンはたしかに強力な殺菌作用をもっています。実際、手術の現場では今でもイソジンの強力な殺菌力に期待して、メスをいれる皮膚にたっぷりと塗布します。しかし、その殺菌力が強すぎるがために、のどの正常な粘膜をも傷つける可能性があるのです。もともと人間ののどの粘膜にはある程度の自然防御力があります。そこにイソジンでうがいをおこなえば、その自然防御力を弱めてしまうことが考えられるのです。

 実際、いつもイソジンでうがいをしているという人ののどを綿棒でこすって顕微鏡で観察してみると、軽い咽頭炎をおこしていることがよくあります。咽頭炎というのは分かりにくいと思いますが、分かりやすく言えば、「のどがあれている状態」となっているわけです。このようなのどに病原体が付着すれば簡単に住み着いてしまう可能性が高くなるというわけです。

 実は、イソジンは手術を除けば最近では医療現場ではほとんど使われなくなってきています。外来にはイソジンをいっさいおかない、という医療機関も増えてきています。では、そういう医療機関では傷に対してどのような処置をしているかというと、「水で洗っている」のです。水は滅菌水や生理食塩水を使う必要はありません。水道水で充分!なのです。心配しなくても日本の水道水は厳しい試験に合格しており、水道水を使ったがために病原体に感染するということはありません。

 うがいも同じです。イソジンではなく水で何度もうがいをするのが最も効果的なのです。

 最後にもうひとつ! のどの性感染症は自覚症状が出にくいのが特徴です。もしもあなたが複数のパートナーと交際していたり、セックスワークに従事していたりするのであれば、 定期的な検査を受けることが必要です。ほとんどの病気がそうであるように、のども含めて性感染症の場合も早期発見が何よりも大切なことなのです。
http://www.npo-gina.org/knl/knl-1.html


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4)タイのHIV/AIDS事情

@ どれだけの人がHIV/AIDSに苦しんでいるか

 タイの厚生省の発表では、これまでにおよそ110万人の人がHIVに感染し、50万人以上の人がAIDSで亡くなったとされています。そして現在もHIVに感染し生きておられる方がおよそ60万人もおられます。タイの人口はおよそ6000万人ですから、人口のおよそ1%がHIV感染者ということになります。

 さらに、タイで実際にHIV/AIDSに携わっている人のなかには、この数字は疑わしいと答える人が少なくありません。なかには、実際はこの3〜4倍はいるのではないかと言う人もいます。例えば、タイ北部の田舎の方に行くと、小さな村に何十人もの感染者の方がおられ、たしかにその実態をみると、とても人口の1%程度とは思えません。

 数字からも、潜在的な感染者の多さを伺うことができます。例えば、2004年に新たに見つかったAIDS発症者が49500人なのに対し、AIDSを発症していないがHIVに感染していることが分かった人は19500人です。

 HIVに関心が高い国では、この数字は逆になります。つまり早期発見の重要性を認識している国では、リスクの高い人が積極的に検査をおこなうことにより、まだAIDSを発症する前に感染が分かるのです。日本でも、大阪などの検査を積極的に進めている地域ではAIDS発症者の数は、AIDSを発症していないHIV陽性者の数よりも大きく下回っていますが、それほど早期発見の重要性を認識していない地域ではAIDS発症者の報告数の方が多くなっています。

 タイでは、AIDS発症者の報告の方が圧倒的に多く、また、まだAIDSを発症していないHIV感染者も、そのほとんどはリンパ節が腫れている、熱が下がらない、発疹が出ている、など、なんらかの症状のある人が大半なのです。

 タイでは、一部のマッサージパーラーやゴーゴーバーでは従業員(セックスワーカー)に対し、HIVの検査が義務付けられていますが、その他大半のセックスワーカーや一般市民の間には、積極的に検査を受ける習慣がまだないのです。

 ということは、発見されていないだけで、実際はHIVに感染している人がかなりの数に昇ることが予想されるのです。


A タイにおけるHIV/AIDSの歴史

 タイで一人目の患者さんが確認されたのは1984年の9月で、この患者さんはゲイだったと言われています。その後次々と感染者が報告され、その大半はゲイでした。ちょうど少し前の日本と同様に、当初はゲイの方々の間で一気に広まったのです。
 1987年から88年ごろには、ゲイの方々に加えて、ドラッグユーザーの間で感染が一気に広がりました。これはもちろん、注射針の使いまわしによるものです。

 1989年から90年ごろに、セックスワーカーとその顧客の間で感染が広がるようになりました。同性愛者や薬物常用者に比べると、売春行為をおこなう人は圧倒的に多いと言えます。そのためこの頃から感染者が加速度的に増加しだします。

 セックスワーカーに感染すると、母子感染も起こりえます。実際、1990年から91年ごろには、母子感染が急激に増え社会問題となりました。

 ここで、タイ政府が思い切った方策を打ち立てます。ときの厚生大臣が「100%コンドーム・キャンペーン」を開始したのです。これは、マッサージパーラー(日本で言うソープランドのこと)や売春宿に対して、コンドームを無料配布したのです。また、一部のレストランやバーなどにも無料に配布し、誰でも無料で持ち帰ることができるようにしたのです。

 この「100%コンドーム・キャンペーン」が功を奏し、それまで増加の一途をたどっていた感染者は頭打ちになりました。実際、1993年には軍人の4%がHIV陽性だったのが、2003年には0.5%にまで下がったのです。「100%コンドーム・キャンペーン」は、AIDS撲滅に大きな貢献をしたとされ、世界的にも評価されています。

 ところが、です。実際にフィールドワークをしてみれば、今後も減少していくとは到底思えないのです。最近のデータでは、少なくとも感染者は減ってはいませんし、2005年秋には、感染者の増加を危惧した内容の発表を厚生省がおこないました。

 最近では、都心部の若い世代、それも貧困層ではなく中流階級の間での感染が問題になっていますし、タイで感染する外国人も急増しています(詳しくは「なぜ西洋人や日本人はタイでHIVに感染するのか」参照)。

B タイにおけるHIV/AIDSの感染源

 まずは、上の表をご覧ください。これは1984年から2004年までのタイにおける感染者の感染源を示しています。圧倒的に多いのが、sexual contact、要するに性感染です。次に多いのがIDU、すなわち薬物の静脈注射、つまり針の使いまわしです。そして、母子感染、輸血と続きます。

 実際に何人かの患者さんと話をすれば分かりますが、この統計は、特に性感染と薬物の静脈注射に関しては、ほとんどあてにならないと言った方がいいように思われます。

 なぜなら、患者さんの多くは、それが男性でも女性でも、「自分はどうして感染したか分からない」と答えるからです。つまり、性感染に思い当たることはあるけども、覚醒剤や麻薬の静脈注射の経験もあるし、さらにタトゥーで感染したかもしれない、という人が非常に多いのです。
 では、それぞれの感染源について詳しくみていきましょう。


B−1 タトゥー

 タイでは正確な統計はありませんが、タトゥーを入れることによって感染する症例は決して少なくないと多くの医療従事者は言います。患者さんも、「確信はできないがタトゥーで感染したかもしれない」と答える人は少なくありません。

 では、なぜタトゥーを入れることによってHIVに感染するのでしょうか。

 それはタトゥーショップを見れば一目瞭然です。タイの繁華街では、フルーツ屋や焼鳥屋の屋台と同じように、屋台のようなタトゥーショップが乱立しています。この屋台のショップで、タトゥーを入れることに同意すると、近くの小屋のようなところで施術をおこないます。この小屋が決して(医学的な意味で)清潔と呼べるようなところではなく、感染予防が適切になされているとは思われないのです。

 かつて、日本ではタトゥー(刺青)を入れることによってC型肝炎ウイルスに感染した人が大勢います。それと同じことが、今タイで起こっているのです。感染する病原体がC型肝炎ウイルスだけでなくHIVが加わったというわけです。

 ただ、ここで忘れてはならないのは、タイではタトゥーとは神聖で宗教的な意味があり、タトゥー自体を非難することはできない、ということです。タイでは、政治家や役人、あるいは軍人のなかにもタトゥーを入れる人は少なくありません。タイの寺のなかには彫り師として有名な僧侶もおられます。パトゥムタニ県在住の有名な「カリスマ彫り師(僧侶)」は、アンジェリーナ・ジョリーの背中の「虎」を彫ったことで有名です。


B−2 薬物の静脈注射

 日本で大量に流通している覚醒剤はメタンフェタミンで、輸入先は北朝鮮ではないかと言われています。北朝鮮製かどうかは別にして、日本で流通しているものは品質がよく静脈注射ではなく「アブリ」で使用するユーザーが多いようです。「アブリ」とは、メタンフェタミンをアルミ箔の上で気化させ、それを鼻から吸入するという方法です。(最初は「アブリ」で満足できても、そのうちに耐性ができていずれ静脈注射に移行するという例は少なくありません。)

 それに対し、タイでは、初めから「アブリ」ではなく静脈注射をおこなう人が多いようです。これは日本で流通している良質のメタンフェタミンに対し、タイではそれほど純度の高くないアンフェタミンが使用されるからだという説があります。

 また、覚醒剤だけでなく、麻薬(タイ北部のいわゆるゴールデン・トライアングルは阿片の産地として有名)を静脈注射する人も少なくないようです。

 タイでは、男性どうしが集まって覚醒剤を回しうちする習慣(?)があるそうで、これにより一気にHIV感染が広がったのではないかと言われています。そしてその後みんなで売春宿に行くことも多いそうです。こういったことを繰り返していれば、自分が注射針で感染したのか売春で感染したのか分からなくなるのも無理はありません。

 ただ、ここ数年間は、注射針で感染した人は激減しているのではないかと思われます。タクシン首相が政権を取って以来、薬物に対する取締りが極端に厳しくなったからです。これまでに5000人以上の人が覚醒剤所持の理由で射殺されており、そのなかには冤罪の人も少なくないと言われています。

B−3 性感染(同性愛)


 アメリカでも日本でも、そしてタイでも、HIV感染が最初に蔓延したのは主に男性同性愛者の間でした。まだHIVについて詳しいことが分かっていなかった時代には、AIDSとはゲイの病気ではないか、と思われていたこともあります。
 
 では、なぜゲイの間でHIV感染が広がったのでしょうか。

 その最大の理由は、ゲイの性行為では、コンドームを使わないことが多い(多かった)というものです。妊娠の心配のない男性同性愛者同士の性行為では、以前はコンドームを使用するという意識がそれほどなかったのです。このため、精液を介したHIV感染が広がりやすかったのです。

 次に、男性同性愛者の性行為では肛門を使うことが多いという理由があげられます。腟壁に比べると、肛門粘膜はペニスの挿入によって粘膜からの出血が起こりやすいと言えます。このため血液を介した感染も容易に起こりえるのです。

 さて、タイの同性愛感染ですが、タイという国は、おそらく世界一ゲイに寛容な国といえます。普通の中学や高校でも、クラスの5から10%程度の男性は、自分がゲイであることをカミング・アウトして化粧をして登校しているくらいです。そして、そんなゲイたちは差別されることなく、クラスの男性や女性の友達と仲良くしています。ゲイの人に話を聞くと、ゲイであることが理由で就職差別を受けることもないと言います。(もっとも、この意見には反対する、要するに差別は存在すると言うゲイの人もいます。)

 それだけゲイに寛容な文化がありますから、世界中からゲイが集まってくるのがタイなのです。実際、バンコクやパタヤには「ゲイ・ストリート」と呼ばれる一画があり、この区域では、西洋人とタイ人、日本人とタイ人、なかには日本人と西洋人のゲイどうしのカップルが歩いています。

 もちろん、ゲイであることで差別をうけるようなことがあってはなりません。日本も含めてゲイ同士の結婚を認めない国はたくさんありますし、ゲイであることで不利益を被っている人たちが世界中にたくさんおられるのが現状です。

 ゲイの人たちにとって、タイとは最も住みやすい国なのです。だからこそ、タイのゲイの間でHIVが蔓延するようなことがあってはなりません。ゲイの人たちが社会で差別されることなく平穏に暮らしていけるようになるためにも、正しい知識を普及させセーフティ・セックスを推奨する必要があるのです。

B−4 性感染(異性愛)

 「100%コンドーム・キャンペーン」が施行されて以来、異性間の性交渉によるHIV感染は激減されたとされています。先に紹介した軍人の罹患率のように、きちんと数字で結果が出ているものもあります。

 しかしながら、全体でみれば感染者が劇的に減少したわけではありませんし、最近では再び感染者が上昇していると言われることも多くなってきました。
 その理由をみていきましょう。

 まずは、都心部(バンコク)での若年層の感染です。もともと貞操観念が強いと言われていたタイですが、最近その善き伝統が崩れつつあるようです。大学生の間では、複数の性パートナーを持つ者が増えてきているという報道がありますし、売春をおこなう学生も少なくないとの報道もあります。

 例えば、2004年9月3日のBangkok Postでは、わずか12歳で売春する生徒が増えているという記事が紹介されています。しかも1回の売春価格がわずか1500バーツ(約4500円)だというのです。

 次に、タイでHIVに感染する外国人が急増しているという事実があります。コンドームを使用していればほぼ確実に防げるHIV感染が、なぜ知識のあるはずの西洋人(や日本人)の間に広まるのでしょう。この答えは、タイの複雑な売春事情にあります。

 また、100%コンドーム・キャンペーンがどれほど浸透しているかについて考えてみましょう。たしかに、都心部の大きなマッサージ・パーラーや売春宿ではコンドーム着用が義務付けられています。

 しかしながら、これが地方の小さな売春宿に行けばどうでしょうか。1回の売春価格が数百円の売春宿で、3個入りおよそ100円のコンドームがどれほど使われているでしょうか。政府から支給があるといっても、そもそもタイでは売春は違法行為なのです。(売春禁止法がきちんと制定されたのは1996年ですが。)売春宿でのHIV感染を防ぐために、行政の協力が必要だけれども、コンドームを配布すれば売春を認めてしまうことになるのです。ここに、コンドーム・キャンペーンの限界があります。

 また、マッサージ・パーラーや売春宿ではなく、フリーで客をとっている売春婦はどうでしょうか。コンドームを購入するほど金銭的な余裕がない女性もいるでしょうし、客がいつもコンドームを持ち合わせているとは限りません。


 次に、どのような職業の人がHIVに感染しているかをみてみましょう。

 これは、タイにおけるHIVの職業別感染者の割合を表したものです。第1位はgeneral hiring、つまり一般の会社員やOLということになります。第2位がunemployment(失業者)でここまではいいでしょう。

 第3位はpriestとなっています。タイは仏教国ですから、priestとは牧師ではなく僧侶です。タイは小乗仏教の国ですから、僧侶は結婚や性交渉はもちろん、女性に触れることも禁止されています。にもかかわらず第3位なのです。

 これは何を意味するのでしょうか。おそらくこのなかには同性愛による性感染も含まれているでしょう。しかしながら、それだけではないはずです。タイの新聞ではときおり、僧侶が少女にイタズラなどといった記事が掲載されていますし、最近も、ある僧侶が売春婦を殺害したという事件があるマスコミに報道されました。

この僧侶は、自分が性的不能で満足いく性行為ができなかったことで売春価格を値切ろうとしたのですが、売春婦がそれを拒絶したために、逆上してこの売春婦を殺害したそうなのです。そしてこの売春婦はこの僧侶の常連の相手であり、HIV陽性だったのです。

 タイの仏教は世界的に有名であり、タイの僧侶はほぼすべての国民から崇拝されていますが、なかには性交渉によりHIVに感染するものもいるという事実は注目すべきでしょう。


B−5 家庭内感染・母子感染

 職業別感染者の第1位から第3位までをみてきましたが、では第4位はどのような職業なのでしょうか。

 それは、housewives、つまり「主婦」です。タイでは主婦が自分の夫から感染するというケースが非常に多いのです。(最近の日本でも主婦の感染が増えてきているという報告があります。)

 これは予防という観点から、非常に重要な意味を持ちます。なぜなら、コンドームがほとんど役に立たないからです。当然、夫婦間では生殖目的の性行為もおこなわれます。したがって、コンドームなしの性行為が夫婦間の間では普通になるのです。「HIV感染はコンドームで防ぎましょう」などというフレーズは、こと夫婦間の感染に対してはまるで無効になります。「100%コンドーム・キャンペーン」の限界はここにもあるのです。

 夫から夫婦間感染した主婦が妊娠すれば、母子感染の危険性がでてきます。たしかに、最新の技術をもってすれば、母親がHIV陽性であったとしてもかなりの確率で母子感染を防ぐことは可能です。しかし、それは母親が自分のHIV感染に気づいていれば、の話です。タイでは、特に地方では、妊婦全員にHIVの検査をしているわけではありません。自分の夫がどこかでHIVに感染していることなどつゆ知らず、いつの間にか自分にも感染していて、さらに自分の子供にも感染させた、ということが起こっているのです。

C 2006年のUNAIDSの報告

 UNAIDSが発表した2006年度の報告によりますと、人口に対するHIV陽性率は1.4%です(2005年現在)。

 1990年代後半に比べると、HIVも他の性感染症も感染者は減少傾向にあります。ところが、新たな問題が出現してきています。

 タイ厚生省の発表によりますと、2005年に新たに発見されたHIV陽性者の、3分の1以上が特定のパートナーと長いつきあいをしている女性であり、およそ5分の1がMSM(男性と性交渉をもつ男性)です。

 もともと貞操観念の強いタイ女性ですが、最近は婚前交渉が増えてきています。これ自体の良し悪しは別にして、コンドームをいつも使っている女性は、20-30%に過ぎないというデータがあります。

 また、金銭の絡んだ性交渉(売春)においてもコンドーム使用率は減少してきているという報告もあります。バンコク、チェンマイ、メーホンソンで実施されたセックスワーカーを対象とした調査では、セックスワーカー全体の、実に51%しかコンドームを使用していないという結果が出ました。また、北タイでおこなわれた国勢調査では、売春行為でコンドームを使うと答えた男性は3分の1にも満たないことが分かりました。

 結局、全体でみればHIV感染は減少傾向にありますが、セックスワーカー、ドラッグユーザー、MSMの間では依然として高い傾向にあるのです。2003年に実施された調査によれば、置屋で働くセックスワーカーの10%以上がHIV陽性だそうです。
 また、なんらかの治療を受けるために病院を受診したドラッグユーザーの45%がHIV陽性であったというデータもあります。

 バンコク在住のMSMは、2003年にHIV陽性率が17%だったのに対し、2005年には28%にまで上昇しています。特に21歳以下の場合、この2年間で感染率は3倍に跳ね上がっています。

 タイでは、最先端のHIV治療が受けられるようになってきている一方で、safer sex campaignだけでなく、MSMやドラッグユーザーに対する啓発運動も充分に機能していないということになります。

 公式な統計では、およそ8万人が2005年の終わりまでにHIVの治療を受けています。この結果、AIDSによる死亡者は2004年の5020人から2005年の1640人に減少しています。
http://www.npo-gina.org/repo/rpb4.html#anchor

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5. タイにはまともな女は居ないのか?

こうなるのもすべて自業自得だから同情心は全然湧かないですけどね:

@ 悲しいですね、55歳の元医者、ベルギー人が自殺 2008年05月04日


タイに来て15年。出会った奥さんと結婚して、つい最近4月に別れたそうな。
そして分かれた奥さんと彼女の新しいボーイフレンドが空き巣に入り所持金3百万バーツ、日本円で約11千万円を盗まれるという被害にあったそうです。

最近は離婚と盗難と続く不幸からアル中になり、ほとんど外にも出なかったそうです。そして、悲惨な結末を迎えてしまったようです。心からご冥福をお祈りいたします。

本当にたくさん男女絡みの事件が起こるタイです。

心がけたいのは、あまり信用して騙されないことでしょう。

しかし、恋愛は難しいものでどうしても男性の側は資金提供者になりがちです。最初は騙されてなくても、何時どこで人間関係にヒビが入るか分かりません。

「人を信用できない」ことはすごく寂しいことですが、信用しすぎて「自己嫌悪」や「相手を憎悪」しても悲しいです。

タイで恋愛を成功させたいのでしたら、やはりほどほどを目指しましょう。

若い人はやり直しが利くでしょうが、50歳以上となると出直しは大変です。我が盟友ジョニーも「恋は盲目」から目覚め、6月には本国英国へ戻る決心をしました。

パタヤの常識にこうあります。

「正式に外人としてタイ人の弁護士や会計士を雇い彼等にボラレながら生きていくか、
或いは
可愛いタイ女性を見つけて彼女にボラレながら生きていくか。」

パタヤの弁護士が言っていました。タイ人女性を探すならパタヤ以外の田舎で探すことだ。

パタヤへ来る女の子は皆お金が目的で来るのだからと。

当然、パタヤに来る女の子の全員ではなくてもこの弁護士の指摘は当ってますね。

「蒔かぬ種は生えぬ」ではありませんが、どうしても最初は「投資」を余儀なくされますが、こちらが相手に恋をしてしまうと「相手主導」になってしまいます。相撲で言う「半身」で活きましょう。どちらに転んでもOKみたいな、そんな心構えで暮らしてます。
http://thaisaikyou.seesaa.net/article/95601335.html

   
A【タイ】カナダ人男性のデール・ヘンリーさん(48)が2008年2月3日、タイ南部ラノン県の自宅で射殺された事件で、タイ警察は11日までに、ヘンリーさんのタイ人の妻(27)とその愛人のタイ人男、殺人を請け負ったとみられるタイ人男の3人を殺人容疑で逮捕した。

ヘンリーさんは妻のマニーラット容疑者を受取人とする100万ドルの生命保険に入っていた。
(ニュースクリップからの記事)

よくある話ですが、元々彼氏がいるのに、或いは新しくタイ人の彼氏ができて、保険金を目当てに殺されてしまう事件です。

事件の背景は別としてもこのようなケースはよくあります。

反対に外人男性が浮気をして見つかる場合、このケースでは殺人もあるでしょうが「男性シンボル」の切り落としが多いです。
   
いづれにしても、パートナー選びは慎重にしたいものです。軽い気持ちで口約束などしない方がベターです。何事もタイスタイル、のんびり行きましょう。
http://thaisaikyou.seesaa.net/article/83814701.html

B デリック・バード連続殺人事件 2010/ 6/16

穏やかな性格だったと言われていた52歳のイギリス人デリック・バードは、ある日突然自宅から散弾銃とライフル銃を持ち出して、双子の兄を射殺した。

それからさらに兄の弁護士や、タクシー仲間を撃ち殺して自分が使っていたタクシーに乗って街を流し、目についた人間を無差別に撃ち殺していく。

英中部カンブリア地方は静かな湖水地方として知られている地域だったが、一気にイギリスを震撼させる連続殺人事件の舞台としてパニックに巻き込まれる。

追跡する警察をかわして、車の窓から銃を外に出して撃ちまくりながら逃げ回っていたデリック・バードだったが、やがてその日の昼には自殺してこの事件は終わった。

12人が死亡し、25人が重軽傷を負うというイギリス史上でも最悪の部類に入る連続殺人になった。

容疑者の双子の兄には330万の遺産相続があったが自分にはなかったことで、憎悪が募ったという説や、地域社会や職場における人間関係の破綻があったという説などが飛び交ったが、やがて事件にきっかけになったひとつの出来事が浮かび上がってきた。

デリック・バードは2007年にホリデーでタイに向かっていたのだが、そこで「ホン」という名のタイ女性と知り合ったという。

ホンは一時はデリックのためにイギリスに移住することに同意したが、それは単なる口約束だったようで、金を送金させたあげくにイギリス行きを拒否したのだった。

英テレグラフ紙では、デリック・バードが「深刻な金銭問題を抱えていた」とあるので、余裕資金でホンに送金していたのではなく、せっぱ詰まった金でホンに送金して彼女を迎えるつもりだったようだ。

しかし、それは拒絶された。デリックには19歳と言っていた(また、そのように見えたらしい)ホンだったが、実際には31歳〜32歳であるという。

彼女が典型的なバーガールだとすると、デリックはホンの思わせぶりな手練手管に見事にはめられたという図式がここに見え隠れする。

よく知られていることだが、バンコクの女たちの手練手管は非常に洗練されている。

様々なテクニックは口承でも彼女たちの間で共有されているし、また男から金や家を奪い取るための書籍すら出版されて売れている。

ちなみにラブレターの書き方の書籍まであって、それがシリーズになってそこらじゅうで売っている始末だ。

それはタイ語と英語の両方が載っている。すべてのページにラブレターにそのまま使える甘いフレーズや言葉がセンテンスとして並んでいて、タイの女たちは適当にそれを見ながら、欧米人にラブレターを送っているのである。

私もそのラブレター用のセンテンスが載った書籍をタイで買って飛行機の中で読んでいた。

なるほどこんなメールが飛んでくれば欧米人も放っておけないだろう、というような赤面するような文章がものすごい分量で並んでおり、ある意味圧巻である。

また、ラブレターの代筆屋をする女もいて、今ではデートサイトからSNSまであらゆるところで代筆屋が女たちのラブレターを「指導」しながらやりとりさせている。

もちろん、目的は金である。

それは周到に時間をかけて仕組まれており、メールのやりとりから一年後くらいにトラップがやってくる。

「ダーリン、携帯電話を盗まれたの」
「家族が事故に遭ったの。どうしていいのか分からない」
「明日、食べるお金もありません」

そのような切実なメールが入ってくる。そして、「もし、よかったらヘルプしてください」と続く。

彼女たちの手練手管は通常の社会生活を送ってきた男にとっては恐らく見抜けない。また、一年にも渡ってやりとりしてきた相手には愛情や同情もある。むげに断ることは、普通の人には難しいだろう。

ホンというバー・ガールは恐らくそのような女性のひとりだったのだろうが、デリック・バードは彼女に送金したあげくに拒絶されているわけで、最終的に「騙された」「拒絶された」というショックは「せっぱ詰まった金」が絡んでいるだけあって、その苦さもひとしおだったはずだ。

そんなタイのバー・ガールの手練手管がイギリスでも最悪の連続殺人事件を引き起こした可能性がある。考えさせられる結末ではある。
http://darknessofasia.blogspot.com/2010/06/blog-post_16.html

Cイギリス人エリート男性がタイ女にバーベキューにされる
マレーシア紙NEW STRAITS TIMESの記事(2006年8月 3日)から。


イギリスのパブリックスクール卒の男性が、タイ人の元妻におびき出されて殺され、石炭で焼かれるという事件が起きた。
被害者は英国人男性Toby Charnaudさん(41歳)で、元妻Pannada Laoruangの親戚たちに鉄の棒や木の棒で殴り殺された。元妻も手伝って犯人らは被害者の遺体を石炭で焼き、遺体の焼け残りを細かく切り刻んでミャンマー国境に近いKaeng Krajan National Parkにばら撒いた。

被害者男性はMarlborough Collegeで教育を受けたが、休暇中にタイのバーで知り合った容疑者Pannadaと恋に落ち、イギリスWiltshire州の「厩舎とパドック付きの荘園の家」を250万ポンドで売り払って結婚した。

結婚後しばらくはイギリスで両親と一緒に暮らしていたが、やがてタイのリゾートHua Hinに移住して、妻と2軒のバーを経営しホアヒンのゴルフクラブの名士になっていた。
子供も一人生まれたが、妻Pannadaがトランプ賭博で50000ポンドもの借金を作るようになって彼らの関係は破綻した。

男性は妻に11000ポンドの補償と6100ポンドの借金肩代わりをして離婚した。
今年3月、被害者が、彼らの息子のDanielに会いに来てほしいと元妻に請われ、彼女を訪ねたときに事件は起こった。

3人の男が被害者を狩猟用のマスケット銃で撃とうとしたが、銃が逆発して失敗したので、殴り殺した。

元妻Prannadaは夫の失踪届けを警察に出した。しかし、彼女は法廷でそれは嘘だったと認めた。彼女は夫の遺体を、あらかじめ買っておいた20キログラムの石炭で焼いたのだった・・・・・

被害者Chaunaudの遺族の弁護士は、法廷で、「唯一の動機は元妻Pannadaが(彼の)すべて(の財産)を息子を通じて相続しようとしたことだ」と述べた。
なお、被害者男性は、自分の死を予期していたフシがある。

彼は殺される直前、バンコクの雑誌の懸賞に「ショートストーリー」を応募して一等を取っていた。その物語は、ある英国人の男の人生がタイ女と恋に落ちて崩壊していくというもの。女がギャンブルで借金を重ね、最後に彼は女の恋人に殺されるという筋であった・・・・・・

裁判は来月まで延期される。

白人男にとって主観的には「恋愛」であったとしても、タイの地においては客観的には売春の一種でしかありえない、ということがある。

白人男とタイ女との関係は、当事者(特に男)の主観的な意図とは関係なく、常に、すでに確立した売春的システム「レンタルワイフシステム」の中にある。

この売春的システムのルールの中でのみ、彼らは、主観的に「恋愛」することも許される。

タイ女に夢中になり財産をなげうって結婚したこの男性も、売春バーで女の取り合いをしている白人男たちも、まったく同じこのシステムの中にあるといえる。これがタイのシステムである。

もっとも、タイに限らず、東南アジアにおける白人男とアジア女とのカップルは、彼らの主観的な認識とは関係なく、売買春・「レンタルワイフ」の枠組みの中に組み込まれているといわなければならない。

彼らが主観的に、本気で「恋愛」しているとかまじめな「結婚」をしたと思い込むのは、彼らのいわば「無意識的虚偽」 なのである。

もっともこの男は、「バー」で出会った女に夢中になって結婚している。

タイのバーにいる女というのは売春婦にほかならない。(仮に本人がそうでないと主張し、客をとらないと主張したり、客を選ぶといったりするとしても、客観的には売春婦である。彼らがなるべく客を選ぶのは「これは売春ではなく自由恋愛」であるという言い訳をつくるためでしかない)。

この男といえども、いくら魅力的な女であっても本国イギリスの売春婦に夢中になることはないだろう。パブリックスクールを出た資産家の息子である。
つまり、彼が夢中になっていたのは、その女というより、その女が象徴していた「植民地でのヴァカンス」なのであり、ゴーギャンのように生きる自分自身の姿だったのだろう。

彼は白人固有の「オリエンタリズム」に酔っていただけなのだが、自分ではそのことに気づかず、まじめな生き方をしているつもりだったのかもしれない。

「売春婦と平気で恋愛したり結婚したり」という点に関しては、このことは在タイ日本人とタイ女との関係にも当てはまる。彼らとて日本で売春婦と恋愛したり同棲したりはしないだろう。

しかし、私の聞いたところでは、在タイ白人の目には、日本人男たちは自分たちよりもタイ女とうまくやれているように見えることが多いらしい。ときに羨視されてもいるようである。

いつも自分たちが一番の扱いを受けていないと許せないという白人伝統のやっかみだろうが、本当に日本人のほうがうまくやれることが多いとすれば、日本人には「オリエンタリズム幻想」や「植民地バカンス幻想」が白人ほどにはないからかもしれない。オリエンタリズムや「近代批判としての植民地バカンス」は白人文明が歴史的に生んできた物語である。

日本では、エリートはもとより、ちゃんと働いている人が長期のバカンスを取ることは難しい。

仮に長期休暇をとったとしても、まともな人が東南アジアでレンタルワイフと同棲し長期滞留するという習慣もない。(1〜2時間の関係が主だろう)

タイで女と住むような日本人は、多かれ少なかれ屑な人か、ダメになった人、仕事をやめた人、いずれにしてもスレた人に限られる。

したがって、この事件に見るような「純真なエリートのお金持ちの息子の悲劇」というのは日本人にはあまりないと思われる。

(旅行者は在タイ日本人とはかかわりあいにならないことが肝心である。実害があることも多いそうだが、実害がなかったとしても、彼らはイヤーな後味を残す達人たちである。)
http://iscariot.cocolog-nifty.com/kuantan/2006/08/post_a870.html

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6.タイ女性はたくましい

578 :オー様と名無し:2010/06/13(日) 16:26:57 ID:JfNT2VK60

タイ人の中で暮らせば、近所のうわさ話として、
タイの子供たちが未成年でもいかにいい加減にエッチして子供ができて、別かれていくのをごく普通に知るようになる。

子供は親とか祖母とか親戚に育ててもらい、女は独身を装って生きていく。

結婚していても男が妾を作ったり、奥さんが男を作って出て行ったり、それはそれは小説よりも奇なる話が転がっております。

日本もかなり乱れてしまったようですが、タイの男女関係はアメージングタイランドです。

397 :名無しピーポ君:2008/08/16(土) 21:25:29 ID:FkBn4Wa3

近所には日本人と一緒になったタイ女が10人以上住んでいますが、
亭主が日本に働きに行くと、7〜8人は若いタイ男と楽しんでいます。

勿論、日本人は気づいてませんし、タイ男が本命で日本人は、タダの金づるにすぎません。

反対に日本に帰らない年金老人のタイ妻は、浮気をしたくても濡れ落ち葉のように、まとわりついて浮気もできず非常にお気の毒です。

日本人夫を持つ40過ぎの豚みたいなタイ女が、20代のタイ男と同棲しても回りは無関心です。
たまに日本人がタイに帰ってきて仲良くしてるのを見ると、おかしさを通り越し、哀れさを感じてしまいます。

タイ人に貞操と言う言葉はありません。

703 :10年選手:2010/03/27(土) 12:03:59 ID:Q5qih9SA0

タイの女は殆ど売春婦と言ってよい。
また彼女らが望む外人は白人だよ。日本人は金目当て。
いい加減に目を覚ませよ。ここは遊ぶだけの国
http://jbbs.livedoor.jp/travel/3341/storage/1266494140.html

647 :オー様と名無し:2010/06/14(月) 18:35:48 ID:nb2ZhsXI0
結婚して親戚の集団タカリに会い人生後悔。

648 :オー様と名無し:2010/06/14(月) 18:39:29 ID:0RnjtDlI0
タカリはタイの文化です。
受け入れない限り、タイで悟りは開けません。
私は、永遠に悟れませんけど。

872 :オー様と名無し:2010/06/18(金) 02:18:58 ID:y2XAuo8o0
悪気がなくてもタイ人は集ってくる人種。
調子に乗ってホレホレと金を与えてると全財産吹っ飛ぶよ。
 
トータルするとえらい金額使ってたことを知る。

不経済な恋愛だな。

タイ人と恋愛は例えで言うなら、燃費が悪くて壊れやすいアメリカ車乗ってるような気分だよ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/3341/1274393501/

502 :お人よし:2010/06/10(木) 23:29:35 ID:va2WmnHs

移住して10年を過ぎるけど、結果的には失敗だったかなと考える今日この頃。
確かに良いところも多い国だが、慣れるに従いアラも目立ってくる。
良い人間と、悪い人間が半々位の感じ、犯罪件数は10倍以上かも。
日本では人から騙された事や盗難など人生で何度もないが、こちらでは年間に数回はある。

騙されたり、盗難されるたびに、この国が嫌になり、近頃は家族を連れて日本で暮らそうかと考え始めている。

>タイ人の居ないタイに住みたい。・・・・
この気持ちもわかるような気も
する、嘘つきがあまりにも多すぎる国なんです。

503 :YoruFukurou:2010/06/11(金) 05:38:31 ID:VEZ9U8FG

しょうがねえだろ?それがタイだ もし伴侶がタイ人なら潔く諦めるがいい
タイ人はおろかタイに住み着いてる日本人自体が嘘を吐き嘘を吐かれる事に慣れているのだからな

そういう俺もすでに諦めて嘘には嘘で対抗することにしている日本人のひとりだがな


511 :うんこ:2010/06/20(日) 19:45:44 ID:Pg8TDjYm
最もやっかいなのは、タイという国が、
外国人が所有する財産を、自国民が略取する行為を
国を挙げて、司法をもって後押ししてる点でしょうね。

514 :在住者:2010/06/21(月) 09:10:01 ID:8TSjztkT
タイ人は慣れてくると人の金は自分の物と勘違いしてくるからな。
知り合いの外国人はATMと勘違いするタイ女がとても多い。
ハイソのタイ人ならあまり金銭トラブルはないが、大多数のタイ人は金を持ってないので少なからずたかってくるよ。

タイ人と結婚して嫁を信用して金を預けたら、知らないうちにすべて使いつくされた例もいっぱいある。

ウドンタニに行けばファランから騙し取った金で、家を建てた貧乏イサーン人はいっぱいいるぞ。
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/21oversea/1053280353/

193 :オー様と名無し:2010/06/23(水) 02:50:47 ID:/fSnn/9g0

チェンマイ負け組のタイ人女性との交際方法

1飲み屋もしくはマッサージ屋で知り合うか、筋金入りのチェンマイ在住日本人に紹介してもらう。たいがい子持ちの離婚経験者もしくは若ければ純粋なタイ人でない。

2毎月のお手当てを契約して通わせる。金額によっては一緒に住まわせて家事の面倒もみさせる。そうなると家族親戚がしょっちゅうやってきては食事他をたかるようになる。

3車を買って欲しいと言われるがネットで色々日本人の失敗談を調べてあるので頭金は現金であとはローンにする。

4車のローンと毎月のお手当てでかなりな出費になる上に、事あるごとに理由をつけては現金をせびられるが、車の名義をオンナにしてあるので引くに引けない状況になる。

5お父さんやお母さんが病気になる。兄弟姉妹が学校に行くのに学費が必要なのにお金がないので行けないと言いはじめる。

6相手の女性には実は本命のオトコがいることがなんとなく雰囲気でわかるようになる。

7あとは、、、、、
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/3341/1275952742/

236 :::05/01/18 08:29:48 ID:QuyaZdtg

最近知人で日本に戻る人多いけど、性格の良いタイ女を見つけた人が長続きしてるね。
結局、女選びを失敗した人が殆どだね。

タイ女は日本人を財布くらいにしか思わない女が殆どだから、2〜3年も一緒に住むと、金、カネ、かねで、もうウンザリする人が多い。

一方で女は風俗と割り切り、少ない金でシコシコ暮らす人(若い人も多い)もチェンマイあたりに多いが、物価の安さだけが彼らの生命線。
インフレ気味の現在では、貯金の目減りも早く将来の見通しも暗い。

移住のコツは、

1、タイ女を信用しない。(言うに及ばず)
2、日本人を信用しない。(最近悪いの増えてきた)
3、タイ政府を信用しない。(方針が変われば、金持ち移住者も排除)

じゃないかな???。


239 :(・ω・):05/02/04 11:59:50 ID:j4zVNIxS

女に、金があると思わせるより、金があってもケチだと思わせた方が、

長続きするな。( ̄(エ) ̄)y-°°°
。。
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/21oversea/1053280353/

102 :オー様と名無し:2010/02/23(火) 09:07:58 ID:./dm0JQQ0
タイ人女性と結婚すると、一族全ての面倒を見るのは普通のことです。
しかし、金がどの位かかるかは、各々の家で違うはずです。
妻が本当に日本人夫を愛していれば、常識的な限度で止まります。
金のために結婚した女は、夫が丸裸になるまで金を使いまくります。


103 :オー様と名無し:2010/02/23(火) 09:43:42 ID:z.jltPq.0
で、君は丸裸?


104 :オー様と名無し:2010/02/23(火) 10:27:14 ID:Qi0Zviv60
パンツ1枚になったところで踏みとどまり別れました。
ちょっと悲しいですが、今月からお金に余裕が出来る
ので、これからは普通に楽しもうと思います。


105 :オー様と名無し:2010/02/23(火) 10:50:37 ID:.mDNYxBA0
常識は日本では社会的な基準で計られるが、タイでは自分に都合の良いことは全て常識。
日本人がタイ人化しない限り、まったく水と油。
結婚すると苦労するぞ、ホントに、ホントに大変だよ。


107 :オー様と名無し:2010/02/23(火) 10:55:22 ID:/RCjgp3M0
タイ人の自分勝手と逆恨みは困ったものだ。


108 :オー様と名無し:2010/02/23(火) 11:20:16 ID:uO5XW2gU0
日本人は世間体を気にする、タイ人は自分を正当化する。

タイ人と喧嘩するとよく分かるよ、日本人は恥ずかしく一目を気にする。
タイ人は他人に自己アピールする、いや いかに日本人が悪いか盛んにアピールする。

子供までも味方につける、日本人なら子供には喧嘩など見せない。

私は喧嘩の後、ふてくされて飲んでいると いきなりフライパンで頭を殴られました。
当然、病院に行きましたが  今、まだカタワ者にはなっていません。

私の友人は包丁でお尻を刺された人がいます。やはり痛かったと言って当分 クッションを
持ち歩いていました。今でも酒を飲むと今度は何をされるかな?と話しています。

決してSMを楽しんでいるつもりは毛頭ありません。

実話でした。

134 :オー様と名無し:2010/02/23(火) 17:47:00 ID:CM2cMBEw0
>>108
まさにそれを経験しました。

私は痴話喧嘩など恥ずかしくって勘弁してほしいと思ってたら彼女はわざと周囲にわかるように、悪い日本人に引っ掛かった可愛そうなタイ人でだと周囲に思わせるようなことしてた。

会社で何度もそれをやられて堪忍袋の緒が切れた。

携帯を投げつけられて壊されたり、ブリーフケースを池に捨てられたりもう目茶苦茶だった。

日本人女性でこんなことあり得ないし、今まで付き合ってきた、韓国、中国、台湾
ベトナム、印度、インドネシア人、香港人女性たちと比べてもその異常さには信じられないくらい。
中華系インドネシア人も相当癇癪持ちだったが。

120 :オー様と名無し:2010/02/23(火) 16:23:45 ID:uO5XW2gU0

私の友人にかぎらず、喧嘩しているときは 坊主憎けりゃ袈裟までだろ!

つい、汚い言葉も出るが 包丁で刺す日本人女いるのか?

私はフライパンでよかったと今でも思っています。友人は病院に行かず

自分でバンドエイドをたくさん貼ってタオルを巻いていたと言っている。

私は見たくないが、酒に酔うとケツ見せてくれるが確かに3ミリくらいの

傷跡があった。   でも、包丁はいけないでしょ! 包丁は!!

可愛い顔した奥さんなのだが、実態を知っているので怖い!

123 :オー様と名無し:2010/02/23(火) 16:51:26 ID:RHtmOtjw0

フライパンで殴られたら、俺は黙って離婚手続きするな。
小突くとか、蹴るとかまでは、まあ、それもやっちゃあいけないが、命には関わらない。

が、フライパンで殴るとか、包丁で刺すとかは、もう、後先考えない獣の世界。
そういう人は、そういう人たちの中で、面白おかしく、短い人生を送ればいいと思う。

おととい、嫁の甥っ子がショットガンで射殺された。
犯人はまだ殺されてない。

その父は、去年包丁で刺されたが、命は助かった。
犯人と思しき人物は、その数ヵ月後に、腐乱死体で発見された。

嫁の妹の旦那は、その前の旦那に射殺された。

田舎のタイの日常。
俺は慣れた。
とうか、他人の死に無関心になった。

ほんと、命の値段の安い国だ。
と思っていたが、最近は、その値段相応の人たちだと思うようになった。
5万Bとか。


209 :オー様と名無し:2010/02/25(木) 03:02:01 ID:webfr9P20

フライパンならええやん。
植木鉢やブロックで叩かれるのもあるでよ。
友達は頭蓋骨にヒビはいってもーた。
ワシも巻き添えでビール瓶で殴られそうになった。
タイ嫁恐るべし!
マゾじゃなきゃ堪えられんな。


211 :オー様と名無し:2010/02/25(木) 03:16:05 ID:xY8G45Zg0
チンコ切られるのが一番恐ろしい。
http://jbbs.livedoor.jp/travel/3341/storage/1266494140.html


318 :オー様と名無し:2007/05/20(日) 23:08:29
ナナディスコで狂った様に踊ってるガキとかいるな
もっと日本で女の口説き方勉強してから来い
俺は空港まで見送りに付いて来たぞ


321 :オー様と名無し:2007/05/20(日) 23:16:07
>>318
>俺は空港まで見送りに付いて来たぞ

お前と空港で分かれた後は、清々した顔してタイ男のところへ電話してる。
傍から見ると同情すら感じる。知らぬは自分だけ。


324 :オー様と名無し:2007/05/20(日) 23:20:08
>俺は空港まで見送りに付いて来たぞ

あれって傍からみてると恥ずかしいね。恥ずかしいというかなんというかさ、
熱くなってる男と冷め切ってる女がそこにいるんだけど、男の方が気付いてない。
でもまあ年に4回ぐらいしか行けない人にはそんぐらい夢見させてもいいんじゃマイカ。

326 :オー様と名無し:2007/05/20(日) 23:26:31
>>324
まあ知らない方が良いことも世の中あるわな。
出国審査ゲートに入った後のタイ女の行動がわかると夢が壊れる。
別れるまで演じきらないと金蔓が増やせないからな。

461 :オー様と名無し:2007/06/11(月) 19:38:22

俺は北タイの田舎に住んでるけど、
周りの村には日本とタイを往復しているタイ嫁もちの日本人が7〜8人いる。
頭に来るのは、年に数回しか来ない日本人が、日本に戻るとタイ男とイチャイチャ浮気しているタイ嫁が多すぎること。(半数以上)

年の差は20〜30歳もあり、タイ嫁は男無しでは生きられない動物なのだろうか。
日本人って、ホント、どこまでマヌケなんだろう。

友人ではないけど、知り合いとして忠告すべきか迷っているが、こういうことに首突っ込むと命の保障のない国でもある。

タイ女って、猿ブタ以下の貞操感、俺の嫁も俺が日本に帰ったら同じかも知れないけど、別れる口実もできるから、まぁいいか。

http://jbbs.livedoor.jp/travel/3341/storage/1178959961.html


933 :オー様と名無し:2010/07/17(土) 11:24:41 ID:sbM8egqo0

タイ人の手癖の悪さにはウンザリさせられる。
嘘も本当によくつく。
まさに嘘つきは泥棒の始まりだね。

935 :オー様と名無し:2010/07/17(土) 19:55:24 ID:NZWb9bFk0
>タイ人の手癖の悪さにはウンザリさせられる。

嘘も本当によくつく。

利得絡みの意図的なウソの他、全く悪意のない無意味、無目的なウソもあるそうだ。

事実と自分の願望、空想が入り混じり、本人自身が、どこからどこまでが本当なのか、判らなくなることによるものという。

どうもタイに限らず、東南アジア全般で見られる現象のようだ。
インドシナ戦争時代に書かれたゲリラ活動の取材記でも、ベトナム人が乗り物で隣席に居合わせた他人に無意味なウソを語るのをしばしば聞いたという記述があった。
以前、インドネシアに何年か暮らした私の親友も同様な経験をしたという。

940 :オー様と名無し:2010/07/23(金) 17:14:36 ID:tgvlcH9c0

タイ人はものを売る時にどうしてぼろうとするのだろうか?
それに平気でミエミエの嘘をつく。


941 :オー様と名無し:2010/07/23(金) 17:17:39 ID:8Zl71k120
>>940
足るを知らずに、楽して少しでも良い暮らしをしたいからだろ。


942 :オー様と名無し:2010/07/23(金) 17:18:36 ID:oomnW6PoO
後先考える事しないし、客商売もリピーター意識なんぞ皆無。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/3341/1209653307/

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7. タイ女性の考察


タイの場合、末娘が老いた両親の面倒を一身に引き受けるという暗黙の慣習がある。

兄弟姉妹で年長の場合、いちばん年上の者が先に社会に出るから、実家に仕送りをすることになる。

弟妹はそれで教育を受け、両親の生活の面倒をみるわけだ。

年月を経ると、年長の者は結婚したり子供が生まれたりして、自分たちの生活で精一杯となり、年長の兄姉から世話してもらった者が今度は社会に出る番で、その頃は両親も老いているから収入も減り、病気になったり、または結婚していた姉が男の浮気で別れて子供を引きとって田舎に戻ってきたり、人生に転機が訪れる。

そうなると末娘は一家を食わせるべく、自分の意志などは捨てて、夜の商売に従事せざるを得なくなったりする。 一家の浮沈が末の娘一人の背中に重くのしかかる。

哀れであるが、この娘の恋人になった外国人の男などは、救世主となるべく、責任を一身に受ける運命にあることなど知らない。困ったものである。

正式に結婚したら、いつ果てるとも知らない一族の経済的困窮を全て引き受ける覚悟ができない御仁は、タイ娘と結婚するべきではない。そのくらい厄介である。

そのために金絡みの問題で夫婦で喧嘩が絶えない国際結婚の夫婦の何と多いことか。

普通のサラリーマンくらいでは、その負担をしょい切れるものではない程の出費が出ることもある。

外国人の夫がいて、子供もいる一般人のタイ女、友だちの誕生日パーティーに出かけるなどとウソをついては、裏でパートタイム売春をしている女を個人的に複数知っているが、何かの理由で金が入用でも夫に言い出しかねていて、やむなくこういうことになってしまうケースだが、これなどはまだ、女の心情に同情の余地がある。

が、こういう金策に困って、他に男を作ったり、下手すると旦那の金を誤魔化したり、わざと盗難に遭ったと質屋で換金し、新しい金(きん)を買ってもらったり、不誠実な女もいる。

ギャンブルに大金をつぎ込む女も出てくる。

また、

大金を貢いでくれる愛人がいる商売女と友だちになり借金しては逃げる女、

商売女の友だちに頼んで客を紹介してもらい、その客と寝てこづかいを稼ぐ女、

自分の田舎と同じ村出身の娘などを知り合いの両親から預けられて本当にエージェントになってしまう女、

個人のウェッブサイトを開設して外国人観光客相手に売春してこづかい稼ぎする英語が堪能な女、

ある特定の店で働くとバレる可能性が高いから、自分から客のホテルに出向いて仕事になるエスコートクラブでたまに身体を売る女、

様々である。

これが商売女ではなく、一般人、それも多少他の女よりも恵まれているはずの外国人夫がいる女だから恐れ入る。

知らないのは、夫だけである。

http://hage.momo-club.com/news/mp-ura2.html


○娘の考察1:
 
 やはり、タイ語ができるに越したことはない。タイ語がよく分からない御仁は、娘と一緒にいる時に携帯が鳴り、それが娘の恋人からの電話であっても分からない。娘が英語のSMSを書いて携帯に送ってくる場合があるが、大抵の場合、多少、教育がある若い恋人に書いてもらっている場合も多いのだ。

「知り合いの外人の夫がいる友だちに書いてもらった」
「大学生の女友だちに内容を送って書いてもらった」

などとウソをつく。いい加減なスペルとパンクチュエーションで書いてくる“彼女が知らないはずの英語”を書いてくる娘には、こういう裏があるのだ。

また、高級有名ブランドを知っていても、タイのデパートで売っているブランドや地元のローカルブランドなどを知らない御仁は、その娘が身に着けている品々のお値段がいくらくらいか皆目無知であるが、私服を着ている娘を見て、その娘の経済状態やどういう男とつきあっているかまでお見通しのレベルにならないと、娘に裏をかかれることは必至である。

マーブンコーンあたりの金行で娘に金(きん)を買ってやっている男をよく見かけるが、客に買ってもらったものなど、特に金(きん)などはすぐに換金できるので、自分の男に何かを買ってやる資金に当てていることなど知らない。下手すると、娘の男が欲しいというものを買ってやってる場合もあるのだ。(女物の服やアクセサリーの類はいいとして、携帯など、あぶない、あぶない。

だいたい、2万バーツ以上する高級携帯を商売女の誰が自分の金を出して買うものか。日本と違って、携帯はすぐに中古屋に売ることができる。換金の手段にもなることを知っておこう。また、今持っている携帯を自分の男にやるために、自分用に新しいのを客に買わせる場合もある)

ウソの熟練においては、日本人はあまりにも善良すぎ、到底、タイ娘の敵ではない。

一般タイ人でもどこまでが冗談か分からないウソを言う習慣が日常化しており、商売女だけが特別なのではない。タテマエと本音の世界は、何も日本人の専売特許ではないのである。

遊び慣れたタイ人の男はたとえ女がウソを言っていると分かっても追求はしない。聞き流して、信じているフリをする。

そういうところで日本人がシリアスになり喧嘩になるところ、タイの男は手慣れているのか、騙されたフリをする。狸なのである。

ただし、外国人と違うところは、その後である。タイ人の場合、商売女に騙された男は“ある種の報復”をすることがある。商売女が浮気相手の若い男とベッドの中で仏姿で発見された事件があった。犯人は見つからずじまい。女のパトロンが警察の高官だったからできる、タイならではの報復である。

商売女が外国人を簡単に騙せるのは、どうせこの男は報復できるほどの権力者の知己がないと舐めてるからでもある。タイの金持ち男、特にどこにでも顔が利く男の庇護にある商売女は、それはそれは巧妙に浮気をしている。嘘がバレたらどうなるか本能的に知っているからだ。命がけの浮気ということになるから、必然的に嘘が巧くなるのだ。

善良な日本人が看破できるレベルの嘘つき女は、商売女としては三流、四流と思ったほうがいい。愛人である娘の演技が巧ければ、それまでいい思いをさせてもらったからいいかと許す程度で終わりにしたほうが身のためだ。

本当に腹を立てると、タイ人は何をしでかすかわからない。男でもいたら報復される覚悟が必要なこともある。経済的援助をしてきたんだから感謝されてもこんなことされる謂れはない、というのはタイ娘には通用しない。(貢いだ金額と感謝の度合いはタイでは比例しない。それだけの金がある人間に、商売女は同情の一片たりともない)


タイ人は家族ぐるみでウソなど平気でつく。金を騙せる奴に誰が真実を告げるか。本能的に黙ってウソにつきあう。

自己保身の発達した人間関係、社会構造なので、ウソをつくことに罪悪感も伴わない。(あたしはウソが嫌い・・・)などと漏らす娘がいるが、それこそ最も巧妙なウソであって、言い換えれば、(あたしは自分のウソにつきあってくれる=助けてくれる仲間にはウソをつかない)だけなのであり、カモの男には平気でつく。

男(客)は生活の手段なのであって、恋愛感情ゆえに行動していると錯覚する外国人は、当の本人がそうなだけである。(この娘、別に金銭が目的でもなさそうだ・・・)と思い込む外国人もいるが、それは、(あんたには金がないから騙してもしょうがない・・・)だけなのである。

(この女、おれに惚れたらしい)と勘違いしている御仁もいる。タイ人にいわゆる“恋愛感情”などというのはないに等しいと思ったほうがいい。あるとしたら、それは“恋愛勘定”だけである。

人格や性格、生き方、心情などに共感して人として惹かれていくなどという恋愛は、先進国家の幸せな生活を営んでいる人間たちの贅沢な部類に属する高尚感情であって、タイ人は打算的で実用的、前近代的なオスとメスの関係に近いのだ。

性的嗜好というのは高い学歴の人のほうが倒錯率が高いが、タイ人はセックスに関しては、至ってノーマルな(あえて言えば愚鈍に近いほど古めかしい)考え方しか持っていない。

我々外国人がタイの女に惹かれのはある種の異国趣味であり、昔の日本人の女のような奥ゆかしさを見るからであり、非日常の与える思いがけない楽しさであり、未知の個体だからにすぎない。

タイ語を解さない外国人の男なんてタイの娘たちに言わせたら、それこそ最も騙しやすい、ほとんどバカな善人である。

同棲していて娘を信頼している御仁もいるが、異国の男に心から人生を預けるようになれるには、それ相当の見返りと保障がなければいけない。タイの女の人生は、恋愛以前に家族やその他諸々の問題がありすぎるのが普通であることを忘れないようにしたほうがいい。

タイ人の社会は、『善人になるより悪人になるほうが遥かに楽であり、金になる』世界であり、商売女の中で最も同業者の尊敬(同時に妬みも買う)を集める娘は、巧妙に男を騙して大金をせしめている女であり、その犠牲者の中で最も割合が高いのが、外国人なのだ。

(相手の連絡先がわかったら本当のことを教えてやりたいものだ)と憐れみを禁じえない“寝取られ亭主”を十指で足りないほど個人的に知っているが、当の本人は本当に無知なのか、疑いすら湧かないのか、他人事ながら呆れ果てて絶句するケースもある。

タイ人は、騙す人間を賞賛こそしないがしょうがないと半ば諦め見下しており、騙された人間にも同情はしない。そんな娘に関わってお前さんはアホだと騙した人間以上に軽蔑するだけである。

○偽の関係:
 
 スワンナプーム空港(以前ドンムアン空港でも!)に行くと、出迎え・見送りで外国人の男とタイ娘が再会・別れを演じている光景によく出くわす。中には本物(?)の恋人同士もいるだろうが、商売女もさぞ多いことだろう。現地妻よろしく、年に何回かタイを訪れるだけの外国人男は、ワクワクしながら空港に降り立つことと思うが、待っているタイ娘を観察してるいると、これが実に様々である。

中には、カモの男の出迎えに実の恋人に空港まで送ってもらう娘もいるし、見送りに来て、実の恋人と一緒に帰る娘もいる。豪腕の娘は、実の恋人を義理の兄・親戚・叔父、女友だちも連れてきてその恋人などと偽って一緒に同伴させるケースもある。

出迎えでカモ男を待っている娘を観ていると、携帯で話などしていることが多いが、大抵が実の恋人だったりする。男も娘にカモがいることなどは先刻承知であり、知らないのはカモ男本人だけなのだ。

外国人の最も理解に苦しむタイの慣習は、血縁でもないくせに、平気で誰かを「お兄さん」にしたり、「弟」にしたり、親類に仕立て上げることである。

とある白人男性でちゃんと正式にタイの女性と結婚、子供もでき、かなり立派な家まで買った人がいる。この女、兄さんと呼ぶ男と自分の両親をその家に同居させている。

その同居男は実兄なんかであるはずがなく実は長年つきあってる彼女の本命の恋人なのであるが、誰も真実を告げてやる人がいない。この白人男、可哀相なことに生涯かけて築いた財産を全て二人に進呈することになるかもしれないのだ。

○フェーンという存在:

 タイ語の『フェーン』というのは、恋人又は夫・妻のことである。

これは誰でも知っている。が、実態を知っているかというと、必ずしも外国人には理解されていないような気もする。 これほど便利な言葉はちょっと見当たらないというくらい、男女の関係を表す言葉として、実に実態の不可解な単語である。

日本人の場合、正式に婚姻関係のある配偶者と恋人ではかなり意識の中で違いがあるが、タイ人の場合、正式な夫婦の場合もあれば、内縁の夫又は妻(つまり、正式な婚姻関係はない)の場合もあれば、同棲中の相手、同棲していない恋人、一方通行の片思いの相手や、金銭目当ての愛人、肉体関係がなくて同性愛者でもないくせに、同居している同姓の相手のことや、本物の同性愛者、セックスフレンド(この場合、『ギック』という言葉もあるが)、全てまとめてフェーンという。

この解釈を広げていくと、ほとんど友人以外は誰でもフェーン(恋人)と呼べることになり、また誰もフェーン(夫又は妻)でない、ということができる。かなり便利である。

だから、「あたし、フェーンがいない」というのは事実でもあり、本人はウソをついている意識もなく反面真理であって、反面出鱈目である。

また、タイ人にとって恋人は一人という節操が大昔からないのだろう、すでに何人もいるにもかかわらず、必要とあれば新しい恋人をつくる。

タイの娘に「恋人はいるのか?」と訊く御仁が多いが、これほど身の程知らずの質問もない。訊いてどうするのか?・・・

どうせ外国人には実態などわかりゃしないし、本当のことなど誰が言うものか。

あなたが声をかけるくらいだ。よっぽどの醜女でない限り、タイ人の男が放っておくはずがない。あっさりと本当のことを言う場合は、相手にされていないだけである。

客以上の身分になりたいほど興味があっても、客の身分で我慢しよう。そう・・・我々の大半は、どんなに深くつきあっても、所詮、タイ娘の“人生における客”なのだ。

田舎に住んでいる夫婦は日本でいえば内縁関係も多い。正式に婚姻していない。市役所に行って婚姻登録をするというような意識がないのだ。いい加減なのである。

こういう背景があるために、田舎に旦那とガキがいて、自分だけが都会に出てきて働き、バンコクにも別の男ができて、どこかで知り合った外国人男に貢いでもらう女がでてくるのだ。

確かにその女は独身である。知り合った外国人と正式に結婚したいと思えば合法的に婚姻する条件を備えている。

怖いものだ。タイ人と外国人が結婚する場合、タイ人側に必要な書類に『結婚具備証明書』というものがある。市役所が発行する独身証明書である。

これがまた、市の職員のこづかい稼ぎに悪用されるケースも多々あるのだが、内縁の夫&ガキがいる女でもこれさえあれば正式に外国人と結婚できる。

また、タイ人は、ころころと名前を変えることができることも知っておこう。日本の場合、それ相当の理由がなければ本名を変更することは極めて稀で、受理されることも難しく普通はありえないが、タイでは簡単にできる。親のつけた名前が気に食わないというだけで、商売女などはよく本名を変える。

余談だが、新しい恋人ができるたびに本名を変えていた娘もいた。


○素人と玄人:

 素人と玄人をどこで線引きするかはかなり難しい。殊にタイ娘の場合、その境界線は微妙なものである。

例えば、店内で働いている給仕娘(デックサーブという)は素人だろうか。娘によってはタダでできる場合もあるが、玄人より高い値札をつけている場合もある。

普段は小さな会社でOLをやってるが、時々援助交際コーヒーショップで客をとっている娘を素人だというのか、なかなか難しい。給仕の娘などは玄人以上に客とつきあって外国人の玉の輿に乗っかろうとしている。中には乗っかってしまう娘も少なくない。

どんなに安月給の外国人であっても、そこらへんのタイ男よりは金がある。大してモテない白人中年男がタイ娘に夢中になるのもわからないでもない。

素人ヅラしている娘の中にはそういうブランド(素人安心マーク=素人だから騙さない)で売っている娘も多く、実はすでに亭主&ガキがいたりすることも多々ある。

オークションで最安値しかつかなくとも生活を保証してくれる男の性的アクセサリー(=妻)になるというのが最も相応しい言い方か。年齢もあまり関係ない。15歳ですでに男を複数手玉に取っている百戦錬磨の娘もいる。30歳にもなってこの国の他の女の人生がどういうものか知らない、世間知らずの白痴的素人女もいる。

一握りにすぎない中産階級以上の裕福な家庭に生まれ育った娘は例外としても、経済的に困窮していない娘など、ほとんどいない。

どういう職種であれ、男となると頭(アソコ?)がおかしくなる娘もたくさんいる。金持ち娘は男に関して言えば、オークションで最高値がいくらつくかしか興味がない。商売女よりもさらに計算高く金権主義的である。男で人生が決定するから仕方がないが。男であっても女であっても、タイ人のやることなすこと全てが外国人の我々には非常識としか思えないことだらけである。

外国人の我々の常識で量ると最も危ない大いなる勘違いにつながるかもしれない。(“アンタはあたしの銀行”と公言してはばからない娘もいる。

___________


○総論:
 
 誤解は無知からも起こる。腹立ちは無理解からも生まれる。
深く理解すればどんなトラブルもある程度は事前に回避できるようになる。

豪勢なホテルに泊まって金持ち並の食事をしている日本人が、たかだか1,000バーツでゴタゴタ腹を立てる姿に接したタイ人は全く理解できないのだ。ケチを通り越して醜悪なのである。

20バーツ足らずのチップを得るのに、給仕がどのくらい困窮に耐えているか、外国人は知らない。

と同時に、絶句するほど巧妙な騙しで近づいてくるタイ人を、かくも簡単に気安く受け入れるのも外国人である。騙す方が悪いのか、騙される方が無防備すぎて非常識で無知なのか、判断に迷うところだ。

玄人と素人の区別も難しい。素人だからと安心している場合があるが、素人であっても、田舎の両親に子供を預け、地方(または国外)に旦那がいて、バンコクに別の男がいて、あんたは金の成る木だというケースはざらである。

年に数回タイに来るだけの外国人に、いったい、何がわかろう?・・・

パッポンやナナ、パタヤあたりでタイ娘と知り合って、事実を知らないまま何年にも渡って援助を続ける白人男(大半は中年以上の離婚経験者)の数多いこと・・・

日本人も決して例外ではない。日本人の男を騙し続けたある商売女の言葉。

「日本人の男って、みんな、“キー ソンサーン”よね・・・」

(キー ソンサーン=同情心が不必要に強い意)が耳に残って離れない。

惚れた弱み、娘の言うことを鵜呑みにして同情したくなる、これがタイ女の最大の武器であり、直接何かを要求する代わりに、困窮した話を聞かせるだけで、男が勝手に自分から援助を申し出る筋書きなのだ。

「だったら、おれが出してあげよう・・・」という気になり、実際に金を出してやる男の何と多いことか・・・

(実際は、男がどうするか試しに口に出してみるだけなのだが)女にしてみれば、(あたし、何も欲しいって言ってないのに、あんたが勝手に自分でくれたんでしょ?)と解釈するのをご存知か?・・・

娘は悪いことをしたと煩うことなしに、男が勝手に自分で深入りしていくのである。

あなたがいなかったら娘はどうなるか?・・・

どうにかするさ。他のにするだけ。なにも、男は“あなた”だけではない。

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ミアノイ生活

 タイで正妻はミアルアンという。
いわゆる妾というのはミアノイ(他にミアケップという語もある)という。

厳密な定義はないらしいが、本来、ミアノイは正妻も承知の上での愛人、ミアケップは正妻も知らない愛人ということになるらしい。通常はミアノイと呼ぶことが多い。日本でいう愛人、又は二号に当たる。

日本で不倫というと道義的にケシカランということになっているから、他人には大っぴらに言えない関係で、同棲するなんてもっての外、密会の情事というようなイメージがつきまとうが、タイでは収入に関わらず、正妻以外に女がいる男が実に多い。

配偶者に限らず恋人が複数いるのも普通で、フェーンやギックが何人もいるというのが、社会的に推進されているのではないかというくらい、ごく当たり前のことである。

二号になる娘は何も商売女とは限らず、(男に限らず)女も、実に様々の複数の恋人がいて、いったいタイ人に節操を求めること自体おかしいと思えるほどである。

が、日本人のように、不倫の相手と一緒になれないのを苦にして悩んだり、良心の呵責に苦しんだり、思いつめたりするという話は、ここタイではあまり耳にしない。みんな実にあっけらかんとしていて、親戚や兄弟などと知り合ったり、恋人の家族の面倒まで見たりしている。経済的援助を受ける娘の方も、週何日か会いにくるだけの恋人でもきちんと世話したりして、日本人の慣習にはちと馴染めないような関係に半ば呆れ感心することさえある。

勿論タイも一夫一婦制であるし、法律的には正妻は一人なのだが、これも大昔からの慣習で、男が複数の女の世話するということは、タイ人の倫理にはさして反していないようである。タイの娘もそれはよく承知しており、男が所帯持ちだとしても、(愛してはいけない相手!)などと真剣に悩むことはあまりないようだ。

嫉妬はあっても、精神的、経済的に受け入れることができて、納得できる環境であれば、日本人のように(別れなくてはいけない)などと思いつめることもあまりないようである。

よく、ミアルアンが自分の夫やそのミアノイを殺害したなどという事件が三面記事で伝わってくるが、逮捕されないよう用意周到に計画して実行する知的犯のようなことにほとんどならず、突発的感情的にやる。短絡的なタイ人の性格がよく現れている犯罪のひとつである。

この類の事件は、どちらかというと、夫人が世間知らず(?)のような気さえしてくるから妙である。自分の夫が浮気者で別の女がいるという事実を認めることができず、特に愛人が商売女である場合は、その商売女があたしの夫を誘惑した、悪い女だと考える傾向がある。自分の夫は妻のあたし以外を愛するはずがないと。


商売女で愛人になる娘はほとんどが経済的必要性からであって、愛情は二の次、この男だったら使えるかなと契約愛人のような関係を築く。

食わしてくれる男を見つけるのは、タイ女の生涯を賭けた仕事とさえ言えるかもしれない。

日本のようにきちんと婚姻関係を結んでなどと考える男女はあまりいないから、どうであっても、食わしてくれる男と出会えれば、当の本人はサバーイなのである。

商売女の人生は浮き沈みが激しく不安定なのが常で、20代後半になってくるとそろそろ仕事もしたくなくなってきて、男にチヤホヤされなくなり、ちょっかい出されることも減り、惚れてくれた男の二号でも妥協せざるを得ない状況に追い込まれる。

それを過ぎて適当な相手が見つからないと、30歳を過ぎても、未だにマッサージパーラーの雛壇に毎日座っていたり、白人相手のバーなどに勤めるか、日本人カラオケクラブで「24歳よ」とサバを読んで働くか、場末の淫売屋に身を落とすか、行く末は知れている。

若い頃、色気で男を騙してどんなに金を稼いでいた娘も、この“老い”には勝てない。愛人に出資してもらって店などを持っても、放蕩癖のある娘は自滅するし、浮気な娘は若い男などに入れ込んで、これまた自滅する。浪費癖のある娘はギャンブルやクスリにハマり、金がなくなった頃に愛人に捨てられたりして自滅する。

芸能人やスポーツ選手などと同様、華のある絶頂期を維持することはできない。第二の人生で成功する商売女は、かなり稀有な商才の持ち主か、愛人の男がよほどの間抜けか懐深いか、ある程度の年齢になっても男を惑わせる稀な美女か、一般の素人には望めない特殊な才能に恵まれているか、希代の悪女か、愛人が桁外れの金持ちか、天才的なウソつきか?・・・。



愛人のお値段

 外道の愛読者の中には娘を囲って自分の女にすることを夢見ている御仁もたくさんいることだろうと思う。

果たして、タイ娘を囲うお値段はいくらくらいかご存知だろうか。

「5万バーツくれたら愛人になる〜とほざいていた云々」

というような投稿を時折見かけるが、外道の愛読者はこれを読んで何を感じるだろう。

(尤もだ!)
(お前なんかに5万バーツやる奴なんてどこにいるかと罵ってやりたい)
(もっと自分の身分を知れ、バカもの)

様々だと思うが、そんなようでは、ちと危うい。

私がこういう会話を耳にして分かることは、

その御仁は娘に相手にされていないということ、

娘はその客が5万バーツで囲うことがムリだと知っていること、

娘は5万バーツで囲われたことなどないこと、

具体的に5万という数字はただ単にそういう金額で囲われている女の話を聞き知っている、または友人でそういうのがいるというだけ、

そしてあえてこういうことを口にする娘は、実際に5万バーツで囲ってやるという男が現れても、囲われる人生を選ぶかどうかは分からないということである。

つまり、絵空事であって、客は娘にからかわれているに過ぎない。

何かを断る口実に口に出してみたに過ぎない。
または、寝たいというオファーをやんわりと断りたいのかもしれない。
そんなもんだ。悪意も他意もない。

大半の娘は、5,000バーツ、10,000バーツ、よくできて20,000バーツ程の小金をくれるカモの男が複数いるくらいであって、たまに、知り合った旅行者にぞっこん惚れられ、その男が帰国する時に数万バーツ貰えたりする程度である。

娘が本当に惚れていたら、男に金がなくても、自分で囲ってしまうのが商売女というものである。

娘が男からの金をアテにしている場合は、その男を客と考えている何よりの証拠であって、愛情ゆえの関係ではない。そのために、娘はいくらでも平気でウソをつき、必要に迫られなければ自分からセックスを求めず、必要最小限の肉体関係を持ち続け、時には焦らし、時には甘え、愛人男の惚れた弱みを最大限に活用すべく、浅はかな知恵を絞る。

愛人生活を快適に続けるには、それなりの特殊な才能がないとダメなのだ。

一方、男が娘を囲うときに金で釣るのは、他の男に盗られないための捕囚料(?)と考えたらよい。

普通、男は娘が自分を本気で愛しているなどと信じていないから、娘が別の男に貢いでもらおうという考えを起こして逃げ出さないように金で黙らせるしかないのである。

が、あまりにやりすぎると金を使える自由を手に入れた娘の浮気心は、どんなことにも向かう。そこらへんの匙加減というのは難しい。何も悪いことをせず黙って男の良き愛人になりきれる娘は、かなりの年になっていてこれが最後のチャンスだと諦めているか、パトロンが心底尽くしてくれていて、自分から惚れることはなくても、安定した生活を手放したくないと考えているか、(稀に)パトロンにある種の愛情を抱いているかのいずれかであろう。

月給が減額されるとさっさと男から離れる娘もいる。こういうのはゲス中のゲス女で、エゲつない。

いずれにせよ、愛人という職業は、月給プラスアルファがなければ、通常若い娘が承知するわけはないので、きちんとした雇用関係(??)を築くことが必要であろう。

若い娘は、どんなことを言ったって、所詮、同じ年代の男と一緒にいたほうが楽しい。自分よりかなり年配の男の妾になんぞ、経済的必要性がなければ、まず、ならない。



金持ちの愛人たち

 私は以前つきあっていた娘(マッサージパーラー嬢ではない)の人脈のおかげで、旅行者が到底知り合うことができない様々な人物と知り合う機会に恵まれた。

その元恋人の友人で、タイの金持ちに囲われていた娘たちのお話をしよう。

その娘、国外に在住していてタイには毎月末だけ戻ってくる金持ちの愛人で月20万バーツ貰っていた。

娘は例外に漏れず他に若い男を養っていて、二年もしないうちに愛人にバレて別れるハメになった。

男は月給とは別に毎月10バーツ程度の金(きん)を買い与え(バーツは金の重さの単位)、100万バーツ近い株を娘名義で買い与え、BMWの新車をポンと買ってやり、別れる直前は、新しくできたコンドーを買い与えようかというところまで発展していた。

もう一人の娘の場合、囲っていた男はタイで十指に入るだろうという屈指の資産家だったが、どうしたわけか、この男、娘に月4万バーツ以上決して与えず、娘に会いにくるのも稀で、数ヶ月音沙汰なしというのもザラだった。

さらにもう一人の娘の場合、囲ってる男は議員先生を兄に持ち、その地方では並ぶ者のない金持ち一族の出身だったが、その男、定職はなく、実家の両親から有り余るほどのこづかいを貰っていて、毎日女遊びにうつつを抜かして暮らしていた。

その娘はかなり計算ずくでつきあっていたようで、無理難題を言ってわがまま放題、贅沢三昧、いくらでも金を絞れると、男のかなり変わった性癖の“幼児プレイごっこ”にも我慢してつきあっていた。

この男、実家から貰っている金では到底足りず、とうとう母親の金にまで手を出して娘にベンツを買い与え、娘名義で会社を設立したりして顰蹙を買い、とうとう実家にバレて勘当された挙句、娘のアパートに転がり込み、最後に残った自分のベンツもギャンブルで負けて売るハメになり、最後は娘にも愛想を尽かされて捨てられた。哀れである。


私はこういう御仁たちと酒を飲む機会に恵まれただけでなく、嫉妬深い年長の男らしく、自分の女の親友の恋人ということでつきあいを強制され、スパイ役まで仰せつかり、娘が電話に出ないだけで部屋に行って見てきてくれと指令を受けてはコキ使われた。

私はそのいずれの娘にも他に男がいることを知っていた。友人ということで、私のつきあっていた娘が示し合わせて浮気のアリバイ作りに加担していた関係で、当方にもとばっちりが来ることを十分想定して、娘たちにウソの上塗りまで教育していた。

こんな経験から得た教訓には千金の重み(?)があるが、商売女として二流、三流の娘にはこれだけのチャンスも、容姿も、度胸も、器量も、頭もないのが普通であるから、到底ここまではいかない。旅行者が知り合う娘などは、こういうレベルの御仁と知り合うチャンスは全くない。

が、いちばん困るのは、こういう女が友人にいたりすると、娘の空想はとめどもなく膨らみ、ご自分の器量などはそっちのけ、(あたしもできるかな?)と考え始め、そういう友人と親密になって話を聞いてお勉強させてもらい、実践するおバカも出てくることである。こうなると、もう、手に負えない。早めに手を切ったほうが身のためというものである。

すでに囲っている御仁へ

 タイ在住で(商売女に限らず)娘と同棲している、週何日かアパートに通っているような御仁に、娘に他に若い男がいる、できたという兆候のあれこれをご紹介しよう。

娘が若年で男が年上と仮定しての話である。

年に何回かタイに遊びにきて、パトロンもどきをやってる御仁も到底こういう状況にならないから、やっぱり不要であろうか。そういう御仁には、娘に男がいる確率は95%以上だと言っておくだけにしよう。


●ボヤっとするようになった(心ここにあらず、何かに気をとられている) 
●一緒にいて嬉しそうじゃなくなった 
●セックスしなくなった 
●愛情表現が大げさになった 
●携帯の着信音を消すようになった 
●携帯を触らせなくなった 
●突然、予定が変更になる 
●(娘の)一日の予定がわからなくなった 
●突然、予定が入って出かける(遊びに行く) 
●同じ行動をとらなくなった(いつもはこのくらいの時間に電話をかけてきたはずなのに・・・) 
●甘えるときとそうでないときのギャップがある 
●予定を訊いても要領を得ない答えしか返ってこない 
●何も予定はないはずなのに会えないという 
●(口グル合わせのために)友だちと親密な時間が増える 
●友だちの(自分に対する)態度が微妙に変わる(妙に親切になる、話かけられたくないようにする) 
●髪型・服装・下着・色などの好みが変わる 
●受け答えが雑になる 
●ウソをつくようになる 
●出かけることが多くなる 
●つきあいのない友だち(こちらが連絡をとれない)に会ってくると言い出す 
●友だちと行動することが増える 
●実家で急に金が入用と言い出す 
●借金したことを後になって言い出す 
●生理前・後に遊びに行くことが集中する 
●月末は甘えてくる(セックスの回数も増える) 
●金をあげたとたんに遊びに行く 
●すぐに大金を使い果たす 
●ころころと言うことが変わるようになる 
●喧嘩が増える 
●今まで口にしなかった悪口を言うようになる 
●セックスの時、その気がない 
●一緒に寝ていても離れて寝るようになる 
●電話での会話が必要最小限になる 
●一緒に食事をしなくなる 
●一緒に行動しなくなる 
●頻繁に疲れているという 
●何かのクスリを飲むようになった 
●こちらに非があるように話すようになる 
●いつもイライラするようになった 
●態度が微妙に変わった  
●自分の知らない服・アクセサリーを身につけるようになった 
●今までの習慣が変わったことを認めない 
●何かが盗まれた、なくなったという事件が起きる 
●ウソをついたことを認めない 
●愛情表現(態度・言葉・仕草)が簡素になる 
●喧嘩をしても仲直りの糸口がつかめなくなる 
●つじつまが合わないことを認めず、非難する 
●金をくれないとセックスさせない、という態度に出る 
●セックスすると、痛いというようになる 
●優しさがなくなる 
●何日も会わなくても寂しいとは言わなくなる 
●独りの時間が欲しいと言い出す 
●会う時間・回数が減っていく 
●金の話をしたときだけ、目が輝く  
●時間を制限するようになる 
●電話をとらない 
●こちらの顔を見なくなる 
●話す話題が減る 
●悪タレをつくようになる 
●ちょっとしたことでヒステリックになる 
●グループ(友だち&その恋人&その友だち)で遊びに行く 
●電話すると、とる場合&とらない場合がある  
●部屋にこちらの知らないものが置いてある 
●写真を撮らなくなった 
●部屋の模様替えをする 
●携帯で撮った写真がごっそり削除されている 
●部屋で一緒にいてもこちらに近寄ってこなくなる 
●引越ししたいなあと言い出す 
●友だちなどが部屋に泊まるようになる 
●生活時間が変わる 
●体調が思わしくなくなる 
●知らないはずのレストランを知っている 
●睡眠時間が増減する 
●行ったことがないはずの場所にやたら詳しくなる 
●こちらの愛情だけを確認したがる 
●(今まで欲しがったことなどないのに)あれが欲しいとおねだりするようになる 
●口が悪くなる 
●恋人同士では当たり前のことを、非常識だというようになる 
●部屋に行くと、いつも誰かがいるようになる 
●今まで好きだったものを、飽きたというようになる 
●突然、何か長期的なことを始めると言い出す 
●自分の知らない人物と会うことが増える 
●こちらの予定(会えない日)を確認するようになる 
●自分に知らない番号から無言電話がかかる 
●言動に(どうして?)と思うことが多くなる 
●説明のつかない言動が増える 
●「あたしって前からこうなの、知らなかったの?」というようになる 
●こちらのセックスの能力を見下すようになる 
●何でも一緒にやることを面倒くさがる 
●暗々裏に「あんたは用済みなのよ」と言いたいのかと感じる 


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コメント
 
01. 中川隆 2014年12月13日 12:20:22 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs


自分の子供と離れ離れとなった若い売春女性たちの人生と涙 2014-12-13

タイの歓楽街では、多くの女性がイサーン(東北)地方から出てきて必死で働いている。田舎には仕事がない。農作業では一家が食べていくだけの現金収入が得られないことも多い。

だから、村に住む女性たちは現金収入を得るために都会に働きに出る。しかし、都会に出て仕事があったとしても、やはり食べていくだけの収入しか得られない。

そこで売春地帯に堕ちていく。

時には自分の生んだ子供を村に残して出稼ぎに出る若い母親も珍しくない。タイでは若くして子供を産んで、夫に逃げられたり、離婚したりする女性がとても多い。

生活の厳しさが若い夫婦にのしかかると、夫は耐えきれなくなって自暴自棄になるか、姿を消してしまう。牧歌的な田舎の光景とは裏腹に、生活が荒れている。

若い母親は、夫を失い、収入もないまま取り残され、やがて子供を祖父母に預けて都会に出て行く決意をする。そうするしか生きていけない極度の格差がタイにはある。

夜になると、子供を想って激しく涙を流す母親

子供は今まで自分と一緒にいてくれた母親が急にいなくなって、何日も何日も、時には1週間以上にも渡って泣き叫ぶという。母親が恋しくてたまらないのである。

お金を稼ぐために都会に出稼ぎに行くという話は、子供には分からない。子供は、今まで自分を包んでくれた優しい母親をいきなり失うのである。

その悲しみはとても深く、切実だ。

一方、子供から離れて都会に出た母親も、昼間は仕事を探したり、手に入れた仕事に打ち込んでいても、夜になると子供を想って激しく涙を流す。

自分がいないと何ひとつできない我が子を、誰よりも大切な存在を自分から引き離して遠い田舎に預けている。心配で心配でたまらない。

今も昔も、電話で田舎と連絡と取りながら、電話口で泣き崩れる若い母親の姿があると聞いている。切れない絆が無理やり切れてしまった。

帰りたいけれども帰れない。寂しいけれども会えない。抱きしめたいけれども、そこにいない。若い母親は、都会の片隅で涙を流しながら、引き裂かれた絆の痛みに耐える。

しかし、若い母親は飛んで帰ることはできない。お金が必要だからだ。

「お金があれば帰れる……」
「お金があれば我が子と一緒にいられる……」

普通の仕事をしていたら、お金が貯まるのはとても時間がかかる。どんなに節約しても間に合わない。

しかし、彼女にはひとつだけ売り物がある……。

若い母親は、夫を失い、収入もないまま取り残され、やがて子供を祖父母に預けて都会に出て行く決意をする。そうするしか生きていけない極度の格差がタイにはある。


そっと我が子の写真を見せてくれることがある

多くの女性はそれを自覚し、やがて覚悟を決めて売春地帯に堕ちていく。売られるのではない。自ら、そこに堕ちていくのである。かつて、タイはそのような哀しい境遇の中で売春地帯に堕ちてきた女性で溢れていた。

私が知り合った女性たちは、みんなそんな女性たちばかりだった。彼女たちは母親だった。彼女たちは人妻だった。彼女たちは、とても金に飢えていた。

今も昔も、彼女たちが肌身離さず大切に持っているものがある。それは、もちろん自分の子供の写真だ。

彼女たちと一緒にいるとき、静かな時間の中で、彼女たちは私に自分の宝物を見せるように、そっと我が子の写真を見せてくれることがある。

どの女性も、まるでその写真が我が子のように、とても大切な手つきで、写真を見せてくれる。

ある女性はバッグの奥に写真をしまっている。ある女性は財布の中に写真をしまっている。ある女性はペンダントの中に写真を埋め込んでいる。

そして、最近の女性は、自分の携帯電話の中にびっしりと子供の写真を入れている。

「子供は男の子なの? 女の子なの? 何歳なの? どんな子供なの?」

そうやって尋ねると、私の目の前の女性はもう売春女性ではない。ひとりの母親になってしまって、自分の大切な存在がどんなに可愛いのか、いろんなことを話し出す。

そして、「早く田舎に帰りたいわ」と本音を漏らし、その後は寡黙に落ちていく。彼女たちは奴隷ではないのだから、いつでも仕事を辞めて帰ることは可能だ。しかし、彼女たちはお金がいる。だから、帰りたくても、帰れない……。

タイの歓楽街では、多くの女性がイサーン(東北)地方から出てきて必死で働いている。田舎には仕事がない。農作業では一家が食べていくだけの現金収入が得られないことも多い。


「息子のせい」で売春ビジネスを辞めた女性

哀しい話も聞いたことがある。長く歓楽街パタヤで働いていたある女性の話だ。彼女は、「息子のせい」で、売春ビジネスを辞めざるを得なくなったという。何があったのか。

この「彼女」は、半年に一度は必ず田舎に戻り、1ヶ月子供と一緒にいて、それからまた働きに来るというスタイルを取っていた。長く歓楽街にいたが、彼女はずっとそういった生活を続けていたという。

夫はいない。自分の子供は祖父母に預けっぱなしで、男の子はやんちゃな性格に育った。やがて、この子は小学校に入る年齢になったが、困ったことがひとつ起きた。

この子の盗み癖だ。祖父母の財布から黙ってお金を抜き取り、友達からお金を盗み、とうとう学校でもそれが問題になった。この子は盗んだお金は、食事や遊びで全部使ってしまったという。

それを聞いた彼女は田舎に帰り、そして息子を叱り、「人のものを盗んではいけない」と懇々と諭した。しかし、息子はまったく反省もなかったという。彼女は激高したが、強情な息子の前で為す術がなかった。

やがて彼女がパタヤに戻る日になったとき、この息子は急に泣き出した。

「お母さん、どこにも行かないで。お母さんがどこにも行かなくてもいいように、僕はお金をたくさん集めたんだよ」

そういって彼女の息子は、今まで必死で集めた小銭を彼女の前に全部差し出したという。彼女の息子は母親がどこにも行って欲しくなかったのだ。

そして、この子は「お金がない」ことがすべての原因であることを知っていた。彼女は泣き叫び、そして、パタヤに戻るのを止めたという。

そういった哀しい話が、出稼ぎで働かなければならないタイの田舎の中で、たくさん繰り広げられている。タイだけではない。東南アジアの多くの国で、そして世界の多くの国で、同じ話が静かに繰り返されている。

パタヤで哀しい目をした売春女性がいたら、聞いてみて欲しい。彼女の人生に何が起きているのかを……。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20141213T0005120900.html


2. 中川隆[-6946] koaQ7Jey 2017年8月04日 10:14:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

世の中は、人生を思い通りに生きられないという点で平等だ

2017年5月。久しぶりにカンボジアの首都プノンペンに向かって、街の北東部にできた新しい売春地帯を真夜中にうろうろとさまよい歩いていた。

セックスとアルコールが渦巻く真夜中には、カンボジアの若い女性たちがバーにひしめいていた。そこで何人かの女性と話をしたり、深く関わったりしたのだが、彼女たちは当たり前のように私にこう言った。

「稼いだお金はお父さん、お母さんに送っているの」

容姿に恵まれていなくても、何とか稼ごうと必死になって、似合わない化粧をしている女性もいる。彼女は誰にも選ばれないのに、来る日も来る日も派手なバーの前に立っている。

そういった女性がたくさんいる。

日本では、家族のために出稼ぎする地方の娘の存在など、もう皆無に近いはずだ。しかし、カンボジアではそうではない。

まだ、家族のために自分が犠牲になってもいいと考える女性がたくさんいて、実際に覚悟を決めて売春地帯に堕ちて身体を開いている。

こんな時代にそんな女性がいるのかといぶかる人もいるかもしれないが、東南アジアの売春地帯には、今でもそんな女性がたくさんいる。貧困は、まだまだ深い。

家族のために身体を売って仕送りする女性がいる

日本は社会保障費が増大してパンク状態になっており、年金の支払いがどんどん後ろに伸びて問題になっている。食べられない高齢層は国が生活保護という形で面倒を見る。

では、社会保障が整っていない途上国ではどうするのか。国が老いた人たちの面倒を見られないのであれば、誰が彼らの面倒を見ているのか。

言うまでもない。子供たちである。特に東南アジアでは長女が家族のために犠牲になる。これはタイでもカンボジアでもインドネシアでもそうだ。

売春する女性の多くが長女であることに気付く男も多い。長女は「自分を育ててくれた父や母、そして幼い妹や弟たちに仕送りすべき」という考え方を強く持っている。

子供の頃から、家庭や寺院や学校でそのように教わる。だから、家族のために身体を売ってでも仕送りする。国は面倒を見てくれないし、自分が仕送りしなければ両親は飢えて死ぬかもしれない。

「お父さんのために、お母さんのために、幼い妹のために、弟のために、私はここにいるの……」

そういって暗い売春宿の中で家族の写真を見せてくれた女性は、ひとりやふたりではない。タイでも、インドネシアでも、フィリピンでもいた。そういった女性たちの顔が、すぐに何人も思い浮かぶ。

彼女たちは、ファッションモデルになりたかったとか、テレビ女優になりたかったとか、学校の先生になりたかった、という夢を語ってくれることもあるが、そんな夢は絶対に実現することはない。

夢を追うような余裕は彼女たちにはまったくない。自分が仕送りしないとすぐに窮乏する家族が田舎にいる。売春地帯で身体を開き、なけなしの金を手に入れて生きるしかない。

とても細い腕をした女性に、家族を養うという大きな責任がのしかかっていて、彼女たちは必死でそれに応えようとしているのだった。

ピロートークでそんな話を聞くと、私は彼女たちが儚(はかな)く見えたり、哀しく見えたりして、そのたびに私は彼女たちに寄り添ってしまうのだった。


(画像クリックで拡大)インドネシアの売春地帯で働いていた女性。抱いているのは売春宿のママサンの息子。売春宿にくる女性は、自分の家族を故郷においてひとりで出稼ぎに来ている。

私の愛する堕ちた女性たちを見下していた人たち

私はずっと貧しい女性たちと付き合って来た。私の好きになった女性の多くは、みんなそうだった。自分の人生を自分の好きに生きられなかった。

ずっと貧困や社会の仕組みに虐げられたまま、彼女たちは世の中に放り出された。教育もない女性も多かった。

字を書くことも計算することもできず、どうしていいのか分からないで歳を取っていき、やがて若さを散らして最底辺の貧困に堕ちる。

私はこうした貧しい女性たちと一緒にいて、人生の長い期間をずっと彼女たちの不遇や困窮や哀しみに強いインパクトを感じ続けてきた。

そういった意味で、私に強い影響を与えているのは、世の中の偉人でも哲学者でも政治家でもない。偉そうに何か言っている評論家も作家も社会活動家も私はみんな嫌いだ。

そんな人間たちが上から目線で何を言ったところで、心を動かすことなど一切ない。

私の物の見方や生き方に深く強い影響を与えてくれたのは、間違いなく東南アジアの名もない無学な夜の女性たちであったと断言できる。

自分の人生を、自分で決めることのできない不幸な女性たちを前にして、私は自分の人格形成を行ってきた。

彼女たちのあきらめに満ちた言葉が、私にとっては重要な箴言(しんげん)だった。彼女たちの言葉を私は大切に胸の中にしまった。

自分の人生を自分で決められない。人生は自分の思う通りにいかない。努力しても努力しても願いは叶わない。

彼女たちはみんなそうだった。それは、凄絶な不幸とは言えないが、払っても払えない小さな不幸ではある。そんな中で生きる彼女たちの姿が、たまらなく愛おしかった。

彼女たちは確かに今の社会にうまく適合できなかった。だから、社会の底辺に押し込まれて、永遠に這い上がることができず、そこでもがきながら生きることになってしまった。

彼女たちを見て、夢は必ずしも実現しないし、何も持たないと結局は這い上がれないという現実に私はとても傷ついた。

もっと傷ついたのは、そんな社会でたまたま金を持っている人たちや先進国に生まれたというだけの人が、私の愛する堕ちた女性たちを見下していることだった。

しかし、私はしばらくして売春して生きる女性たちを嫌う表社会の人たちを憎む必要はないということに気付いた。

なぜか。

社会は、平等だったからだ。


(画像クリックで移動)ブラックアジア『売春地帯をさまよい歩いた日々』のカンボジア編には、貧しさの中で売春し続けている女性たちを多く取り上げている。彼女たちを見て、夢は必ずしも実現しないし、何も持たないと結局は這い上がれないという現実に私はとても傷ついた。


人生を思い通りに生きられないという点で平等だ

突き詰めて考えれば、誰でも社会の中で制約や制限を受けるので、みんな「自分の人生を自分で決められない」という側面を持っている。

大きな夢を持った人でも、それを開花させることができずに不本意な仕事をして生きなければならないこともある。自分の夢や、実現したい何かがあっても、それができずに雇われて生きている人たちも多い。

自分は好きなことをして生きるんだと言っても、結婚していれば、夢ばかり追っているわけにもいかない。妻子を養うために、泥にまみれて生きていかなければならない。

みんな、自分の思う通りに生きられないし、自分の人生を自分で決められないという側面を持っている。

むしろ、自分の人生を思い通りに生きられないのが普通のことでもある。人生は、挫折や苦渋に満ちている。誰も口にしないが、どんな人でも自分の不甲斐なさや挫折に泣いた経験があるはずだ。

誰でも、自分が生まれ落ちた社会の仕組みから抜け出せない。自分のまわりの環境を変えることができない。自分の身近な人ですらも自分の思う通りに動いてくれない。

自分がどんなに実現したいと思う夢があっても、運が悪かったり、ほんの少し才能に恵まれていなかったり、欠点が克服できなかったり、十分な資金がなかったりすると、それは実現することができないこともある。

誰も自分を見出してくれないし、長く苦しい努力も無に帰す日も来る。

夢は実現できないこともあると言うと、「そんなことはない」と言われることもある。「夢は必ず実現する」と強く思い込んでいる人もいるのだ。

しかし、私は夢は必ず実現するなど一度も思ったことはない。売春地帯で、ほんのささやかな夢さえも実現できなかった女性たちの姿を夥しく見てきた。

普通に結婚したい、お金の心配がいらない生き方をしたい、愛する男と幸せに暮らしたい、子供をずっと自分の手元に置いて育てたい。ただ、それだけ……。

そんな夢さえも叶えられないで、ボロボロになっていく女たちをそれこそ毎日見てきた。

私が現実主義者になってしまったのは、そういった女性たちの怨念が私に乗り移っているからだ。

自分の人生を、いろんな制約で、自分の思い通りに生きることができない人たちがたくさんいる。誰もが冷酷な現実に翻弄されながらも、歯を食いしばって生きている。

誰でも、自分の人生を思い通りに生きられないという点で、世の中は平等にできている。


インドネシアの売春地帯。普通に結婚したい、お金の心配がいらない生き方をしたい、愛する男と幸せに暮らしたい、子供をずっと自分の手元に置いて育てたい。そんな夢さえも叶えられないで、ボロボロになっていく女たちをそれこそ毎日見てきた。
https://www.bllackz.net/blackasia/content/20170804T0228040900.html


3. 中川隆[-5476] koaQ7Jey 2018年3月09日 09:35:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
2018-03-09 45万人がHIV感染している国の売春地帯で生き残るために


タイの売春地帯は紆余曲折を経ながら今も全世界からハイエナたちを呼び寄せており、東南アジアで最大規模の売春エリアとして存在している。その規模は、東南アジアどころかアジア太平洋地域で最大規模である。

堕落と快楽が欲しければ迷わずタイに向かえばいい。そこには求めるものすべてが存在する。

ところで、その代償としてタイが抱えているのが性病の蔓延であり、エイズ禍も深刻だ。

タイのHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染は沈静化してきたと言われており、だからタイは安全になったと考えるハイエナたちも多いのだが、実際はどうなのか。

タイのHIV・エイズ感染の最新データとして「HIVとエイズに関するグローバルな情報と教育」を標榜するイギリスの団体「AVERT」が2016年の数字を出しているので、これを参考に見ると、タイは以下のような状況になっている。

「2016年時点でHIV感染者は45万人」
「2016年には6400人が新しくHIVに感染」
「新規感染者の90%は無防備な性行為」
「新規感染者の10%は売春する女性」

タイで最もHIV・エイズ感染のリスクが大きい場所は、言うまでもなくバンコクやパタヤの売春地帯である。新規感染者の90%は無防備な性行為でHIVに感染するとhttps://www.bllackz.net/blackasia/content/20180309T0301420900.html#QljiD07.google_plusone_ninja_mいう事実は重い。


4. 2019年3月05日 12:42:58 : 16ZA3H4TV6 : bjdHbS5SQnJMdzI=[1] 報告
「土人」と言うのは、もともと土国(トルコや西中央アジア)の人々を指すそうです。日本語で言えば日本人=とした「土着」「土着民」と重なります。つまり、日本人自身(モンゴロイド系の)のルーツでもあるわけです。アイヌが土人(トルコ系)だと指摘されだしたのは、北海道に住んだロシア系タタール人(トルコ周辺部に多い白人)とした認識があったからでしょ。それをアイヌとしたもで重ねたものに過ぎない。北海道とロシアの間の海峡を「タタール海峡(間宮海峡)」と言うくらいですからね。因みにタイ人のルーツは、日本人とは違って土人(トルコや西中央アジア)ではありません。タイ人は、マレー系や黄色モンゴロイド系が多いです。記事欄に日本語の使い方がおかしな人がいたので。
5. 2019年3月05日 13:13:57 : 16ZA3H4TV6 : bjdHbS5SQnJMdzI=[2] 報告
アメリカインディアンと言われる人々の殆んどは、もともとペルシャやインド、東南アジアからの移民が多いそうです。ポルトガルやスペインなどラテン系の人々と同時期に入り込んでいます。昔のサンフランスシスコ(西部側)などは、アングロサクソンアメリカではなくラテンアメリカだったわけです。
6. 中川隆[-13693] koaQ7Jey 2020年2月20日 10:35:04 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-225] 報告
差別されるセックスワーカーの悲哀を見てきた

タイは寛容な国として知られているのだが、この国には差別がないのか。
タイ人はとても柔軟で、誰でも受け入れる包容力があって、流れ者にはとても居心地が良い。あまりの優しさと包容力の深さに、抜け出せなくなるような安心感が社会にある。

しかし、このタイでも差別意識はある。私は売春に従事する膨大な女性に出会ってきたが、彼女たちはそのビジネス故に、そして貧しさ故にあまり良く思われていないのは、部外者である私も徐々に知るようになった。

タイは階層社会だ。上流階級と貧困階級はまったく違う世界に生きている。その中で夜の女というのは、最底辺のそのまた下のクラスに見られているというのは、一緒にいる私でさえも肌感覚で分かるようになった。

そしてタイは学歴社会でもある。学歴のある人間とない人間の差はあまりにも明確に線引きされており、学歴のない人間はどれだけ有能でも出世できないという社会でもある。

現在のシンガポールは多民族国家だが、それでは差別がなかったのだろうか。私はあるスリランカ女性が好きになって、彼女としばらく一緒にいたことがある。

(ブラックアジア:リーパ。ゲイランの街に立つ女の凶悪な目付きに惹かれた)
https://blackasia.net/?p=3262


ところが、私の泊まっていたホテルの中国系シンガポール人は、彼女のことを「ダーティー・ブラック・スキン」の女だと言って侮蔑した。「薄汚い黒い肌の女」だというのである。

そして、「そんな女をこのホテルに連れ込むな」と私に言い放った。客の私にそのようなことを言い放つのだから、その差別感情に私はショックを受けるしかなかった。

カンボジアではどうだったか。カンボジア人は昔から激しい差別感情をベトナム人に持っているのは有名な話だ。

そのカンボジアの売春地帯では、貧しいベトナム女性が大量に売られて売春していたのだが、それがまたベトナム人差別を増長させていた。

私が売春で生きているベトナム女性と一緒にプノンペンの街を歩いていたら、あるカンボジア人の老人が彼女にツバを吐きかけた。街を歩いているだけの女性に向かって、ツバを吐くという行為にその拒絶感の強さが窺い知れた。

理解? 配慮? そんなものはどこにもなかった

貧しいというのは差別につながる。売春ビジネスもまた差別につながる。だから貧しいセックスワーカーが置かれている立場というのは、どこの国でも激しい差別の渦の中にある。

バングラデシュでも貧しいセックスワーカーは激しい差別の中にあって、彼女たちが病気になっても医者は診察を拒絶し、彼女たちが死んでも葬儀屋は葬儀を拒み、共同墓地での埋葬すらも断られる。

スリランカで私が売春する貧しい女性と一緒に店に入ったら、私たちの目の前にいたテーブルのスリランカ人は彼女を見て途中で席を立って消えていった。

普通のスリランカ人が彼女を見る侮蔑の表情、そして一緒にいる私に対する嫌悪の表情はとても深い断絶に思えた。スリランカ社会が彼女を見る「冷たい目」はすべて真実である。恐ろしほどの冷たさであった。

彼女たちは、そういった拒絶感を朝から晩まで受けている。どこの国に行っても、私が好きになった夜の女たちの99%は社会から嫌われ差別されていた。
理解? 配慮? そんなものはどこにもなかった。ある時は陰湿に、ある時は露骨に、差別感情がそこに見出された。それが現実だ。

アジアの底辺で、社会から拒絶されながら生きている女性たちの姿を見て感じたのは、人間は「違い」に対する拒絶感をどうしても克服できないという冷徹な現実だったのである。

人は多様であり、人種も、人生も、考え方も、非常に大きな違いが存在する。その「違い」の中に対立や拒否感が生まれると、それが差別という感情になって育っていく。どうあがいても、人間はそこから逃れられない。

この「違いを排除する」という人間社会にある感情は、やがては深い対立を生み出すことになる。現代社会はこの感情を消す処方箋を持っていない。
https://blackasia.net/?p=17236

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