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飛車角落ちの民主党(きっこの日記、5.11)【でも大丈夫とご託宣。トンチンカンな質問はやはり日テレ記者(笑)】
http://www.asyura2.com/09/senkyo63/msg/134.html
投稿者 南青山 日時 2009 年 5 月 12 日 06:51:44: ahR4ulk6JJ6HU
 

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20090511

あたしがせっかくがんばって「新政権ヲザワゲリヲン」(http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/05/post-03c5.html)を書いたってのに、小沢一郎は、今日、突然、代表の辞任を表明しちゃった。11日の午後3時ころに速報が流れて、5時から会見があった。で、いろいろと書きたいんだけど、まずは、小沢一郎の辞任の言葉と、そのあとの記者との質疑応答の様子をご紹介する。自民党の宣伝に余念がない御用マスコミは、自民党にとって都合のいい部分だけをツギハギに編集してテレビで流すから、ニポンの未来を真剣に考えてる良識ある国民たちが、そうしたテレビ局の意図的なヤラセ映像に騙されないように、ここに「文字」で記しておく。

「小沢一郎の代表辞任の言葉」

挙党一致をより強固にするために、来たる衆議院総選挙での必勝と政権交代の実現に向けて、挙党一致の態勢をより強固にするために、あえてこの身を投げ打ち、民主党代表の職を辞することを決意しました。国民の皆様、支持者の皆様に、ご心配をお掛けしてまいりましたことをお詫びしますとともに、特にこの3年間、いたらぬ私を支えてくださいました同僚議員の方々、党員、サポーターの皆様に、心よりお礼を申し上げます。

もとより、今度の総選挙は、国民自身が政権を選択して、自ら国民と国民生活を救う、またとない機会であります。民主党にとっては、悲願の政権交代を実現する最大のチャンスであります。民主党を中心とする新しい政権を作り、「国民の生活が第一」の政治を実現して、日本の経済社会を根本から建て直すこと、そして、政権交代によって、日本に議会制民主主義を定着させること、この2つが、民主党に課せられた歴史的使命であり、私自身の政治家としての最終目標に他なりません。

国民にとって、民主党にとって、そして私自身にとっても、何が何でもここで勝たないとならないのであります。それを達成するためには、党内の結束、団結が絶対不可欠の条件であります。党内が乱れていたのでは、総選挙に勝利することはできません。逆に挙党一致で臨みさえすれば、必ず勝利することができると確信しております。私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の体制を強固にする上で少しでも差し障りがあるとするならば、それは決して私の本意ではありません。政権交代という大目標を達成するために、自ら身を引くことで民主党の団結を強め、挙党一致をより強固なものにしたいと判断した次第であります。まさに、身を捨て、必ず勝利する。私の覚悟、私の決断は、その一点にあります。

連休中、熟慮を重ねまして、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも、直ちに連休明けの本日、辞意を表明することにいたしました。ただし、国民生活への影響を最小限に抑えるために、平成21年度補正予算案の衆議院での審議が終わるのを待った上で、速やかに代表選挙を実施していただきたいと考えております。重ねて申し上げます。新代表の下で、挙党態勢を確立して、総選挙に臨むことが何よりも重要であります。もちろん、私もその挙党態勢の一員として、総選挙必勝のために、最前線で戦い続けたいと思います。国民の皆様、引き続き民主党をご支持くださいますよう、心よりお願いを申し上げます。ありがとうございました。

記者 「党の結束や挙党態勢に不安があったのか、なぜこの時期に辞めるのか、改めて伺いたい。また代表が離党するのではないか、議員を辞めるのではないかと心配する声もある」

第一点は、皆さん自身がよくお分かりだと思います。連日、皆さんの報道にありますから、それによって結果として、党内が不安定になったり、皆が不安になったりしてはいけない。私がそのメディアの批判の矛先の相手であるとするならば、私自身が去ることによって、それがかわされ、そして皆が安心して安定して総選挙に向けて、挙党一致で戦う。そういう体制をぜひ作り上げてもらいたいし、私も一員として協力していきたい、そう思っています。それから、今日辞意表明をしたからといって、別に政治家を辞めるわけではありません。もうあとわずかの総選挙までの期間でございます。代表を退いても全力で政権交代のために頑張りたいと思います。

記者 「辞意を決断するに至った経緯と、その決断した時期について。今後は新代表を支えるというが、総選挙対策として具体的にどのような活動をするのか」

私が民主党の代表を辞するという決断をいたしましたのは、最終的に連休でゆっくり考える時間ができた時点でございます。それから選挙のやり方につきましては、質問者も長年見ておられるはずであります。選挙必勝の私自身のやり方で今後も全力で頑張ります。

記者 「代表の後継を選ぶ代表選については、政権交代や首相を懸けるわけだが、どのような代表が望ましいと思うか。現時点で意中の人はいるのか。次期衆院選では、代表自身の公認は最後でいいと言ってまだ公認していないが、次期衆院選に立候補するのか」

辞めていく者が、次の人について論ずるべきではないだろうと思っております。ましてや、まだ誰が立候補するかも分からない段階ですから、質問にはお答えいたしかねます。それからさっきも言ったように、私は別に辞めるわけではありません。次の総選挙で勝つことが私の最大の願いであり、それは日本の国にとって、国民にとって、必要な政治の転換だと思っておりますので、どこの選挙区であれ、全力で戦い、必ず勝ち抜いてまいりたいと思ってます。

記者 「代表辞任後の新執行部から、執行部に入って党幹部の職を続けて欲しい、もしくは、選挙について責任を持つ立場について欲しいという要請であれば受けるつもりはあるか」

私は今日辞意を表明したのですから、まだ選挙の日取りを始め選挙の手続きも決めておりません。それは明日からです。顔ぶれも、どのような方が立つかさえも分かりません。ですから、新しい代表になってからの仮定の質問に、今は答えるべきではないと思います。ただ一般論として、私も党員である以上、皆で決めたことは守らなければはなりません。それが民主主義です。「自分は意見が反対だから守らない」では、国会もすべて成り立ちません。反対した法律でも多数で成立すれば、それは法律です。皆で話し合いの上まとまれば一番良いことですが、話し合いがつかなかった場合は、多数決、選挙ということで決することが先人の知恵であり、民主主義の基本であります。ですから、それによって選ばれたリーダーの命(めい)について、私だけでなく、全員が守って行かなければならないと思っております。

記者 「代表の進退について、政権交代が可能かどうかを判断基準とすると繰り返し言っていたが、その発言と比べて今日の内容は乖離(かいり)があると思うが」

私の今の話を聞いていただき、配ったメモを読んでいただければ、何の乖離も、何の矛盾もありません。民主党にとって、挙党一致、団結して力を合わせて国民に訴えるという態勢さえできておれば、必ず国民の信頼を得られると思っております。その意味において、私は今日でも民主党は国民の理解を得られると思っておりますが、そのことをさらに万全なものにするために、少しでもマイナスの部分は、この際、自分自身が身を引くことによってでも取り除いておきたい。そして、何としても政権交代を実現したい。それが国民のためであり、われわれ民主党の使命であると、そう考えているということであります。

記者 「辞任が遅すぎたことで、党にダメージを与えたという声がある。政権交代に貢献するためには、離党や議員辞職も選択肢として考えられるか」

なぜ離党、議員辞職しなければいけないんですか。私は政治資金の問題についても、一点のやましいところもありません。法律に従ってきちんと処理し、報告しております。刑事的な責任で身を引くわけでもありません。皆さんのお力添えのおかけで、私が3年前に代表職を引き継いだ時には、民主党は1桁台の支持率だったと思いますが、今、皆さんの懇切丁寧な報道ぶりにも関わらず、20%以上の支持率をもって自民党とほぼ拮抗(きっこう)しております。私はそういう意味において、本当に国民の皆さんの理解が、わが党に対する理解、そして、やはり政治は変えなくてはいけないという理解が進んでいる証左だと思っておりまして、私も微力ながらそのことに多少なりとも貢献してきたのではないかと思っております。ところで、あなたの会社はどこだっけ?

記者 「日本テレビです」

日本テレビでも、国民の皆さんの声をよく調査をしてみてください。

記者 「小沢首相を求める世論の多数の声に応えられなかったことに無念の思いはあるか」

個人的に私を強く支持してくださる方は、私が民主党代表として総選挙に勝ち、総理大臣になることを願っていてくれたことと思います。しかし、私は、私自身が何になる、ならないということはまったく問題ではありません。民主党を中心にして、とにかくこの自民党の長期政権、腐りきった政権を代えなければいけない。政権交代が果たされれば、私自身にとっての本懐なのです。それ以上の期待をしてくれた支持者の方がおりましたら、それは申し訳ないことではありますが、政治家としての私は、政権交代、国民生活第一の政治、国民サイドに立った政治、そして日本における議会制民主主義の確立、これが樹立されれば、少なくともそのスタートを切ったことを自分の目で確かめることができるとすれば、それはまさに政治家の本懐、男子の本懐、そう考えております。

‥‥そんなワケで、あたしは、この会見の中で一番気になったことは、「連休中、熟慮を重ねまして、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも、直ちに連休明けの本日、辞意を表明することにいたしました」って部分だ。世の中的には、5月6日でゴールデンウィークは終わりのハズだったのに、小沢一郎のゴールデンウィークは昨日の10日までだったのか(笑)

ま、そんなこたー置いといて、小沢一郎は、記者とのヤリトリで思いっきり皮肉を言ってるよね。最初の質問に対する答えなんて、言葉が丁寧なだけに、皮肉もヒトシオって感じがする。自民党が、東京地検特捜部の谷川恒太や佐久間達哉を使ってアカラサマな国策捜査を強行したのにも関わらず、小沢一郎の秘書を叩いても叩いても何のホコリも出なかったからって、連日、マスコミを総動員してのネガティブキャンペーンを実施したんだもんね。そして、とうとうここまで追い込んだんだから、すべては、自民党の飼い犬の腐れマスコミどもの大手柄ってことになる。

ちなみに、今回の会見に集まってた記者の多くは、4月9日の夜に、小沢一郎の秘書を異例の逮捕、異例の長期拘束、異例の取り調べをしてる東京地検特捜部の特捜部長、佐久間達哉が主催した「懇親会」という名の飲み会に参加して、みんな仲良くお酒を飲んで騒いでた仲間なんだよね。皆さん、これ、どう思う? 小沢一郎の秘書を逮捕して、立ちションベンよりも軽い「政治資金報告書の虚偽記載」なんていう微罪で2ヶ月間も拘束し続けてる上に、その拘束中で取り調べ中に、取り調べをしてる東京地検特捜部の特捜部長が、マスコミ各社の記者を集めて飲み会をやってたんだよ。

で、何よりも不思議なのが、すべてのマスコミが小沢一郎の秘書のことをメチャクチャに書きまくってたのが、4月の第1週までだったってことなんだよね。異例の強制捜査と逮捕から、連日のようにメチャクチャなデマを書き続けて来たマスコミ各社は、まるで裏で取り決めでもしてたかのように、4月の第1週で報道をストップしたんだよね。そして、その直後の飲み会。これ、あまりにも分かりやすいんだけど、東京地検特捜部が自民党に指示されて流し続けて来たデマをまことしやかに記事にし続けてくれた飼い犬記者ども対する「皆さん、今までご苦労さん!」ていうネギライの飲み会じゃん(笑)

そして、この飲み会が終わったあとは、自民党の二階俊博の疑惑が報じられるようになったんだけど、小沢一郎の秘書の何百倍もの重罪にも関わらず、東京地検特捜部は、誰1人逮捕もしなけりゃ最低限の「在宅起訴」すらしないで、事実上の「見て見ぬフリ」を続けてるってスンポ―だ。そして、佐久間達哉の飲み会に参加してた読売新聞はと言えば、まだ起訴されただけで裁判も行なわれてない「推定無罪」の秘書の問題で偏向世論調査なんかしちゃって、「小沢一郎が秘書の起訴後も代表を続投していることに納得できない」が71%だなんていう噴飯モノのアホ記事を書く始末。

ちなみに、読売新聞の世論調査の情報操作ぶりについては、2008年8月30日の日記、「読売プロパガンダ」(http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20080830)に、実例を挙げてタップリと書いてあるから、まだ読んでない人は、ぜひ読んでみて欲しい。あまりにも誘導的で、明らかに自分たちの狙った結果に導くための、小学生にもバレバレの幼稚なデタラメが炸裂してるから、ある意味、マンガを読むよりも笑えること間違いなしだ。

ま、自民党が作り上げた「政官財の癒着システム」を徹底的に解体しようとしてたのが小沢一郎なんだから、自民党がこれほどまでにアカラサマな国策捜査を行なってでも、飼い犬のマスコミを総動員してまでも小沢一郎だけを潰しに掛かって来たワケで、自民党から甘い汁を吸わせてもらってる官僚どもが手弁当で協力したのだって、すべては今の癒着システムを死守するためだったワケだ。ようするに、官僚どもは、仮に政権交代が実現したとしても、小沢一郎以外が代表なら、民主党だって自民党とおんなじに取り込めるって考えてるワケだ。だからこそ、ニポンの検察の歴史に前代未聞の大汚点を残すような見え見えの国策捜査までして、飼い犬の番記者どもにデマ記事を書かせたってワケだ。

‥‥そんなワケで、小沢一郎の今日の突然の辞任表明に対して、読者からは「ヘボ将棋、王より飛車を可愛がり、ですね。残念」ていうメールも届いてるんだけど、あたしとしては、「肉を斬らせて骨を断つ」って作戦だと思ってる。ハッキリ言って、小沢一郎は、そんなにバカじゃない。それどころか、そうとうの切れ者だ。中学生レベルの漢字も読めないどこかのクルクルパーとは違って、小沢一郎は、囲碁の名人であり、戦略の達人だ。だから、自由が利かない上に、何かあるたびに命を狙われる「代表」なんて座にいるよりも、背後に回って参謀に徹した時こそ、本当に恐い相手になるってワケだ。ようするに、今回のことは、目先のことしか考えてない裸の王将が好き勝手にやってる沈没前夜の自民党と、何十手も先まで展開を読み切ってる小沢一郎率いる頭脳派集団の民主党との勝負ってワケで、飛車角落ちでも民主党の楽勝だと思う今日この頃なのだ。

★このやりとりの記録は貴重。小沢が何を考え、何をやろうとしているのか、ある程度読み取れるのではないか。
それにしても「政権交代に貢献するためには、離党や議員辞職も選択肢として考えられるか」とは、なんちゅうアホな質問をしているのか。
そして、豪腕小沢はきちんと社名を問いただしている。
そして「日本テレビ」(笑)。
戦いは第二段階に入ったというべきか。
小沢を辞任に追い込むことができたとしても、まだ自公・官僚・メディアは枕を高くして眠れないだろう。
小沢は代表を辞することで、かなりのフリーハンドを得たことになるから、どのような行動に出るのか、戦々恐々なのではないか。

 

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