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http://mainichi.jp/select/world/news/20091012ddm001030048000c.html
岡田外相：アフガン訪問 「元タリバン職業訓練」、大統領に表明
【イスラマバード栗田慎一】岡田克也外相は１１日午前（日本時間同日午後）、訪問先の北京からドバイを経て、アフガニスタンの首都カブールを電撃訪問した。外相は大統領府でカルザイ大統領と会談し、新たなアフガン復興支援策として反政府勢力タリバンの元兵士への職業訓練を実施する方針を表明した。大統領はタリバンとの和解につながる貢献策として高く評価した。
岡田外相は支援策のとりまとめ時期について、１１月１２日に予定されるオバマ米大統領の訪日には必ずしもこだわらない考えを記者団に示した。
外相はアフガンに約７時間滞在した後、１１日夜にパキスタンの首都イスラマバードに到着。記者団に、カルザイ大統領との会談内容を説明した。
その説明などによると、会談で外相は「アフガン復興支援は重要なテーマだ」と述べ、元タリバン兵士を対象とした職業訓練支援を実施する方針を表明。大統領は「アルカイダやタリバンと関係のある人で、イデオロギーで動いていない人との和解は考えられる。職業訓練をして生活の糧を与えることはとても重要だ」と評価した。
また大統領は「日本はアフガン支援の最前線にいる」と謝意を伝えたうえで、「特に電力、高等教育、農業支援が必要だ。日本にはそうした支援に加えて、和平プロセスを促進する役割を果たしてほしい」と民生支援拡充や、和平への貢献に強い期待感を示した。
来年１月に期限が切れる新テロ対策特別措置法に基づく海上自衛隊によるインド洋での給油活動については、外相は「単純延長しない。それ以上でも、以下でもない」と記者団に語った。会談では、双方とも給油活動には言及しなかったという。
日本の外相のアフガン訪問は、昨年５月の高村正彦氏以来。鳩山政権の閣僚が訪問するのは初めて。岡田外相の訪問日程は、厳しい治安情勢から事前公表されなかった。外相は大統領のほかスパンタ外相、アブドラ元外相とも会談した。
１２日にはパキスタンのザルダリ大統領らと会談。１３日にインドネシアを訪れ、１４日にスマトラ島沖地震の被災地を視察し、１５日に帰国する。
毎日新聞 2009年10月12日 東京朝刊
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フォローアップ:- 岡田外相：アフガン訪問 積極貢献アピール【米国からも評価を得られる可能性がある】（毎日新聞） クマのプーさん 2009/10/12 10:20:03
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