じっさい男子のライサチェクは、SPでもフリーでもノーミスで滑りきった。
一方キム・ヨナも、やはりSPフリーともノーミスだった。
プルシェンコなんか素人の自分が見ても、フリーの時のジャンプはプルシェンコらしからぬ不安定なもので、ズッコケルんじゃないかとハラハラしたもん。
いままでのプルシェンコなら考えられない不出来だった。
事実演技終了後もどってきたプルシェンコは頭を振って「今日は全くなってない」みたいな感情露わだったね。
だから本人も強がってはいるが、銀メダルは仕方ないと納得してるはずだ。
一方の浅田真央については今更触れる必要はないと思うけど、ミスをしては今の採点法のもとでは到底キムを超えられない。

要するに現採点法のもとで確実に得点を稼げる戦略を練ってきた男子ライサチェク、女子キム・ヨナが、金メダルというのは当然の結果。
自分もこの結果は正当だと思ってる。
ただかなり以前からキム・ヨナに対して得点インフレとも言うべき状況はちょっと解せないが。

誰もが認める力を持った才能を持った選手であれば、オリンピックで金メダルを取れるものでもない。
４年に１度しか巡ってこない大舞台の頂点に立つには、用意周到な「戦略」も必要なんだろう。
その点でキム・ヨナは、浅田真央に対する劣っている部分を、チームヨナのもとまさに周到な戦略に基づいて、そのとおりに金メダルを取った。
ま、その裏にどういう仕掛け、作為があったかは知らないが・・・

ただ、いまの採点法の下では、結局「そつなくこなしてミスをしない」選手でないと金メダルを取れなくなってしまう。
これではこの先、なにか確かに面白味がなくなるな。
プルシェンコの言うとおり、採点法をさらにまた改善すべきだろう。

キム・ヨナは金メダルという目標も達成し、且つまたこの先の４年の重圧を考えれば、やはり現役引退だろうね。
それと浅田真央は自分よりも、まだ「伸び代」をもった選手ということも肌で感じてるだろうから、真央に抜かれていくよりもここで第一線を退くのが賢いとも考えてるはず。
率直にジュニア時代、自分は真央のようには飛べないとも言ってたぐらいだから。

プルシェンコがどうしても超えられなかったライバル、ヤグディンが現役を退いたあと、まさにプルシェンコ時代が到来したわけだから。

真央は競技に真剣に挑み、エキシビジョンでは一転して演技力を全面に出したところに意味がある。

メリハリをつける事の出来るスケーターという事。

一方キムヨナは、競技と同じ演技しか出来ない。
ＴＰＯに応じ使い分ける事の出来ないう単純な演技を露呈した。
つまり、キムヨナはあれ以上でも以下でもないという事。

平凡で、多様性の無いスケーターという事。

★浅田真央の演技力の証明（バンクバーエキシビジョン）
http://www.youtube.com/watch?v=ZPBoeiZGY-Y

いつまでも引きずって悪いが、タラソワおばさんの選曲はやはり、ちょっと重い。
ソチではタラソワ有利などといわれる方もいるが、キムヨナに対する有効な手段を見いだせなかったあのおばさんでは心配ですな。

ちなみに、>>01さんの「抜群のジャンプ力」というコメだが、真央は、安藤より５センチ以上低いそうです。

真央の持ち味は切れの良い回転との事で、４回転も充分可能で、練習中に成功もしているそうです。

私としては、３Ａ＋３Ｔ連続を完璧にしてほしいのです。

浅田真央が戦ってきたもの・・・マスコミが決して明かすことのない真実
http://www.consadole.net/miyasaka/article/3
http://www.asyura2.com/10/lunchbreak35/msg/806.html

アホかアホでないかは、それから判断しても遅くないよん。