http://ruvr.ru/main.php?lng=jap&q=2872&cid=106&p=09.02.2010&pn=1

イラン、ウラン濃縮を引き上げ　制裁強化に拍車

　イラン国営テレビは９日、同国中部のナタンツにある核施設で濃縮率２０％の濃縮ウランの製造が始まったと報じた。欧米主要国からは非難が出ており、制裁に向けた議論に拍車がかかるものとみられる。
　アハマディネジャド大統領の指示を受けてのもので（イラン大統領、国内濃縮率の引き上げを明言）、 国内にある医療用実験炉の核燃料を確保するのが目的。国際原子力機関（ＩＡＥＡ）は同国の低濃縮ウランを使用する国外での濃縮を提案してきたが、イランは受け入れを拒否。前日のＩＡＥＡへの通告を経て、査察官立会いの下で独自濃縮を敢行した。

　ユーロニュースによれば、同国の核問題で交渉役となっている６カ国のうち、米国とフランスはイランへの制裁決議案を共同で作成する意向（イラン濃縮引き上げ：制裁導入、核不拡散の目的忘れるな）。 またドイツのメルケル首相も濃縮率引き上げは「イランがＩＡＥＡ案に合意する用意がないことの証」と述べ、制裁強化を支持する立場を伝えた。ロシア外務省の報道官は国営第２テレビに対し、国外搬出案を履行すべきと述べた。また下院（国家会議）のコサチョフ国際問題委員長は「国際社会は即座に反応すべき」と制裁導入の可能性も否定しなかった。 　

コメント
01. 2010年2月10日 22:15:33 日本語版では報道がされていませんが、英語版では以下のように報道されています。 Iran will stop uranium enrichment if it gets it from the West – Salehi http://english.ruvr.ru/2010/02/10/4326932.html イラン側の言い分です。西側メディアに一方的に頼るのは公平ではありません。 “We have the capability to enrich uranium to any percentage we wish, but we asked the [International Atomic Energy] Agency to ask other countries that could supply the 20-percent [enriched uranium] because we did not want to go beyond five percent. But they did not respond,” Salehi told Press TV in a live interview on Tuesday. http://www.presstv.com/detail.aspx?id=118302§ionid=351020104 ちなみに日本の研究用原子炉で使われているウランの濃度は９０％、２０％。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89#.E4.BD.BF.E7.94.A8.E7.9B.AE.E7.9A.84.E3.81.AB.E3.82.88.E3.82.8B.E5.88.86.E9.A1.9E
02. 2010年2月10日 22:24:43 なぜなんだマリファナ中毒に陥る最大の要因は放射能や放射線なのに
03. hou 2010年2月10日 23:25:55: HWYlsG4gs5FRk 西側諸国が要求していることは2点です。 第一に、20％まで濃縮すると技術と経験が高まり、技術と経験が温存される危険性 　　　　技術と経験が温存され、それが特定の国に流入するリスクがあるため、 　　　　20％まで濃縮することを阻止したい。 第二に、イラン側がまず、濃度３．６％まで濃縮したウランをイラン国外に先に持　　　　ち出すこと、そして、それを確認したうえで、ロシアやフランスが技術的　　　　にそれ以上、増やすことが出来ないように加工した濃度20%の医療用（が　　　　ん治療）ウランをイランに引き渡すことです。 　　　 イラン要求していること �@　　第二の、濃度３．６％まで濃縮したウランをイラン国外に先に持ち出すこと　　　は不可能で、同時に交換することが条件。 �A　　　IAEA had ignored its request to find out what nations would be 　　　　　prepared to supply uranium for Iran.　　 　　　この部分ですが、 　　　ロシアとフランスが共同でという決まりがあったはずです。 　　　この文章ですと、イランがＩＡＥＡにどの国がウランを提供してくれるか 　　　聞いたところ、それを無視されたという風に訳せるはずです。　　 　　　誤訳ならすいません。 　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上
04. 2010年2月11日 16:20:54 どうせ、後ろ暗い奴等が戦争を煽るのって、そんな手口。 きっと裏がある。 北朝鮮も、散々米国から「怒らせる為の嫌がらせ」を受けてて…。 イランもそうだろうが、ベネズエラもそうだし、中国も割りとそうだし、ロシアもよくやられてた。 イラクのそれは、最近ハンス・ブリクスが「査察再受け入れを表明してるとブレアにも告げた」と証言したが、開戦したのだったし。 それにつけても、本当に日本の報道は「鉄壁の（国民）包囲網」とつくづく思うよ！ 今回の小沢陸山会疑獄騒動で、かなり全体像が見えて来た感はあるが。
05. 2010年2月13日 00:48:01 イランのＩＡＥＡ大使ソルタニエ氏がイラン国営テレビと行ったインタビュー記事から。 濃縮ウランを供給できる国を求めて、エルバラダイ議長に親書を託す。 議長は、米国とロシアに親書を渡す。両国は、さらなる濃縮のために１２００キロの低濃縮ウランをロシアに送ることを要求。これに、さらにフランスが加わることに。ところが、西側のメディアは、ジュネーブ提案に上記の３カ国は同意したがイランが同意せずと報道。実際、ジュネーブ提案は、彼ら３カ国の提案であって、イランは別に提案を用意していた。イラン側は低濃縮ウランと高濃縮ウランの、イラン国内における同時交換を提案。低濃縮ウランをイラン国外に送り、同時に高濃縮ウランをイラン国内で受け取るところまで譲歩したが、９ヶ月近く彼らからの返答はない。新しくＩＡＥＡ議長になった天野氏にも、これまでの経過を説明し、３カ国にイランの提案はまだ生きていることを伝えてもらった。外交の場でイラン提案が有効であることをアピールしたが、反応はなかった。アイソトープを必要としている８５万のイラン人のために濃縮作業を開始。しかし、合意ができるなら、作業を開始した現在でも、ウランの交換の可能性はまだのこっている。 http://www.presstv.com/detail.aspx?id=118228

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