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売春婦の費用まで請求していたブラックウォーター 《THE JOURNAL》 【売春婦?慰安婦?】
http://www.asyura2.com/09/warb2/msg/871.html
投稿者 アルカディア 日時 2010 年 2 月 14 日 21:57:16: jjR5cYzLvBZKE
 

http://www.the-journal.jp/contents/ny_kanehira/2010/02/post_52.html
金平茂紀


 ニューヨークはバンクーバー冬季五輪で沸きかえっている。開会式のセレモニーは、平和への希求のメッセージが随所に感じられた。K.D.ラングが歌ったレナード・コーエンの曲「ハレルヤ」はよかったなあ。で、この欄ではそれとは正反対のことを記すことにしよう。戦争企業についてだ。

 ブラックウォーター社と言えば、一般的には民間警備会社という言い方をされていることもあるが、日本とそれを想起すると大きな間違いを犯すことになる。同社は、9・11同時テロ事件以降に急成長を遂げ、従来は公の担務だった危機管理・安全保障といった分野において、民間アウトソーシングを請け負って勢力を一気に拡大した。ハリケーン・カトリーナの現地治安維持活動でも国家安全保障省に雇われ大いに活用され、イラクやアフガニスタンの戦争にも現地に大量の傭兵を送り込んだ,いわば「民間軍事企業」「傭兵企業」「危機管理会社」といった方が実態に近い。広大な軍事訓練施設も保有している。だが、2007年9月には、この社の傭兵がイラクで民間人17人を射殺する事件を引き起こしたことから国際的な非難の的となった。そこに至るまで、アメリカ国務省や国防総省、国家安全保障省などと契約を結び、しかもほとんどが無競争の入札なしでの受注で、10億ドルを超える収入を得ていた。前述の事件以降、名前を変えて、現在は、Xe Cervices LLC(ズィー・サービシーズ)となっているが、本体業務にそれほどの変化はない。

 反動化の様相が著しい米連邦裁判所は、前述のイラクでの銃乱射事件で、司法省から殺人の罪で起訴されていたブラックウォーター社の元社員に対して、アメリカでの訴追を却下する決定を、何と去年の大晦日という慌ただしいなかで下した。だから米メディアでもそれほど大きな扱いにはならなかった。だがこの決定の意味はとても重い。傭兵にいわば免責を与えたことになるからだ。事件を捜査していたFBIのチームが、乱射事件の調査のためにイラク入りした際に、FBIのメンバーの護衛にあたっていたのがブラックウォーターだったという笑えないエピソードもある。

 そのブラックウォーター社について、2月11日付けのワシントンポスト紙を読んでいてちょっと驚いた。同社に勤めていた元社員2人(夫婦)が、同社のアメリカ政府への経費請求にあたって、組織的な不正請求および水増し請求があったことを内部告発し、その告発内容を報じた記事だった。もともと同社の不正請求には市民団体からの集団訴訟も起きているのだが、国務省分だけでも、同社の過去の水増し・不正請求の額は5500万ドルに達するとみられている。内部告発のなかみをみると、ディテールが非常におぞましいのだが、それによれば、ブラックウォーター社が米国務省との契約で、アフガニスタン戦争での経費を請求したなかには、現地にフィリピン人の売春婦を同行させ、月給(滞在費、生活費)と航空機代金(アフガン国外との移動用)を「福利厚生レクリエーション」(Moral Welfare Recreation)費用の名目で国務省から取得していたというのだ。さらには、ハリケーン・カトリーナの現地活動の際も、ストリッパーを連れていき、「洗たく代金」の名目で費用を国家安全保障省から得ていたという。

 このブラックウォーター社については、米司法省が、イラクでの受注業務を継続させるためにイラク政府の役人たちに賄賂をばらまいていた疑いがあるとして調査が継続中だ。イラク政府はすでに同社がイラクで警備業務を展開することを拒んでいる。社主のエリック・プリンスは、みずからを「地球上からイスラム教徒を消滅させることを任務とするキリスト教十字軍の戦士とみなしていた」(元社員の米法廷での証言)という人物だ。いわば「確信犯」なのである。

 ところが、名前を変え、経営者もかなり入れ替わった、Xe Cervicesは、しっかりと生き延びており、ライバル社のParavantがアフガニスタンで民間人射殺で同様の訴追を受けているのを横目に、国防総省との契約受注に名乗りをあげている。10億ドルの受注額で、業務の中身はアフガニスタン警察のトレーニングだという。ライバル5社のなかではXe Cervicesが最も有力なのだという。くしくも日本の鳩山政権がアフガニスタンの警察トレーニングをアフガン支援の目玉としてオバマ政権に誇示してみせた時、アメリカではブラックウォーター社の改名企業が同じことを国防総省との契約のもとでやろうとしていることになる。

 さいごに、『The Nation』 誌などで、もっとも鋭くブラックウォーター社を追及してきたジャーナリストのJeremy Scahill が、アカデミー賞候補にもなっている映画『ハート・ロッカー』の撮影現場でブラックウォーターで働いていた元兵士のアドバイスを受けていたという記事を書いた。この映画に出演していたアンソニー・マッキーがNYタイムズ紙とのインタビューで「ブラックウォーター社員を雇っていたんだ」などと口を滑らしたのがきっかけらしいが、このことがもとで大きな波紋を呼んだことを付記しておこう。
 

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コメント
 
01. 2010年2月15日 01:05:22
ようもまぁこんな国が日本に従軍慰安婦非難決議なんて出せたもんやな。カスが。

02. 2010年2月15日 13:16:18
マイケル; ほんとだ!

03. 2010年2月16日 15:36:17
要は何一つ他の国を非難できる立場にない国だということだ。
唯一ディズニーとアイスクリームが褒められるか?それも危ないな。。。

04. 2010年2月16日 22:44:27
朝日ニュースター 「デモクラシーナウ」でブラックウォーター社(民兵株式会社?の)の背後の人物について、やってます。今終わりましたが、再放送もありますので見てください。なんか 「恐ろしい・アメリカ終わってる」という感想です。民主主義より、「強い指導者の下のキリスト全体主義」がいいそうです。スターりン・ヒトラー・ポルポト・ビンラディンなどが尊敬されるそうです。ブッシュを使っていたとかとも言ってました。最後の方だけ見ましたので。すいません。

キリスト教「新約聖書」は○○ ○○が思い出せれない。すいません。

まだやってた。

題名 
ブラックウォーター創業者の殺人疑惑 
                 (米国で、09年8月5日に放送)
なんか、ブッシュとズブズブというよりブッシュが操り人形。
今終わり


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