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平凡人のためのブルーバックス
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投稿者 あのに 日時 2010 年 6 月 18 日 18:38:21: xZaQXyDl16EGo
 

平凡人のためのブルーバックス


最近読んだブルーバックスはみな、すばらしく 充実している。(つまみ読みばかりで、読み通した本はないが)いつも書店に行くときは期待でいっぱいだ。


1、最初に、永田親義「がんはなぜ生じるか」(ブルーバックス)を読んだ。 ☆☆☆

ガンの量子物理学観点からのガンの追求をまとめたものであり、遺伝子工学的な観点からではないものの、現状で一番納得できる。しかし、遺伝子工学的な観点では、多田光宏 著 「ガンの仕組みを読み解く」 2007年サイエンス・アイ新書、(これはブルーバックスではない)が面白かったが、納得は薄かった。サイエンス・アイ新書には他に、藤田紘一郎 著「水と体の健康学」という本が最近出て、p56に長寿に導く魔法の水 という節に山から流れるカルシュウムの多い水を魔法の水と名づけたことがある。実をいうと、近くに日本一の名水があり、それは石灰岩の山から湧いてくることで納得できた。この本は面白く、ためになって ☆☆☆  ブルーバックスでないけど評価した。


2、林純一 著「ミトコンドリア・ミステリー」(ブルーバックス)、ミトコンドリア連携説について ☆☆☆☆☆

またガンの発病について考えていくうち、つぎの本を読んだ。林純一 著「ミトコンドリア・ミステリー」(ブルーバックス)にはガンとミトコンドリアの関係の研究からスタートして、酸化的ストレスの戦場にあるミトコンドリアがなぜダメージを最小限に止めているかという謎を解明して、物質をミトコンドリア同士で相互に融通しあうシステムの存在こそが、この過酷な世界を生き抜く鍵になっていることを明らかにした。これはある意味でミトコンドリアの知性、知恵であろう。我々を発ガンから守っている機構の一つだろう。この本は表題にあるように、優れたミステリー小説のようにエクセレントな感動をもたらす本である。細胞レベルでは、このミトコンドリアの先進的なシステムが、人間という自由意志をもつ集団が現代世界でも実現できないどころか逆行してさえいるといえるほどすばらしい維持システムを備えているのは皮肉である。ミトコンドリアのほうが人間より叡智がある!人間は生物界の頂点に立つ、などうぬぼれてはいけない。!!

専門用語が頻出するので読みにくいが、これほど読みがいのある本もめずらしい。


3、中村亨 著「ガロアの群論」 (ブルーバックス)について ☆☆☆☆

数学では、中村亨 著「ガロアの群論」 (ブルーバックス)は、よくぞ、書いてくれました!と感激した。数学と物理学の世界を一変させたガロア理論はきわめて敷居の高いもので、私のような平凡人にはなかなか手の届かないものであった。が、この本によって少し希望が持てるようになった。方程式のガロア群や正規部分群など、いままでにないほどわかりやすく書かれている。が、この内容ですら私には吐息だ。これを17歳の高校生で考えたとは! 彼は20歳で死んだのだが、人生を十分生ききったのだ。

4、橋本省二 著「質量はどのように生まれるのか」(ブルーバックス)、☆☆☆☆

素粒子物理学が数式を使わずして平易にわかる。強い力の理論、クォークの量子色力学まで楽しく読み進められる。現代物理学の最前線までを、私のような平凡人に理解できるように導いてくれる稀有な本だ。こんなに楽しく質量の謎に迫れるとは思いもしなかった。物理学をこれほど楽しく読ませる本はガモフ以上である。

5、竹内薫 著「量子重力理論とはなにか」(ブルーバックス)、☆☆☆

こんな内容がブルーバックスで出たことが驚きだったが、一読して近似という手段でアプローチしてしていることがわかり、それなりに納得できる。相対論の部分もわかりやすい。


上の4,5、の2著をしっかり読破して、宇宙の理解という自然哲学の究極の理解が可能になるかもしれない。・・・むりか。リサ・ランドール、ミチオ・カクなどの物理学者の著書にぜひ挑戦したい。リサ・ランドール 著 「ワープする宇宙」は5次元宇宙の幾何学の話のようなのだが、ブレーン(膜)の理論がわからない。とうぜんか。数式がないにもかかわらず、難解。まあ数式があったらなお超難解なのだが。実を言うと、最近出た スタインハート&トゥロック 著 「 サイクリック宇宙論 」 に関心を覚えて、わかりやすい本を調べていたのだった。宇宙がエンドレスで永遠かもしれない、それが理論的に説明できるなら、これまたスゴイ。

しかし、物質宇宙は意識の宇宙に包含されているように思われる。そうすると、意識の宇宙は、時空を超越しているようなので、なにか数学の別の記述法を考えるべきなのだろう。物理学は時空と質量エネルギーを記述するものだったのだが・・・・  別の数学手法を使った科学理論が意識の宇宙を論理的に記述できるのではないのだろうか。


 

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