http://www.asyura2.com/10/bd59/msg/513.html
| Tweet |
そのまんま餓死様
＜70歳代に入ったら自伝を書くつもりだ！＞
発表はしないにせよ、今から、ぜひ執筆することをおすすめいたします。
キーボードを打つ指は、文字を書く指は、思考し、文章を書いていく指であります。指が指針となり、自分に教えてくれます。
頭脳は腕、手、指、脚、足、足の指、足の裏といった、人間の６０兆身体細胞にあると思っております。
そのまんま餓死様の人生経験は、
そのまんま餓死様の身体にこそ記憶の集積庫として現存しております。
複雑なことを考えてしまう頭脳からではなく、指に委託していくのです。
指の流れは自然に書記していきます。
今、書いておかねば、７０歳代に入ってからは遅すぎであると思います。
おのれの文章を映画化するつもりで、ぜひ小説として、書いていくこをおすすめいたします。
そのまんま餓死様の小説は、全世界を舞台にしたダイナミックな小説になると思います。小説は演劇芝居と同じで、まず役者を設定いたします。登場人物であります。
主演男優、主演女優、脇役などであります。
小説とは虚構のお話でありますから、その虚構が破綻しないように時系列と舞台空間系列の設計図が必要であります。
原子炉設計図のような概念回路回線図であります。
人物Ａ○→人物Ｂ○→人物Ｃ○→人物Ｄ→人物Ａ○
舞台１○→舞台２→舞台３
芝居では役者が人物をつくりあげ舞台で演じますが、小説では文章で人物を作り上げていきます。人物の名前、年齢、生年月日、何処で生まれたか、どういう環境で育ったか、性格、男か女か、職業、家族構成など、細密に、登場人物の概念回路回線を設計していきます。
一本の小説を書くためには、ダンボール一杯のノートが必要であるといわれております。小説という虚構世界が破綻しないためです。
これはまさに無為の作業にもにて、無駄の作業、無駄の営為に、多くの人は小説を書くことができません。小説の月刊誌に掲載され、本という書物にならなければ、その小説が商品として世に登場できなければ、小説にそそぎこんだ孤独な労働力は無駄の営為となります。これはおそるべき虚無であります。
おのれを襲う巨大な虚無と闘争できない人間は、いつか小説を書きたい、おれにも小説が書けると思っていても、永遠に書き上げることはできません。
そのまんま餓死様
７０歳代に入ってからでは遅すぎます。書きはじめるのは今からです。
まずノートからです。鉛筆でノートに落書きをしてください。
小説という物語の概念回路回線設計図は一本の鉛筆から記述されていきます。
一本の鉛筆が全世界を変えるのであります。
ノートへの落書きから、全世界の物語は始点が打たれるのであります。
＜ 虚構から出発せよ！＞であります。
＜理性とは二流の狂気である！＞であります。
ノートへの鉛筆による落書には物語の終点も書いておいてください。
終点がないと孤独な長距離ランナーは出発できません。
そのまんま餓死様
全世界とは、書かれなかった記述であります。
歴史とは、書かれなかった記述によって構成されております。
他者に全世界と現代史を書いてくれと委託することはできません。
＜真実＞はひとりひとり違うからです。
おのれという孤独な個人が＜たえがたきをたえ、しのびがたきをしのび＞
記述していくしかないのです。
小説は虚構でありますが、読者が登場人物と情景に感情移転するとき、その小説は読者にとって真実となるのです。
何故、読者は読むのか、読者の読む営為によって、小説という商品は、マルクスがいう＜命がけの飛躍＞ができます。
映画は視聴する観客によって＜命がけの飛躍＞ができます。
演劇・舞踏などの舞台は、劇場の観客によって＜命がけの飛躍＞ができます。
虚構作品は、読者・観客の想像力によって＜真実＞へと転化することができます。
その＜真実＞とは、読者・観客の人生との回路から生まれると思います。
それゆえに小説の概念回路回線図は必要であります。
小説に登場する人物の時間系列、空間系列が破綻したとき、読者は裏切られたと思い、これまで読んできた時間が無駄であったと絶望し怒ります。読者も貴重な時間をさいて読んでくださっております。読者は完成された商品を求めております。
そのまんま餓死様
小説とは論評・批評ではありません。世界を論じるのではなく、ひたすらたんたんと人間の生活を描くのであります。事件とは人間生活から発生いたします。読者は興味ある事件を求めております。自分の知らなかった世界を求めております。読者とは刺激と過激を希求しております。
そのまんま餓死様の全世界を舞台にした小説その物語は読者の過激な想像力に応える内容になると期待しております。
日本の小説はアジアに比較して２０年遅れているという話を飲み屋で聞いたことがあります。原発既得権益同盟の対談などに出れば一本５００万円らしいです。
そのまんま餓死様
鉛筆一本の落書きから全世界を変えていきましょう。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます（表示まで20秒程度時間がかかります。）
▲このページのＴＯＰへ ★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ59掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。