http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-13599520100128

　［ロンドン　２８日　ロイター］　ダーリング英財務相は２８日、銀行を分割することや特定の国が独自に金融規制改革を進めることは将来の危機回避に向けた解決策にはならないとの見解を示した。

　世界経済フォーラム年次総会（ダボス会議）に先立って行われたロイターとのインタビューで財務相は、オバマ米大統領が前週発表した金融規制案について詳細を確認したいとした上で、多国間による対応を望む意向を示した。

　「銀行の分割で全ての問題に対処できるわけではないと常に考えてきた。問題の原因となっているのは金融機関の結びつきであり、銀行という企業組織ではない」と指摘。銀行を規模の大小で差別化することもリーマン・ブラザーズ崩壊が呈した問題への回答にはなっていないとの見方を示した。

　「どのような措置を打ち出すとしても世界的な対応であるべきだ。そうでなければ（規制をめぐる）裁定の問題が生じる。規制が緩い国に事業所を設立するという安易な選択に走るだけだ」と述べ、前年の２０カ国・地域（Ｇ２０）会合での合意事項を進めることが優先事項との考えを示した。

　英国の債務拡大を背景に英国債のリスクをめぐる懸念が広がっていることについて、借り入れ削減に向け信頼性のある計画をすでに示していると指摘。英国の借り入れが必要な債務額は他の一部の国と比べて小さく、資金調達に問題はないとの認識を示した。 　

コメント
01. hou 2010年1月29日 06:24:31: HWYlsG4gs5FRk 訂正　ロイター
02. 2010年1月29日 10:25:50 英国財務相の発言だが、金融機関に対する規制強化が99年に廃止されたアメリカのグラス・ステイーガル法の復活と言う方向になるのかどうかがポイントではないか。　英国の場合はサッチャー氏のビッグ・バン以来の方向転換になるのかどうかだろうが、金融規制が各国ばらばらでは意味がないことは自明。　G20での議題とするとしても、果たして足並みがそろうかどうか。　議論している間に財政破綻してしまうことが起こり得る。　アメリカが孤立主義、もしくは保護主義に転向すれば、グローバリズムと金融市場自由経済が破綻するから大恐慌の引き金を引くことになるのではないか。　雇用統計からみても、現状は待ったなしの状態にある。　チャイナ・バブルの崩壊とどっちが先になるのか、予断を許さない情況ではないか。　所謂神の見えざる手が働いていて、人智を超えた大変動が待っているのだろうか。　N.T
03. 2010年1月29日 16:57:15 宇宙と同じ、物理の法則に沿って動くだけ。 金が無ければ物は買えません。 嘘や夢を語って、一時は金が集まっても 綻びが見えたら、真実に引き戻されます。
04. 2010年1月30日 00:24:33 >嘘や夢を語って、一時は金が集まっても 持ち逃げした勝ちじゃね？ そもそも金は物理的なモノではないし 信用創造が発明された現在では別法則で動いているし支配階層も存在する ただは絶対盛者必衰の法則ですがｗ

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