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秘密会合となったG7= 秘密会議を呼びかけたアメリカは、ニュー・ダラー発行のための根回しを行おうとしている可能性もある。
http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/204.html
投稿者 Orion星人 日時 2010 年 2 月 05 日 11:13:48: ccPhv3kJVUPSc
 

http://www.y-asakawa.com/Mssage2010-1/10-message6.htm
【浅川嘉富の世界】

G7非公式化へ

これまで、米欧日の主要国が経済問題を協議してきた「主要7ヶ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)」が5、6日にカナダのイカルウイットで開かれるが、今回の会合から非公式化されることになった。

G7は米、日、英、仏、独、伊、加の7ヶ国が参加。最近はほぼ年3回、定例で開かれ、毎回経済の情勢認識や強調して取り込むべき課題を確認する ため共同声明を採択し、会合後に発表してきた。それを今回から非公式の会合にし、共同声明などを一切発表しないことになったというわけである。

こうした動きを働きかけたのはガイトナー米財務長官。表面上の理由は「共同声明作りに傾斜しがちな会合を中身のある会議にしよう」ということのようで、菅直人財務相 も「文書をまとめるということではなく、ざっくばらんな意見交換の場にしょう」ということであると、述べている。

しかし、私は今回の処置が菅大臣が呑気に述べているような理由から、非公式化したものではないのではないかと考えている。非公式化だけでなく、話し合いそのもの を秘密裏に行おうとしている意図が見え隠れしているのだ。

というのは、今回G7が開かれるイカルウイットは中国の新華社がワシントン発として伝えているように、カナダの極北の地にあって、イヌイ ット原住民が60%を占め、白人が40%という人口6千人足らずの小さな村で行おうとしているからだ。

しかもこの村は、高速道路網から孤立、隔絶されており、2月の平均気温はマイナス30度、 夜間にはマイナス40度近くになる極寒の地で、道路が凍結するため車は使用出来ず、スノーモービルか犬ぞリしか移動手段が無いという信じ難い場所であるからである。

新華社伝は、宿泊施設もごく限られているため、随行団は最小限に押さえられ、各国からの出席者はトップだけになるはずだ、と伝えている。したがって記者団は事実上ホテルの予約が取れ ないため、どうしても取材をしたい記者は、大型輸送機にスノーモービルと宿泊設備、発電設備等を積み込んで、現地入りするしかないようである。

主催国カナダは、なにゆえこんな隔離され交通手段もなく、宿泊施設もないような厳寒の地を開催地にしたのかという理由として、環境破壊が進む中、厳しい自然環境を各国の首脳に知ってもらうためだと述べているが、財務相や中央銀行のトップにそんなことを知ってもらったからといって 、環境維持に一体どれほどの効果があるというのだろうか。

 

 
 

極寒の秘境の地を開催地に決定したカナダのフェレアティ財務相

 
 

恐らく通訳も主催者側が用意した人物を使い、日本から事実上会議に参加できる人物は菅財務相と 今回特別に参加が認められた大塚耕平金融副大臣、それに白川日銀総会だけではないかと思われる。参加者をこれだけ限定し、会議の内容を共同声明として発表することがなく、マスコミの取材班も寄せ付けない 裏には、何か重要な意味が秘められていると考えて当然である。

深読みの出来ない我が国の政府関係者や金融マンは、何も知らずに呑気に構えているようだが、今回の会議では、 我々の知らされないところで、これからの金融政策に関わる相当突っ込んだ論議が交わされることになることは間違いない。

それを物語るように、G7に入っていない中国の国営通信社「新華社」だけが、あまりに不自然なな開催場所と、何か重大な内容が秘密裏に話し合われる可能性が大きいことを伝えている。

日本のマスコミは、オバマ大統領が取り上げている金融規制改革についてや、中国など新興国の内需拡大や為替問題が主要な議論となるだろうと表面的なことだけを伝え、自分たち取材班が なにゆえ閉め出されているのかを理解していないようであるが、なんとも情けない限りである。

 

「火の車」の財政状況


アメリカをはじめ日本、欧州各国の財政状況は、今回の金融危機回避のために費やした巨額の財源によって「火の車状態」に達している 。アメリカの昨年度の財政赤字が142兆円に達し、この3年間で400兆円近い赤字を計上することになった。

日本とて内情は同様である。現に、「11年度予算はもはや消費税の大幅増加なしには組むことが出来ない」という仙谷大臣の発言や、「社会保障財源6兆円不足 」という菅大臣の発言を聞いていると、いよいよ我が国の財政状況も待ったなしの状況に追い込まれたな、という感じである。

表だってはギリシャやポルトガル、スペインといった国のデフォルト問題が取り上げ られているが、それ以上に「火の車」なのがアメリカであり、日本 かもしれない。基軸通貨を持つがゆえに、財政危機を引き延ばししているアメリカであったり、借金の貸し手の大半が国民であるがゆえに緊迫感が薄い日本であるが、両者とも、事実上のデフォルト状態に入っているといったところが、本当のところではないだろうか。 勿論、イギリスを始め、ヨーロッパの主要国といえども状況は同じである。

主催国カナダのフェレアティ財務相は「初期のG7は暖炉を囲んだ少数の閣僚による雑談のような会議だった。われわれは原点に立ち返ろうとしている」と述べているが、マイナス30度を超す凍てつく寒さは、今日の出席する各国のおかれた財政状況を表しているようで、会場としては 最適地かもしれない。

そうした中で開かれる今回のG7では、お互いに国民に知らしめられない内情を語り合い、緊急避難的な対処法を話し合う場となるのではないだろうか。 また一方で、中国に対する為替レートの変更など突っ込んだ問題も論議されるはずだ。 今回の秘密会議の呼びかけがガイトナー米財務長官出会ったことを考えると、アメリカはニュー・ダラー発行のための根回しを行おうとしている可能性もある。

だからこそ、犬ぞりしか交通手段のない、極北の地で非公式という名の秘密会合が開かれることになった のではなかろうか。カナダ政府が述べている、前代未聞の異常な地での開催の理由は、自然な形で報道管制を敷く為の方便に過ぎない 、と思っておいた方がよさそうだ。

いずれにしろ、恐らくこれから先、世界各国は財政問題で大きく揺れることになる ことは間違いない。5月に行われる万国博覧会が幕を閉じた後、 国民の不平・不満を封じる手段を失った中国で、格差不満などの国内問題が火を噴くような事態が発生するようなら、その火の粉は一気にアメリカに飛び火し、ドルの崩壊へと進んで、世界経済は未曾有の混乱状態に突入 、やがて資本主義経済の崩壊へと一気に進むことになる可能性は決して小さくないはずだ。

今回の掲載記事が私の杞憂で終わることを祈っているが、各国の財政状況が危機的状況におかれていることだけは、 読者諸氏も是非頭に入れておいて頂きたいものである。  

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コメント
 
01. 2010年2月05日 11:20:31

国乱れて ゼロゼロ ワンダ〜降る、偽札でワイロを拒否。

インド全体にはびこっている賄賂に対抗する為だそうで、
さすがはゼロを発明した偉大な国、いんどうを渡す、か。

インドで“ゼロ”ルピー紙幣が発行される
http://digimaga.net/2010/02/india-issues-zero-rupee-banknotes.html


02. 2010年2月05日 11:52:06
途中からトンデモになるのは残念ですけど、G7では結構重要な話し合いが行われそうに思いますね。人民元がらみだと見ていますが。ドル基軸は当面不変です。

03. 2010年2月05日 14:35:45
何がテーマになるのかは空想するしかないが、多分チャイナ・バブルを崩壊させることが前提で、その結果起きる混乱とドルの暴落、当然ながら現在のドルの使用停止と新ドルの発行、G7参加国に対する新ドルとの優先的交換が話されるのではないかと思う。 いわば第二のブレトンウッヅということだが、アメリカの勝手な言い分を受け入れる国があるかどうか。 米英加対独仏伊日の対立になるだろう。 勿論金融規制やヘッジファンドの禁止もテーマになるのだろう。 このままではデフォルトが必至の状態になっているイギリスとアメリカの最後のあがきになるかもしれない。 この秘密会議と、キャンベル・ルース・小沢会談が全く無関係だったとは思えない。 と言っても全ては闇の中だから、会議の後でどんな動きが出てくるのかを注目する要あり。 N.T

04. 2010年2月05日 17:30:16
中国はバブルとは到底いえません。一部地域の不動産はバブルであることは確かですが。数年以内のドルの使用停止とかはトンデモ論です。代替通貨がありません。SDR?SDRはそもそも現状通貨ではないし、IMFも銀行ではありません。成長通貨の供給はどうやるのでしょうか。
ヘッジファンドは悪いばかりではありません。割安を買い割高を売る戦略は、価格を適性に誘導するために有益でもあります。もちろん悪の部分も含んでいますが、ヘッジファンド=悪と短絡的に考えるのは戴けないです。規制の下で動いてもらえばよいので、禁止する必要はありません。

05. 2010年2月05日 19:09:50
04さんへ。 ヘッジファンド禁止の話はアメリカで出てきていることですからご意見はあっちに向けて仰ってはいかが? N.T

06. 2010年2月05日 19:12:59
先進国は既に財政破綻しており、成長をアジアに奪われた今では健全化など不可能です。
新ドル発行は時間の問題でしょう。

新ドル発行で、世界経済リセット。
今のままの経済規模で成長回復すれば、資源争奪戦が加熱しコントロール不可になるだけです。
大幅に資本を淘汰し(大幅に人口を淘汰し)スリム化するか、世界共産化で統制経済にするしかないでしょう。
米国は前者を望み、共産主義者連合(ロスチャイルド・中国)は後者を望みます。
前者の道・後者の道、どちらも世界経済リセットは手段に成り得ます。
ドル停止で全世界同時デフォルト。
この一点では、対立している英仏ロスチャイルドと米国は利害一致を見出せますね。


07. 2010年2月05日 19:15:46
亀井大臣が米国債を郵便貯金で買うと発言しました。
この件と関係があるのだろうか。

少なくとも、早く米国債を売っておかないと
新札が発行されると、米国債は紙くずになる。

菅さん、あめりかに騙されないように、そして、至急に売って下さい。


08. 2010年2月05日 20:02:10
金満資本家は金儲けの事しか頭にありませんが、ユダヤは違います。
ユダヤとは創造主を神と崇めるユダヤ教徒のこと。
エリートユダヤ資本家の頭の中は、金儲け以外に地球統治という考えも有ります。

欧州が先に崩壊すれば米国中心の多極化体制へ。
米国が先に崩壊すれば中国中心の多極化体制へ。
去年は米国崩壊危機で中国中心の多極体制一色だったが、中国が優柔不断で雲行きが怪しくなった。
そして、2月は欧州崩壊危機に火が付いてしまった。
さあ、米国ユダヤが攻勢に出始めましたよ。
ロスチャの反撃が見物です。


09. 2010年2月05日 20:33:52
ディービッドとジェイのお家騒動にロスチャが介入して、ジェイを勝たせた。
新ドルorアメロ推進者のディービッドが居なくなって安心したのがロスチャイルド。
新ドルなんか発行されたら、また米国覇権が続いてしまう。
ジェイは中国通なので中国覇権推進に廻ってくれると期待していただろうが、ジェイは米国保守を捨てなれなかった模様。
米国内でディービッドの新ドル・アメロ通貨案が再浮上してもおかしくない。
米国の反中姿勢を見ると、オバマとジェイは既に決意した感じ。

10. 2010年2月05日 22:53:20
ロッスチャイルドはヘッジファンドの元祖だから、両天秤が得意わざでしょう。 ウオール街ではB・Pモルガン対ゴールドマンサックスの決闘だそうだが、ロスチャイルドは両方に入っている。 たとえヘッジファンドを禁止したとしても、ロスチャイルは別に困ることではない。 デビッド・ロックフェラー氏がなくなったのじゃないかと、別に根拠はないが、去年暮から年明け頃ぐらいから雰囲気が変わってきたように思うので。 とんでもない情報としてなら、ベンジャミンさんの話でキッシンジャー氏の事務所が襲われたと言うのがあったけれど、案外いいところかも知れない。 ジャパン・ハンドラーと言う支配構造はデビッドのこしらえたものだから、小沢攻撃が成功しなかったところから見ても、ご本尊が消えたせいかなと思っている。 ちょこっと出てきたG20を国連に変えて世界政府にするという話も、多分誰も賛成しなかったのじゃないだろうか。 老人の妄想だって言われそうだから、しばらく黙って見ていることにするか。 N.T

11. 2010年2月06日 18:56:09
G20を進めたのは小国の英仏ロスチャイルドですが、G20の多数決政治なんて大国にとって百害あって一利なし。
G20発展型世界政府なんて、世界中の政府と付き合いのあるロスチャイルドしか恩恵を受けられません。
また、地球温暖化会議でも判るように利害が対立する場合調整は殆ど不可能なので、大幅な主権委譲をするしかありませんが、国家なら賛成など出来ません。
フリーメイソン鳩山の主権委譲前提のアジア共同体なんて、中国は見向きもしませんwww

残ったのは、米国覇権継続か中国への覇権委譲か。
米ソ冷戦分割統治のように米中分割統治になるのか。
今年辺りに趨勢が決まるでしょう。
つまり今年は激動の年。


12. 2010年2月06日 23:06:59
・アメリカの景気が好転するなどということは、今後長い間
あり得ない。
・われわれは中国を覇権国にすることをすでに決定している。
今後12カ月のうちに中国に覇権が急速に移行するだろう。
- リンゼイ・ウイリアムの警告 -

13. 2010年2月06日 23:41:06
>>12は半年前のユダヤ政策

今の米国はユダヤ政策通りに動いているのか大変疑わしい

中国を覇権国になんて、共産主義者の英仏ユダヤぐらいしか本気で賛成してないんじゃない?
経済成長7〜8%維持しないと崩壊する国なんか覇権国に出来ません


14. 2010年2月06日 23:47:00
ホントは密約外交は民主主義の原理に反するから禁止なんですよ。

15. 2010年2月08日 00:12:08
キッシンジャーの事務所が襲われたのはあながち本当かも
放送は1月の中頃だったかな、日高芳樹のワシントンリポート見てたら映像は日高が「博士にとって来年が良い年に…」云々
の挨拶してから撮影は去年の暮れあたりと思うけど、キッシンジャーが片足を怪我したようで包帯巻いてたよ。
まぁ別に転んだだけかも。

16. 2010年2月08日 04:08:34

「中国は上海万博でピークをむかえる!」

これは今から25年以上も前から一部の経済学者から言われていることです。
たぶん、そのとうりになると思う。その時、アメリカが何かをやらかす。
それが、おそらくコレでしょ〜〜


17. 2010年2月08日 17:41:56
>>16
>。ヨ中国は上海万博でピークをむかえる!」
>これは今から25年以上も前から一部の経済学者から言われていることです。


え? 今から25年も前に、もう上海万博の開催が決まってたのか?
その「一部の経済学者」って、この世の人ではないでしょ?(笑)


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