二年前に書いたことが現実のものとなりそうなので転載しときますね。

【国内】みぞゆうの危機 ▼ 2008/12/21 07:45

トヨタ、赤字なら初の減配も
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このニュースのコメントを見ると、初めて減配をせざるをえなくなったトヨタに対していままではゆとりがあったのかと書いているものが散見される。これは、若干認識不足である。
減配をすると株が売られ、株が売られると株価が下がる。この一連の流れで資金繰りが難しくなり経営状態が悪化することが考えられるし、株安のタイミングで円安が到来すれば｢外資系の買い取られる｣可能性が高い。
従って、従業員を切ってでも減配は出来るだけ避けたいというのが本音である。
さて、以上を踏まえて考えるべきことがある。我々は最悪のケースを想定して備えをしなければならない。これから先、トヨタを狙っている勢力が、為替の操作の手を強めて、これまでの円高とは変わって一時的な円安が加速する可能性がある。このことはおそらくトヨタが買収される報道が行われるまでの期間に生じる。
しかし、これは同時にアメリカ経済の終焉とリンクしており、その後急速な円高(正確にはドル安)が進むだろう。1ドル60円代に突入する可能性も高い。これは想定するべき最悪の事態である。もっとも、このケースは起きる可能性が低いと考えているが、今後、不自然な円安が続いたら警戒してほしい。

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【国際】最悪のシナリオ ▼ 2008/10/05 18:48

株暴落で騒がれる「金融危機」の最悪シナリオ
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先日の日記の続き
最悪のシナリオとはいえ、この記事ではまだまだ生温いといわざるを得ない。
もっと最悪のシナリオ、それも２０年程前から予告されていた｢成功した資本主義｣の破綻を考えてみる必要がある。
まず、前提となる知識の整理から。
世界の経済は、アメリカの消費によって成り立っている。その引き換えに、アメリカはドルを発行し、あるいは国債を発行する。ドルの価値が下がらないという前提で、商売が成り立っている。おおざっぱに書きすぎだが、これが、ドルが基軸通貨と言われる理由である。
ここで大切なのは、ドルにはその価値を裏付けるものは何もないということだ。特にニクソンショックで兌換性が排除されてからは。
そこで、ドルの価値を支える存在が必要になる。それは、一重に｢信用｣であり、この信用を失ってしまうと、アメリカは即死する。
この信用を支えているもののうち、重要なウェイトを占めているのが、日本の円である。円とドルは一心同体であり、片方の価値が下がれば、もう一方も下がる。この関係を維持するために、莫大な金が日本からアメリカに流出している。
つまり、円高傾向になると、日本はアメリカからドル資産を｢買い取って｣適正な円-ドルの関係に立て直す。日本からの資金流入がアメリカを支えている。そしてアメリカのドルが世界経済を支えている。
この関係は、肥満体で満足に歩くことが出来なくなった爺さんと杖に似ている。爺さんが消費大国アメリカ。爺さんの体重を支えて爺さんの意のままにうごく杖が日本。
とはいえ、いずれ杖も、爺さんの体重を支えきれなくなる。やがて杖は折れるだろう。その兆候は見えている。乱高下する為替レートは、杖のきしむ音である。
ここから先は将来のことだからいくつかのシナリオに別れる。とはいえ、比較的悪いシナリオを紹介しておく必要があるだろう。すくなくとも、この記事より深刻である。
今後、急速な円安が進むなら、それは日本という杖が折られたことを意味する。一時的な円安は、アメリカへの資金流出をストップするフラグとなる。これが引き金となりアメリカ経済は独り歩き出来なくなり猛烈ないきおいで倒れる。(｢一時的な円安｣と書いたのはそのため。為替で儲けようとしている人は気をつけたほうがいい。とはいえ、このシナリオどおりになる確率は低い。折られたと書いたように、経済以外の思慮が働かない限りありえない)
このような形でアメリカ経済が破綻すると、それはこれまでの数年周期で起きていた危機とは全く異なるものとなる。というのは、現在の資本主義を支えていたドルが紙屑になるからである。株価は暴落することは勿論、石油、小麦、油その他、ありとあらゆるものの価格が過渡的に激しく価格変動する。食物を求める群集が何をするか･･･いうまでも無いだろう。
(全体に公開)
　

コメント
01. 2010年3月21日 08:03:17 トヨタは、いけにえにされた。 確かに、トヨタも、人を大事にしない経営によって、 内部留保を積み重ねたという反社会性は、許しがたいことです。 しかし、一連の流れを追って素直に考えてみれば、 トヨタ攻撃は、陰謀と考えるのが、自然ではないでしょうか。 アメリカの支配者は、今、精神に異常をきたしています。 何をするか、どこまで、やるのか、想像が難しい限りです。 この先も、何をやるか、わかりません。 それだけ、追い詰められている、ということでしょう。 われわれも、最悪の事態を想定し、準備を怠らないようにしなければなりません。
02. 2010年3月21日 10:46:52 >01 さんの、投稿に、賛同します。いずれも、人間を、忘れてはならない。 正に、異常です。五欲といっても、です。 日本人にも、金融をされてる方は、当然いることでしょう。 が、本来、手仕事、技術立国には、間違いのない事でしょう。 その事に、誇りを持ってます。主に、西洋の、哲学そのものが、間違ってます。 それは、デカルトの、影響が、最も大きいと、心得ます。いわゆる、「人間中心」では、そろそろ、行き詰まります。人間を忘れた、科学も同様です。ヒントは、江戸時代と、思われます。が、いかがなものでしょう。
03. 2010年3月21日 14:54:05 皆さん、よく考えましょう。 トヨタは第3四半期で確か3000億円ぐらいの利益を出しています。トヨタ銀行と言われてきた様に今やメーカーではなく金融会社に成り下がっており、利益の大半はその金融業務から生み出されているのかも知れません。しかし、車屋として維持できているのは、車がまだ売れているからです。それでは、なぜこの不況の中で車が売れたのですか。それは税金を使って購入費を補助したからでしょ。だから、利益が出たらその利益のうち補助金による成果がいくらあったか調べ、それに見合う税金を国に返還すべきでしょ。そう指摘されるのをごまかすためにリコール問題で騒ぎを起こし、注意をそらしているのです。リコールにより、利益は費用として充当され、それに伴う労働費等に内製化されるのです。ホンダもそれに気づいて、うちもリコールすると騒いでいるのです。車屋の人は補助金が出ていた間の賞与相当額は受け取る権利はありませんよ。賞与を支給するのであれば、税金を返還してその残りで支給するべきです。米国との関係は、トヨタとＪ・岩がつるんでいることで何をしているかわかるでしょ。 車屋の市場規模は少なくとも3割は縮小していますから、そんな一時しのぎの工作なんかしていないで、実直堅実なメーカーとしての自負を持って、将来のあり方を 業界として考えるべきです。中国とインドに産業や資金が集まり富裕層が増え、まだまだ巨大市場だなどと考えていていいのですか。あと10億人に車が売れればそれでいいのですか。大多数の中国インド人が欧米人日本人と同じような生活をしたらどうなりますか。石油は枯渇し、日本人の食べるものがなくなりますよ。
04. 2010年3月21日 17:44:28 >>03 経済の力関係が変わってしまった。 中国とインドが主導権を取ってしまった。 （次がＡＳＥＡＮ） 資源国のロシア、ブラジル、アフリカ、中央アジア、南米 地球は欧米の都合で動かない時代
05. 2010年3月21日 19:04:48 ドル崩壊前にユーロがギリシャをネタに叩かれた様に、トヨタや鯨や海豚や何やかやがネタとして日本に突き付けられてるが、これでも円はそんなに動いてないから、まだ謀略があるかもな。 だから米国債保有世界第一位第二位を行ったり来たりの日中協調が重要になる訳だが、下はドロンパ蝶ネクタイ豚とかゼリ幸とか西村艦隊長とか、上は自民とかプロ奴隷官僚とか、一々足を引っ張って国益を損ねる事に必死だ。 それは「問題に備える」事にはならん。 奴らの逆を行って、アジアシフトをもっと明確にするべきだ。 ますます火病るだろうが！豚共は。
06. 2010年3月21日 23:48:33 ロシア、中国、インドは米国債とかの米ドル資産を粛々と売ってる様だよ その穴埋めを日本がやってるとか聞いている。 で、アメリカ政府と小沢一郎が手打ちをしたとか？
07. 2010年3月21日 23:50:11 日銀がやってる、超低金利と金融緩和は米ドルを支える為なんだと 日本の民主党政権の為にやってる訳じゃないとｗ
08. 2010年3月22日 00:15:12 私が今までに得た感触では、日本のユダヤの受け皿は閨閥みたいなんですが？ 悪人は世界的ネットワークを作って、グルになってるみたいですね。 日本人の大多数が目覚めれば、日本の支配層も一緒に陥没かな？日本人を奴隷化してきた明治維新体制は遂に滅びるのかも？
09. 2010年3月22日 03:02:05 日銀が誰のためにやっているんだか知りませんが（現時点で証明不可能）、日本は円安に成らないと滅亡しますよ。なにしろそのドルと元、ウォン等の周辺輸出国がペッグしているのだから
10. metola 2010年3月22日 13:01:00: XbEFO1BzdtcZo ペッグしてるのと、対ドルで安くなるのは別問題。

11. 2010年3月22日 23:04:17 各国の諜報機関の情報収集の80％あるいはそれ以上が、現地の報道、マスコミや官報等の公開された情報の分析といいます。 トヨタが国民に愛されていない。むしろ不買運動を起こされそうなぐらいの状況であり、一方で政治と深く結びついている。こういう事が広く知られるようになった結果、さて刈り取る時期が来たとなったのでしょう。 アメリカの陰謀の前に、トヨタ自らが招いた状況があったと思われます。 政教分離も大切ですが、老舗を守る経営者は、政商分離も企業の長寿の源と心すべきでしょう。
12. 2010年3月23日 18:46:08 奥田が経団連会長の時に政治に関わりすぎた弊害 派遣法は実現して、次は移民法の準備等々 アメリカはＧＭ問題で雇用不安が原因でトヨタ叩きにつながってる。 トヨタ叩いてＧＭ支援だろうけど
13. 2010年3月24日 01:51:49 企業の内部留保とは・・隠し金・・資産隠し・・税金逃れ・・脱税・・裏工作費 　企業とは、利益を上げることを目的として設立する法人で貯蓄をするものではない。貯金は、郵便局で（貯金魚がもらえる）、預金は銀行で・・ 貯金・預金・・・この両者には大きな違いがある。・・・ 　企業が内部留保すると相続税がかからない！！！個人貯金魚には相続税あり！！
14. 2010年3月24日 10:39:00 アメロ通貨に移動かもね？？？
15. 2010年3月24日 10:41:57 現在の資本主義を支えていたドルが紙屑になるからである。株価は暴落することは勿論、石油、小麦、油その他、ありとあらゆるものの価格が過渡的に激しく価格変動する。食物を求める群集が何をするか
16. metola 2010年3月24日 22:44:08: XbEFO1BzdtcZo >>14 アメロというのは、本質はドルを壊して緩い兌換性を有する通貨をつくるということになります。だからカナダと合体するという話になる。 まぁ、この調子でいくと日本の円もどこかと....

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