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米AIG、ゴールドマンのCDOで巨額損失−その橋渡し役はルシド氏(ブルームバーグ)
http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/554.html
投稿者 そのまんま西 日時 2010 年 4 月 03 日 00:46:01: sypgvaaYz82Hc
 

米AIG、ゴールドマンのCDOで巨額損失−その橋渡し役はルシド氏 3月31日
(ブルームバーグ):

  ジョセフ・カッサーノ氏(55)は主張した。アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は大丈夫だと。

  米保険会社AIGのデリバティブ(金融派生商品)部門責任者の同氏は投資家に、貸し手が無謀な融資に走り始める前の2005年に、同社はサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券に保証を付けるのをやめていたと説明した。住宅価格が急落し、住宅ローンの焦げ付きが増えつつある07年12月5日のことだった。

  同氏はルー・ルシド氏(61)の名前を口にしなかった。ルシド氏はTCWグループで06年から07年にかけてサブプライム住宅ローンを大量に購入していた。それらのローンを組み込んだ債務担保証券(CDO)には、AIGの保証が実は付いていた。

  カッサーノ氏が投資家を安心させようとした当時の11カ月前に、ルシド氏のチームは主にサブプライムローンで構成する証券700万ドル(約6億5500万円)を購入。TCWが管理する「デービス・スクエア・ファンディング・V」という15億ドル規模のCDOファンドに組み込んだ。このファンドは米ゴールドマン・サックス・グループが設立したもので、ケイマン諸島に籍を置いていた。数カ月後、ルシド氏はさらに300万ドルのローンを買い足した。08年5月になるころには、これらのローンを組み込んだ証券は、無価値になっていた。

             低品質

  TCWなどCDOの管理を任された運用会社はAIGに断ることなく、満期を迎えた資産に代わって質の低い資産を購入し組み込んでいた。これらのジャンク資産はすぐに不良化した。ルシド氏をはじめ運用者らは、住宅ローン市場の崩壊があれほど激烈になるとは思っていなかった、またCDOの契約で再投資することが義務付けられていたと説明する。しかし一方で、リスクの高い資産を購入するほど、高い収益が期待できたことも事実だった。

  サンディエゴ州立大学の金融学教授で元フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)のチーフエコノミストのマイケル・リー氏は「動機付けが不適切だった」として、「手数料の料金構造がTCWに、CDOファンドで低格付け資産を増やすことを促した」と指摘した。

  デービス・スクエアVの毎月の取引を見ると、CDOの担保を入れ替える過程でAIGがいかに破滅の淵へと追いやられて行ったかが分かる。AIGは結局、デービス・スクエアVの価値目減りのために6億1600万ドルを支払う羽目になった。総額では350億ドルを超える支払い義務が生じ、08年9月に支払い不能に陥った。

           新しいローン

  ブルームバーグが格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのリポートからまとめたデータによると、ルシド氏のチームはゴールドマンの設定基準に従い、デービス・スクエアVが組成された04年以後、同CDOの担保のほぼ3分の1を入れ替えていた。この結果、担保の大半は新しいローンになっており、これらのローンのデフォルト(債務不履行)率は、古いものに比べて2倍以上だった。AIGが公的資金によって救済された後の08年11月までには、デービス・スクエアVの最高格付け部分も価格が半分になっていた。

  金融保証会社(モノライン)のアムバック・ファイナンシャル・グループのマネジングディレクターだったトマス・アダムズ氏は「住宅ローンの審査標準が急激に低下していたため、04年のローンを06年や07年の債権で置き換えたことがAIGの首を絞めたことは間違いない」と話す。

  CDOは今回の金融危機の主役。ブルームバーグのデータによれば、07年以降に世界の大手金融機関が被った1兆8000億ドルの損失の最大部分を占めていた。

             SEC

  米証券取引委員会(SEC)はウォール街の金融機関がサブプライムローン関連証券の下落を見込む取引をし、一方で顧客が損失を負っていたことを問題視し調査していると、事情に詳しい複数の関係者は述べた。調査には担保入れ替えについての検証も含まれているという。

  担保を質の悪い資産に入れ替えたことでデービス・スクエアVの価値が失われていくのと並行して、カッサーノ氏が率いるファイナンシャル・プロダクツ部門が銀行との契約に基づいて支払わなければならない額も増えていった。AIGの契約には「担保トリガー(引き金の意味)」という条項が付随していた。アダムズ氏によれば、債券保証会社でこの条項を提供しているのはAIGのみだった。

  このトリガーは、CDOの価格が下落した場合、あるいはAIGの信用格付けが引き下げられた場合に発動する。AIGが米議会に提出した資料によれば、同社は08年12月までに350億ドル余りを支払っていた。

               想定せず

  ファイナンシャル・プロダクツ部門は、CDOの最高格付け部分を保証することに合意する際、将来追加される資産が損失をもたらす可能性を想定していなかったと、AIGの事情に詳しい関係者は匿名を条件に述べた。

  運用会社が目論見書に記載された基準に従っている限り、AIGにできることは何もなかったと、同社広報担当のマーク・ハー氏は説明した。

  デービス・スクエアVの209ページの目論見書は、投資家に対しこのリスクを説明していた。入れ替え後の担保の「特性」は、必ずしも既存の資産と同じではないと断っていた。また、同CDOの担保の最大半分をサブプライムローンにできるとのゴールドマンの指針も記述されている。そのほか、担保の格付けを一定以上に維持することや貸し手や証券の種類を多様化させることなどがTCWに求められていた。

  ルシド氏はインタビューで、チームはこの指針に従い特定の貸し手や一部の住宅ローンを避けていたと話した。「情報を吟味し、貸し出し基準に基づいて判断していた」という。ルシド氏は昨年12月にTCWを退社している。

            ニューヨーク連銀

  08年12月までには、デービス・スクエアVの一部を含め170余りのAIG保証のCDOが、米国民の税金で設立された「メーデン・レーンV」に移管された。メーデン・レーンはニューヨーク連銀の住所。

  ニューヨーク連銀がAIGの契約者らに保険金を全額支払ったとき、ゴールドマンと、TCWの親会社の仏銀ソシエテ・ジェネラルは最大額を受け取った。ソシエテは165億ドル、ゴールドマンは140億ドルの支払いを受けた。

  メーデン・レーンが引き取ったCDOの最大部分はゴールドマンが手掛けたものだった。また、AIGのリストとブルームバーグのデータによれば、メーデンに移管されたCDOのうちTCWが管理していた資産は、他のどの管理会社と比べても2倍以上となっていた。


http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=a1put1OI52dk  

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コメント
 
01. 2010年4月03日 14:24:39: LxA7p
たちの悪い先物業者みたいな話ですな

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