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ドル崩壊≠アメリカ崩壊
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投稿者 metola 日時 2010 年 4 月 16 日 17:54:10: XbEFO1BzdtcZo
 

兌換性の無いマネーの時代は、信用崩壊という形で亀裂が入り、世界的な経済危機と、それに起因する英国などのデフォルト、そして資本主義を支えてきたドルの地位の失墜という形で終わろうとしている。もっとも、ドルが無くなったからと言って、アメリカの金融家の力も、それに不随する政治力も死ぬというわけではない。勘違いしてはいけない。アメリカのドルは世界中にばらまかれ、世界中の「富」はアメリカに集まっている。ドルが無くなって困るのは世界であって、アメリカではない。ドルが今の形でなくなったとしても、依然としてアメリカは経済大国であるし、世界に大きな影響力を与え続けるだろう。そのための布石も既に打ってある。それが、昨今のゴールドやプラチナの高騰である。

今後、ドルの終焉が脚色されるにつれ、これらの金属価格は操作されてゆく。アメロの話などは、金属関連の金融操作のしやすいカナダとの連携を強化するというアメリカ勢の姿勢が溢れているものと考えてもいいだろう。

これらの金属の産出国の多くがアフリカにあることを忘れてはならない。アルカイダは既にアフリカで「活動」を始めている。「偶然にも」アフリカの様々な国々で「民主化団体」がうごめいており、アメリカからの金が流れている。南アフリカやナイジェリアなどでの民衆の覚醒プログラムは殆ど完成している。

これらの事実を念頭において、これから何が起きるのか。世界の資本家たちは何を考えているのかを考えなければならない。

私の予想では、今後ドル体制が崩壊するまで、何回かゴールドの空売りが行われ、バブル気味の現在の価格の調整が行われる。だが、ドルのリスクを回避して金の価格は吊り上げられるだろう。ドルが壊れれば価格は高騰する。これは、ドル体制から「金本位体制」へのある意味での転換となるだろう。
逆に、ドルが壊れるが先か後かはわからないが(恐らくドル崩壊が先だろう)、アフリカで金鉱が開発される等の動きがあり、金属の価格は暴落する。このときには、数百億ドルの金が動くから、そこでボロ儲けをする輩が出てくる。ここまでは、すでにトップクラスのアナリストが予想していることと同じである。

問題はその後である。

先ほど書いたように、既にゴールドやプラチナを産出する地域では民衆の覚醒が進んでおり、血気盛んな若者たちに、それも学校も冷蔵庫も無いような地域にデジタル情報機器をばらまいている。教育を中途半端に受けたものに情報工作をするのは簡単で(阿修羅もその被害に遭っているが)、それぞれの拠点にある怪しげな民主化団体や支援するNGOが活動するのは、ミャンマーやイランと同様、ただたんに内乱を誘導するためである。そのプロセスについては1990年代に盛んであった自然発生的な民族浄化や、昨今のイランの暴動を参考にして頂きたい。本質は同じである。説明を省きながら書いているが、世界の資本家たちは【いつでも、望むところで】軍事的な緊張を生じさせる手段が調いつつあるのである。

これは、従来の金本位の考え方では、通用しない時代の到来を意味している。金やプラチナの産出国周辺で緊張がおきれば、大きな価格変動が生じる。これまではマネーの世界で行われてきたギャンブルがゴールドにも引き継がれるのである。
ただマネーとゴールドの徹底的な違いは、流通量の限界が理論的に無限か有限かという点だ(マネーは放っておけば必ずインフレになる)。そして、仮にマネーの価値がゴールドに結わえ付けられるとしたら、全ての人が否応なくこのギャンブルに付き合うことになる。当然、反発も生じるだろう。
この観点で、ここ数ヶ月、世界の情勢を注視したい。  

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コメント
 
01. 2010年4月17日 00:33:59: L1LYr58dmg
トイレットペーパーが必要な人にはドルはフクノカミ。
金の先物市場はドルの価値を維持するために操作されている。
ウォールストリートはアメリカ国民から史上最大の富の簒奪を行った。
ところが、ウォールストリートは相変わらず債務超過状態にある。
株価、商品相場を操作してカモが来るのを待っているが、現れない。
米国債は、売れないのでFRBが分からないように買っている。
フォートノックスにあるとされる金塊があり、ドル発行額に見合うだけの金隗が
それに付け加えられているならば、ドルは安泰。
神以外永遠の存在はない。盛者必衰の理。

02. 2010年4月17日 00:37:24: L1LYr58dmg
追加
経済情報はすべて大本営発表と思っていたほうが良い。

03. 2010年4月17日 10:59:57: aIjrukObbg
最近の記事

パチンコをやらないで、

金だけ持っていく奴がいるって。


04. 2010年4月17日 12:22:08: QOd7nlKwKQ
しかし、損失を出す人が膨大な規模に成りますから
平穏無事にドル崩壊の峠を越えることは出来ないでしょうねw

05. metola 2010年4月17日 12:33:48: XbEFO1BzdtcZo: 4Jp2GCCUUs
通貨と金属先物価格はクロスの関係にあるので、リスクを抑える運用の仕方はできるでしょう。儲けようと思えば失敗する確率は高いですがね。

06. 2010年4月17日 23:29:25: FPviEVAxaS
このコメントの要旨は、ドルが崩壊してもアメリカは貴金属を通して世界を支配するし、産出国のアフリカ各地で内戦を引き起こし貴金属価格を乱高下させるという事でしょうか??

投稿者の言いたい事が良くわかりませんでした。


07. 2010年4月17日 23:40:37: FqDvXxU8vI
ドル万能神話と国際金融資本家信仰は常にセットであって、片方が滅んでもう片方は生き上級曹長残ったり出来ません。
BRICに、ドル万能神話も国際金融資本家信仰も通用しません。
何故なら、過去に散々煮え湯を飲まされた国々であるから。
加害者は忘れても、被害者は忘れない。

08. metola 2010年4月18日 13:13:55: XbEFO1BzdtcZo: gUyWCkXU06
>>5
まぁ、簡単に言えばそういう意味ですが、実際には通貨の刷新という話になるでしょうね。

>>6
BRIについてはそう言えるけど、最後のCについてはどうでしょうかね。諜報レベルでみればアメリカと中国は一心同体ですよ。


09. 2010年4月19日 01:01:30: uEeoOWdnso
06さん

たぶん、書いてるご本人もわかってないと
思うよ。


10. 2010年4月19日 01:35:49: JVNXDGTmYU
ドル崩壊というのは、金に対して、また円に対して何パーセント
下がるのか、そして下がったらもう二度と上がらないのか、あるいは
しばらくしたらまた戻るのか。正確な数字を示してほしいものです。
ハイパーインフレになってビックマックが百ドル、吉野屋の牛丼が
3万円になったら、ワシのような貧乏人どうして生きていけばええのか。
ご教示願います。

11. 2010年4月19日 13:56:35: DGcfGPwmVE
現代のギャンブラーたち「金融工学など使う」のやり方は、ペテン師のように甘い夢を見させて、やらずぶつたくりで金を巻き上げる方式です。日本人は用心することです。素人は近寄らぬほうが賢明です。「時代が変つても未来を読めるものは誰もいない」と言う箴言は経済にも当てはまります。

12. metola 2010年4月19日 17:54:12: XbEFO1BzdtcZo: 0FTyEtfvus
>>11
Oui
そのとおり。

とはいえ
>>10
大切なのは価格ではなくて立場です。決済通貨としてのドルの信用力が地に落ちるという状態を指しています。当然ながらドルの価値の下落も伴うというべきですが、現時点ですでにドルの価格を下支えするものが皆無というわけではないですから、下落には歯止めがきくというべきでしょう。
私の予想では、ドルは対金で下落し、金1オンスあたり2000ドルというラインに近づくと考えています。資産防衛に関しては、「欲を張るな、リスクを減らせ」ということ。みんなが買っている商材は控えめにすることを守ればなんとかなるんじゃないですかね。私自信は、円を幾つかの金属と株に分散させ、新通貨発行の動きがあればそれに振り替えようと思いますけど。そこは自己責任でどうぞ。


13. 2011年5月02日 22:45:37: U3yP4AwJ8Y
でも、基軸通貨から米ドルが外されると
アメリカ国内で刷った米ドルは世界で使えないわけなので
アメリカ経済に致命的な影響は出る

アメリカ崩壊は無くてもアメリカ経済、アメリカ国民の生活に
致命的な影響を与えるだろう


14. 2011年6月04日 18:17:33: 4Vd4xjabqL
ドルは基軸通貨であり、基軸通貨の特権は価値が安定していて、通貨危機を起こさないことにあります。
それと基軸通貨の歴史を紐解くと、かつてはイギリスポンドが基軸通貨でした。いまでもその名残で為替取引のシェアはアメリカを抜いて、世界第一位です。基軸通貨の地位が実質的にイギリスからアメリカに移ったのは第一次世界大戦がきっかけです。大戦により実際にイギリスでは為替取引を含む金融取引が停止しました。当時はもうすでに経済規模でイギリスを追い抜き、世界最大の経済大国であり、また、かつてのイギリスの植民地で、イギリスの金融機関が存在したアメリカに国際金融機能が移転して、1920年代からはアメリカドルが実質的な基軸通貨になりました。(東日本大震災で本社機能を東京から西に移したのと似ている)
また、米ドルが基軸通貨になったその他の理由としては、大戦特需により輸出が急増しアメリカが債務国から債権国に転換したこと、戦後すぐに金本位制に復帰したこと、大戦によりイギリス経済が破綻したことなどが考えられます。
2度の大戦によりヨーロッパ諸国は経済が破綻して、金融機能が停止した経験を持ちますが、唯一、アメリカは戦争によって経済が破綻せず、大戦中も取引所の閉鎖など金融機能が麻痺しなかった国です。大戦中も株取引や国債の取引は行われていました。
つまり、アメリカがどこかの国と戦争し、取引所の閉鎖など金融機能の停止に追い込まれるぐらい戦争またはアメリカ経済がひっ迫しない限り、アメリカドルが基軸通貨でなくなることはありません。

15. 2011年6月09日 21:13:06: 2EP96Kj0DI
今でも、ドルは世界通貨の6割を占める基軸通貨。ユーロが3割、円が1割ないくらい。

 ドル暴落=ユーロや円、金や資源高騰だよなあ。そんなことして、どうするのかなあ?

 短期はともかく、長期的に何か意味があるの?


16. 2011年7月11日 20:56:18: YLoYRDFctQ
アメリカドルは刷りまくられて毀損され、限りなく下がるが、暴落はない。なぜなら、好きな所で、好きなように戦争ふっかけ、需要をつくり、他国の資源を奪い,自国経済をまわし、政治力、武力で国債を買わせ崩壊を担保さす。崩壊するのは、ハゲタカ、ハイエナのような金融マフィアに襲われる国だけ。日本もそのうち、狙われるだろう。前例がある。日本のバブルの時は、株価を木の葉のように、舞い上げ、空売りのカウントダウンで100兆円は奪わったとみる。

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