ゴールドマン、SECと和解の道模索、検察は刑事事件として立件が可能か検討‐米報道（財経新聞）2010年04月29日 15:36更新

　金融商品の販売をめぐって、顧客に重要な情報を提示しなかったとして米証券取引委員会（SEC）から訴えられた米金融大手ゴールドマン・サックスはSECとの和解の道を検討していると報じた。29日、米ニューヨーク・ポスト紙が報じた。

　米議会で10時間以上にわたり議員から執拗な質問を受け企業イメージは大きなマイナスとなった。今後ゴールドマン・サックスは法的な戦いより和解に向けた方向で進んでいる。

　また米連邦検察当局は、同国証券取引委員会（SEC）が摘発したゴールドマン・サックスの取引を刑事事件として立件するかどうかの捜査を進めていると報じた。まだ起訴まで行くのかわからないとしている。匿名で事情に詳しい関係者が明らかにした。

　ゴールドマン広報担当者ルーカスバンプラーク は「我々はすべての情報要求に協力する」と述べた。ゴールドマン・サックスは完全に証券詐欺行為に対し否定をしている。ただ刑法で立証するには困難を極める可能性があるとされていて、SECが提訴した民事事件より明確に立証することを要求され、刑事訴追の場合は、合理的な疑い以上の立証が求められる。

http://www.zaikei.co.jp/article/biznews/100429/47049.html 　

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