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硬直した日本には「椅子の奪い合い」が足りない
http://www.asyura2.com/10/hasan68/msg/333.html
投稿者 gikou89 日時 2010 年 5 月 29 日 20:11:50: xbuVR8gI6Txyk
　

http://www.j-cast.com/kaisha/2010/05/25067242.html?p=2.

雇用流動化の話をすると、たまに、

「それでは椅子の奪い合いになるだけではないか」
というような人がいる。いや、そうなんですよ、日本人同士、椅子の奪い合いをさせるのが目的なんですけど、何か問題でも？　今の日本に絶対的に足りないものは、バラマキでも規制強化でもなく、椅子の奪い合いなのだ。

>>29歳の働く君へ・記事一覧

「日本式の方が人に優しい」とは言い切れない
たとえば米国では、不況になると逆に労働生産性は上昇する。理由は簡単で、不採算事業を整理するため、全体の生産性は上昇するわけだ。当然、リストラされる労働者も出るが、彼らは新しい職を得るために奮起し、また新たな競争を始めることになる。

この一連の流れこそが経済に新陳代謝をもたらし、経済成長をもたらすものだ。

一方の日本では、正規雇用の規制が強すぎて、こういった新陳代謝はなかなか進まない。大企業なんて、過去10年以上一度として黒字化してないし今後もしないであろう事業部がゴロゴロしている。本音ではみんな無理だとわかっていても、手の着けようがないから抱え込んでいるわけだ。中には、惰性で新人の配属なんてやっているところもあるから恐ろしい。

当然、ツケはみんなで少しずつ負担することになる。ボーナスや昇給がじわじわ抑制されるから消費も落ち込むし、設備投資も抑えられるから中長期の業績も伸び悩む。こちらは誰かを切り捨てるかわりに、皆で痛みを分かち合っていると言えなくもない。

なんてことをいうと、

「みなで分かち合う方がいいに決まってるわ！！」
と思う人もいるだろうが、ちょっと待ってほしい。実は、（１年以上失業している）長期失業者の割合は、日本の方がアメリカの３倍も高いのだ。

こうなってしまう理由は明らかで、要するに労働市場が硬直的だと新しい求人も増えないから、一度レールから落ちてしまうと徹底的に排除されてしまうわけだ。

そう考えると、必ずしも日本式の方が人に優しいとは言い切れない。むしろ本当の弱者にだけ負担を押し付けて、そこそこ以上に貰っている連中は知らんぷりしているだけとも言える。

「失われた15年」を記録更新し続ける気か
さて、この両社会、他にも決定的な違いが一つある。どちらも、歯を食いしばって頑張っている人はいる。でも、その中身は全然違う。アメリカの場合は職を得ようという頑張りであり、ゴールは再就職というとても前向きなものだ。

一方、日本のそれは、

「嵐が過ぎ去るまで皆で我慢しよう」
という他人任せの風頼みであり、それ自体は明らかに非生産的なものだ。

いや、不況という嵐が一時的なものなら、それも悪くはないだろう。だがもし、それがずっと続いたとしたらどうだろう。

少なくともこの十数年間は、ずっとそんな感じで我慢比べを続けたあげく、90年代前半よりもずっと状況は悪くなってしまった。逃げ延びることが出来たのは50代以上の中高年正社員だけで、元祖ロスジェネはもう30代半ばである。

失われた15年を教訓とするか。それとも、失われた20年、30年と記録更新し続けるか。そろそろ日本人全体が広い視野を持つべき時が来ているのではないか。

「課長になる方法を教えてください」
なんて人は多いけど、乗っている船が沈んじゃったら意味無いからね


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コメント

このところの小沢幹事長の選挙対策をみていると完全に元自民党支持団体の切り崩し一辺倒になっており、完全に無党派層の支持は潜在的小沢期待感であろうとも切り捨てているようです。

組織票こそが一番読み取れる票なのかもしれませんが、もはや組織の一員であろうとも選挙に限っては一枚岩になれない世の中にかわりつつあり、そろそろ政治家の性質も変わるという意識を持つべきかなとも感じます。

ポッポ総理は、およびその民主党閣僚は、腹の中とは違いポッポ総理続投を叫んでいるようですが、このままポッポ総理を続けるとなると日本に住む多くの国民は、悲惨な状況に追い込まれるのかなとも感じます。

つまりは、多くの国民が、宮崎県の牛、豚と同じように感染が広がりそして殺されるという道をたどるのかもしれません。

今の民主党政権は、完全に前自民党政権の性格を踏襲しつつあり、それも意識的にその動きを完全に自民党の動き、性格を上回りつつあります。

自民党の場合は、ある程度長年政権政党であったがために引き戻そうとする作用もあったのですが、今の民主党政権はそれすらなくなりつつあるようにもみえます。

一つは、野党時代の支持団体の意向には逆らえないという性質を持つ議員がほとんどであり、説得すらできない議員が多すぎるということ。

多くの閣僚が、利権政治にはしっており、すでに自民党時代の利権勢力が民主党に蔓延りつつあり、また民主党議員も積極的にそれに関わりつつあるようです。

一番いい例が情報統制がとれていないということなのかもしれません。

岡田外務大臣が辺野古移転報道が、事前にマスコミに漏れ報道されたことに今の内閣に対して憤慨していましたが、情報を流したのは官僚とまた官僚が悪者扱いにされたようですが、情報が流れるのは官僚が流すのではなく、ほとんどが政治家からもれるというのが真相かなとも感じます。

特に民主党の閣僚は、口が軽いらしく、今回の辺野古報道にしてもポッポ総理周辺の政治家とも感じます。

官僚というのは、意外と口が堅く、今のような民主党政権であればあるほど口が堅いと考えていいでしょう。

ただ、ノンキャリアと呼ばれる役人は少し違いますが。

つまり、今のポッポ政権の不安定な要素は、官僚の抵抗ではなく、民主党政権内から起きているということなのかもしれません。

小沢問題にしても検察批判がインターネットの中ででていますが、天下り団体で愛人を囲って税金で浪費しているともいわれている一部の天下り官僚、そして仕事をしているのかしていないのかまったく国民に見えない公務員をみていれば、嘘八百を並べる犯罪者を一生懸命に事件を調べようとする姿をみせる検察および役人などは、ある程度日本人の勤勉さを物語っているともいえます。

ただ、検察と被疑者の対立といったようなマスコミ報道がおかしく、検察が裁判で敗訴したから負けたと検察を非難するのではなく、真実を追求するという本来の姿を報道してほしいものです。

よって無罪、或いは不起訴になったからといって、検察を非難したり、被疑者を非難するというのもおかしく、かつ、推定有罪のような報道もおかしく、日本の今の大手マスコミの姿もいわゆるゴシップ記事そのものにかわりつつあるような風潮こそが本来おかしいのかもしれません。

また、司法に関わる裁判所にしてもやはり特に大手企業関係、そして政治、公務権力社に対してかたよった裁判をすることは、すでに多くの国民の目から確かめられており、裁判官自体を公僕の組織内で選定するというような日本の制度を改めることを真剣に検討すべき時だとも感じます。

つまりは、政治家依存、官僚依存、役人依存という今の体制を変えることこそが今の日本には大変重要なことであり、そのためには多くの無党派層が選挙という権利を使うべきなのかもしれません。

次の参議院選挙は、投票率が低いということですが、このような選挙こそ前回の衆議院選挙以上の投票率でポッポ政権にノーをつきつけるべきであり、そのことによって政治家、官僚も変わらなければならないと気付くのかなとも感じます。

それぐらい無党派層の力が強くなるということは、政治家や官僚からみれば見えない敵と戦うような状況となり、安易に支持団体の意向をうけいれることができなくなり、そこで初めて説得力という力を持つ政治家が出てくるのではないかとも感じます。

つまりは、潜在的期待感がある小沢幹事長にしても説得力という面を捨てており、今後は小沢以後の世界を無党派層の選挙民が作っていくという姿勢が大切なのかもしれません。

東京株式市場は、木曜日後場に公的資金が動く模様といった報道があり、金曜日にかけて上昇しましたが、政界と同様不安感が残る動きとなったようです。

北朝鮮は、役人の待遇は変えずにデノミを実行し、大変な状況のようですが、日本もデフレの中で公務員の待遇は毎年アップするという北朝鮮と同じ性質を持つ国家になっており、民主党政権で益々日本の北朝鮮化がすすむのか、それともポッポ政権を無党派層が倒し、新しい世の中に導こうとするのか大切な時期なのかもしれません。

　

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