ハイパーインフレ（生産能力が限界に達しているため、有効需要の増加が生産量の増加をもたらさず、物価だけが短期間に数倍、数十倍に騰貴し、その結果、貨幣に対する社会的信頼が崩れてしまう状態）の可能性を考えておきましょう。

国債や社債などの債権は発行しすぎると需給が緩み､市場にだぶつきだすと価格が下がります。とりもなおさず長期金利が上がることを意味します。それは短期金利も引き上げる事になり､企業や個人に貸し出す金利も高騰します。これが更に不況を加速させます。日銀が買い上げ、市場に介入して金利の高騰を阻止しようとしますが､そのうち限界が来ます。
国内外の投資家に対する通貨の信用が低下し､円が売られます。これが加速しだすと大変な事になります。円安は輸入物価の高騰をもたらし､内需関連の企業や個人の生活を直撃します。

このような疲弊しきった市場には、主にヘッジファンドと呼ばれる投機家集団がトドメを刺します。市場には手持ち資金の数倍を売買できる信用取引と呼ばれるシステムがあります。株式､債権など本来の金融商品から派生した、先物取引､スワップ取引､オプション取引などの金融派生商品が多岐に渡り､これらの金融商品の信用取引を組み合わせると資金の１００倍くらいの取引が可能とされています。これはレバレッジ（てこの原理）を効かせる。。。と表現し、デリバティブ取引と呼ばれています。そうです。これで一気に市場に空売りをかけるのです。これで相場が崩れ始めるとウリがウリを呼び、次々と無数の投機家が群がり、市場をウリ崩して利鞘を稼いでいきます。円や株、債権は暴落し､その結果金利や物価は際限なく高騰します。ハイパーインフレの始まりです。かくして国の経済は焼け野原となってしまうのです。

日本経済は今危機に直面しています。
経済が崩壊してしまうと、たぶん多くの人は破滅し､無一文で茨の道を歩く事になると思いますが､仮に多額のマイホームローンを国金から固定金利で借りていたとします。もし、職を失わずインフレ率に見合った収入を確保できたならばどうでしょう。インフレ率が１００倍になれば、借金の負担は１００分の１になり、幸福になります。(^^ゞ
一方、変動金利で借りている人は悲惨です。個人の収入は通常インフレ率に追いつきません。それに対して金融機関のインフレ率への対応の仕方はすばやく､すぐに金利を上げます。貧乏になること必定です。

以上、十分に有り得る事です。昨今の厳しい不況を鑑みれば理解して頂けると思います。このタダゴトではない不況を乗り切るには、為政者の手腕もさる事ながら、個人に於いても不断の努力が必要かと思います。

ハイパーインフレの匂いがし始めたら、すばやい行動が必要です。貨幣の価値は吹き飛びますので､品物に替える必要があります。特に生活必需品が宜しいかと思います。価値がなくなった貨幣よりも物々交換の方が確実に生活を支えるからです。また、品物を高値で売る事も出来るでしょう。不運にも経済が崩壊してしまったら、戦後のようにまた無一文から出直しです。徒手空拳で・・・幸いなことに英知だけは残されています。

またハイパーインフレがくるくる詐欺が現れてる。
抽象的、感傷的なことばかり書かないで、具体的、論理的に
書いてほしい。
元々詐欺だから無理でしょうが。