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おいおい、消費税を上げて英国は大丈夫か
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投稿者 一言主 日時 2010 年 6 月 28 日 13:28:40: AlXu/i8.H/.Es
 

おいおい英国は大丈夫か、来年1月から消費税を2,5%上げて20%にするらしい。

どうやら英国はデフレの罠に落ちるようだ。日本の二の舞になるだろう。

経済学が非常に進んだ国でありながら、このチョンボともいえる消費税上げを実施するとは。アダムスミスもケインズももはや過去の人なのか。経済学者によい人材がないようだ。

英国はリーマンショック後、消費税を1度下げながら、昨年再び元に戻している。そして今またそれ以上に消費税を上げるらしい。気が狂ったとしか思えない。
(快挙、イギリスの消費税減税http://www.eonet.ne.jp/~hitokotonusi/teraxBLG/blg-hiduke.html

来年の8月頃、あるいは10月、年末と英国の情勢に最高の注意を払わなければならないだろう。
英国の経済不安は欧米経済を大きく揺るがすものになり、ギリシャ、ポルトガル、スペインなどの比ではないからだ。アメリカ、オーストラリアを引っ張るからだ。

特に今現在多くの国で、歳出削減に取り組んでいる。それはリーマンショックの経済下降を財政出動の生産刺激策で乗り切ろうとした事への反動である。

しかしそれは間違った処方箋である。このような大規模な金融瓦解の場合、デフレに陥らないように消費を刺激する政策が必要なのである。しかしまだ多くの国でデフレという現象を知らないため、このような拙劣な政策を取ってしまうのである。

普通でもこのような欧米の各国で歳出削減が図られ、財政の健全化を図ろうとしているため、消費が抑制されることは必定である。消費不足に消費を抑制してさらに景気を縮小させるのである。

よって来年は経済縮小の年となろう。残念なことは、このような歳出削減が行われても、どの国も残念ながら税収増が見込めずさらに傷口を広げるだろう。
デフレは確実に深化したのだ。

その中でとりわけ英国という経済学発祥の地で、馬鹿げた消費税増税という政策を取られることは、残念なことだ。日本の1998年の消費税の2%増税が、何をもたらしたか分析できていないのだ。デフレにおいて、消費税を上げることは致命傷である。

(2010年1月15日版、イギリスの消費税再上げに見る危険性http://blog.so-net.ne.jp/siawaseninarou
英国の状況は、当時の日本とよく似ている。ようやく資産崩壊が終わりかけ、景気が好転してきたように見えるのだ。しかしデフレの資金不足はまだ解消されていない。

今からでも遅くない、日本の専門家や、政治家は、日本の消費税の増税がもたらした惨状を英国に伝え、消費税の増税をやめさせるべきだ。

デフレ状況で消費税を上げることは、消費者から資金をさらに喪失させることになる。それはたとえ2%でも日が経つにつれ確実に消費が減っていくのである。
経済が消費が行われるごとに縮小し、デフレスパイラルに落ち込むのである。

ハートランド理論は、英国のデフレスパイラルを完璧に予言することができる。(デフレの原理と消費税参照)

英国の今回の消費税上げは、日本の1997年の消費税上げに非常に状況がよく似ており、消費が年を追う事に減少していくだろう。

また英国が日本のように輸出が活発であるというようなことはあまり聞かない。逃げ道のない、内需がただ縮小するだけの状況になり、税収は増えるどころか減収になるだろう。

もし英国が消費税を上げるなら、日本の倒産より、英国の方が早く崩壊するかもしれない。
今から、英国関連の株,債権、金融資産を安全なものに替えていくのが賢明だろう。

逆に日本は英国の消費税上げによる惨状から消費税増税を取りやめにする機会が発生するかもしれない。
それは不幸中の幸いだが果たしてそうなるかどうか。

とにもかくにも英国危機は確実に迫っている。

英国はサブプライム問題により大きく金融資産、株式などの金融経済が縮小した。私は英国の事情に詳しくないのではっきり言えないが、もしこの金融の崩壊が、英国の貯蓄額以上に借金の増大をもたらしたとすれば、英国はデフレ状態にあると言えよう。

そこへの消費税の増税は頂門の一針となる。直接的な世界危機は英国から発するのだろうか。恐ろしいことだ。

(少なくとも私のぶろぐを読んでくれている読者の方は正しいデフレの解消法を知っているだろう。しかし世界は、まだこの時点にあり、日本はこの期に及んでいまなお消費税増税なのである。)

一言主

参照
(快挙、イギリスの消費税減税http://www.eonet.ne.jp/~hitokotonusi/teraxBLG/blg-hiduke.html
(2010年1月15日版、イギリスの消費税再上げに見る危険性http://blog.so-net.ne.jp/siawaseninarou


 

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コメント
 
01. 2010年6月28日 16:20:21: WdUZRlOZh6
労働党が勝ったほうがよかったね。

02. 2010年6月28日 18:41:54: JiuafC5wMQ
日本も米国も泥沼の道を同時に追従する。しかし米国はすべてチヤラにするだろう
労働党の惨敗は,英国の崩落に拍車が掛かったのは確実,だけど消費税増税が致命傷になるでしょう。EUはギリシャだけではなく,スペイン,ポルトガルなど危機が蔓延しています。だけど英国発,世界信用恐慌により,世界は同時に沈没するのではないでしょうか。

英国は二大政党制の腐敗,不信と国民性(英国ではお灸を添える人が20%いる)により一時的に崩壊したのです。保守党,自民党,労働党の三党が争う構図になっています。これは世界的な傾向である。日本も第三党が出現して大躍進する。

日本も英国の第三の道を表明しておるから追従するだろう。また消費税増税,法人税の減税を民主党は財務省と自民党案を丸呑みしたことで政治的対立概念は二大政党制の腐敗,不信が発生した。従って日本も与野党逆転の法則から,民主党の惨敗は避けられないが,小沢氏と鳩山氏の辞任により支持率が回復した。折角勝利できる状況を菅総理は勘違いして議論を丸呑みしたことで,参議院の政局が混沌としてきた。民主党の惨敗は避けられないかも知れない。予断は許さない。

これは二大政党制の機能不全による第三党出現の知らせでもある。従って消費税は増税しない,公務員改革を実行すると成功したみんなの党が再び伸びる気配である。これは本命の地方分権連合が躍進する予告であり,次回衆議院選挙では橋下知事を中心とした地方首長連合党が大躍進することになる。二大政党制移行はおあづけとなる。これはデータから直線で2030年まで機能不全が続くことは避けられない。

日本は残念乍ら,貿易の縮小はさけられません,消費税増税と法人税減税で底の抜けたバケッのような暴落が予測されます,バニックから未曾有の地獄絵図を体験する気配です,世界信用恐慌の三番底,四番底から早期に脱出する方法でも考えたらよろしいかと考えます。


03. 2010年7月02日 12:16:50: jqLtSfgMlc
イギリスが陥るのは、デフレではなくスタグフレーションではないでしょうか?
金融国家計画が破綻したので、海外から資金は来なくなり輸出出来る生産物は元々ない。
現在の韓国のように、ポンド安から資源価格がイギリスからみると高騰するので
物価はあがる。そこに消費税UPが乗っかるので不況に拍車がかかる。
やはり日本は、特異な国。いまだに経常収支で黒字を維持して拡大させている。


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