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増税(日本)と減税(米国)どちらが経済に効果的なのか
http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/222.html
投稿者 gikou89 日時 2010 年 11 月 19 日 03:44:11: xbuVR8gI6Txyk
 

http://moneyzine.jp/article/detail/189685

米国と日本、ともに不景気を脱出したいと言う点は同じはずなのですが、米国は減税、日本は増税と、その政策は異なっています。

増税と減税はどちらが効果的?

 ちょっと乱暴なまとめ方かもしれませんが、どうやら米国は大規模な量的緩和+減税で景気回復を目指し、日本は限定的な量的緩和+所得税増税+社会福祉の充実で現在の状況を打開しようとしているように思われます。

 米ドルは依然として基軸通貨であり、大規模な量的緩和を行っても(つまり、お金を大量に刷っても)短期的には貿易の決済で受取を拒否されることは考え難いと思われます。

 一方、先進国で突出した規模の財政赤字を抱える日本では、経常黒字がなくなったら、いつか問題が表面化しギリシャのようになっても不思議ではないかもしれません。このため、消費税を上げられないなら、様々な所得控除を廃止して、実質的に所得税を増税するという考え方が出ているようです。

 この結果、ともに不景気を脱出したいと言う点は同じはずなのですが、米国は減税、日本は増税となりそうです。なお、1997年の日本の消費税、社会保障費増額後に景気が一層後退し、さらなる税収不足を招いた事例をみるなら、日本のアプローチはやや危険なのではないかと個人的には思っています。

 これに加えて日本では高い法人税の問題もあるので、欧米企業のみならず日本企業までもが、アジア拠点を日本からシンガポールや香港に移し、製造拠点も中国、タイ、ベトナムなどに移す流れがとまらないようだという見方が出ています。

 それではこうした状況を踏まえて、我々投資家がどのように行動すべきかを考えてみましょう

投資を考えるなら
米国はインフレ転換、日本はデフレ継続

 米国はリフレ政策に成功し、不動産価格が上昇、景気は上向きになる一方、日本では主だった企業はアジア(あるいは世界)本部を外国に移し、日本子会社は日本事業だけに専念するようになっているかもしれません。

 この時、日本では主たる輸出産業が無くなり、デフレ継続、株価は低迷という状況が予想されます。なお、この場合、名目の為替レートが仮に90円/ドル前後で止まったとしても、米国のインフレで実質的な購買力は下がっている(実質的な円安となっている)ことに注意が必要です。

 このシナリオを考えるのであれば、成長とインフレを考えて外国株式やコモディティ相場に投資して、実質的な資産価値の保全を考えることも一案と思われます。

ドル下落+日本の財政への懸念増大
 基軸通貨が主要通貨+金などのバスケットとなり、米ドルの特権がなくなるとすると、米ドルには過剰供給に伴う下落リスクが発生すると思われます。同時に大量の米ドル資産を保有する日本の国家と多くの企業に多額の損失が生じ、国家レベルでは財政への懸念が今まで以上に高まることも考えられます。こうなると日本円も米ドルと同時に下落するということも考えられないことではありません。

 このシナリオを想定するのであれば、米ドルや日本円への集中を避け、eワラントなどを用いて、投資国や投資対象(コモディティ相場を含む)を事前に分散しておくことが有効と思われます。

新興国の経済拡大でほっと一息
 BRICsや東南アジア、アフリカ諸国の経済発展が加速し、先進国の物品に対する需要が増えて、各国政府の政策にかかわらず、米国も日本も景気が回復するというシナリオも考えられます。この場合、各国政府が無駄遣いをしないできちんと借金を返済すれば次のショックを乗り切ることができる可能性が増すと思われます(ばら撒きが増えるのでは×)。

 このシナリオを想定するのであれば、eワラントなどを用いて、コモディティ相場、資源国通貨、新興国株式などに投資し、下げ始めたらプットを上手に用いるといった手法が有効と思われます


==============================================================================================

菅民主党政権に対して、前自民党政権からの変化を求め前回の衆議院選で投票した多くの有権者が、我慢の限界にきているようです。

小沢元幹事長にしてもその状況を察知してか、一年生議員は、選挙があればほとんどが落選する状況までようやく民主党は、気付き始めたのかもしれません。

もう遅いのですが。

たぶん、今後菅政権を支持しようとすることが明確な団体、連合、日教組、自治労にしてももはや菅政権を支持できないくらいの強烈な団体批判がでてくるのかもしれません。

それぐらい菅政権を継続させるかどうかということは、菅政権を選ぶか、亡国を選ぶかという国民的選択までいきつくのかもしれません。


菅総理を支持した民主党の議員、そして多くの党員というのは、日本亡国をめざしているのでしょうか。

日本という国は、大和時代から培ってきた日本の歴史そのものを否定したい勢力と日本に渡ってきて権力を手に入れた勢力との争いというDNAがあるのかもしれません。

菅総理、仙石政権というものを多くの民主党支持者が選択したということは、多くの民主党員が、実際は、大陸から日本に渡り権力を手に入れたいと願った先祖のDNAを持った人の集まりなのかもしれません。

つまりは、我々どちらの政党にも支持を固めていないともいう無党派層に対しては、前回の衆議院選は、無党派層の風が吹いたのですけれども、そのような政党であるから無党派層の風が吹いたとしても我関せずというのが、菅民主党の本来の姿なのかもしれません。

阿久根市の職員の待遇問題が、市民からでていましたが、職員いわく、我々は、与えられた仕事をしっかりとやるという発言がでており、与えられた仕事と職員の待遇とが民間とミスマッチしているかさ話題になるのであり、もはや公務員自体の意識が大きく変わる事件がおきないとどうしようもないのかもしれません。

政治家にしても、準公務員のような大手企業の経営者、正社員にしてももらいすぎということがわからないのかもしれません。

エコ減税、金融機関への公的資金など多くの補助金が、特定業種にばらまかれましたが、恩恵を受けた企業は、国民に対して恩恵の還付をしていません。

金融機関は、預金者、借入者をもはや無視しつつありますし、今回恩恵を受けた自動車企業、電気関係企業などは、やっていることは、国内の雇用を縮小し、海外生産への移行です。

日本の場合、正社員に対しては、組合などの保護意識が強いせいかそれほどの弾圧派受けていませんが、その分、非正社員、これから社会にでようとする若者に対してかなり厳しい弾圧をしてきているようです。

つまりは、補助金行政というのは、既得権益を守るための補助金であって、国益を強くするための補助金ではないということかもしれません。

役人に仕事をまかせれば赤字になることはわかっているのに、役人出身者にまかせようとする体質そのものが、今日の日本を創ったのかもしれません。

本来の政治家や公務員の役目は、君主政治でないかぎりいかに税を安くするかということを考えることなのですが、今や君主がこれらの公務員労働者になっている日本では、いかに民から税をとるかということしか考えられないのかもしれません。

豊満な公務員組織に対して強烈な対立意識を持つ政治組織が立ち上がると、この日本は、息を吹き返すとも感じるのですが。

つまりは、民主党にしても自民党にしてもその他の政党にしてももはや国民にとっては役目を終えたということを気づかせ、また、有権者自身もそう感じなければならないのかmしれません。

 

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コメント
 
01. 2010年11月19日 11:36:30: cqRnZH2CUM
>増税(日本)と減税(米国)どちらが経済に効果的なのか

中国の引き締めと輸出ドライブの減速、減税補助金ブームの一段落などで10年度後半から11年度前半は景気後退気味なので、増税はプロシクリカルに働くので、短期的にはやるべきではない。
政府や日銀が正常なら、増税や金融引締時期は、11年度後半か12年度以降に延ばすことになるのではないか


大前氏は、日本の茶党みたいな感じだが、彼や池田氏みたいな人(緊縮派)と、三橋氏や飯田氏みたいな若手(リフレ派)の対立は、一見、世代利益と矛盾するようで、なかなか面白い。

┏━■〜大前研一ニュースの視点〜
┃1┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┗━┛『デフレ脱却時期は2012年度中!?
〜具体策なしの「評論家大臣」はいらない』
 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
 デフレ経済
デフレ脱却は「2012年度中」
海江田経済財政相
 -------------------------------------------------------------------
 ▼大臣は「経済予測をする」のではなく、「具体的な政策」を述べよ
 -------------------------------------------------------------------

海江田万里経済財政相は9日、デフレ脱却目標の時期について
 「2012年度中」との目標を示しました。

 また「新成長戦略で11年度中に消費者物価上昇率をプラスにする
 ことを掲げている。それが1年以上続けばデフレ脱却だ」との見解を
 示しています。

 消費者物価指数の推移を見ると、07年〜08年にかけて上昇していた
 数値が08年半ばをピークとして大きく下がっており、今年に入って
 からその勢いは加速しているのが分かります。

 この現状を踏まえて、上記のような発言ができるとはよほど「勇気」
 があるのだろうと言いたくなります。

※「消費者物価指数の推移」(チャートを見る)
→ http://vil.forcast.jp/c/an19afvpvKrZfMab

 そもそも私に言わせれば、経済財政相という立場にある人が何を言って
 いるのかと思います。

 経済評論家ならば「評論するだけ」でも良いでしょうが、自分が大臣
 の立場にあるのだから「具体的な政策」について述べるべきです。

 「大きな痛みは伴うかもしれないけれども、デフレ脱却のために
 私は来年このような政策を実施します」と言えなければ、大臣として
 の意味がないと私は思います。

 毎年、年末が近づいてくると来年の景気見通しについて、様々な識者
 が見解を発表しています。

 私も毎年いくつかの雑誌社からインタビューを受けます。景気はいつ
 回復するか?来年の景気見通しはどうか?という質問を受けて、私が
 「来年は厳しい」という回答をすると大抵のインタビュアーは驚いた
 表情を見せます。

 なぜなら、私と同じようなインタビューを受けるほとんどの人は
 「来年の前半は厳しいが、後半には回復する」という回答をしている
 からです。この15年間、彼らはずっと同じことを言い続けています。

 翻って今回の海江田経済財政相の発言を見てみると、その真意を理解
 できます。

 すなわち、「来年の後半には景気回復する」と言うことにすら自信が
 持てないため、「再来年の2012年までに」と発言しているのだと私は
 見ています。

 具体的に自分は何をするのかを述べる立場にある人が、それを言わず
 して経済評論家のごとく予測しているだけでも不合格です。

 加えて、その予測内容が他の経済評論家よりもさらにお粗末で、予測
 を外した際の言い訳とも言える予想をしているとは、全く目も当てら
 れない状況だと思います。

 -------------------------------------------------------------------
 ▼ 大蔵官僚の過剰な自信が、バブル崩壊を未然に防ぐ機会を見逃した
 -------------------------------------------------------------------

 先日、NHKで「862兆円 借金はこうして膨らんだ」という番組が
 放送され、元大蔵官僚の証言録が開示されていたそうです。私は番組
 の宣伝を見たことはありますが、番組そのものは見ていません。

 ただ90年代当時、私は直接大蔵省の役人と喧々諤々の議論をしてい
 ましたから、「何が起きていたのか」は理解しています。

 借金大国日本への歩みが始まったのは、さらにはるか昔の田中角栄氏
 が大蔵大臣だったころに遡ります。

 田中角栄氏が大蔵大臣になって、「予算を守るのではなく、どんどん
 国債を発行して使え」という方針が打ち出されました。

 「均衡ある国土の発展」という考え方のもと「ばら撒きによって政治
 を固める手法」が広がりました。

 この時の変化について当時の大蔵官僚の一人から「まるで空の色が
 変わったようだ」と聞いたことがあります。

 それまでは歳入の額を全て把握し、それを踏まえた上で歳出の計画を
 立てるのが大蔵省の仕事でした。ところが、突然「歳入は関係ない、
 どんどん使え!」と言われ、最初はかなり戸惑ったそうです。

 NHKの番組内で紹介されている元大蔵官僚の一人のコメントを見ま
 したが、「無責任極まりない」と私は言いたくなりました。

 借金大国の道を突き進んでいた90年代初頭、私は大蔵官僚の人たち
 に「このままでは日本経済は大変な事態になる」「銀行が100行くら
 い破綻するかもしれない」と警告しました。

 「日経平均株価も1万円を下回る」「東京の地価は10分の1以下に
 なる」という計算をして資料を見せて説明しました。

 しかし、それに対して大蔵官僚は「軟着陸させてみせる」から大丈夫
 だという見解でした。

 ところが、結果は誰もが知っているように失敗に終わりました。NHK
 の番組で紹介されていた元大蔵官僚のコメントでは「赤字国債を発行
 して、コントロールが効かなくなった」「その時になって、経済とは
 こういうものかと分かった」という趣旨のことを述べていました。

 私が資料を見せて説明したときには「軟着陸させてみせるから、大前
 さん黙っていてくれ」と言っていたのに、3年後には「あの時の資料
 をもう1度見せてくれないか」と言ってくる始末です。

 悪意があったとは思いませんし、良心的な人たちだったとは思います。
 しかし、「自分たちがやれば何とかなるはずだ」という“自信過剰”
 だったのは間違いないでしょう。その点では第2次世界大戦時の軍部
 と同様だと私は思います。

 NHKが番組を作るのは自由ですが、「あなたが黙っていてくれれば、
 何とか上手くやる」と言われた身としては、文句の1つも言いたくな
 ります。

 当時、「事前に気づく機会・チャンス」はあったのに、それを見逃して
 いたという事実をしっかりと認識してもらいたいと思います。

  ==========================================================
  この大前研一のメッセージは11月14日にBBT757chで放映された  
  大前研一ライブの内容を抜粋・編集し、本メールマガジン向けに
  再構成しております。
  ==========================================================

-------------------------------------------------------------
 ▼ 今週の大前の視点はいかがでしたでしょうか。
-------------------------------------------------------------

 大前は10年以上前に起きてしまったバブル崩壊の理由の一つに、
 当時の大蔵官僚の過剰な「自信」を指摘しています。

 彼の自信を支える根拠は何であったのか?

 もちろん国内でもトップクラスの能力を持つ方たちですから、
 自信を持つことは当然かもしれませんが、過度の自信を持ってしまった
 理由の一つには「それまでの成功」があったと思われます。

 大前は再三に渡り指摘していますが、過去の成功例が
 常に通用するとは限らないとは現代社会においては
 もはや常識です。

 真の意味で将来の日本を「ゼロベース」で考えることができる人間が
 当時の官僚の中にもっと多くいれば、今とは違った社会に
 なっていたかもしれません。
 
 私たち問題解決力トレーニングプログラムは、一人でも多くの
 「正しく考えることのできる人間」を輩出することが、
 プログラムとしてのミッションであると考えています。

            問題解決力トレーニングプログラム
            http://vil.forcast.jp/c/an19afvpvKrZfMac


02. 2010年11月19日 19:44:38: cqRnZH2CUM
財政赤字の拡大は公共事業でなく高齢化が原因
http://diamond.jp/articles/-/10138
2010年11月19日野口悠紀雄 [早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授]

 前回から国民経済計算の所得支出勘定における「貯蓄」や、資本調達勘定における「純貸出/純借入」について論じている。
 国民経済計算における資本調達勘定では、(今回検討する一般政府だけでなく、すべての部門について)実物取引と金融取引の2つの取引が記録されている。
 実物勘定における貯蓄と投資の差は「純貸出/純借入」と表示されており、金融勘定における差は、「純貸出/純借入(資金過不足)」と表示されてい る。これらは本来は一致するはずであるが、実物面の統計と金融面の統計は計数が異なるので、若干の差が生じる。ただし、大まかに言えば同じ傾向を示すの で、この差はあまり気にしなくてよいだろう。ここでは、主として実物取引を見ることにする。
 一般政府の純借入は、財政赤字と同一である。そして、これはしばしば問題とされ言及されるので、なじみやすいデータとなっている。したがって、以下では、「財政赤字」という表現も用いることにする。
 国民経済計算では、政府部門を「一般政府」と「公的企業」に分けている。後者は事業特別会計などだ。これは、「法人企業部門」に含まれる。それ以 外が「一般政府」とされる。ここには、国や地方の一般会計や、社会保障特別会計などが含まれる。以下では、一般政府の計数を見ることとする。
政府赤字が拡大した原因は政府貯蓄の減少
 まず、一般政府資本調達勘定の実物取引を見よう。1980年代からの推移は、【図表1】に示すとおりだ(注1)。
「純貸出」(=純貯蓄+純資本移転−固定資本形成+固定資本減耗−在庫品増加−土地の購入)は、1990年代の初めから98年度まで顕著に減少した。その後マイナス30−40兆円の水準が続いたが、06年度には改善した。07年度には再び悪化している。
 純貸出が減少した最大の原因は、貯蓄が減少したことである。
 1980−90年代において貯蓄はプラスだったが、98年度からマイナスに転じ、03年度までマイナス幅が拡大を続けた。その後拡大はやや鈍化したが、依然として大きなマイナスになっている。
 一方で、一般政府の総固定資本形成は、90年代後半から減少を続けたことに注意が必要である。2007年度の値は、1996年度の値のほぼ半分に まで縮小している。道路整備事業特別会計などの公共事業関連特別会計は一般政府の中に含まれているので、これは、公共事業が圧縮されたことを示している。

(注1)【図表1】の計数は、内閣府ホームページ「平成20年度国民経済計算」による。これ は、以下で用いる『国民経済計算年報 平成21年度版』の値とは若干異なる。ただし、傾向は同じである。ウエブの計数は一次所得バランスの内訳などの詳細 が分からないため、年報の数字を用いる。
次のページ>>社会給付の増加により可処分所得が減少し、貯蓄が減少
 では、なぜ政府貯蓄が減少したのだろうか? これを知るために、97年度から07年度までの期間について、一般政府の所得支出勘定を見ると、【図表2】と【図表3】のとおりである。

 一般政府の一次所得バランスは、とくに02年度から07年度にかけてかなり改善した。その大きな原因は、金利が低下したために国債の利払いが減少したことだ。これが、財産所得(支払)(d)を大きく減少させている。
 前回見たように、家計部門の財産所得は大きく減少した。これは家計がネットの資産保有部門であるからだ。一般政府はネットの債務部門なので、金融緩和によって大きな利益を得たことになる。
 なお、生産物と輸入税への税(消費税、輸入関税など)は、全期間を通じてあまり変化していない。

【図表3】で最も注目されるのは、「社会給付(i)」が一貫して、かつ顕著に増えていることだ。公的年金や医療保険などの現金の社会保障給付が、ここに含まれている。
次のページ>>社会保障給付などにより政府消費は顕著に増加
 まず97年度から02年度までの期間を見ると、経常税(f)が大きく落ち込んだ(その大きな原因は、法人税の落ち込みである)。他方で、「その他 経常移転(支払)(j)」が大きく増加した。このために、一次所得バランス(e)、その他経常移転(受取)(h)、および社会負担(g)が増えたにもかか わらず、可処分所得(k)は大きく落ち込んだのである。
 02年度から07年度にかけては、経常税が大きく増加した(その大きな原因は法人税の増加である)。また、社会負担も増え続けた。このため、社会給付が増加し続けたにもかかわらず、可処分所得は97年度の水準の近くまで増加したのである。
 97年度から07年度までを通してみると、経常税はほぼ不変である半面で、社会給付が大きく増加した(16.4%ポイント増加)。社会負担も増加 はしたのだが(8.8%ポイントの増加)、給付の増加には追い付かなかった。また、経常移転も、受取の増加より支払の増加のほうが大きい。このため可処分 所得が減少する結果になった。
 97年度から02年度までの「前期」と02年度から07年度までの「後期」を比較してみると、傾向が逆転したのは経常税と移転(受取)である。前 者は、前期で減少、後期で増加した。その結果、97年度と07年度はほぼ同水準である。移転(受取)は、前期で増加、後期で若干減少した。なお、経常移転 (支払)は、前期で増加、後期でほぼ横ばいである。
 前期と後期を通じて顕著な増加傾向を示したのが、社会給付と社会負担だ。
 可処分所得は前期には減少したが、後期には回復した。
 他方で、政府消費は傾向的かつ顕著に増加した(97年度77.8兆円、02年度87.7兆円、07年度93.1兆円)。
 この大部分は現物社会移転である。07年の値を見ると、約3分の2が医療・介護、約3分の1が教育になっている。
 これらの原因によって一般政府の貯蓄(=可処分所得−政府消費)が減少したのである。
次のページ>>財政赤字拡大の原因は、公共事業でなく人口高齢化
 財政赤字が拡大していることはよく知られているのだが、それを引き起こした要因については誤解が多い。
「景気刺激のために公共投資を増やしたために赤字が拡大した」と言われることが多いのだが、【図表1】で見たように、そうではないことに注意が必要だ。政府固定資本形成は、むしろ減少しているのである。
 財政赤字(一般政府の純借入)を増加させた要因は、つぎの2つである。
 第1には、社会保険料が増加しているにもかかわらず、また金融緩和で国債の利払いが減っているにもかかわらず、社会保障給付が増大しているために可処分所得が減少気味であることだ。社会保障給付の増大は、言うまでもなく、人口高齢化の影響である。
 第2には、現物社会保障給付によって政府消費が増大したことである。このために、政府貯蓄が減少した。そして、政府固定資本形成が減少したにもかかわらず、財政赤字が拡大したのだ。
 このように、人口高齢化によって現金、現物両面での社会保障給付が増大している。それにもかかわらず、負担面での措置が追いついていないことが問題なのだ。とくに、税制面の対応がなされていないことが大きな問題だ。
 ここで見た計数では、07年度の税収はかなりの水準になっている。そのため、可処分所得の落ち込みはさほどのものではない。しかし、この後に経済 危機が勃発し、税収は法人税収を中心として大きく落ち込んだ。したがって、財政赤字は拡大している。02年から07年頃までの景気回復で見えなくなってい た問題が、顕在化しているというべきだ。


03. 2010年11月20日 05:37:25: FCqgaGIeAQ
増税(日本)と減税(米国)は2つで1セットなんじゃないですか?
日本の富をアメリカに持っていって、それで減税するのでは?

04. 2010年11月20日 06:26:16: 8LQMpSZJfU
 一説には日本の米国債保有額を100兆円という説と、実は最大300兆円保有という説もあり、本当の保有額は国民には知らされていないのではないか。戦後数十年にわたり、米国政府に献上してきたものであり、また思いやり在日米軍基地予算で毎年数千億円(朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク・アフガン戦争での出撃兵站基地としても)、米国兵器購入でも米国軍産複合体に数十兆円も貢いできていた。血と汗でなけなしの金を貯めてきた勤勉な日本国民の最後の預け先であった郵貯資金も郵政民営化で米国債購入に移行しつつある。日本人が一向に生活の豊かさを実感できないこと、また社会の安定を担う中間層が消滅していくのは、この自国民の生活保障や社会基盤の整備(OECD内での教育費の最悪の格差)ができないという事にあるのではないか。日本の超高齢化社会対策や若者への教育投資、新たな産業基盤の整備に充てる原資が米国に力づくで吸い取られ、最後には紙屑化した米国債を受けとることになろう。

05. 2010年11月21日 22:09:15: uKFoqoJusE
米国の減税では課税最低限以下のサラリーマン全員に税還付,すなわち現金が支給される、
日本の減税は高額者ほど恩恵が大きく、課税最低限以下には恩恵がない、
同じ減税でも違いますね

米国は低所得者には極めて優しい税制ですよ、日本人の多くはこの事実を知らないで逆と思っている人が殆ど
日本国民は、政治家もエコノミストもマスコミも全てが洗脳されているのです
米国税制EITCを知らないで政治経済を語る資格はないと言えますね。
http://www.asyura2.com/10/senkyo100/msg/130.html


06. 2010年11月23日 02:05:02: IuPxajJcAk
いやー、野口ゆきをの出鱈目ぶりってすごいな。
大学の先生ってのは、こういうのを授業してて学生にバレないのかね?
頭良い奴だっているだろ、早稲田だもん・・・、いないのか? まさかね。

07. 2010年11月23日 02:11:35: IuPxajJcAk
日本が増税しなくちゃいけないのはビルトインスタビライザー効果を復活させなきゃいけないからで、基本的金持ち増税・企業増税が望ましい局面なんだけどね。
もちろん社会福祉の充実とセットだと経済効果が大きい。

それなのに話題になってるのは消費税増税だもんね。
馬鹿馬鹿しくて話にならないよ。
消費税の補足率知ってんのかね?
あんなもん上げたって財政は全然良くならない。GDP下げちゃうからね。
自殺者が増えるだけで税収増なんて期待出来ないよ〜だ。

この理屈、ほんとは菅さんはちゃんと分かっている。
予想される計量モデルの計算も目の前で講義してもらってる。
それなのに10%って言ったから呆れるばかりだ。


08. 2010年11月23日 17:38:44: uKFoqoJusE
個人所得課税負担率が米国と同じなら税収は16兆円増になる、
※16兆円増の根拠 
個人所得課税負担率をアメリカと同じ12.0%(日本7.6%なので4.4%増)にすれば単純計算で16兆円税収増になる
(2008年の国民所得384兆円なので384×4.4%=16.8兆円となる)
次より
 http://www.asyura2.com/10/senkyo100/msg/130.html

09. 2010年11月23日 17:49:53: IuPxajJcAk
>>08
はー、そんなになるのかー。
さすがに最近はマスコミも言わなくなったけど、アメリカは「直接税中心の国」だからね。やっぱりそのくらいになるのかぁ。

日本も少しはアメリカを見習った方が良いよね。


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