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アメリカ経済史に見る通貨発行の意義(日本経済復活の会ブログ)-通貨発行権をめぐる戦いの歴史
http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/313.html
投稿者 JAXVN 日時 2010 年 12 月 05 日 16:28:35: fSuEJ1ZfVg3Og
 

「アメリカ経済史に見る通貨発行の意義(No.22)
日本人は、経済を拡大するためには市場に出回る通貨の量を増やさなければならないのだということを忘れている。デフレの時、それができるのは国だけだ。その重要さを理解するためにアメリカにおける通貨発行の歴史を学ぶのは意義がある。

アメリカにおいて、紙幣が使われるようになる前は、動物の毛皮、貝塚、タバコ、米、小麦、トウモロコシなどを代替貨幣に使用していた。今でもドルの事をバックとよぶことあがあるが、これは先住民と開拓者の人々の間での物品交換の決済手段の単位として鹿の皮が使われていたため、雄鹿「BUCK」の皮が利用されたことからきている。

アメリカ独立の前は、「植民券」を独自で発行し流通させ発展しつつあった。しかし、イギリスは植民地アメリカへの課税と支配を強化し、1764年には英国議会が「通貨法」を決議し、アメリカ植民地の各州が独自の紙幣を発行することを禁止した。本来植民地から富を奪取することは難しい。ある意味で「採算」が合わず、いずれ植民地を放棄せざるを得なくなることがほとんどである。しかし、通貨発行権を奪うということは、極めて効率のよい富の奪取の方法となり、イギリスが狙ったのはこれだった。奪われてなるものかとアメリカも闘った。これが1775〜1783年のアメリカ独立戦争だ。資金を持たないアメリカは政府紙幣を発行し戦費を捻出したが、それが乱発され政府紙幣の価値が暴落した。

1776年アメリカは独立宣言を行い、翌年アメリカ合衆国憲法が採択され初代の大統領にワシントンが就任した。宗鴻兵著『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ』によれば、当時の財務大臣のハミルトンは、ロスチャイルド家と浅からぬ因縁を持つ人物で、ロスチャイルド家からの援助を受けていたという。彼が第一アメリカ合衆国銀行を設立した。政府の貨幣財産と税収を中央銀行に預け、中央銀行は経済の発展の需要に応じて国家の通貨を発行し、アメリカ政府に融資を行い、同時に金利を徴収した。資本総額1000万ドル、5分の1は連邦政府の出資、他は一般からの公募そのうち700万ドルをイングランド銀行やロス・チャイルドが名を連ねた。

要するに現在の日銀とは大違いだ。日銀も資本金1億円の銀行でその半分を国が、残りの半分を民間が持っているが、株主には何の権限もなく、配当金も驚くほど少ない。資本金が十分だということで円の信認が得られているわけではない。それと違い、第一アメリカ合衆国銀行では、発行する通貨の信認を得るためには、十分な資本が必要だったわけで、そんなお金を出せるのは、世界一の金保有高を誇ったイギリスであったし、ロスチャイルドであったというわけだ。しかも銀行経営は完全に株主に牛耳られていた。結果として投機目的の外国資本の導入を促進することとなり、産業発展のためにはお金が流れなかった。やがて貸し付け需要が増大し外国銀行(主にイギリス)から資金を借りることとなった。

1801年ジェファーソンが大統領に就任したが、第一アメリカ合衆国銀行が特定の商業資本の利害に動かされていたことに反発していた。例えば通貨発行権を持つ日銀が露骨にアメリカ資本に有利になるように営業をしていたら、日本人は激怒するに違いない。同様にアメリカ人に嫌われていた第一アメリカ合衆国銀行は1811年に閉鎖された。

すると利権を失いたくないイギリスがアメリカへの干渉を強めたため1812年英米戦争が勃発した。やはり資金不足のアメリカは政府紙幣を発行したが、結局1815年アメリカ政府は降伏した。結局2つ目の中央銀行である第二アメリカ合衆国銀行が1916年に誕生することとなり、その資本の20%を政府が、残りの80%を個人が占めた。ここでも再びロスチャイルド家がしっかりと銀行の実験を握ることとなり、やはり銀行は株主の利益のための運営を行っていたので、再び国民の不満は高まった。

1832年にジャクソンが大統領に就任すると第二アメリカ合衆国銀行を閉鎖することを決めた。しかし、第二アメリカ合衆国銀行のビルド総裁はロスチャイルド家の後ろ盾があり、抵抗した。銀行更新のための法案は議会で可決した。大統領が拒否権を使うかもしれないとの憶測にビルド総裁は「ジャクソン大統領が法案を否決したら、今度は私がジャクソンを否決する」と言ったが、結局大統領は拒否権を使い、1836年第二アメリカ合衆国銀行は閉鎖された。

しかし、その報復として国際銀行家による締め付けがあり、1837年にアメリカ経済は恐慌に見舞われる。1836年のジャクソンにより政府の土地の売却の場合支払いは金貨・銀貨で行えという正貨通告が出されており、それも恐慌の原因になったと言われている。銀行券の流通は1837年の1億4900万ドルから1843年の5800万ドルに激減した。

通貨の供給は常に不安定で、多数の地方銀行が異なった通貨を発行し、また外国の通貨も出回っており、その交換比率もバラバラで経済は安定していなかった。そのため銀行の一部業務が一斉に停止するなどの恐慌がしばしば発生している。例えば1819年、1837年〜1839年、1857年、1873年、1883年、1893年などである。これはアメリカ全土で信認を受けた統一通貨が存在しなかったことが一因である。しかし、量が不足していたものの金貨・銀貨は最も信認を受けるのが容易だった。金属自体が価値を持っていたからである。

1848年サンフランシスコで巨大な金鉱が発見された。良質な貨幣が大量に発行され、市場が活況を取り戻し、銀行が大規模な貸し付けを開始。鉄道建設が急速に進んだ。

1861年〜1865年の南北戦争では、リンカーン大統領がグリーンバックと呼ばれる政府紙幣を発行した。これに怒った国際銀行家がリンカーンを暗殺したという説がある。また南北戦争前後百年の間に、国際金融カルテルとアメリカ政府の間で通貨発行権をめぐる争いが生じ、その間に7人もの大統領が暗殺されたと前述の宗鴻兵氏の本に書いてある。1963年6月7日にケネディ大統領の大統領令11110 (Executive Order 11110) によって政府紙幣が復活するが、それを止めようとして、その約半年後の11月22日にケネディ大統領は暗殺されたという説もある。

どこまでが真実かは、調べることは不可能であるが、通貨発行は、大変な富をもたらすということだけは間違いない。イギリスにとっては、通貨発行権を奪い取ることは利益確保の最後の砦だったのかもしれない。日本経済は20年もの間、停滞を続けている。その理由は通貨発行権が正当な理由もなく封印されていることに尽きる。通貨発行権を行使すれば国の借金908兆円も全く問題にならないことは明らかだ。現代は巨大な金鉱を発見しなくても、政府の預金口座である国庫の残高の数字を書き替えるだけで、デフレ脱却は可能となり国の経済は一気に活性化する。

1764年には英国議会が「通貨法」を決議しアメリカから通貨発行権を奪い取ったが、アメリカは戦争でそれを奪還した。通貨発行権は戦争に訴えてでも確保しなければならぬ大切な権利だ。今の日本では、馬鹿な一部のエコノミストやマスコミ達によって通貨発行権が奪い取られた形となっており、国の急速な没落に繋がっている。
http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-cf59.html
我々の次の世代のためにも、これ以上の日本の没落を止めるために「通貨発行権を行使せよ」と、我々は立ち上がらなければならない。」


http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/no22-c6e3.html  

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コメント
 
01. 2010年12月06日 02:18:48: IqDrSmvKOo
政府紙幣教信者による牽強付会、我田引水の解釈による米国史w

>通貨発行権を行使すれば国の借金908兆円も全く問題にならないことは明らかだ

詐欺師にとってはなw
ある人間が借金して、巧妙なニセガネを印刷して返済するのが、「全く問題にならない」という理屈に納得できるならなw
その理屈を正当化するために、政府には「特権」があると主張するしかないw


02. 2010年12月06日 22:26:07: IuPxajJcAk
政府の通貨発行権は現行法上そう言うことになっているのだし、現行法に基づいた政府通貨を01は毎日使ってるんだけど、それを詐欺呼ばわりか・・・。

阿修羅の投稿者ですら通貨についての理解はこんなもんなのかぁ・・・あぁあぁぁぁ


03. 2010年12月06日 22:37:38: IqDrSmvKOo
「政府通貨」と言って誤魔化すなw
硬貨と紙幣を一緒にするなw
そして、現行法の規定による強制によって他の商品を貨幣として利用できないために、毎日使っているのであって、その通貨の減価の加速が進むと予測できるなら、馬鹿でない限りその通貨で貯めることはしないよなw

そして、詐欺行為は、合法化しても、合法な詐欺になるだけw
詐欺である内容に変わりはないw
殺人が法律で合法化される事態(戦争)になっても、殺人は殺人であるw
政府は法律を用いることによって、極悪非道を尽くすw


04. 2010年12月07日 20:00:35: IuPxajJcAk
>硬貨と紙幣を一緒にするなw

違いを簡単に説明してくれ。
発行主体の違いのことじゃないぜ。


05. 2010年12月07日 20:50:24: IqDrSmvKOo
>違いを簡単に説明してくれ。

硬貨は、金属w
紙幣は、紙w

硬貨の製造には、金属が要るw
紙幣の製造には、紙が要るw

硬貨にはゼロをたくさん刻印できないw
紙幣にはゼロを何桁でも増やせるw


06. 2010年12月11日 01:18:56: IuPxajJcAk
05
うーん、本気で答えてないな。
でも、最後のゼロの桁の話は多少してもいいかな。

硬貨の桁だが、そりゃ法律を改正すれば良いだけ。
技術的には何桁でも発行出来るぞ。

硬貨も紙幣も、いまでは何の裏付けもない。
100円銀貨はニッケル貨で、しかも100円の価値などないってのがよく例にあげられる。
そして、硬貨の発行主体は知ってのとおり政府だ。
硬貨は政府通貨なのよ。
だから、発行される通貨の種類のところだけ法改正すれば、政府は自由に硬貨を発行出来る。何桁のものでも良いし、何枚でも良い。
改正しないで補足の新法を追加するのでも良い。
極端な話、硬貨を鋳造しないままで発行したことにすることも出来る。
この場合、さすがに「貨幣」と呼ぶのも変なのでナンバーカレンシーとかナンバーマネーとか呼ぶらしい。

と言うわけで、硬貨でもゼロを何桁でも増やせる。やらないのは今の日本の場合、法律で硬貨の種類が決まっていることと、政府通貨の活用法を日本政府が忘れているからだ。
紙幣だろうが貨幣だろうが政府通貨の性質は変わらない。
いずれナンバーマネーとして扱われる。


07. 2010年12月11日 01:55:23: IqDrSmvKOo
本気だよ!w
「簡単に説明」しろってご用命に本気で「簡単に説明」したんだぞw

言いたいことは、抑制があるだろって話w
もちろん、06が言うように、あちらが本気出したら、何でも出来るよw
そもそも、紙幣も硬貨も、法律を用いて、お金を作って、その流通を政府が強制しているのだからw
詐欺かどうかは、その原材料の基準を守ることを条件に、その硬貨を作る商売を自由化できるか考えてみればよいw

問題は、なぜ、政府紙幣教信者は、その詐欺を加速させたいと思い込んでいるのかだよw
政府に惚れてるのか愛しているのか何だか知らないけど、殴られても身ぐるみ剥がれても殺されてもいいと思っている変態なのだろうw
政府紙幣教の布教師たちが、教祖の言うまま、経済が改善するという嘘の教義を信じ込んでいるからだけどw


08. 2010年12月11日 17:27:38: IuPxajJcAk
本気?

へー。冗談でからかっているかと思った。

俺はさ、政府通貨は中央銀行との関係でつかうものだから、紙幣だろうが貨幣だろうがナンバーマネーとして処理されるので違いはないって答えを期待していたんだよ。

もしかして、政府通貨を政府が市中に直接ばらまいて物を買うのに使うものだと思ってるわけ?

>詐欺かどうかは、その原材料の基準を守ることを条件に、その硬貨を作る商売を自由化できるか考えてみればよいw

ん?ん?
通貨を民間に自由に発行させたいわけ? 乱発の危険は政府発行より高いぞ。


09. 2010年12月12日 01:40:50: IqDrSmvKOo
本気本気ホンキッキー!w

紙幣と硬貨の違いは、政府が信頼を失った時に分かるw
ありがた迷惑なことに、これを体験できる歴史上またとないチャンスが迫っているよw
まあ、日本は三世代前に一度体験しているから、そう珍しくもないのかもしれんがw
一万円と書かれた紙幣と500円と刻印された硬貨と、どちらに「価値」があるのか、身に沁みることになるんでしょw
経済に生産性があるという前提で国が莫大に創出した信用(国債)が地球上から消滅するワクワク体験w

>ナンバーマネーとして処理されるので違いはない

「ナンバーマネー」って俺は知らないけど、すでに「マネー」を政府が操作する限界に近づいていることは知っているw

>政府通貨を政府が市中に直接ばらまいて物を買うのに使うものだと思ってるわけ?

思ってる!w
刷って買うことによって、政府通貨という名の紙くずをばらまくと思ってる!w

>通貨を民間に自由に発行させたいわけ? 

その通り!!!w

>乱発の危険は政府発行より高いぞ。

その通貨を受け取った者にしか「乱発の危険」は及ばないよw
その抑制が、政府発行には無いから、超危険なわけw


10. 2010年12月19日 00:27:27: IuPxajJcAk
>思ってる!w

そうかぁ、やっぱり高橋幼稚・・・じゃない、高橋洋一あたりの駄文を読んで政府通貨について考えてるな。
あいつは剽窃家だからぜんぜんわかってない。ほんとに経済官僚だったのか怪しむな。
でもな、心配のとおりと言うか、心配とは逆の方向で、あいつの言う通りにやれば日本経済は確かに悪くなる。

日経のモデルでは日本経済が離陸するのに必要な財政支出増は年20兆円以上だ。
高橋が言うように20兆円びったりの政府「紙幣」を一年だけ増刷した場合、翌年以降に反動でデフレが悪化する。ルーズベルトの失敗と同じだな。
これも日経モデルは試算済みだ。

>その通り!!

ほっほー、これは驚いた。俺の10年前の課題だ。実際にそれが仕事だったぜ。

そこまで言うなら、国立銀行銀行券がうまくいかなかった理由は言えるだろうな。
あるいはロシアンマフィアのバザール通貨や、アルゼンチンの交換クラブ券がうまくいった理由は?

アメリカドルの場合、発券銀行は民間だ。そして憲法違反な。
EUROも民間と言えば民間だな。
日銀は政府が経営する民間だ。
まさかドイツの高校生が発行するキームガウアーみたいな奴を言っているのか?

面白いから、この話は続けよう。
けっこう建設的だ。


11. 2010年12月22日 02:50:20: IqDrSmvKOo
>高橋洋一あたりの駄文を読んで政府通貨について考えてるな。

いいえ、政府紙幣教の宗派を問わずクズの言論は一切読んでいませんw
財政支出こそが「日本経済」に有害無益だということだw
マイナス年20兆円にしろw
一切支出するなw
増やすなw
とっとと消え去れw

政府とかいう国富の破壊組織が税収を超える支出を行っていること自体が異常であることも分からないほどの超異常事態にあるw


12. 2010年12月28日 20:20:13: 5OSV8Up776
このスレは現在俺らふたりの愛のささやき板になっているぞ。はは。

>政府とかいう国富の破壊組織が税収を超える支出を行っていること自体が異常であることも分からないほどの超異常事態にあるw

いやー、すごい思い込みだねー。

残念ながら、財政赤字ってのはさ、歳出を増やしたことで起こるんじゃないんだなー。
歳出超過と赤字は同じことでふたつの間に因果関係はないから。
歳出超過(財政赤字)の原因はもっと別のことにあるんだよ。
普通にその辺の教科書を読んでくれ。

そんなことより、民間が通貨発行するってアイデアな、それもっと語ってくれ。
これは面白いぜ。
さ、さ、さ、提案提案。


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