プレス・ブリーフィング
動画報告（プレス・ブリーフィング）：ＴＰＰ参加は日本をどう変えるか（2010年12月3日）

率直に申し上げまして、２００２年にシンガポールとのＥＰＡが発効して、もう２０１０年まで8年余りが過ぎているわけですけれども、この日本のＥＰＡ、特に私はこれを「第一次世代のＥＰＡ」と呼びたいわけですけれども、「第一次世代のＥＰＡ」では農業という分野に十分改革あるいはリフォームの波が及んで来なかったということがあると思います。まさにその部分に光を当てたのが、今回のＴＰＰを巡る議論であったと思います。ですから、日本のＥＰＡの一つの欠点は、農産品におけるオファーが十分でない結果として、モノの貿易（trade in goods）における関税撤廃率が十分に高くないというデメリットがあるわけです。ですから、その点を改善するのが、これから日本が進めて行くべき「第二次世代のＥＰＡ」の大きな課題であろうと思います。

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（日本政府のＴＰＰ参加表明を）次の政権まで待つとしたら too lateだと思います。……（来年１１月頃に）ハワイで行われるＡＰＥＣまでに、おそらく（ホスト国の）米国としてはＴＰＰについての非常に基本的な構造、交渉のためのプリンシプル（原理）、ＴＰＰのカヴァレッジ（対象）全体、そういったことについてある程度はっきりさせたいと思っていると思います。そういう意味では、今から来年の１０月いっぱいぐらいまでというのは、ＴＰＰの交渉やコンサルテーション（協議）が非常に加速される可能性があると考えています。……いずれにせよ、この1年の間に事態を早急に日本としては動かしていく必要があります。……本当に日本語で言う「待ったなし」の状態で、そのタイムコンストレインツ（時間的制約）が、民主党に適切な圧力として働いてくれることを期待しているとしか申しようがない状況です。

食料自給率をある程度は確保するのがグローバルスタンダードだよ。外国にはアメリカしかないという考えに過ぎぬ。世界のどこに40％以下の食料自給率をまだ下げようとしている国があるのか。

なんかムカつく