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愛は地球を救うのか、yogananda(芸人の「ギャラ有りマラソン」など偽善で無意味、軍産複合体の可視化が根本療法です)
http://www.asyura2.com/10/hihyo11/msg/366.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2010 年 12 月 22 日 15:20:16: 4sIKljvd9SgGs
 

http://yogananda.cc/daily/you/24tv.html
愛は地球を救うのか
愛とはなんでしょうか。

キリスト教では神が人間を愛する愛のことをアガペー、
人間次元の愛をエロスと呼びます。
仏教ではより深い愛のことを慈愛と表現します。

愛の形が人様々なら、
救いの形もまた様々です。

目先の喜びを与えることも救いなら、
艱難辛苦を与えることによってそれを乗り越えさせ、
魂の救済をすることもまた救いであると言えます。

地球を救う、というのもまた難しいですね。

“地球に優しい”という言葉をよく耳にしますが、
この言葉にはいつも違和感を感じています。

地球というのは人体同様、ひとつの命を持った生命体です。
これを地球生命体ガイアと呼びます。

人は病に冒された時、発熱したりふるえが来て、
身体の中の病原菌を追い出そうとします。
これは身体の生理的反応です。

地球も同じく、その地球生命にとって障害となるものが現われたなら、
それを排除しようという生理的反応を起こします。
発熱(温暖化)、ふるえ(大地震)など、今地球上に現われている
異常気象、天変地異と呼ばれるものの多くが人類が作り出したものであり、
人類文明に対する地球の生理的反応、自浄作用であると考えています。

人体を冒す病原菌が強烈で、その人体の自浄能力の限界を超えたならば、
人体は死を迎え、肉体は滅し、土へと還ります。

地球も同様ですが、地球の持つ自浄能力は人体の比ではありません。
地球が滅する(爆発でもするでしょうか?)前に、
地球環境を破壊しようとする障害(残念ながら人類)を完全に排除してしまうでしょう。

これまでの地球の歴史を振り返り、
これからも同様のリズムを保ち続けるとしたならば、
人類が海や河川、大地、大気を化学物質で汚染し、核物質をまき散らし続けたとして、
一時的に人類、その他ある程度の生命種が滅びても、
また悠久の時を経て、地球は再び自然豊かな生命の楽園を築き上げることでしょう。

つまり“地球に優しい”というのは、
“人類が快適に住める地球環境を維持するためにいい”ということであって、
正しくは“人類に優しい”と表現すべきものだと感じています。


なぜこんなことを書いたかというと、
当然ながら、一昨日毎年恒例の「愛は地球を救う」があったためです。

「愛は地球を救う」も今年で30周年、
この番組については賛否両論ありますが、
よくここまで長続きしたものだと感心してしまいます。

この番組が始まった時、私はまだ高校生でした。
当時は奈良に住んでいて、友達と一緒に西大寺というところにある
大きな(日本初の)複合型ショッピングセンターである奈良ファミリーに行き、
その入り口でそろいのTシャツを着て並んでいるボランティアの人の持つ募金箱に
いくらかのお金を入れたのを覚えています。

その時一緒だった親友のS、彼はその後大学で社会福祉を専攻し、
その道を進むことになるのですが、彼が激しい口調で
「こんなのはまったくの偽善だ!」
と激しく憤っていたのが印象に残っています。

私もその第1回目の時には募金をしたものの、
その後は正直言ってこの番組のあり方に疑問を感じ、
一度も募金をしたことがありません。

街角で黄色いTシャツ姿で一生懸命募金を呼びかけている人の姿は、
とても美しく感じます。
集った募金で寄付された福祉車両や盲導犬で、
大きな喜びを得た人もたくさんいらっしゃることでしょう。
番組の中のコーナーでは、心洗われるメッセージを含んだものもあることと思います。

けれども親友Sの語った“偽善”というものがこの番組全体を覆っているように感じ、
私はどうしても心からこの番組を受け入れようという気持ちにはなれません。

それは私たちが通常考えている“愛”という概念と、
この番組の根本思想である“商業主義”が、
本来相容れないものであるからではないでしょうか。

この番組のあり方と、
商業主義のひとつの代表的な形であるハンバーガーのマクドナルドはよく似ています。

大規模かつ広範囲なPR活動で消費者の興味を持たせ、
いろんな多彩な素材(番組、コーナー)で消費者をあきさせないようにし、
その食材を吟味するよりもまず刺激の強い調味料(過剰な演出、豪華な出演者)で
味を演出し、
食べている時も、
味覚以外の視覚等に強烈な刺激(マラソン等)を与え続け感覚を麻痺させる。

こういった過剰刺激に慣らされてしまうと、
野菜などの素材の持つ本来の旨味を活かした薄味の料理(日常のささいな出来事)は
美味しいと感じなくなってしまいます。

人類は長い長い歴史の中で、ここ数百年、数十年の間に、
それまで経験し得なかった急激な経済成長を成し遂げました。

それはひとえに資本主義、商業主義、自由主義経済の力、功績であり、
昔と比べるとモノは豊かになり、生活はきわめて便利になりました。

けれども、それでもって本当に私たちの暮らしは豊かになったのでしょうか?
モノの豊かさ、利便性と、私たちの幸せは同一のものなのでしょうか?

人間の欲望を限りなく肥大化させ、大きな貧富の差を生む資本主義に異を唱え、
ひとつの理想を具現化したものとして誕生した共産主義、社会主義は、
資本主義以上の大きな矛盾を抱え、実質的に崩壊してしまっています。

「共産主義、社会主義はひとつの宗教である」
理想を夢見て築き上げてきた体制の崩壊を見て、多くの人がこう述べます。

しかしまったく同じ意味で
「資本主義もひとつの宗教であり、自由な経済競争の末に訪れるものは、
 深刻な環境破壊、人々の持つ欲望の限りない肥大化、
 欲望の肥大化と反比例する心の貧困である」
ということを悟らなければいけない時期に来ています。


大きなパラダイムシフトの時を迎え、
旧来の価値観を維持しようとするものには必ずほころびが現われます。

偽装、捏造、やらせ ・・・ これらの言葉は、
今の時代を最も端的に象徴するものとなった感があります。
旧来の価値観、体制が崩れる時、それらが内在する問題は必ず白日の下にさらされ、
審判を受けなければなりません、
これが通過儀礼(イニシェーション)なのです。

9・11 事件の真相<2>に時代の転換期のことについて書きました。
まだお読みでない方は是非読んでみてください。

「愛は地球を救う」も同様です。
商業主義というものが末期的症状を呈し、
その悪い面が次々と顕在化しようとしている現在、
商業主義の論理で愛というものを語るこの番組がどういった形で進んでいくのか、
とても興味を持っています。

ちょっと意地悪な言い方ですが、もっとハッキリ言えば、
この論理矛盾を抱えたこの番組が、
どういった形でその矛盾した構造を露呈させるのかということに注目をしています。
これは商業主義の限界を現すひとつの象徴として捉えています。

とはいえ、近年は特に、私はこの番組をほとんどリアルタイムで見たことがありません。
今年もたまたま入ったお好み焼き屋でついていたテレビでちらっと見た程度です。

私が情報を得るのはもっぱらネット経由ですが、
“悪事千里を走る”と言い、局(日本テレビ)側にとって都合の悪いこと、
隠しておきたいものほど素早くネットに情報が流れてしまいます。

「愛は地球を救う」は、
そういった面で毎年様々な情報を提供してくれます。

毎年疑惑がささやかれるのが、
番組の“感動仕立て”のメインとなるマラソンで、
実際にはランナーが全行程をきちんと走っていないのではないかという噂です。

2002年のランナーである西村知美が、
中継のない途中の道を世界記録並みの高速で移動(!)したというのは有名な話です。
   ( この高速移動のことをネットでは“ワープ”と表現する事が多いようです )
   ( 研ナオコについても疑惑があるようです )

西村知美事件以降、ランナーを追跡する集団が現われ、
そのため“高速移動(ワープ)”が不可能となり、
翌年の山田花子は番組終了時刻を
はるかにオーバーしてゴールという結果になってしまいました。

だいたい、愛、地球を救う・・・これらのことと、
有名芸能人のマラソンがなぜ結びつくのかということが根本的な疑問です。

昨年大きく話題となったのが、
マラソンランナーであるアンガールズを護衛しながら走るスタッフが、
沿道から声援を送り、彼らに触れようとした年配の女性に対し、
罵声とも表現できる厳しい言葉を浴びせた場面がたまたま中継されてしまったことでした。

番組直後からその場面はネットで広がり、
番組の偽善的体質を如実に現したものだとして大きな批難の声が上がりました。

今ネットで検索してみても、その場面の動画は YouTube から削除されていて、
見ることができません。

この動画は、著作権法上の権利が侵害されたとのNippon Television Network Corporation
による申し立てにより削除されました。  ← こういうことになっています。
痛いニュース(ノ∀`)24時間テレビのスタッフがおばあちゃんを恫喝「さわるなヴォケ!」

そして今年もまた番組の本質を露呈するようなトラブルが起きました。
懐かしの人気コーナー「熱湯コマーシャル」の中で、
小島よしおが水槽の中の“熱湯”が熱湯ではなかったという
“やらせ”を暴露してしまったのです。
24時間TVで小島よしお暴走、熱いはずの「熱湯コマーシャル」に平然。
コラム・松村宏のNEWSな顔・「そんなの関係ねー!」で済まない失敗

繰り返しますが、愛、地球を救う、
それとグラビアアイドルの生着替え、熱湯の中で熱がる芸人を喜ぶというコーナー、
一体どう結びつくのでしょうか??
マラソン以上に疑問ですね。

これも現在ネットの世界では動画が数多く出回っています。
けど日テレ側としては早急に削除したいものでしょうから、
これらの動画が視られるのはそう長くはないかもしれません。

そう思って今調べてみると、番組終了二日後の今の時点で、
すでに日テレの申し立てで削除されているものが複数ありました。
日テレの必死さが伝わってきます。

熱湯コマーシャル2007 小島よしお空気読めず大失敗
7分間の悪夢 ノーカット版
日本テレビの24時間テレビの熱湯が熱くない件
小島よしおの人生が終わった映像
24時間テレビ 熱湯風呂 小島よしおがやっちゃったw

  ・・・  他多数


少しこじつけのように感じられるかもしれませんが、
「愛が地球を救う」がマクドナルドと似ているように、
商業主義という欲望を肥大化させるシステムは、
地球環境への負荷を肥大化させる地球を貪り食うで語った肉食文化と
きわめて深い関係があるように思えてなりません。

本当の愛とは何か、その愛を具現化する社会、暮らしとはどの様なものなのか、
私たち一人一人は日々どう生きていけばいいのか、
それを考え、“人類に優しい”暮らしを実践していこうではありませんか。

私たちの生命を支えてくれている地球に病原菌扱いされ、
排除されてしまわないうちに・・・。

2007.8.21 Tuesday


 

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