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テレビ「報道番組」は絶滅寸前(船場吉兆みたいに新聞・雑誌の情報を「使い回し」しているだけだそうで不要な存在です)
http://www.asyura2.com/10/hihyo11/msg/443.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 1 月 12 日 08:56:14: 4sIKljvd9SgGs
 

(回答先: ラジオはテレビよりインターネットに近いのかもしれない(テレビが嘘を百回繰り返しても、嘘は嘘としか思われない時代です) 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 1 月 11 日 08:51:41)

http://deepnavypigment.myartsonline.com/tzs04.html


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【内情】
新聞に抜かれた情報を追いかけ、雑誌を参考に特集作り
新聞、雑誌を見て東奔西走する今どきの“テレビニュース”の作り方

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 新聞の購読者数が減り続ける中、タダで見られるテレビニュースの影響力はますます強まっている。 しかしそのテレビニュースがどのように作られているのか、どれくらいの人が実態を知っているのだろうか。 現場の声を探っていくと、巨大な影響力の割には頼りない実態が浮かび上がってくる――。


 テレビ局で夕方のニュース番組が放送されるまでの流れを追ってみると、まずは放送日前日の番組終了後に行なわれる会議からスタートする。 多くのキー局では、報道局のなかに社会部や政治部、経済部といった出稿部が置かれ、各部にはデスクや記者クラブなどに配属される記者がいる。 それとは別に、番組ごとにプロデューサーやデスクなどの責任者が置かれている。
 前日の番組終了直後の19時頃から出稿部のデスクと番組担当のデスクが立ち会い、翌日の予定を確認する。 この時、発生もの以外の政治や経済、スポーツなど翌日の出来事は記者クラブで発表されてわかっているので、重要度の高いものから予定を組み、取材を手配する。
 多くのスタッフを抱える印象が強いテレビ局だが、意外にも記者は少ない。 例えば、ある局では報道局全体で社員250人を超えるが、記者は社会部で40人、政治部で20人、経済部で10人と新聞の半分程度に過ぎないという。
 だからなのか、肝心の情報収集の心もとない実態を、あるテレビ局記者が明かす。
「 独自情報を探す努力はしているが、情報源が新聞ということは多い。 テレビ局には夜が明けぬうちに朝刊が届くが、そこに自局が掴んでいない情報が載っていると、デスクから早朝に電話がかかってきて、朝駆けに行くことになる。 事件担当の記者なら朝イチで警察幹部宅に出向いて、新聞記事の情報をもとに当てて、相手が明確に否定しない限りは、太枠で裏取りできたということで、細かな情報を省いた後追い原稿を書く 」
 放送当日は午前10時頃に会議が始まる。 昼のニュースの項目を決めるのがメインだが、夕方の番組担当デスクもニュースの項目や順番を決めるため、出稿部の取材状況を確認する。
 昼12時。 各局で昼のニュースが終わった段階で、午前中に発生した事件や事故、前日に予定していた取材の進行状況を確認。 そしてこの段階で、夕方番組のデスクは当日のメインとなるニュースを決める。 そのほか、他局の番組チェックにも余念がない。
「 他局の昼のニュースを見て、夕方の番組の構成を並び替えるんです。 テレビ局は横並び意識が強いので、後追いはもちろん、逆にウチがトップに予定していたニュースを他局が扱わなければ外すこともあります 」 ( テレビ局社員 )
 15時過ぎには、出稿部デスクと番組デスクが最終的な立ち会いで取材状況を確認し、その日の番組で取り上げる順番や時間が大まかに書かれた最初の項目表ができあかってくる。 そうこうしているうちに、前後して新聞の夕刊が局に届く。
「 夕刊に自局が掴んでいない情報があれば、夕方のニュースに問に合わせるよう、また後追いが始まる 」 ( 前出記者 )
 さらに、「 ひどいデスクになると、共同通信などの通信社に高いカネを払ってニュースの配信契約を結んでいるんだからといって、記者が書いた原稿を通信社の原稿や夕刊を見ながら書き直すことまで平気でやる 」 ( 別のテレビ局記者 )という話まで聞かれた。
 だとすれば、もはや独自性もなにもあったものではないが、あるテレビマンにいわせれば、「 新聞を参考にしているが、目新しい視点を探したり、視聴者にわかりやすく見せるといった工夫をしており、パクつているわけではない 」 という。
 はたしてそうだろうか。 例えば、朝の情報番組では裏取り取材すら放棄して、新聞記事をそのまま紹介するコーナーが目立つ。 これはテレビ朝日の『 やじうまプラス 』 が先駆けだが、いまやどこの局でもやり方までパクつている始末である。 しかし、「 ちゃんと新聞社に了解を取って、使用料を払っており、新聞社にとっても記事のPRになるからメリットがある 」 ( 情報番組ディレクター )というのだ。


燃えさかる火事はトップニュース


 タ方のニュース番組はグルメやショッピング情報といった、ニュースとは思えない特集が幅を利かせている。
 そこでも週刊誌や情報誌がネタ元になっていると報道に携わるテレビ局社員は明かす。
「 特集コーナーの企画は雑誌で取り上げられたものが多い。 例えば、春なら桜の見どころ特集記事をチェックして、掲載されたスポットを後追い取材して終了 」
 実際、ニュース番組の下請け制作会社の若いディレクターから「 この記事の筆者の連絡先を教えて下さい 」 「 このデータはどこに行けば入手できるのでしょうか 」 などとおぼつかない電話がかかってくることがしばしばあって呆れる。 「 そんなこと自分で調べろ! 」 と怒鳴りたくなることもある。
 そんな安易な発想で見せられる方もたまったものではないが、そこには「 視聴率競争 」 という事情があるのだとか。
「 全部ニュースで埋めたいとは思っても、それだけでは視聴率に結びつかない。 特に夕方のニュースは主婦層が中心ですから、柔らかいネタは視聴率がグングン上がっていく。 その後のニュースで視聴率がガクンと下がることもある。 ただ、大きな事件や事故が起きたら関心も高いので予定の特集を変更してニュースに切り替えるが、普段は主婦層のニーズに応えるため堅いニュースばかりでなくてもいい 」 ( テレビ局編成担当 )
 ということのようだ。
 そして、情報収集すら他人任せのケースも多々あるという。 また別の制作会社幹部が明かす。
「 特集の企画会議に向けて、外部のリサーチ会社に情報を集めさせるのは日常です。 意識調査とか『 こんな人を探している 』 といった依頼をする。 もちろん、最終的な裏取りはこちらでやるが、自前で情報収集するには限界がある 」
 既に報じられているように、日本テレビ『 真相報道 バンキシャ! 』 の誤報は、証言者探しをリサーチ会社に依頼したことが原因だった。 今回の取材では「 あれは特殊ケース 」 という声が多かったが、そんな危険性も孕んでいるのだ。
 一方夕方のニュース番組は放送開始の1時間ほど前には、番組デスクがその日のニュース項目表を確定する。
 本番に向けた編集作業が急ピッチで進められるが、そこにもテレビならではの特殊事情があるという。
「 例えば燃えさかる火事の映像がたまたま撮れると、死傷者がいなくても“スクープ”として放送することが多い 」 ( テレビ局記者 )
 ニュースとしての重みがやや欠けても、映像にインパクトさえあればトップニュースに昇格するというのだ。
 そして、いよいよOAを迎える。 だが、17時の放送開始となっても、裏では番組後半分の映像の編集が急ピッチで進められている。
 この作業を担うのは、外部の制作会社が中心の番組付きスタッフ。 記者のまとめる原稿はあくまで“素材”であり、番組用の原稿を書き、それに映像をつけてVTRに編集する作業はディレクターなどと呼ばれる番組ごとのスタッフが行なうケースが多い。
 日本テレビでいえば、夕方の『 NEWSリアルタイム 』 や夜の『 NEWS ZERO 』 といった番組ごとにディレクターとADがいて、その数はニュースの映像をつくるディレクターとADで30人ほどいる。 それと別に特集をつくる外部スタッフが相当いる。 だから情報を取り違えないように、編集作業は記者などと連携して進めている。 日本テレビはスタッフ数が少ないので連携がうまくいっているようだが、「 フジテレビの『 ニュースJAPAN 』 は大所帯なので情報の共有がうまくいかないことが多い、とフジのスタッフがこぼしていました 」 ( 日テレの番組スタッフ )
 新聞や雑誌の場合、一人の人間が記事づくりの過程の多くに携わるが、テレビはそうはいかないようだ。
 分業で作業効率が高まっても、その情報に行き違いがあり、正確性を失うことになれば、ニュースにとっては命取りになりかねない。 にこやかにアナウンサーがニュースを読む裏側では、こうしたドタバタを毎日繰り返して日々ニュースが届けられている。


ニュースは実質半分以下!

看板報道番組を分解分析


 民放キー局は夕方に2時間枠の報道番組を設け、鎬しのぎを削っている。 なかでもTBSはこの春の改編で『 総力報道! THE NEWS 』 を投入。 フリーになった小林麻耶アナと『 NEWS23 』 の顔だった後藤謙次氏を配し、夜7時からのゴールデンタイムにもニュースを流すという、民放ではめったに見られない力の入れようだ。 これにより、夕方のニュース番組戦争が活気を帯びているようだが、はたしてその中身はどうなのか。 ある日の放送を見比べてみた―。
 4月9日。 この日は北朝鮮の最高人民会議( 国会に相当 )が開かれ、15兆円にも上る追加経済対策案が明らかになるなど、ニュースには事欠かない1日たった。
 4日前のミサイル発射もあって、当然、各局とも北朝鮮問題をトップニュースに据えてくるものと思われたが、いきなり期待を裏切ってくれたのが、フジテレビ『 スーパーニュース 』 である。
 そうそうたるニュースを差し置いて、夕方4時53分スタートの1発目には、なんと「 各地で最高気温 」 という、他局では天気コーナーで触れた程度の話題をわざわざトップに持ってきたのだ。
 その後も次々と短い映像を流すフラッシュニュースを挟み、不況に喘ぐ人々が不用品をデパートやスーパーに持ち込んで買い取ってもらう下取りキャンペーンの様子を放送。 そこから追加経済対策の検証につなぎ、かろうじてニュースの体面を保っていたようだが、ワイドショーや情報番組と見紛うようなつくりだった。
 それだけではない。 番組の後半には「 “愛犬命”の進化形大旋風! 」 などと銘打った愛犬自慢の特集を延々と23分間も流し続けた。 高級食材を使ったエサを銀食器であげる飼い主まで登場する内容は、よほどの愛犬家でもない限り、思わず「 どうでもいい! 」 と叫びたくなるものだった。 さすがは「 バラエティのフジ 」 といったところか。
 一方、同時刻に始まった日本テレビ『 NEWSリアルタイム 』 は、冒頭から北朝鮮問題などの主要ニュースを報じ、報道番組らしいスタートを見せた。 ところが、番組後半の特集では「 バツイチ母が再婚活 」 という、これまた当人は真剣なのだろうが、他人にとっては感情移入のしにくい内容が18分間にもわたって流されたのだ。
 では、鳴り物入りでスタートしたTBS『 総力報道! THE NEWS 』 はどうかというと、まだまだ不慣れな印象が否めない小林麻耶はさておき、なんとか硬派な番組づくりを心がけている様子は窺える。 ただ、主婦層が中心の夕方という時間帯では仕方ないのか、「 はじめての幼稚園 」 という、どこかで見たような特集が組まれていた。
 改めて各番組の構成を並べてみると、その日に起きたニュースを報道したり、重大ニュースを掘り下げて解説したりする時間を合わせても、日テレとTBSが約50分、フジが約58分と、50分前後に過ぎない。 いずれも番組名に「 ニュース 」 を盛り込んではいるものの、ニュースと呼べる内容は2時間の放送枠の半分に満たないのである。
 しかも、順番こそ違うが、各局とも特集が30分前後、芸能ニュースが12分前後と番組構成は似たり寄ったりだ。 報道番組の「 バラエティ化 」 が進んでいるといわれるが、意外にもその構成はバラエティに富んでいない。

フジテレビ「 スーパーニュース 」( 4月9日放送分 )の内容
ニュース
( 各地で最高気温、民主党の献金禁止、火事など ) 9分 ( 7.7% )
ニュース
( デパート、スーパーなどの下取りキャンペーン紹介 ) 6分 ( 5.1% )
ニュース解説
( 追加経済対策の解説 ) 4分 ( 3.4% )
ニュース
( 北朝鮮、京大医師が睡眠薬混入など ) 14分 ( 12.0% )
特集
( ワンコイン健康法 ) 12分 ( 10.3% )
芸能ニュース
( 宮崎あおい夫と疑惑のタレント引退、山崎邦正と本村弁護士 ) 12分 ( 10.3% )
フラッシュニュース
( 北朝鮮など ) 7分 ( 6.0% )
ニュース
( DV、衆議院解散問題、ディズニーランドの新アトラクション紹介など ) 12分 ( 10.3% )
ニュース
( 森田健作知事、舞鶴女子高生殺害 ) 3分 ( 2.6% )
特集
( 愛犬自慢 ) 23分 ( 19.7% )
スポーツ
( 大リーグなど ) 9分 ( 8.5% )
天気 3分 ( 2.6% )
ニュース
( 北朝鮮など ) 3分 ( 2.6% )


117分の放送中、ニュースの時間は約半分の 58分。 そのニュースも中身はご覧の通り。
カッコ内は全放送時間に占める割合。


 

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