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今年は蝉が鳴かない? (今この時&あの日あの時)
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/498.html
投稿者 七転八起 日時 2011 年 7 月 24 日 21:54:06: FjY83HydhgNT2
 

http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-87c2.html


 7月15日の阿修羅掲示板に興味深い記事が投稿されました。『蝉の鳴かない夏に要注意(梅雨明け猛暑でも蝉が鳴かない?…怪)』というタイトルです。

 同記事では、「蝉と地震」の関係については古来様々な関連性が指摘されており、これは蝉は地震の前兆を感じ取り、七年に一度の“開花”の時期をずらすためだとしています。
 例えば1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災では、同年7月から8月にかけて、神奈川県橘樹郡登戸村(現川崎市多摩区)一帯で蝉が全く鳴かなかったことが記録されており、同様の現象は埼玉や伊豆半島でも見られたということです。
 また1707年(宝永4年)の夏には、伊勢国萩原(現三重県亀山市)でやはり蝉が全く鳴かなかったという記録が残されているそうです。この年10月には宝永地震、同年11月には富士山の宝永噴火が起きています。

 この記事に対する阿修羅読者の関心は高く、23日現在4万アクセスを突破し、180余ものコメントが寄せられています。コメントの多くはやはり、全国各地からの「蝉が鳴かない/鳴いている」という報告です。
 それをざっと読んでみますと、北は北海道から南は九州まで「うちの地方はまだ鳴いていない」というのが圧倒的です。ただ北海道当麻町では、「6月12日(7月じゃない)にものすごく鳴いていた」というような例や、「当地では例年どおり鳴いてるよ」「少しだけ鳴いている」といった例もあります。

 また同コメントの中には蝉とは関係ないながら、例えば埼玉県所沢市の西武球場付近住宅地では7月だというのに「ウグイスがやたらと鳴いている」とか、栃木県や東京都世田谷区では、ゴキブリが例年はたくさん出て困るのに今年はほとんど見かけないという報告もなされています。
 さらには横浜市緑区、東京都世田谷区・武蔵野市・町田市などでは、硫黄臭がするという、何やら地震の前兆めいた報告もありました。
 果ては携帯電話の電磁波でミツバチがいなくなったというドイツの研究例から、地震による電磁波発生も昆虫が感知しているのではと推論し、「これから2年でソフトバンクが一兆円規模で携帯基地局を増設して、さらに生態系が変わっていまうかもしれない」という、大変示唆に富むコメント(52さん)もありました。

 余所はともかく、神奈川県県央地区の当地はどうでしょうか?これが居住地付近はどこもまだ蝉が鳴いていないのです。
 23日夕方(曇天)気になって、近所の遊歩道の所に行ってみました。ここには桜の木が数本あり、例年いつも初蝉の声を確認してきた場所なのです。
 しかしいくら耳を澄ませど寂として声無し。桜の木の根元に寄って、黒い幹や枝々をじっくり見渡してみても、蝉の姿は一向に見当たらず。「隻手の声を聴け」と禅問答を吹っかけられても、片手で叩く音などあろうはずがないのと同じで、姿かたちのない蝉の声が聞こえてくるはずもありません。

 代わってしきりに聞こえてくるのは、ピー、ピーッ、チッ、チッと鳴く雀の声のみ。そもそも小雀やカラスの姿は、当地のあちこちでずい分見かけます。
 以前はもっと早かった気がしますが、ここ何年か当地では蝉の鳴き初めは7月下旬のようです。ちなみに当ブログで08年に『初蝉の声』記事を公開しました。この記事は同年7月29日ですからずい分遅い初蝉でした。
 
 『日刊ゲンダイ』でもその後この問題を取り上げています。(タイトルは「都内に異変 なぜだ !? セミがいまだに鳴かない不気味 地震の前触れか放射能の影響か」)
 同記事によりますと、例年より早い梅雨明けで暑い日が続いているのに、いつもならうるさいくらい鳴いているはずのセミの声が、都内で聞こえてこないというのです。普通の年ならさほど気にならないものの、今年は大地震があり、余震が続き、放射能がばらまかれた特別な年であるため、ついついこれらを連想してしまうと記者は述べています。

 実際のところ、これらとの関連はあるのでしょうか?専門家の金杉隆雄氏(群馬県立ぐんま昆虫の森の昆虫専門員)は、
 「…昆虫の成育には、毎日の気温を足し、何度まで達したら羽化するという積算温度が指標となる。今年は春先から5月まで寒かったので積算温度が達していないのかもしれません」と分析し、また噂になっいている地震や放射能の影響については、
 「例えば、津波や液状化で、直接、土に影響があれば、セミにも変化が出るかもしれない。放射能の影響は長い目で見ないとわからないことです」

 私自身は金杉氏の説を読んでほぼ納得しました。つまり、今年の春は寒かったため「積算温度」が足りず、まだ蝉が成虫化していない地域が多いということのようです。蝉が鳴かないことと、今回の地震、津波、放射能飛散とは、直接的関係はあまりないのではないでしょうか?(そう言えば08年も、3月から5月にかけて雨がちの天候不順の年でした。)
 ただ積算温度不足の年に大地震が起きやすいかどうか、その因果関係までは何とも言えません。

 ちなみに阿修羅の同記事コメントでも、それまで鳴いていなかった地域でも日を追うごとにボチボチ鳴き始めたという報告が増えています。当地でもそのうち必ず鳴き出すことでしょう。首を長くしながらもう少し待ってみようと思います。

参考・引用
阿修羅掲示板−『蝉の鳴かない夏に要注意』http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/468.html
『日刊ゲンダイ』(7月20日・5面)

 (大場光太郎・記)  

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コメント
 
01. 2011年7月24日 22:08:44: ZhUzZHEESo
おらのとこじゃ昨日(23日)アブラゼミの声を聞いたよ。

(ピノ)


02. 2011年7月25日 23:49:20: qjX3yGL6uP
こちら川崎の麻生区だが、本日アブラゼミを今年初めて聞いた。昨年より若干量的に出遅れ気味かな。監聴していくよ。

03. 2011年7月26日 09:46:33: lqOPOFnyLE
今年これから、大規模な地震がなかったら、せみと地震の関係がないことが明らかに(確定)なって、もっと適切な地震予知の方法が模索できるだろう。

04. 2011年7月26日 10:19:41: rgWQN0ETiM
いや、今でもセミはあてにしてないから。

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