日経新聞で、バブルの４０代後半夫婦の比較的高収入なのに借金地獄に陥っている話が載っていた。
夫は正社員で妻は派遣社員で月収は計７０万円弱、息子２人が大学生と高校生で、家と車のローンとは別にカードの負債が９００万円に膨れ上がった！と。
子供の教育に一番お金の掛かる時期だとは思いますが、夫婦の月収が７０万円あるにも関わらず、カードの負債が９００万円に達してしまうバブル金銭感覚に同情の余地はないし、収入が更にいくら増えようがそれ以上に消費しなければ気が済まない体質だろうと思ってしまうのは私だけだろうか？

リボ払いの金利を１５％と仮定すると、ここまで負債残高が増えると利払いだけで年間１３５万円だから、毎年１３５万円だけ返していたら一生払い続けても９００万円の負債は残る訳で、そりゃ大変だ。充分な収入があるのだから倹約すれば充分返済可能だと思うけど、そんなことが出来る人ならこういう事態は招かないというパラドックスがある訳で、月収７０万円で自己破産するか好きに選べって話だ！

日本クレジットカウンセリング協会の相談窓口の担当者が「１０年ほど前は相談者の多くは２０代だった。最近は４０〜３０代が目立つ」と言っていますが、それって問題児の相談者は青春バブル世代前後でずっと変わってないってことじゃない！カジノで１００億損したティッシュ屋のボンボンもこの世代でした。

明らかに３０代（４０代前半を含む）の就職氷河期世代とは価値観や考え方が大きく異なる人が多いようだ。就職でもアホみたいな売り手市場で大卒男子が正社員ではなく派遣になるなんて有り得ない時代でした。私が「失われる４０年」と日本の低迷期間を予想する根拠の１つが青春バブル世代の存在だ。そのキャラは男性よりも女性の方が２０年前と意識が変わらずに際立っている人が多いという。

男女差別発言と言われようが、青春時代は地に足がつかずに浮かれていた男性もその後は時代の厳しさに鍛えられて意識の変わった人も多いと思いますが、女性は２０年前のまんま浮かれている人も少なくないような・・。

２０代は、反面教師のキリギリス４０代から車買わない「嫌消費世代」と馬鹿にされても、顔はニコニコしながら腹の中では馬鹿はバブルだと２０年後に気付いても遅いよと思われているかも！？

コメント
01. パルタ 2011年12月07日 14:15:04: BeExvDE2jO5d2 : KWEa32Be12 1980年代は無思想の時代であった。ここまで青年が思索しなかった時代はないだろう。 若者達は思想を捨てマンガを読むようになった。日本のあり方よりマンガと車とＡＶ。 この時代に治安維持法が復活しても、もはや弾圧に値する対象は全くと言う程ないのである。 日本でも世界でもここまで若者が何にも考えずに過ごした時代はないだろう。 20代の方が40代よりむしろ若い時期に人生や日本という国家に深い思索をやっているかもしれない。 40代が20代の頃は日本は快進撃で企業はひたすら「ゆけ！ゆけ！」と号令をかけ、 彼ら自身もそれに乗った。 日本全体が勝ち組だと思われて、戦線は拡大していった。 連日株は上がり「日本の株は下がらない」との声。一億総リッチ・グルメ志向 「日本とは国家とは経済とは人生とは何だ？」とそのあり方を問う事を知らず、 問う事や真面目に議論する事、探求する事をダサいと考える世代だった。 そのツケがバブル崩壊後に今の子供達を含む全世代に回ってきた。 20代は最初から戦線縮小・撤退の時代しか知らない。 負け戦しか知らない世代だからこそ、いくさそのものの意義について考えざるを得ない。
02. 2011年12月08日 03:10:18: DBTD2oPWa2 記念にプリントしました。おおよそ３０歳前後なんでしょう。１９９１年計算で。恐らくそれ以前の写真でしょうから、１９８５年頃と談じるとして。となると、２５歳前後となる。否、もっと過去の写真ですな。今は遠い思い出になります。あの頃、コノ連中に親がクレジットカードを渡してた映像を思い出してます。「１０年ほど前は相談者の多くは２０代だった。とある。｛よって、１０年プラスすると、３０代となる。｝この「代」があいまいだが、３０歳として、産まれは１９８１年となる。コレを、３９歳で計算すると、１９７２年生まれ。おおよそ、成人を迎えた年号は西暦１９９２年〜２００１年。よって、「最近は４０〜３０代が目立つ」とあるが、『十年ほど前の２０代』も含まれる事になる。上記４０歳代は、１９７１年〜１９８０年生まれ。・・マー計算してみました。頭の体操・・。結論は、周りの連中を観察しますと、いい歳こいて遊び癖の取れない、おおよそ５０代から６０代・・知り合いとなると、６３歳と５８歳の夫婦。子供も３４歳｛アホ｝！親によります。他人事でもない。ギリギリ生きてますから。子供二人は、時代に完全に鍛えられてます。生活力満点・・。親ばかがプラス・・・！しんど。
03. 2011年12月10日 22:12:19: 6kuobrWeYc >>01 その結果が小林よしのりでは不幸としか言いようがない。
04. 2012年6月03日 11:43:26 : U3yN6c6aqg 当方もバブルの40歳台後半だが、あの頃の若者は全部があんな人間ではありません。あの頃の若者は、スキーに行ったりディスコに行ったり、イケイケドンドンみたいな世代だと呼ばれていますが、1980年代に日本社会を揺るがせたのは電電公社や国鉄の民営化。ただでさえ日本には国営事業が少ないのに、社会インフラまで民営化してはならないと、当方も反対運動に参加しました。本を買う金がないので、図書館に行って本を読み、民営化反対のための理論武装をやらなければならないと思いました。敵は日曜朝に各テレビ局で放映される政治番組で、一方的に国民に対し洗脳工作を行なっているのですから。 国鉄の分割反対運動は結局、反対派世論に対する支配階級の懐柔策で下火になっていきます。毎日新聞が反対派でしたが、大阪本社の建て替えに清算事業団から一等地をあてがわれて、あっけなく崩壊。労働組合も最後まで頑張った国労に対して切り崩しが行なわれ、同じく反対派の動労は、あっけなく賛成派に転換。動労を率いていた松崎氏に、新発足する民営会社JR東日本の支配権を与えるなどと裏取引が行なわれたと噂されていました。本人が死んだので謎ですが、真実を語られないまま、本人はあの世に持っていったのです。 国鉄の分割解体運動が挫折したのは、今と違ってネットがなかったからだと思います。同じ想いを共有する横のつながりがつくれなかった。阿修羅掲示板もないし、国際金融寡頭勢力の陰謀についても、馬野周二氏や太田龍氏や宇野正美氏の出版物くらいしかない。本を読むだけなら一方通行です。それかムーみたいな雑誌。世間からは、まがい物として馬鹿にされていました。当方はそれでも読んでいましたが、同世代の多くの国民は支配階級から与えられる「パンとサーカス」に見事に騙されていました。身分不相応な自動車を持つのが流行し、ハイソカーなる造語まで登場しました。 当方はこれらの風潮に乗らず、拒否したままバブル時代は過ぎ去りました。遠くに行くのにもJRの青春18きっぷを使用しましたが、あの頃からJRのローカル線のワンマン運転や短編成化、トイレなしの車輌の増加、間引き運転がはじまったのです。段々、遠くに行くのが不便になり行かなくなりましたが、危惧していた国鉄分割民営化に伴なう社会インフラの弱体化が進んだのです。日本は駄目だ、いずれ崩壊すると思うようになりました。 今、思えば、バブル時代に贅沢な生活をしなかったお蔭で、今日まで何とか生きてこられたと思います。無理してローンで家を買った同世代の者達は、生活を切り詰めることができず困っていると聞いています。借家住まいのままですが、無理して買わなくて良かった。

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