オバマアメリカ大統領の危機

　アメリカの中間選挙が迫っているが、米民主党は議会で少数与党になるかも知れないと言われている。景気回復がうまく行っていないからだ。

　しかし、例えば国民皆保険制度にしても今までの大統領ではでき得なかったことで、オバマ大統領のやってきたことはかなり成果が上がっている。問題は、オバマ大統領への期待がそれ以上に大きかったことだ。あまりにも希望に満ちて登場したがゆえに、その期待の高さが現実との落差となって、今オバマ大統領の未来に壁となって立ちふさがっている。

　ただ、オバマ大統領以上にこの危機に対処することが出来る政治家もいないはずだ。異文化のはざまに生まれ、その対立と和解、そして発展の可能性を身を持って確認されてきたオバマ大統領こそが、今のアメリカの分断された社会の修復に手を付けることが出来るはずだから。

　アメリカが政治的に不安定になれば、それこそ、アメリカが直面している課題の解決はより困難になる。そしてそれは世界の不安定化につながるだけだ。アメリカだけでなく地球社会全体の未来が、アメリカ市民、政治家、官僚、そういった人たちすべての英知に、そしてオバマ大統領のそれにかかっている。

＊6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは？」から一連番号を付しています。＜＜208＞＞
　

拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
01. 2010年10月07日 18:59:31: bDbm49sZ2E ★米国がこれからこうなるだろう予測➜１１月米中間選挙でオバマ民主党政権敗　　北、議会少数与党に転落。勢いついた「ティー・パーティー」勢力の増大によ　　り、米国内に混乱広まり国内分裂状態になる。 ★ほぼ同時進行的にNY株式市場が大暴落、シカゴ先物市場も大暴落〜暴騰の入り混　じる展開となる。 ★米住宅市場が崩壊、サブ・プライム・ローン危機をはるかに凌ぐアルタ、プライ　ム、商業不動産市場が大暴落。バーナンキFRB議長が事実上ギブアップ宣言。 ★米各州で、これまで破産状態を免れていた州まで破産宣言が相次ぎ、蓮邦政府に　救済要請、ほぼ米全州が破産状態となる。 ★米民主党政権、国内混乱立て直しと称し、バイデン副大統領とクリントン国務長　官の入れ替え（すでにウォール・ストリート・ジャーナル誌で事前予告済み） ★１１月〜年末頃、中東にてイスラエル軍がイラン、シリアを空爆しイラン・イス　ラエル戦争が勃発、中東全域に戦火広がる。オバマ大統領、対応に苦慮。 ★年初頭〜２月頃、オバマ大統領、体調を崩す。大統領職務はクリントン副大統領　が代行。 ★オバマ大統領の体調戻らず（あるいは死亡？）議会承認の形の上、クリントン　　副大統領の大統領昇格。 ★米国内で擾乱状態が各地で発生、クリントン新大統領、米全土に治安維持上必要　との名目で非常事態宣言を布告、FEMA（連邦緊急事態管理庁）に権限を委ねる。★米暗黒時代始まる。
02. 2010年10月08日 09:46:31: Oykp4b2IaA >>01、なかなか、鋭い！ 流れは、そうだと思う。 副大統領とクリキントン（笑い）国務長官を入れ替えるのは、ワナやね。 ということは、オバマ大統領は、用済みってことなんでしょうね。 　欧州の預言者、ババが言っていた、最後のアメリカ大統領だってね。 あくまで、預言ですよ。 我々も、逃げる容易をしましょう。食料、水、医薬品等。 と言っても、日本は、狭すぎるし、人口が多すぎる。 戦争が、各国で起こるかもね？
03. 2010年10月08日 23:26:49: j5x66pRKIQ >>1 いい線ついてるね。 じゃあ、その後の予想を。 ★2012年大統領選でペイリン大統領が誕生。（クリントンは立候補せず、リベラル系が出てるも惜敗）国家は完全に2分。共和党はティーパーティなどの超極右宗教団体に乗っ取られる。リベラル層は激怒し、西部と北東部の一部の州が独立宣言。 ★ペイリン大統領、イラン攻撃を激化。同時に、ロシア北カフカス地方への軍事攻撃も開始。米露戦争の開始。日本は前原首相が憲法強硬改正し、自衛隊がイラン戦争参戦。非正規雇用層などのワーキングプア層を強制徴兵。 ★前原首相の指令で北方領土近海でロシア軍と自衛隊が軍事衝突。尖閣沖でも軍事衝突。日露、日中間の緊張が高まり、日本、ロシア軍、中国軍に大敗。アメリカは助けず。EUが日本の先制攻撃を非難決議。尖閣と北方領土を完全に失う。アメリカは無視。 ★イスラエル、日本、アメリカｖｓＥＵ、ロシア、イラン、アフリカその他世界各地の全面戦争の突入。第3次世界大戦の開始。 ★ペイリンイランに核攻撃。世界中が放射能汚染で死者10億人。
04. taked4700 2010年10月09日 04:03:54: 9XFNe/BiX575U : lGNDKvYXUp みなさん、アメリカの状況をあまりに悲観的に見すぎです。 １．アメリカの各州が破産状態であるのは単に民間、それも富裕層が税金を納めない、または、州税をあまりに安くしているから。日本も同じような状況があるが、日本の場合、富裕層個人の金融資産はあまり多くないし、アメリカへ吸い取られている分がある。更に言えば、日本の首都圏以外の県や市は、増税しようにもその余地はほとんどない。アメリカの場合は、十分にある。この違いは大きい。もし実際にアメリカの各州が破産を宣告し出したら、それは、その州のヒスパニックや黒人層に対し、もう州の予算を出さないと宣言するという意味。日本での自治体破産とはかなり意味が異なるはず。 ２．アメリカ政府というか、軍産複合体と言ってもいいもしれませんが、その権力基盤は、都市部においてはいわゆる富裕層、都市部以外においては中間層にある。そして、今までのアメリカの政策はほぼすべて、彼らを痛めつけることはしてきていない。もちろん、民主党が黒人やヒスパニックに票を頼もうと、実際の権力基盤は黒人層やヒスパニック層においていたわけではない。その意味で、プライムローンまでもが大規模に破たんすることはあり得ないと思う。
05. 2010年10月09日 23:44:36: vuxUrcJB06 >>taked4700氏こそ、米国は壊れるはずはないという「希望的観測」からもの申してはいないか？　米プライムローンが破綻するはずがないと仰っているが、その住宅市場を下支えしているのが、実需ではなく投機目的の過剰な流動性資本であること、百も承知であろうに。　 　原油流出事故にみまわれたガルフ沿岸諸州の不動産市場がどうなっているのか、承知しているのか？今何とか小康状態を保っているかのように見える米株式市場、商品先物市場、住宅市場全て、実態経済から乖離した過剰流動性資本が、その資本投下先としてねじ込んでいる結果ではないかね？　独り勝ちといわれるＧＳだって、いつまで支えていられる？ 　小手先の各州の税制改革、救済措置などでは解消し得ない、本来経済活動を底支えするはずの国内経済の実体が、軍需部門を除いて毀損されてもう存在しないこと分っている筈だろうがね。 　 　今ではその産軍複合体体制ですら、米国は支えきれなくなっている。米国がこれから先生き延びようと本気で思うなら、あまりにも過大な国防費の大幅な削減しかあり得ない筈だが、それが出来ないまでに畸形化、肥大化してしまっているのだ。 　米４軍の予算削減＝兵力削減による余剰人員を吸収できる受け皿となる産業基盤が、米国にはもう無い。 　グリーン・ディールなどとぶちあげた産業再生など、絵に描いた餅なのだ。GO FOR BREAK！（ええい、ままよ！）米国は今この状態だろう。新たな戦争が画策されているはずである。 　世界にとって不幸なのはこれが米国独りだけに留まらないことだ。日本を含め世界が巻き込まれる。身構えなくてはいけない嵐が来るのだ。 　 　日本を含む世界中からカネを借りまくって米国は、返すべき借金をこれから踏み倒す算段を既にしている。来年にはAMEROという新通貨を発行するはずだ。国内では流石に交換比率１：１らしいが、対外流通通貨に関しては１：０,？の減価交換になることは、すでに予測されている。 　 　その先はハイパー・インフレの世界であり、米ドル、米国債は紙クズとなる。
06. 2010年10月10日 01:31:10: 6kuobrWeYc >>04 日本の場合は中金持ち(年収600〜1200万)があまり税金を納めていない。
07. 2010年10月11日 21:27:23: ME5CnHJ76Q 米国はとてつもない国力を持った寄り合い国家である。 小さな出来事を収集したら、米国の一年は日本の百年分にも及ぶものがある。 歴史は浅いが先住民の歴史はとても深くて重い。 何層にも堆積する人間の登場が短期間に行われた得意な国である。其の本質は略奪だとおもう。 略奪の合法化こそ、米国の米国たらんとするところであろう。 米国は心に傷を持つ国の寄り合い国家である。 国家としての対面を繕うために響きのよい言葉を連発するが、心の奥底に深い罪の意識を内包している。 間違った国家が出現したのかもしれない。 米国民とは罪と正義を同時に体現していることを認識した「猿轡の民」なのかも知れない。 田舎のものは寡黙的で、都会のものは意味のないことをヒューヒュー叫ぶだけである。 正体は差別型民主主義、他人のものは自分のものだが、決して自分のものは他人には取られないとおもう新矛盾的な国民意識が上位にある。 米国の国力は強大である。 故に米国は沈み行く運命にある。 わけのわからない話で、御免。

拍手はせず、拍手一覧を見る Tweet

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます（表示まで20秒程度時間がかかります。）
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映　通常 ｜動画・ツイッター等 ｜htmltag可（熟練者向）
（タグCheck ｜タグに'だけを使っている場合のcheck ｜checkしない）（各説明）

（←ペンネーム新規登録ならチェック）
↓ペンネーム（2023/11/26から必須）

↓パスワード（ペンネームに必須）

（ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。）
↓画像認証
（ 上画像文字を入力）
ルール確認＆失敗対策
画像の URL (任意):
　コメントの２重投稿は禁止です。 　ＵＲＬ紹介はタイトル必須
ペンネームの新規作成はこちら← 　最新投稿・コメント全文ページ
フォローアップ:

　

　次へ 　前へ

▲このページのＴＯＰへ　　　　　 ★阿修羅♪ > 国際5掲示板

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

　　　　　▲このページのＴＯＰへ　　　　　 ★阿修羅♪ > 国際5掲示板