http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/358.html
| Tweet |
2011年のノーベル平和賞候補者、アサンジ氏もノミネートか
2011年02月02日 10:45 発信地:オスロ/ノルウェー
>
英ロンドンの裁判所を出る内部告発サイト「ウィキリークス（WikiLeaks）」の創設者ジュリアン・アサンジ（Julian Assange）容疑者（2011年1月11日撮影、資料写真）。(c)AFP/LEON NEAL
【2月2日 AFP】今年のノーベル平和賞（Nobel Peace Prize）候補者のノミネートが1日に締め切られるが、観測筋によると、チュニジアの大規模デモによる政変を発端としたアラブ世界の抗議運動や、ロシアの人権活動家、そして内部告発サイト「ウィキリークス（WikiLeaks）」創設者、ジュリアン・アサンジ（Julian Assange）容疑者の名前などが挙がりそうだ。
現行の規則によると、ノルウェーのノーベル賞委員会（Norwegian Nobel Committee）は10月に発表するノーベル平和賞受賞者を、2月1日までに推薦された候補者の中から選ぶ。推薦資格を持つのは、各国の政府や国会議員、大学教授、過去の同賞受賞者、国際機関の職員など数千人。5人の委員から成るノーベル賞委員会自身も、2月28日に行われる本年度初回の会議で追加推薦を行う権限を持つ。
誰を推薦するかは、世界情勢に左右されることが多い。そのため、ノーベル賞に詳しい歴史家のアスル・スヴェーン（Asle Sveen）氏は、今年のノミネートはチュニジアやエジプトなどアラブ諸国の強権体制に対して最近、起こっている民衆の抗議デモの影響を受けそうだと言う。
ただし、これらのデモに関連して具体的な候補者名は挙がっていない。エジプトの場合、抗議行動は自然発生的な上、最も目立つ反政府側の指導者、モハメド・エルバラダイ（Mohamed ElBaradei）前国際原子力機関（IAEA）事務局長は2005年にすでに同賞を受賞している。またデモがイデオロギーよりも社会経済的な要因に動機付けられていることも、はっきりとした候補者を選び出すことを難しくしている。
またノーベル賞委員会が、中国の民主活動家・劉暁波（Liu Xiaobo）氏を選び、中国政府を激怒させた前年に続き、今度はロシアに目を向けるかもしれないともスヴェーン氏は推測する。去年候補者に挙げられた2人の女性人権活動家が今年もノミネートされるとも見ている。ロシアのスヴェトラーナ・ガヌシュキナ（Svetlana Gannushkina）氏とアフガニスタンのシマ・サマール（Sima Samar）氏だ。
米国の外交公電25万件の公開を現在も徐々に進めている「ウィキリークス」創設者、アサンジ容疑者もノミネートされる可能性があるが、スウェーデンでの婦女暴行容疑で逮捕されたことなどから、専門家らは受賞する可能性はないとしている。(c)AFP
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます（表示まで20秒程度時間がかかります。）
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。