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[CML 007887] 北アフリカ・中東の反体制デモはサハラ以南にも波及するか
http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/562.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 3 月 03 日 14:03:10: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-March/007769.html から転載。

[CML 007887] 北アフリカ・中東の反体制デモはサハラ以南にも波及するか
uchitomi makoto muchitomi at hotmail.com
2011年 3月 1日 (火) 17:41:31 JST


【イベント紹介/大阪】 3・8緊急講演会「エジプト革命と中東情勢」 講師: 板垣雄三 (東京大学名誉教授)


チュニジアの「ジャスミン革命」に始まったアラブ民衆革命の巨大なうねりは、今やエジプト革命(ムバラク独裁独裁政権打倒)を実現させ、イエメン、バーレーンなど中東・北アフリカ諸国16カ国へと拡大しています。徹底した武力弾圧により民衆虐殺を繰り広げているカダフィ政権ですが、リビア全土に広がった民衆蜂起の前に、政権崩壊は時間の問題と言われています(一方で、米軍がリビア近辺へと部隊を展開し、「軍事介入」を狙っているとの報道もなされています。そうなれば、リビアは「第二のアフガン化」する危険性もあると一部では指摘されつつあります。リビア情勢は予断を許さない緊迫した状況になりつつあります)。革命発祥の地、チュニジアにおいても旧体制勢力の一掃を求める「第二革命」が始まっています。

 今や、21世紀の新しい革命の波はここ中東・北アフリカから始まっており、「もうひとつの世界」がまさに実現しつつあるのを私たちは目撃しているのです(世界社会フォーラム2011ダカールにおけるチュニジア代表の発言)。

 このアラブ民衆革命と激動する中東情勢について大阪で以下の講演会が行われます。ジュビリー関西からもこの緊急講演会実行委員会に参加しておりますのでブログにアップしました。講演会まで残りあと1週間ですが、このブログ記事に講演会のチラシのPDFファイルをアップしていますので、ぜひ、ダウンロードして宣伝にお使いいただければと思います。


【イベント紹介/大阪】 3・8緊急講演会「エジプト革命と中東情勢」 講師: 板垣雄三 (東京大学名誉教授)
http://d.hatena.ne.jp/Jubilee_Kansai/20110227/1298961984


北アフリカ・中東の反体制デモはサハラ以南にも波及するか
http://www.afpbb.com/article/politics/2788339/6893720

2011年03月01日 15:51 発信地:ダカール/セネガル

【3月1日 AFP】抑圧、貧困、汚職が代名詞となっているサハラ以南のアフリカ諸国は今、アフリカ北部などのアラブ世界を席巻する革命の波に、希望のまなざしを向けている。

 サハラ以南には、ワンマン体制が20〜30年以上続いている国が数多く存在する。だが、富裕エリート層と貧困にあえぐ大多数とのギャップがあまりにも大きく開き、圧政も当たり前のように続いているこれらの国々は、チュニジアやエジプト、リビアにおけるような怒れる大衆の大きなうねりを作り出すことができるのだろうか?

 ナイジェリアの人権活動家シェフ・サニ(Shehu Sani)氏は、「北アフリカの反体制デモはアンゴラからブルキナファソ、ナイジェリアからエリトリアに至るまで、サハラ以南のアフリカを刺激することになるだろう。サハラ以南の民衆が蜂起するのは時間の問題だ」と話す。

 しかし、サニ氏自身、(サハラ以南の)民族と宗教の多様性が一致団結を難しくさせている可能性を認識している。

 ナイジェリアの学者、エゼ・オシタ(Eze Osita)氏は、「北アフリカはサハラ以南と違い、人種、文化、宗教の点で同質であり、このことが国民の動員をたやすくした」と解説する。

■サハラ以南の各地でデモ

 それでも、サハラ以南の野党指導者らは支持者に対し、アラブの例にならって反乱を起こすよう呼びかけている。その一方で、国の指導者たちはそうした動きの封じ込めに躍起になっている。

 赤道ギニアは「報道管制」を行い、チュニジアとエジプトの大統領退陣に関するニュースを一切国民の目に触れさせないようにしている。

 アンゴラでは、匿名の人物が政府への大規模な抗議デモを呼びかけたが、1975年の独立時から政権の座にある与党は「デモ参加者には重い刑罰が科される」と警告した。

 ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領(87)の政権が1980年から続いているジンバブエでは、エジプトの反政府デモに関する研究会を開いたとして、元国会議員1人を含む47人が逮捕された。

 国民がそれほど抑圧されていないモザンビークやブルキナファソ、民主主義が進んでいるとされる南アフリカやセネガルといった国々でも、デモが起きている。いずれも、貧困・失業対策、インフラ整備を求めるといった内容だ。
 ■サハラ以南で反体制デモが置きにくいその他の理由

 チュニジアとエジプトでの政権崩壊の鍵となったのが「ソーシャルネットワークによる動員」と「軍の中立的態度」だと指摘されているが、サハラ以南の各国の軍は権力者に擦り寄る傾向が強く、インターネットの普及率もマグレブ諸国に比べると圧倒的に低い。 

 前者の例は、コートジボワールが良い例だ。前年11月の大統領選でアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相が現職のローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)大統領を破って当選したが、バグボ氏は権力移譲を拒否。軍はバグボ氏の後ろ盾に回った。

 ウガンダでは、 ヨウェリ・カグタ・ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)大統領が1986年から政権の座にあり、前月の大統領選でも再選されたが、選挙に不正があったと指摘されている。同国マケレレ大(Makerere University)のフレデリック・ムテビ(Frederick Golooba Mutebi)教授は、「ウガンダの軍は政権を強く支持しており、政府の民兵として振る舞うことも多い」と指摘した。

 ムテビ氏はさらに、サハラ以南、特にウガンダは、教育を受けた中流階級が少ない上、北アフリカに比べて都市化も進んでいないと話した。

「反体制デモを開始、継続していくためのインフラは、北アフリカではここよりはるかに整備されている。エジプトのデモ隊は、インターネットにせよ、ほかの手段にせよ、緊密に連絡を取り合っていた。そのようなことを可能にするインフラはここにはない」(ムテビ氏)

 一方、ジンバブエ国立マスビンゴ大(Masvingo University)のある専門家は、北アフリカの反体制デモは別の方面にも影響をもたらす恐れがあると警鐘を鳴らす。独裁者が地位を固めようと努めるようになり、その結果、強権体制が強化されることになりかねないという。(c)AFP

 

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