日本経済新聞

日弁連会長選、初の再投票へ　「法曹人口拡大」が争点　

日本弁護士連合会（会員約２万8800人）は５日、宮崎誠会長の任期満了（３月末）に伴う次期会長選挙の投票を実施した。法曹人口問題を争点に、東京弁護士会の宇都宮健児氏（63）と同会の山本剛嗣氏（66）＝届け出順＝の一騎打ちとなったが、仮集計の結果、いずれも当選に必要な条件を満たさず、再投票が決定した。日弁連会長選の再投票は、現在の選挙方法が始まった1975年度以降で初めて。

　最終的な票数が確定する12日の日弁連選挙管理委員会で同じ顔ぶれの２人による再投票の期日を指定。再投票でも決まらなければ、再度候補者を募り、改めて選挙を実施するが、投票までに数カ月必要なため、３月末までに新会長が決まる可能性がなくなる。この場合、会則により現会長が引き続き職務を行う。

　日弁連の会長選は、総得票数が多いだけでなく、全国52の弁護士会のうち３分の１以上（18会以上）で最多票を獲得することも当選の条件となっている。(07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100206ATDG0507905022010.html 　

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