１９８５年８月１２日、ＪＡＬ１２３便が御巣鷹の尾根に墜落した時の上野村住民の目撃談がある。
　「８月１２日夕方ごろぼくは、テレビを見ていました。そしたら突然、ゴーという音がしてそのときは、雷が鳴っていたから『雷かな』と思っていた。それはそれでよかったのだけど、８時くらいになって『日航ジャンボ機が消えた』とニュース速報が出ました。お父さんが帰ってきて話を聞くと『お父さんが働いていると、ゴーッという音がして飛行機が長野の方へ行った』と言いました」（群馬県上野村小学校文集『小さな目は見た』）。
　この間の様子を別の目撃者は、以下のように表現している。
　「８月１２日の夜７時頃、トイレに行く途中南側の空を見たら、空が夕焼けみたいに赤くなっているので『夕焼けにしてはおそいな』と思いました。だからなんとなく不気味になってきました。……怖くなってこの日はよくねむれませんでした」（『小さな目は見た』）。
　夕焼けにしては時間的に遅く、気味が悪いくらいに南側の空が赤く染まり、恐怖心を覚えるほどだった。 　

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