「木の枝にはジャンボ機の部品やセーター、上着などの衣類が引っかかっていた。火は既に消え、周辺にはオイルと焼け焦げたにおいが漂う。すぐに取材を始めたが、地上には、あるはずの遺体や機体の破片が見当たらない。ササが生えた斜面を下っていった。
　しばらく降りていくと、足元にバラバラになったプラスチックや金属の部品が目に入った。すると、近くに小さな子供の足の裏が見えた。しかし、脚も体も見当たらない。腕、脚がない男性の遺体もあった。仕事用の小型のメモ帳や数字が並んだ伝票の束が散らかり、ビジネスバッグも落ちていた」（時事ドットコム特集「御巣鷹の真実」）。

　木の枝にジャンボ機の部品や、乗客の衣類が引っ掛かっていたのは、ＪＡＬ１２３便が空中で何らかの原因で、大きく分解したことを示す。 　

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