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http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/aera-20100318-01/8.htm
解禁「新人争奪戦」
「総理」見えた菅の饒舌な夜
（AERA 2010年3月22日号掲載） 2010年3月18日(木)配信
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「対立軸は小沢」の限界
「仮に小沢グループが分裂したら民主党は持たない。『分家』を作る必要があるんじゃないか」
一人がそう切り出すと、参加者から「分家」の頭領として数人の名が挙がった。結論は出ないものの、小沢氏と距離を置く「七奉行」では頼りないという点で一致した。
３月に入り民主党や鳩山内閣に対する支持率低下が報じられると、前原氏は「歴史的使命感を持って判断を」と幹事長退任を暗に促した。同じ「七奉行」の玄葉光一郎氏は党政策調査会の復活をめぐり推進派の急先鋒となり、執行部に変革を迫った。「すわ、政局か」と雀躍する向きもあったが、事態はすぐに沈静化してしまう。前出の勝又氏によると、同氏は玄葉氏にこうクギを刺したという。
「これは政局にしないでね。ワーワー言っている側のほうがわれわれ新人に切られちゃうよ」
勝又氏は前原、玄葉両氏と松下政経塾の同期。仲間の動きに理解はあるが、小沢氏を好きか嫌いかで新人議員約140人を分断し、囲い込もうとする手法は難しいと勝又氏は感じている。
「小沢氏で分けたのは昨年の代表選まで。いまの小沢グループはオール民主党ですから。原口さんがそこに目をつけたとすれば政治センスがいいということ」
国会近くでは３月11日夜も複数の政務三役が新人を集めた。
誘われた新人は言う。
「どの会合に通い続けるか、そろそろ選別を始めないと」
編集部 常井健一、福井洋平、高井正彦
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