ＪＡＬ１２３便が、相模湾上空を飛行中の１９８５年８月１２日午後６時２５分。突然「ドーン」音がして酸素マスクが落下し、ＪＡＬ１２３便機内に「白い霧」「煙のようなもの」が一瞬、渦巻いたように侵入し、すぐに消えた事態が発生した。
　この時、一体何が起きたのか。手掛かりは、「ドーン」音と、一瞬の「白い霧」「煙のようなもの」の発生である。
　旧運輸省航空事故調査委員会の『報告書』によれば、この「ドーン」音は、機体後部圧力隔壁の修理ミスにより機内与圧空気が噴出し、ＪＡＬ１２３便の垂直尾翼が噴き飛んだ時の音で、「白い霧」はその際、急減圧が機内で発生した証拠であるとする。
　だが、果たして本当にそうであろうか。
　垂直尾翼破損は結果であって、原因ではないと推測される。
　機外で何かが「ドーン」と炸裂し、機内に一瞬「白い霧」「煙のようなもの」がバアッーと侵入したと同時に、飛行物体がＪＡＬ１２３便垂直尾翼にぶつかって、垂直尾翼を破損させたのではないだろうか？ 　

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