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中国大使に丹羽宇一郎氏を起用、日本を変える風穴人事（ゲンダイ的考察日記）
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投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 6 月 08 日 14:43:08: twUjz/PjYItws
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1473.html
2010/06/08(火) 07:09:53
[外交・防衛] 中国大使に丹羽宇一郎氏を起用、日本を変える風穴人事
外務省の指定ポストが民間人に
本紙既報（５月１５日付）通り、次期中国大使に伊藤忠商事相談役の丹羽宇一郎氏（７１）が起用される見通しとなった。実現すれば、民間出身の中国大使は７２年の国交正常化以来、初めてである。これまで中国大使といえば、外務省最大級の“指定ポスト”だった。外務省のチャイナスクールはショックで口も利けないのではないか。
丹羽氏は名古屋市出身。９８年に伊藤忠商事社長、０４年に会長に就任し、今年４月から相談役を務める。大手商社の中でも早い段階から、対中投資を積極的に進めた経営で知られている。
「丹羽氏は中国政財界とのパイプが太く、胡綿濤国家主席の側近である劉淇（Liu Qi）・北京市共産党委員会書記と特に親交が深い。北京市市長国際企業家顧問会議顧問を務め、北京五輪の開会式には夫婦で招待されています。胡主席が打ち出す東北振興計画に対してもグループ企業挙げて対応し、今や中国内の関連会社は約２５０社。売上高は１兆円近くになります」（経済ジャーナリスト）
政府は７月から、中国人向け個人観光ビザ（査証）発行要件の大幅緩和を決定。丹羽氏の大使起用は、日中間の経済交流を踏まえたものだ。
元外務官僚の天木直人氏はこう言う。
「大使の民間人起用は過去にも例があったが、ほとんどは仕事がない小さな国の大使で、“お飾り”でした。中国のような主要国の大使起用は画期的で、ビジネスに精通した丹羽氏は適任です」
主要国の大使ポストに民間人を充てる方針は、田中真紀子外相もかつて掲げたが、当時の事務次官らの反撃で頓挫した。今回も心配なのは、外務省側の抵抗、嫌がらせだ。役人のサボタージュなどに屈しないで頑張って欲しい。
「外務省の大使ポスト独占は、官僚主導政治の象徴です。それを突き崩すためにも中国以外でも民間人起用を進めるべきです。主要人事に民間人を起用すれば、役人の方もウカウカできずに必死になる。能力主義の人事になり、その評価を政治家が行えば、まさに政治主導になるのです。大使起用の人選には、相手国に最も日本をＰＲできる人物が望ましい。例えば、ロシア大使には（プーチン首相と親交のある）柔道家の山下泰裕氏を充てるのもひとつの案です」（天木氏）
丹羽大使の起用が、そんな柔軟人事のきっかけになればいい。
（日刊ゲンダイ 2010/06/07 掲載）
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◆中国大使“内定”の丹羽宇一郎伊藤忠商事相談役がコメント
（⇒2010/06/08 MNS産経ﾆｭｰｽより全文）
次期駐中大使就任が取りざたされている丹羽宇一郎伊藤忠商事相談役は７日夜、産経新聞などに対し次のようにコメントした。
「新聞辞令が先行して憤っている。７日現在、私のところには人事権者から何のコンタクトもない。受けるかどうかは正式な要請が来てから考えたい。だが、一般論としてこれからの日本は中国とうまくやっていかないと立ち行かない。日中ＦＴＡ（自由貿易協定）は何としても締結しなくてはならない。伊藤忠商事は大使の助けなんかなくても十分中国でビジネスができるが、もっと広い視野でお国のために役に立ちたいという気持ちはある。難しい政治問題はあるだろうが、日本の官僚は一流だ。彼らを使いこなしてこそ政治家も大使も頭（ヘッド）だといえるのではないか」
（日刊ゲンダイ05/14 掲載記事より）
＜丹羽氏は、清廉潔白な人物と知られ、財界人としての評価も高い。地方分権改革推進委員会委員長などの公職も務め、これまでもＮＨＫ会長やＪＡＬのトップとして名前が挙がった。＞
＜丹羽氏に近い関係者は「伊藤忠が外務省にニラまれるリスクがある、何をやっても色眼鏡で見られてやりにくくなる。断るんじゃないか」＞
※現在の中国大使はこんな人↓
★関係者がマユをひそめる中国全権大使の“スイートライフ” （⇒2010/10/06 当ブログ）
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「人は仕事で磨かれ、人は読書で磨かれ、人は人で磨かれる。」（丹羽宇一郎）――、名言です。民間企業の会長なのに、こんなにも日本を憂う方も珍しいです。やはり、商社マンとして世界を見てきた結果だと言えます。鳩山政権の起死回生の人事でしたが、早く実現させて欲しいですね。
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コメント
01. 2010年6月08日 15:45:50: BmiAQqh5ak
天木直人氏も同様な趣旨のコメントを発しているが、丹波宇一郎氏の中国大使辞令、そんなに慶賀すべき人事なのか？
丹波氏は小泉政権時、郵政民営化に邁進していた一人であったこと、忘れては困る。脱官僚人事でも何でもない、小泉一派〜外務官僚〜現政権内の新自由主義信奉者仲間うちのお手盛り、御祝儀人事じゃないか。
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