四面楚歌のように見えた小沢一郎氏の意を強くさせたといわれる市民運動は一体どんな姿なのだろうか。私もその市民運動の中に入ってみて感じたことだが、少しずつだがゆっくりと世の中を変化させつつあることは間違いないようだ。今回の「小沢支持」の市民運動は主にネット市民の中から沸き起こったと言われる。

かつて韓国ではノムヒョンが大統領選挙に立候補した時、ネット市民が立ち上がり劣勢だったノムヒョンを一夜にして大統領に当選させたと伝えられていたが、いままさに日本でも政治史上始めて、ネット市民から広範囲に支持される政治家が現れたといっても過言ではない。

現在このネットを基盤に生まれてきた代表的な市民運動のグループが３つある。１つは小沢氏の知恵袋といわれる平野貞夫氏を中心とする「日本一新の会」だ。このグループは平野氏を中心に講演会や著作、ジャーナルなどのネットメディアを通じ小沢氏の正当性を訴え続けることでネット市民の目を覚まさせてくれている。

２つめは「泣かない小沢一郎が憎らしい」というヒット政治本を著した作家の世川行介氏を中心に作られた「立ち止まって考えよう国民会議」のグループである。彼らは週刊朝日や日刊ゲンダイなどに意見広告を載せネットに不案内な多くの人々に小沢支持を訴えかけている。

3番目は民主党の代表選挙の応援演説会場に単身で乗り込み「小沢真っ白」という日刊ゲンダイばりの新聞チラシ「ツイQ」を撒いて、一躍ネット界のヒーローとなった檀公善氏だ。その後、彼の行動力に触発されて全国で抗議デモが続発、ネット上で不満を言うだけのネット市民が現実の世界に姿を現した点で画期的であった。

勿論、この３つ以外にも様々な人たちが「小沢支持」の旗を掲げ戦っている。このような市民運動は、マスコミの世論操作で「小沢は悪い奴」と刷り込まれた人々を覚醒させることに効果があったと考えられるが、反対に権力側にとってもこのような市民運動の盛り上がりは最も恐れるところであろう。

案の定、官房機密費の小遣いで動かされている工作員らしき人物達が、組織化されていない市民運動の弱点をついて分裂工作を激化させたりもしている。しかしこのような妨害工作を乗り越えて、市民運動は力強く進み始めていることは間違いない。今年はネットが日本の政治史を変えた画期的な年であったと言われるようにしたいものだ。
　

コメント
01. 2011年2月02日 21:02:13: nO0voNkQ72 検察、マスゴミ、裁判所、民主党内閣、ありとあらゆる敵に囲まれながら、雄々しく戦っている小沢氏によって、私たちは自分が置かれているこの国の実態が、ようやく見えてきました。その小沢氏を守る戦いは、自分たちを守ることであることに気が付いた私たちの戦いは大きくなりつつあります。 当然、悪徳官僚追随政権は、邪魔になる私たちを分断させるため、脅しと工作を活発化させます。 　しかし、チュニジアやエジプトなど中東の国々がアメリカの覇権から離れてゆくように、日本もＣＩＡにこびへつらう官僚主導内閣から脱却する、その死闘を闘っているのが、小沢さんであり、彼を支えている私たち国民です。そしてその覚醒した国民を増やすことが我々の戦いなのです。 　檀さんのような能力とパワーのある人も必要だし、私のような普通の市民も必要です。檀さんが普通の人ではないからって、ぐたぐた言っている人がいましたが、みんな同じである必要はありません。工作員の手にのってはいけませんね。
02. 2011年2月05日 08:31:04: 2nluOrmNlc 四面楚歌のように見えた、って、、それこそが考えが足りないんですよ。 四面楚歌のように見せる、そしてバカさんを付和雷同させる、という戦略でしょう。 昔からこういう手法があって、流される人、なだれを打つ人を情弱と呼んできました。 この間の代表戦でも共同通信などが、なだれが起きれば何とかかんとか、と書いていて 実際になだれが起きたみたいですね。 実は検察審査会の裏ニュースで刺激を与えたらしいですけど。 ああいうなだれの構成者となるような政治家などはいない方がよいのです。 なだれの構成者となったような人は、自分は政治家になど向いていなかったのだと ただちに悟って、すぐに政治家であることをやめなさい。
03. 2011年2月05日 09:04:43: 3SAaU5FhBE 昨年この頃は、政権交替したけれど何かへんと思っていた程度でした。 そして今年は、資本・国家と市民社会の間に潜む深い闇を認識し、 なんとかならないのかと思うようになりました。 昨年一年は、司法と行政(検察，内閣），マスコミが一体となって真実を覆い、 政権交替に託した市民庶民の願いを潰していく様を見せつけられました。 ですが市民庶民の圧倒的多数は、まだ戦後日本の幻想的民主主義の社会が 今後も続き、それなりの豊かさと幸せを受けられるものと、 思い込んでいるように思えます。 検察審査会疑惑著名を知人・友人にお願いに回って特にその感を強く抱いています。身近なこの人たちからは｢随分変わったね」と言われていますが、 まず身近な人たちに認識・理解を得るように行動拡散していきたいと思います。
04. 2011年2月05日 09:51:37: TuoNVXVrVg 逆境においても泰然と構え冷静に大局を見、愛を持って政治をなそうとする姿勢に人々は深く共感し敬意を持つ。日本が真の日本になるために大切な人を迫害し潰そうとするする勢力の存在が際立ち、覚醒した国民は唖然とし、失望し、怒っている。この流れはかの国のような激しい情動にはならないかもしれが、じんわり浸透しいずれ既得権者達は足下から崩されてくることになるでしょう。我々一人一人の覚醒が力になる。
05. 2011年2月06日 06:45:28: lJ3RFQkAIg そうなんですよね、分派工作が確かに有った。 現在はその分派工作の影響で小沢支持デモが外されそうになったりしていた。 検察批判が主で小沢支持デモは邪魔者扱いされていた。

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